何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

【ジェネリック】 ジェネリックに変えても、先発品に戻せるの?

2009-09-30 21:58:57 | ジェネリック de リ・スタート!
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 みたキタ企画、薬剤師のsukeです。

 このメールマガジンは、ジェネリック医薬品(後発医薬品)が
適切に使用されることを目的とするものです。

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 ジェネリック医薬品の使用をめぐって、
広島県医師会と日本ジェネリック医薬品学会で応酬が見られます。

 広島県医師会は、
『ジェネリック医薬品(後発医薬品)に関する広島県医師会からの
お知らせです』と題し、ジェネリック医薬品に対する慎重姿勢を
見せています。
 http://www.hiroshima.med.or.jp/

 最終的には、「患者の皆様の判断にゆだねられる」としていますが、
マイナスイメージを出しておき、賢い判断をしましょうというのは
明らかなネガティブキャンペーンでしょう。


 一方、日本ジェネリック医薬品学会では、この広島県医師会による
主張に対し、全面的に反論をしています。
 http://www.ge-academy.org/img/iken090827.pdf

 ここでは、下記3点について、説明をしています。
1.添加物について
2.ジェネリックの承認・試験方法について
3.医薬品副作用被害救済制度について

 詳細は両者のホームページをご覧いただき、双方の主張を検討して
みるとよいと思いますが、私には広島県医師会のジェネリックに
対する認識のほうに誤解があるように思われました。


 添加物は「有効成分の生体に対する作用に影響を及ぼさない」
かつ「安全性が高いと確認され政府から承認を受けた物質のみが
利用されている」ものであり、ジェネリックが製剤としては同一
ではないものの、その成分的な違いを問題視することに意味がなく、
ジェネリックの同等性や安全性を理解するうえでの基本のひとつと
いえましょう。

 またジェネリックが医薬品として承認を受けるために必要な試験の
実施において、安全性を担保する試験の在り方についても、
改めて毒性試験を実施する必要がないということもジェネリックを
理解するうえでの基本だといえます。

 ジェネリックは同じメーカー、工場のラインで製造されるのでは
ないので、製剤的に同一ではない部分があるとはいえ、それは薬理
作用を示す製剤として問題がなく、治療学的には同等であるという
ことを再確認する機会になることでしょう。


★★★ さて今回のテーマは、
──────────────────────────────
 ジェネリックに変えたら、使い続けなければいけませんか?
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 ジェネリックに変えても安心かどうか、理論的な説明はともかく
「百聞は一見にしかず」のように服薬してみればわかることでしょう。

 その時、万一のことを想定して、もし何かあれば元に戻すことが
できるかどうか、ということを気にされるかたがいます。当然と
いえば当然でしょう。元に戻せるのであれば、ひとつの安心材料に
なります。

 現実もそのとおりで、もし何か気になることがあれば元の先発品
に戻すことは可能です。
 実際には、何らかの異常が現れるということは、まずありません。
ただし真偽のほどは定かではありませんが、、何かヘンかなと思う
ことがあったと、“気のせい”かもしれないようなことが伝えられる
ケースはしばしば見受けられます。

 ジェネリックから「元の薬に戻す」場合、それは処方の単位で
行います。慢性疾患であれば、次の機会に調剤を受ける時からです。
服薬している期間の途中で切り替えることはできません。

 たとえば30日処方を受け、5日間服用した時点で元に戻したい
というような場合、25日分の薬剤を返却するから、その代わりに
先発品で25日分もらいたい、ということはできないのです。

 後発品Aから後発品Bにするというのなら可能かというと、それも
また処方の単位ごとの実施になります。いったん交付された薬剤を
変更することはできません(その理由はいつか改めて)。

 処方の単位で出来るということは、もし気になることがあれば、
調剤を受けるたびに、自らの服用薬に対して自由な薬剤を選択できる
ということです。

 後発品に変えたら気になることがあった、という訴えの大半が、
後発品が原因とは考えにくい内容です。
 一見、異常と思われた変動も、日常的な出来事にもかかわらず、
たまたま薬剤を変更した同一期間内であったがために、そのように
疑ったことによるものと思ったにすぎない事例がほとんどといって
よいでしょう。その場合しばらく服用し続けていくとわかりますし、
起こった理由を考えてみる必要もあります。

 過去に経験のしたことがないほどの異常な変化であればともかく、
ジェネリックに対してそれほど不安に思われる必要はありません。
それでも不安なようであれば、まずいつも相談をしている薬剤師に
ご相談してみてください。

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 ご意見等がございましたら、遠慮なくお知らせください。
その他、感想や些細なことでも構いません。

 お送り先は、 tamsuke@gmail.com です。
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自分を好きになれば、人生はうまくいく

