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シネマと虎とグルメたち

犬童一心監督作品に「ジョゼと虎と魚たち」があった。オイラは「観た映画が面白くて、美味いもの食って阪神が快勝」を望んでる。

虫たちの秋

2014年09月23日 | グルメ・他
日が暮れると虫の声が聞こえる。
早朝に目覚めて新聞を取りに出たときにもまだ鳴き声はかすかに聴こえる。
歳をとったせいか、私が新聞を取りに出るのは夜明け前だ。


その後朝日を浴びに表に出ると玄関脇の壁にバッタがとまっていた。
夏に孫達が観葉植物の茂みに放ったものが変色したようだ。
あの時は綺麗な薄緑色をしていたが、今は薄茶色になっている。
まだ生きていたかと何故か笑みがこぼれた。

そして玄関脇の観葉植物に目を移していると何かが舞い落ちてきた。
見るとアゲハ蝶の羽だった。
一瞬、蜘蛛にでも食べられて羽だけ落ちてきたかと思ったが、それにしては手に触れて落ちてきた時に少しひんやりしたものを感じたなと拾い上げてみると、羽化したばかりのアゲハ蝶だった。
あたりを見渡すと、さなぎの抜け殻が見つかった。
さわるとまだ湿り気があった。
可哀そうに思い日当たりのよい木の葉にとめてやると必死にしがみついていた。


しばらくして見に行くと姿は見えなくなっていた。
無事飛び立ったのかと安心していると、どこからか出てきて、ひらひらと舞いながら僕の周りを飛び回った。
どこかで羽を休めていたのだろう。
その舞は別れを惜しんでいるようでもあり、感謝して挨拶しているようでもあり、不思議な気持ちになったのである。

玄関脇には水甕で暮らすメダカ達もいる。
布袋草が株別れをし、水苔がはびこって彼等にとってなかなか良い環境になっている。
すがすがしい朝だ。


そんな一日の始まりだったのに、午後の阪神-DeNA戦は絵にかいたようなサヨナラ負けで気分を害した。
やっとの思いで8回にとった1点を、最終回にエラーで出したランナーを置いて逆転サヨナラの2ランを打たれて負けた。
朝の気分はどこへやら…ムカムカする一日となってしまった。
こりゃ、来季は岡田監督誕生となるかもしれないな。