何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

【ジェネリック】 主治医はジェネリックに好意的か

2009-09-07 22:14:55 | ジェネリック de リ・スタート!
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 みたキタ企画、薬剤師のsukeです。

 このメールマガジンは、ジェネリック医薬品(後発医薬品)が
適切に使用されることを目的とするものです。

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 今朝、みなさんはご覧になられましたでしょうか。

 朝日新聞の朝刊、スポーツ面、「夏の甲子園」、
第91回全国高校野球選手権大会の下欄、広告面です。

 毎年(10数年前から)、日本薬剤師会はこの時期に
“今年の活動のテーマ”ともいえる内容を掲載しています。

 今年は、『ジェネリック医薬品に変えてみませんか?』
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 薬剤師「このお薬はジェネリック医薬品にかえられますよ」
 患者「えっ? そうなの? くわしく教えてほしいね。」


 こんなやりとりの場面を、イラストで紹介しています。


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 このイラストの患者さんは、おそらく以前よりジェネリック医薬品
について知っており、関心を持っていたのでしょうね。
 そうではなければ「えっ、ジェネリック医薬品って何?」といった
別の反応になっていたかもしれません。

 慢性疾患でずっと飲んでいるお薬なのか、そうではなく、たまたま
何らかの理由で受診して処方を受け、院外処方せんを薬局に持ち込んだ
際にこのような話になった可能性もあります。


 「くわしく教えてほしい」というのは、何について知りたかったので
しょう・・・。

 変えても大丈夫かどうかとか、どのくらい安くなるのかとか、
自分にとってメリットがあるのなら、どのような価値があるのか、
それによって前向きに検討したいと思ったのでしょう。

 既にジェネリックとはどういうものかを熟知しているのなら、
いまさら「くわしく教えてほしい」とはならないかもしれません。

 もっと早くに教えて欲しかった・・・、これまで薬をもらっていた
薬局からは、ジェネリック医薬品に変えることができるだなんて
聞いていなかった(説明してもらえなかった)・・・、
そういった背景があって、驚きのような反応になったのかもしれません。

 この広告欄について、ご覧になっていないかたは、機会があれば
見てみてください!


★★★ さて今回のテーマは、
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 医師はどこまでジェネリックへの変更を承知しているか?
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 処方の際に、主治医はジェネリック医薬品への変更を承知している
場合は、院外処方せん右下「後発医薬品への変更不可」欄にサインを
しません。
 もしくは処方する薬剤名を、商品名ではなく、その成分を表す
「一般名」で処方します。


 もしも承知していないようであれば、そこに記名押印をします。
 たとえジェネリック医薬品に変更が可能な状況があっても、
替えてくれるな(処方せんに記載した通りの薬剤にせよ)、という
意です。

 もしくは、処方中の特定の薬剤は替えて欲しくないけど、
それ以外の薬剤については替えても構わないというのであれば、
替えて欲しくない薬品名の右側に「変更不可」と記載します。

 右下にサインがないのであれば、いちいち処方医に了解を求める
必要はなく、患者さんは薬局と話し合って、ジェネリックに変更して
構いませんよ、という意志表示ともいえるのです。

 処方せんにサインがないことに気づいたら、薬局でご相談ください。
ジェネリックへの思いや相談は、遠慮なくお申し出ください。


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 ただし、一部の医師においては、処方せんにはサインをしておらず、
処方せんを見る限り、変更を了承しているようでありながら、
腹の中ではジェネリック医薬品に変更することを快く思っていない、
そういう医師が少なからずいます。

 そういう医師は、不都合はおろか、何かちょっとした出来事があると、
それが考えにくいような理由であってもジェネリックが原因だとして、
先発品に戻させようと働き掛けてきます。

「やっぱりジェネリックは使わないほうがいいねぇ」、
「50円くらいしか安くならないのなら、先発品を使って」など。

 つまり表向きはジェネリックへの変更に前向きであるふうを装い、
内実は消極的であり、否定派といってもいいケースです。

 可能性としてはジェネリックによる何らかの変化があるかもしれない
とはいえ、明らかにジェネリック医薬品が疑われるというケースは
非常にまれです。

 何か気になることがあった場合、よほど過去に例を見聞きしない
異常さでない限り、まず薬局に相談してみてはいかがでしょうか。

 通常ジェネリック医薬品は多くのメーカーから出されていますので、
あるジェネリックが合わなければ、他のメーカーのジェネリックに
替えることも可能です。
 何でも先発品に戻すことはないのです。


 みなさんは、ジェネリック医薬品を使い始めて、
何か不都合や体調悪化をご経験されたことがあるでしょうか。

 もしご経験がございましたら、遠慮なくお知らせください。
その他の感想や、些細なことでも構いません。

 お送り先は、 tamsuke@gmail.com です。
(@は小文字の「@」に変えてお送りください)

 お待ちしています!
 それではまた次回! (^^)/

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◇本メールマガジンをお読みになられて、ご感想やご質問等があれば
 お知らせください(下記参照)。
  本メールマガジンを通じて、応えていきたいと思います。

 また、プライベートな質問であったり、複雑な背景であったり、
メルマガで取り上げられるのではなく、直接相談したいという場合
でも構いません。お答えできる範囲でお答えいたします。

◇ジェネリックをメインにしているメルマガですが、機会を見て
「くすり」全般についても触れることにします。
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サキヨミ仕事術

2009-09-07 22:00:03 | Book Reviews
先手必勝!仕事を3倍速くする サキヨミ仕事術」 吉山勇樹・著、明日香出版社、2009年5月20日

p.37 サキヨミにも必ず目的は存在します。サキヨミをしてその先に何があるのかをイメージすることで、先を読む習慣ができるものです。

p.46 リスクの起こる確率と発生した際の影響度を考え、事前に予防策を講じるか、起こった後の対応策を考えておくかを判断すればいいのです。

p.56 リスクを単に「何かが起こること」ととらえて将来の可能性を考えていくと、「もしかすると、成功するかもしれない」「うまくいくかもしれない」といったプラスに転じて考えられないでしょうか。
 プラスのリスクについては、「活用、共有、強化」で、機会を最大化していくことが求められます。
 「もしも良い方向に転じたら」「もしも、チャンスが訪れたら」というように、リスクテイクすることで、プラスに向かうことも想定できるのです。
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