2009-09-30 21:24:32 | Book Reviews
「自分を好きになれば、人生はうまくいく がんばらないで成長する66のカンタンな方法 本田晃一・著、サンマーク出版、2006年9月1日

p.55 「私ね、売り上げがものすごく上がってるときの社員は、みんな本当に大好きで素晴らしいと思っていたんだけど、それじゃダメなことに気がついたの。だって、それだと売り上げが上がっていないときの社員は好きじゃないって言ってるのと同じことでしょう?」

p.94 逆に不幸せな気持ちや恐怖心からビジネスをすると、それは崩壊してしまいます。

p.113 「売りつけよう」ではなく、「もしかしてこんなものは必要ではないですか」

p.145 でも、豊かに分かち合いたいと思うなら、競争意識ゆえの不安から抜け出す必要があります。でなければ、自由な生き方はできません。
 それには、まず自分の中の「私が一番」という意識を、思いきって根っこから捨てることです。
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50歳力

2009-09-29 21:08:47 | Book Reviews
「50歳力 不安をワクワクに変える知恵 木村政雄・著、大和書房、2005年12月30日

p.66 「勉強というのは理論だけではなくて、実際に現場でやってみないと意味がない」

p.160 「20世紀は勝つか負けるかの時代だった。21世紀は生きるか死ぬかの時代だ」
 「市場が成長する時代は変化でもいい。だが、環境が劣化するときには、進化しか生き残れない」

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やめる力

2009-09-28 22:06:11 | Book Reviews
「やめる力」 マツダミヒロ・著、中経出版、2009年5月30日

p.22 「夢」とは、人の役に立つモノ。「ごほうび」よは、自分のためだけのモノ。

p.36 人に選ばれるのは本物の「想い」のあるモノ。
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星の商人

2009-09-27 22:22:39 | Book Reviews
「成功の秘宝」を手に入れるためのレッスン 星の商人』 犬飼ターボ・著、サンマーク出版、2005年7月25日

○他の成功は己の成功
○成功者にふさわしい者を選べ
○その者の成功を知れ
○仕組みで分かち合う
○この世の富は限られたものではなく、無限である

 これらの意味を理解していくうえで、バティスに巡り合えたことが大きい(バティスとは、商人が兄弟のように共に協力しあうパートナーのこと)。
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成功への情熱 PASSION

2009-09-26 21:46:19 | Book Reviews
「成功への情熱 PASSION」 稲盛和夫・著、PHP文庫、2001年1月19日

p.28-9 時代がどう変わろうとも、人間の本質は変わらないのです。誰しも人間は人生で善きことを追求し、後世に何か価値のあるものを残すことによって、「永遠性」を達成したいのです。

p.43 もっとも偉大な能力とは、自分自身に打ち克つ能力なのです。

p.56 能力よりもさらに大事なことは、リーダー自身の努力と、りーだーしっぷの土台となる基本的な哲学です。

p.62 成功する人とそうでない人の違いは、粘り強さと忍耐力です。失敗する人は、壁につき当たった時、突破できないものと、はじめから決めてかかるのです。言い換えれば、努力することはするのですが、あるレベル以上はしないのです。

p.85 単純な問題でも欲がからむと複雑になる。私欲から離れた考え方が真の成功へと導いてくれる。

p.95 また自分の心が相手の信頼に値するかどうかを常に自問自答し、もし値しないのであれば、自分の態度を改めなければならないと思っています。

p.97 自分自身が快楽や贅沢を追い求めるような利己的な心から離れることができなければ、自分の目を曇らせてしまい、物事の真実は曖昧なままになってしまうのです。
 物事をあるがままに見て、さらに自己犠牲を払ってでも成し遂げようという心構えができていれば、結局は克服できない問題などないのです。

p.132 利益を追求することは決して恥ずべきことではありません。自由競争の原理が働いているマーケットにおいて、堂々と商いを行い得た利益は正当なものです。
 しかし利益追求の奴隷になってはなりません。むやみに利益を求めるという誘惑に、決して屈服してはならないのです。私たちは正しい方法で利益を得なければなりません。お客様の望まれる質の高い製品を供給するために一生懸命働いて、公明正大に利益を得るのです。

p.137 優れた企業を経営できる人は、お客様により多くの利益をもたらすことができる人です。このような姿勢で経営のできる人は自分の会社にも、より多くのビジネスをもたらし、利益を呼び込むことができるのです。

p.142-3 月ごとの利益は、毎日の事業結果の積み重ねなのですから、ただ月次の損益計算書を見て、事業を経営していくだけでは不十分なのです。したがって、損益計算書は毎日つくられるのだという意識を持って、経営しなければなりません。

