羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

出会い

2005年06月05日 | Weblog
前回の続きです。
「大丈夫」と強がって手術に臨んだわたしの
本当の心細さを見ぬいたかのように、
病院に会いに来てくれた人がいました。
手術前日、仕事を抜け出してきてくれた彼と
病院の屋上で新宿の夕景を眺めました。

その日、わたしはベッドの上で『屋上』という詩を
走り書きしました。

出会い系サイトの人とは会わない、と決めていたつもりなのに
彼の熱心さに安らぎを覚え始めていました。
包み込まれるような、優しい笑顔の人でした。