p.203 正しい判断ができるようになるためには、「ものさし」となるべき誠実な人生哲学を持たなければなりません。

p.261 真の創造とは、現在の科学的知識の積み上げではなく、飛躍したインスピレーションから始まるのです。このインスピレーションは哲学を形成します。これが証明され、世に受け入れられて、初めて科学となるのです。

p.278 私たちの会社では、社員が、会社のためにあえてチャレンジした結果、もし失敗し、会社に多大な損害をかけることになっても、いかなる罰も与えません。そのチャレンジが、会社と社員全体のためによかれと思ってしたことであり、誠実な、しかも利己的でない努力の結果だったのであれば、その社員を罰する理由は何もないからです。

p.289 「人生に対して楽観的で前向きな物の見方をすることは、人間として素晴らしい人生をおくるために、いちばん大事な前提条件だ」

p.300 企業内にアイデンティティを確立していくのは哲学であり、企業哲学の継承なくして、永続する繁栄はないと考えているからです。


 調剤報酬体系を前提に、最大限の収入を得ようとする薬局運営はもうやめよう。今度こそやめよう。

 調剤は「保険」をベースに成り立っており、そこが収入源ではあるが、それは調剤のすべてを規定しているものではない。調剤報酬の枠を超えた責務はいくらでもある。調剤報酬を意識することで、自らの活動に制約をかけることになる。調剤報酬が設定されていないから「しません」というのだとしたら、保険を使って利益追求に走っていることを暴露したようなものだ。医療従事者の仮面をかぶっているだけで、仮面の下は商売人であると言っているようなものだ。

 調剤報酬にとらわれず、医療従事者として果たすべき役割が薬剤師にある。それを手掛けることが、サービスを“開発”することにもつながる。将来のフィー設定につながるかもしれない。

 経営が行き詰まっているのだとしたら、限界を感じているのだとしたら、それは調剤報酬が低かったり、限定的な業務にしかフィーが設定されているからではなく、調剤報酬にとらわれているからだろう。国民がその経営姿勢に共感を示さず、頼りにしないからではないか。そのうえ医療制度や医療機関等の外部環境に経営難の理由を転嫁しているのだとしたら、その考え方こそ経営難の根源ではないかと考える。

 調剤報酬改定を目前に、改定内容をいち早く知って新体系向けに体制を取り繕うのはやめよう。国民から求められることをやれば、自ずとフィーはついてくるはずだ。調剤報酬に合わせることにエネルギーを使うのではなく、患者に尽くすことにエネルギーを使おうじゃないか。

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もう少しマシな人かと思ったが

2009-09-25 22:11:05 | JR西に学べ
尼崎脱線事故調委員が情報漏えい JR西寄りに修正図る 神戸新聞 2009年9月25日(金)16:26

 尼崎JR脱線事故で、原因究明に当たった国土交通省航空・鉄道事故調査委員会(現・運輸安全委員会)の委員が、2007年6月の事故調査報告書の公表前にJR西日本の山崎正夫社長(当時)に報告書案を渡し、その内容がJR西の意向に沿ったものになるよう委員会で修正を求めていたことが25日、分かった。前原誠司国交相は同日の会見で「れっきとした法律違反で、あってはならず言語道断」とし「亡くなられた方々、ご遺族、けがをされた方々に心からおわびを申し上げたい」と謝罪した。山崎前社長も「軽率で不適切な行為だった」とのコメントを出し、同日午後にJR西日本本社で会見した。

 運輸安全委によると、情報を漏らしたのは、国鉄OBで元日本鉄道運転協会専務理事の山口浩一元委員(71)。01年10月~07年9月に事故調委の委員を務めた。

 山口元委員は、06年5月に山崎前社長から連絡を受け、報告書を公表する07年6月までに東京都内のホテルで4回ほど面会。調査状況を話し、報告書案も渡した。さらに山崎前社長から、報告書案にあった「事故現場のカーブに新型自動列車停止装置(ATS-P)があれば事故は防げた」との内容の削除を求められ、調査委で報告書案の修正を求めたという。

 山口元委員は山崎前社長から、菓子の手みやげや、新幹線の模型、おもちゃなどの提供を受けたという。また、報告書の公表後、山崎前社長の支払いで夕食を一度、ともにした。山口元委員は「JR西社長として安全対策を積極的に推進する姿を見て助けたかった」と説明しているという。

---------- ---------- ---------- ---------- ----------

 先の会見で、自身としては無念で、不本意ながらも処分を受け入れるような“善人さ”を持った人物のような報道をされていた山崎社長が、裏でこのようなことに手を染めていたとは驚きだ。

 手土産等の供与もあったのだ。「軽率」という類のものではなかろう。被害者への背信行為であるとともに、不誠実、悪質な行動だ。
 いったい、事故調査は誰のためにあるのか。誰のために鉄道事業をやっているのか。原点なんぞ、すっかり見失っているとしかいいようがない。

 それなりの権限を持った要職にある者の行動であり、個人としての資質もさることながら、組織ぐるみでの行動ともいえる。事故を真摯に受け止めず、反省も不十分な態度であることは疑いようもない

 またもやJR西日本に裏切られたような、やりきれなさを感じずにはいられない。
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ルポ医療事故

2009-09-25 21:32:46 | Book Reviews
「ルポ医療事故」 出河雅彦・著、朝日新書、2009年3月30日

p.45 「危険を内在しているシステムは、その危険が直ちに事故に結びつかないように多重の防護壁を備えているのが普通です。しかし、本事故を見ると、どこにもそれが見えません。唯一の防護壁は、『看護師による薬剤投与における①準備時、②実施時、③終了後の3段階において間違いなく薬剤を投与しているかを確認する』というものです。すべてがこの『確認』するという唯一の行為に依存しています。これは驚き以外のなにものでもありません。このような脆弱なシステムの存在が許されるのでしょうか。
 本来ならば医療システムのような、患者の命に直結しているために高い安全性を確保しなければならないシステムでは、ヒューマンエラーの発生防止とヒューマンエラーによる影響の拡大防止の対策をシステムとして考え、組み込んでおかなければなりません。

p.53 しかし、自分たちの組織を守るためなら、嘘を言い、患者家族の人権を傷つけても平気でいられる。こんなことができるのは、『先端医療で長く生きられたのは幸運なのだから事故で死んでも仕方ない。医療の進歩のための犠牲だ』という、患者への差別意識が医療者側にあるからとしか思えない。

p.53 非を認め、誠心誠意謝罪してくれた人が1人もいない。医療者は『事故の再発防止システムの重要性』を口にするが、誤りは認めようとしない。だから、自分たちを守りたくて言っているように聞こえてしまう。

p.189 公表する以上、他施設の医療安全の役に立たなければ意味がありません。

p.315-6 事故調査は、透明性、客観性が担保され、公正に行われる必要がある。これは医療紛争を回避するための必要条件である。さらに、診療行為が現在の医療水準に照らして妥当であったか否か、事故を回避することはできなかったかどうかを医学的、客観的に評価することが重要である。こちらは同種事故の再発防止策を検討するためのポイントである。

 事故が判明したら、隠さないこと。明るみに出して詳細に分析、検討し、改善につなげることが死に報いることだ。内密に済ませようとするのは、自己保身にほかならないし、死を無駄にすることでもある。当人はもとより、遺族に対してもこれ以上ない失礼な態度だ。そういう判断はけっしてあってはならない。
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重症筋無力症に対して抗コリン剤は

2009-09-23 22:04:07 | よくわからないこと
 重症筋無力症の患者さんに、抗コリン作用のある薬剤が処方されたが、果たして大丈夫か。
 
 理論上は禁忌と思われるのだが、添付文書には関連記載が見当たらないため、古くからある代表的な抗コリン剤を発売している外資系B社に尋ねてみる。しかし、そのような文献や報告はないとほとんど“即答”。そして、どうするかは現場に委ねるとの“お決まり”の素っ気なさ。

 もちろん最終的な判断はこちらでするが、そのために参考になる情報を尋ねているというのに、矛盾した現場の状況に関心を示さず、文献と報告の実態を示すだけで見解を示さない。そう言えばB社は以前からそうだ。

 B社から親身な対応が得られないならばと、改めて自身で情報を探す。
 「医薬ジャーナル」誌、41巻4号1250-8頁2005年に「重症筋無力症と禁忌薬剤」の文献あり。
 『抗コリン作用薬は、アセチルコリンが受容体に作用するのを妨げ、重症筋無力症の症状を悪化する恐れがあると考えられているが、報告例はない。添付文書上、尿失禁、頻尿治療に使用する副交感神経遮断薬やパーキンソン病治療薬の副交感神経遮断薬は禁忌であるが、他の副交感神経遮断薬、三級アミン合成抗コリン薬、四級アンモニウム塩合成抗コリン薬は禁忌に含まれていない。』との記述あり。

 同じ抗コリン作用を有しながら、昨今の尿失禁・頻尿治療剤には禁忌とされているにもかかわらず、古くからある抗コリン剤は添付文書において禁忌とされていない矛盾。
 
 昨今、新薬では、報告がなくても薬理作用上、禁忌と考えられるものは最初から併用禁忌であると添付文書に記載される傾向にある。古くからある薬剤では、当時の承認状況がそうなっていなかったのではないか。
 しかし、近年の安全管理重視の考え方からすると、追記が検討されてよいと思うのに、そうなってはいない。
 抗コリン薬を用いて筋無力症悪化の報告がないのは、現実には大きな問題になった症例がないのか、理論上矛盾する作用の薬剤だから、そのような事例があってもあえて話題性がないと報告が挙げられないからなのか。

 添付文書を比較しただけでは方向性が見えてこない。「添付文書がそうなっている」ということだけで疑義照会しないでいるとしたら、薬剤師として問題があることはないか。代替薬があるのなら、そちらを提案すべきではないだろうか。
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勝負の格言

2009-09-23 18:01:33 | Book Reviews
「勝負の格言」 桜井章一・著、宝島社(宝島SUGOI文庫)、2008年8月2日

p.16 勝ってもそれが卑怯なズルをしたり、人を犠牲にした上での勝ちなら、それも負けなのです。

p.63 専門家や業界人であることは、どこか弱さがあるということだと思います。私は麻雀の世界で雀鬼と呼ばれながらも、麻雀とその業界を否定しています。そこに閉じられるのは弱さにつながるとわかるからです。

p.67 最近は野球や格闘技といったスポーツを観ていて、「なんか品がないなあ」という印象を受けることが多くなりました。
 なぜそうなるのかというと、戦うもの同士、競争するもの同士が尊敬し合っていないからだと思います。戦う相手を憎んだり、恨んだり、蹴落としてざまあ見ろとか、そんな嫌な感情の中で戦うから、品がなくなるのです。

p.69 人は、何かを選択し、同時に何かを捨てる生き物です。良いものを選ぶか捨てるか、悪いものを選ぶか捨てるか、ズルいものを選ぶか捨てるか、美しいものを選ぶか捨てるか。何を選び、何を捨てるかでその人の人生は決まってきます。

p.75 つまり勝ちは、「終わり」でないということです。そこには、たえず次の勝負の「始まり」があるだけなのです。

p.77 粋の勝負とか、やさしさの勝負といった勝ち負けというものがはっきり残らないところにも勝負があるわけです。

p.93 苦しいだけのことを我慢するには限界があります。そういう我慢は時間との勝負なので、どこかで折れてしまいます。
 そうではなくて「耐える」ということは面白いんだ、と思えれば、事態は変わってきます。
 ぎりぎりに追い詰められたところから、感覚を研ぎ澄まして行く手を冷静に見つめる。不利な状況をどこかで面白がる。耐えながらも攻める気持ちを失わない。そんなところから道は開けてきます。

p.115 つまり勝負には、結果的に楽勝ということはあっても、楽勝と思っていい勝負はない。

p.167-8 世間では、勝てば官軍で勝ちは絶対の価値を持っています。
 それは、ただ自分だけが一方的に得をすればそれでいいという勝ち方です。その下には無数の他人の犠牲があり。その分だけ妬みや恨みがあるのです。


p.187 勝ち組、負け組という言葉、経済力のあるなしで単純に人生の勝ち負けを決めるという何とも表面的な言葉ですが、環境は絶えず変化していくものなので、そうした勝ち負け事態、けっして固定されたものではないわけです。
 始末に悪いのは、その不安という弱さが原動力となって、一度勝ったら徹底して勝ってやろうと見堺がなくなる連中が多いことです。

p.189 私は反対に「不調こそ、我が実力」と思っています。
 好調な時に出来ることより、不調な時に出来ることのほうが値打ちを持っています。不調な時こそ、どれだけ踏ん張れたか、何を工夫したか、そんなことが財産になるのです。

p.193 開き直りは一見、潔い感じがしますが、しんどさに耐えられなくなって窮地から逃げているだけです。最後まで粘り耐える人に、チャンスはやってくるものです。

p.196 勝者は裏返して見れば、人に「負け」を与える人のことです。敗者という犠牲の上に成り立つのが勝者というわけです。
 「勝ちをどうぞ、と言える人が勝ち」
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【ジェネリック】 選択肢のあるほうが判断しやすくないか?

2009-09-22 11:32:26 | ジェネリック de リ・スタート!
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 前回、TVコマーシャルに関する話題を紹介しました。

患者「私の薬、ジェネリックにできますか?」
医者「はい、しましょうねぇ」


 今回も、このCMをネタに考えてみます。


 ジェネリックを提案する側と、台詞の順を逆にしてみるのです。

医者「今日の薬も、ジェネリックにしませんか?」
患者「そうしてもらえるとうれしいですぅ(^^)v 」

 同じアングルで、同じ俳優が登場して行ってみるのです。

 最近、このCMをTVで見なくなりましたが、
まったく不自然じゃないような気がしませんか?


 現実において、このように医師のほうからジェネリックを
提案してくることはまれでしょう。患者側からお願いされると、
やめておいたほうがいいと説得しようとする医師も多いと聞きます。

 元々のCMは、患者側が申し出る勇気を必要とします。
 勇気を振り絞って申し出てみましょう・・・、そういうCMです。

 それが逆転して、医師から促してくる・・・。
 これまでのCMの変形バージョンというか、進化型として
どうでしょうか。面白いと思いませんか。


★★★ さて今回のテーマは、
──────────────────────────────
 選択肢のあるほうが、判断しやすくないか?
──────────────────────────────

 『仕事のヒント』(神田昌典365日語録)に、
「商品は、2種類以上の価格帯を用意する。すると購買平均単価が
あがる。」というのがありました。

 これについて、2種類の価格を用意しておくと、一定の割合で
必ず高いほうを買う客がいる、と解説されています。

 「2種類(以上)の価格」、先発品とジェネリックがそうです。

 在庫する観点からすれば、どちらか片一方だけで間に合うほうが
どれだけ簡単で管理しやすいか、言うまでもありません。
 しかし、それをあえて2種類(以上)、置くのです。

 一般の物販では売上げを上げるべく、意図的に複数の価格帯の商品
を設置し、選択肢を設けることはあるでしょう。しかしそれは結果的に
複数の価格帯になっていますが、両者には価格差に相当する違いある
のです。

 一方、薬の場合、価格差に製品の違いが反映されているのか・・・。
使う薬によって、作用や治療の進行に違いがあるのなら、その価格差
は適切と言えるでしょうが、そうでなければ・・・。

 理論的には、治療効果も同等であると考えてよいとされており、
できるだけジェネリックが使用されるよう求められているわけです。

──────────────────────────────

 シャツを買うとき、胸にワンポイントの入ったブランドのシャツと、
これといった特徴もない普通のシャツとで、使用したときの気分に
違いはあっても、シャツという機能には変わりがありません。
 薬の場合は、これと状況が似ているように思われます。

 しかしなぜか薬の場合、シャツのようなイメージではないようです。
 先発品=成分も含量も同じ、治療効果も同等の“ブランド”薬剤、
サラッとそんな感じで受けとめられているといいのですが。

 であれば、「一方しかありません」というのと、「お好きなほうを
お選びいただけます」というのとでは、どちらを前提にしたほうが
話を進め、決断がされやすいか。

 使う側に特別の思いさえなければ、売る側は低コストのほうを
お勧めする。
 勧められる立場からすれば選択できるほうがうれしく思い、
また納得しやすいのではないかと思います。

 薬局では、両者の在庫を抱えることで負担にばかり思うのではなく、
少しはプラスに考えることはできませんでしょうか。


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アツイコトバ

2009-09-22 11:31:10 | Book Reviews
「アツイコトバ」 杉村太郎・著、中経出版、2004年11月25日

p.13 みんながビビって選ばないからこそ、可能性は実はみんなが思っているよりずっと高い。
 自分をどんなに信じていようろ、甘い発想では突破できない。これでもかと考え抜くのだ。

p.15 真の感動も快感も、自分への勝利も、危険のその先にしかない。

p.21 手近な喜びでいちいち喜んでたまるか。落ち込んでたまるか。望むものをその手につかむまで、感情なんて捨てちまえ。

p.23 捨てる覚悟を持って集中したとき、実は、捨てたはずのものもゲットできている。

p.29 負けたとき、学ぶものは技術ではない。
 肝心なのは、考え方が変われるよう、壊れたとき、しっかり心を痛めることができるかどうか。

p.31 生まれる前から、誰とも違う生き方をしてきた自分に誇りを持って、今の自分の本気を信じて、堂々と間抜けな姿を晒すのみ。

p.37 毎日納得できるまで頑張り、ガッツポーズをして眠ること。
 絶対を信じられるか、信じられないか。

p.43 「誰もがオンリーワン!」
 「今のきみのままでいいんだよ」という意味ではない。「きみだってそのままでも特別なんだよ」という意味ではない。

p.45 「ネバーギブアップ」
 その言葉を大切にしている人ほど、実は全力でやってないんじゃないか。大切な言葉を、尊きスピリットを、都合のいい逃げ道に使うな。

p.47 あえて感情の起伏を押さえろ。休憩を入れるな。そこで手を抜かず、淡々と継させろ。駆け抜けろ。

p.55 目の前のことに全力になりながらも、未来を先取りしてイメージする。

p.57 エネルギーの高いものには引力が生じる。
 自分のエネルギーを高めることで、人は引力を持つ。人も仕事も引き寄せられてくる。

p.65 全力でなければ、目標は1ミリも近づかないことを。全力でなければ、近づいていけないことを。
 必ずできると信じてやろう。いや、もうこうなったら、結果なんかどうでもいい。自分の納得度だけは絶対に満点を取れ。

p.69 妥協したくないことに、妥協するな。まだまだやれるのに、疲れたふりをするな。

p.79 一番を目指していない自分など、信じるな。
 一番を目指すもののみが、本当の自己ベストを出せる奴なのだ。

p.81 疑問を持ち続けること、容赦なく自分に疑問を持ち続ける自分の姿勢、すなわち、現在進行形の今現在の本気にこそ、自信は宿るのである。疑い続けなければ、信じることはできないのである。

p.85 自分の人生なのに。きみしか舵を握っていないのに。

 コツコツとやっていれば、いつか向こうからご褒美が来るなどといった保証はない。自らへの慰め、変化への怖れ、現状追認の逃げ、そんな今のままでいいのか。
 悩むこと、考えることは、その状態が安楽の地ではない。アウトプットの発生母体なのだ。
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気絶するほど儲かる絶対法則

2009-09-21 21:51:54 | Book Reviews
『気絶するほど儲かる絶対法則 「売れるしかけ」と「勝てるしくみ」の作り方 石原明・著、サンマーク出版、2004年2月10日

p.26 何か行動を起こせば、それにさまざまな要素がプラスされて、予想もしなかった出来事に結びつきますし、「偶然こんなことが」ということにもぶつかる可能性があるのです。

p.29 なぜ会社が発展するか、どうして収入が得られるかというと、自分がしたことに対して人が喜び、幸せになって、その感謝がお金という形で返ってくるからです。

p.69-70 まず「うちはこういう会社でこういう商品を扱っています。これから、いろいろお役に立つような情報を差し上げたいと思います。わからないことがありましたら、いつでもなんでもおたずねください」という姿勢を示すのです。そして定期的に、先方が興味を持ったり、役に立つような情報を送り続けるのです。それでこちらを認知してもらって信頼されたら、「あの商品を買うときはあそこの会社に頼もうかな」となるわけです。
 ですから、買う前からずっとおつき合いをしているほうに軍配が上がるのです。

p.71 この(「見込み客」という)概念がない人は売り上げをあげようとするときに「だれでもいいからとにかく売りたい」といって会いに行ってしまう人です。
 ところが、商売をしようと思ったときに商品やサービスをいきなり目の前の人に売りに行ってしまうと、それはもう小さな仕事になります。人海戦術や体力勝負になってしまうわけです。「とにかく売れ」と。

p.76 見境なしにいろいろな人の要望にこたえたりするとどうなるかというと、わけのわからない会社になります。お客さんに引きずられてしまって、会社の特徴がなくなります。
 ところが、顧客を特定してお客さんの要望にこたえると、新規の事業も立ち上がります。それは、「うちのお客さん」というのをきちんと特定していて、その人たちが望むことをやってあげるからです。だからそこにしっかりとした需要が生まれ、ひとつの会社が新しくできたりということになるのです。

p.82 たとえば二年間、同じエリアに三か月に1回ずるチラシをまいていくと、二年以降、急に反応率が上がるというデータがあります。それは一貫した情報を出していることで市場が認知して、それに見合った人たちが集まりはじめるからです。

p.91 見込み客のフォローはあせってはいけません。フォローしはじめた人みんなに売ろうとおもってもだめです。そこで抑えがきくかどうか、「おあずけ」ができるかどうかが勝負の分かれ目になるのです。

p.93 その人をお客にするかどうかというのは、こちら側に権利があるのであって、お客さんがお店を気に入ってくれて顧客化されるのではないということなのです。顧客化の主導権はあくまで売り手側にあって、こちらで選別したうえで「いいな」と思っている人に適切なことをすれば、普通にお客さんになってくれるのです。

p.95 お客さんのほうから会社のことを知りたいと思うことはまずありませんから、お客さんにはこちらからどんどん投げかけをしてあげて、相手の中に情報を入れていくわけです。
 お客さんというのは待っている存在、受け身の存在ですから、こちらから教えなければわが社のことはわからないのです。
 一見、買っているほうが主導権を握っているように見えますが、実は違うのです。

p.120 最近つくづく思うことは、無理に売るとだめだということです。売ることをゴールにするか、それともビジネスを完成させることをゴールにするかと考えたときには、やはりビジネスを完成させたほうがずっといいですね。

p.141 ものが売れるときに、偶然売れるということはまずありえませんから、その売れた手段をもっと磨けばさらに売れる、ということです。

p.143 毎日やっているので、プロ化する。

p.173 仕事というのは、その仕事が無事に終わればいいわけではなくて、その仕事を経験したことによって人や組織が成長するから価値があるのです。
 優秀な会社とそうでない会社とでは何が基本的に違うかというと、人の意見に対する考え方です。「みんな同じことを考えているはず」と思っている会社はよくないのです。反対に優秀な会社というのは、違う意見があるのが当然と考えます。

p.178 何を統一すべきかというと、それは行動ではなく、考えのほうなのです。
 私は個性を発揮したほうが、変化に強い会社になると思います。考え方が基本的に社長と同じだけれど、個人個人が自分の長所を伸ばしながら自分のやり方で仕事をするというのがいいと思うからです。

p.182 責任をとるとはどういうことかというと、「起きていることはみんな自分の責任だと思うこと」です。
 部下がうまくいっていないときに、「部下にも責任がある、大人なんだから」とか「こっちは正しいことを言っているんだし、それでもやらないのは相手の責任」とか考えず、「それはそれとして、でも、この人が変化しないことは、自分の責任なんだな」と勝手に思えるかどうかです。そう思えると自分の成長があるわけですが、「これは自分の責任じゃない」と思ったとたんに成長がなくなってしまうわけです。

p.186 人の力をもっと引き出せば、人数はそのままで売り上げが亜ぷするということですね。
 そのむだのなくし方のコツが何かというと、「能力を引き出せばいい」ということです。

p.199 仕事というのは、その仕事を通して喜びに気づいた人が、後からついてくる人に同じ喜びを伝えるという形で発展させるものです。

p.200 プロというのは、できたところからがスタートだとわかっている人です。ですからプロとアマチュアの違いが一番よくわかるのは、できたらおしまいにするか、できたところからがスタート、始まりとわかり、より自分を高めていくかどうかです。
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薬物治療

2009-09-21 10:21:35 | 思いつくまま
 のりピーこと酒井法子被告が保釈されたが、

覚せい剤取締法違反の罪で起訴され、17日に保釈された女優、酒井法子被告(38)の弁護を担当する榊枝真一弁護士は20日、同被告が薬物治療のため入院している東京・新宿区内の大学病院に面会に訪れたが、報道陣の問いかけには無言で立ち去った。 9月21日7時52分配信 サンケイスポーツ

17日に保釈され、薬物治療のため東京・新宿区内の大学病院に入院中の酒井法子被告(38)=覚せい剤取締法違反罪で起訴=の継母(62)が、世田谷区に別宅を所有していることが19日、分かった。 9月20日7時52分配信 サンケイスポーツ

17日に保釈され、薬物治療の最新設備が整っている東京・新宿区内の大学病院に入院した女優、酒井法子被告(38)=覚せい剤取締法違反罪で起訴=の入院生活の“実態”が18日、分かった。 9月19日7時52分配信 サンケイスポーツ

 今朝のワイドショーで、酒井法子被告・高相祐一被告夫婦が借りていた千葉県勝浦市の別荘「ピンクドラッグハウス」が全焼した件の報道で、現在、酒井被告は都内の病院に薬物治療で入院中と述べてたが、これは「薬物中毒治療のために入院している」の誤りではないか。

 薬物中毒は、心の病であり、覚せい剤等の薬物使用により身体症状が現れるもので、医薬品を用いて治療が行われるとはいえ、“薬物治療のため入院”というのは“薬物中毒治療のため入院”とすべきと考える。

 一般の疾患で、医薬品を用いて治療を受けている人はたくさんいる。それこそ「薬物治療を行うために入院している」人たちである。図らずも疾患を抱えた人と、自身の至らなさで身を隠すように入院している状況は異なる。

 サンスポでこのような表現が多く使われているようであるが、他紙ではどうだろうか。
 日常会話で、「オレさぁ、今、薬物治療中なんだ」とでも言ったら、それが高血圧治療のためであったとしても知らない人はまさかと思うことはないだろうか。
Comments (2)
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リアルマネーとハートマネー

2009-09-20 21:29:33 | Book Reviews
「リアルマネーとハートマネー お金より大切なもの 永田雅乙・著、ランダムハウス講談社、2006年10月24日

p.88 1000万円を定期預金にしているA銀行では、わずか0.1%の利子しかつかないかもしれません。でも、口座を持っていることでA銀行の営業マンと知り合いになり、その紹介で毎月100万以上の収入が見込める仕事の年間契約がとれたら、利回りは120%にもなります。お金がお金を生まなくても、お金を預けることで人脈が広がったりビジネスが生まれたりすれば、大きな運用益を得られるのです。これだって、立派な“資産運用”だと思いませんか?

p.91-2 私は、本当に「やっても無駄なこと」かどうかは、デメリットの多さで決まるのではなく、メリットの少なさで決まるものだと思います。逆に、あなたの目に映るメリットが魅力的であるのなら、どれほどデメリットがあったとしても、それは「やってみる価値があるもの」なのです。

p.118-9 お客様が笑顔であり従業員のみんなが笑顔であることが、私が幸せでありつづける何よりの道なんだ・・・・・。
 人を笑顔にすれば、そのリターンはいずれあなたに返ってきます。それがいつになるかはわかりません。けれど、その「いずれ」が必ず来ることを、私は自分の経験から知っています。
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