何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

【ジェネリック】 使用促進のカギは患者さんにあり

2011-08-21 14:20:57 | ジェネリック de リ・スタート!
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 みたキタ企画、薬剤師のsukeです。

 このメールマガジンは、ジェネリック医薬品(後発医薬品)が
適切に使用されることを目的として、話題を提供しています。

◆ジェネリックの使用をためらっている一般のかた
◆ジェネリックの適切な使用促進に悩んでいる薬剤師
◆ジェネリックについて興味や関心のあるあなた

 といった皆さんにお読みいただきたいと思います。
──────────────────────────────

 今年も残すところ、わずかとなりました。皆さんは、どこで、どのように
新年を迎えようとしておられますでしょうか。
 
 今年の年始を思い返して、今年はこうありたいと願っていたことは
1年経った今、どの程度進捗したでしょう・・・。

 毎年、漠然としたことを思い描くだけでは、夢の続きになりかねません。
 来年は、具体的な進展がみられる年にしましょう (^^)/

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☆ ジェネリック使用促進は、患者さんに委ねられている
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 先日、沢井製薬が薬剤師を対象に行った意識調査の結果を発表しました。

 昨年に比べると、保険薬局では積極的に使用を勧めているとの結果が
出ましたが(病院薬剤部では昨年と変わらず)、双方とも、「患者の判断に
委ねている」というのが、保険薬局の薬剤師では57.6%、病院・診療所
では25.8%と、相変わらず相当の割合を占めることがわかりました。

 意向を尊重することは重要ですが、ジェネリックに対する理解を得て、
使用が増えることも重要です。

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 ジェネリックを使用することで得られる最大のメリットは価格の安さである
ことは言うまでもありません。しかし、ひたすら安さを強調して、“どこよりも
安いジェネリックですよ、いかがですか”と勧めてみたところで、それだけで
ジェネリックに変更するほど、コトは簡単ではありません。

 安いだけではダメなのです。

 安さを理由に変更しても、安いことが逆に品質への不安の一因になって
いることもあり、何らかのきっかけがあると、元に戻そうという思いを強く
させてしまいます。

 金額差が少なければなおさらで、自身の健康問題にかかわる服薬に
対して、安さは最優先たる薬剤の選択肢ではないのです。

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 使用するかどうかは、ひとつはジェネリックに対して、また処方や調剤に
関わる医師や薬剤師といった医療従事者に対して、信頼感、安心感が
あるかどうかが重要です。

 ジェネリックが先発品と同等だといっても、変更に際しては、自らをもって
試すことになるので、その瞬間において不安をかきたてます。
 「変更しても大丈夫なのだろうか」というわけです。これまでと同じ効果が
得られるだろうか、これまでにはなかった不都合がみられるのではないか、
という不安です。

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 このような思いというのは、初めて口にする食べ物を目の前にした心境に
似ているような気がします。「注文するのはいいけれど、本当においしいの
だろうか、もし食べておいしくなかったらどうしよう・・・」。

 興味はある、でもただちに手を出しにくい・・・、このような時、みなさんは
どうしますか?

 そのような時、既に食べたことがある人に感想を聞いてみたいと
思いませんか?
 1人より2人、できればもう少し多くの声を聞いてみたいと思いませんか?
 
 インターネットのグルメサイトでは、店の評価に関連し、お客様の声が紹介
されています。多くの人が高い評価をしている店や料理であれば、期待感が
高まるのではないでしょうか。

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 ある薬局では、既にジェネリックを服用している人に、服用後の感想を
述べてもらい、それを来局者に紹介して、同じ薬を飲もうとしている人の
参考にしてもらっています。

 薬剤師に勧められても躊躇していた・・・、しかし既に何人も先行して服用
している人がいる・・・、彼等は使用してみて、どうだったのだろうか・・・、
何か不具合などあったのだろうか・・・、もし彼等も推薦するのなら
自分も使用してみようかなと、気持ちが動くのではないでしょうか。

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 その薬局では、自由記載の用紙を用意し、自主的に、ときに依頼をして
ジェネリック使用後の声や感想を集めています。それを薬局内に掲示したり、
ニュースレターにまとめたりして、紹介しています。

 またジェネリックを製剤ごとに、使用している患者数の多い順に、
ベストテン形式で紹介しています(毎月、ベスト30まで紹介)。

 それを見て、“あっ、自分と同じジェネリックを飲んでいる人はこんなにいる
んだ、毎月これだけの人が使っているのなら安心だな”と思ってもらえる
のです。

 生の声でないにせよ、他の患者さんの声を聞けることによって、
頼もしい味方が増えたような気がするのではないでしょうか。

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 薬局も、ジェネリック使用後の体調等の把握を怠ってはいけません。
ただ漠然と「お変わりありませんか?」「気になることはありませんか?」と
済ませるのではなく、多くの印象を引き出すのです。
 どういうことを述べる人が多いのか、注意深く聞く必要があります。

 そして、得られた情報を他の患者さんに紹介してみましょう。
「このジェネリックをお飲みになられているのは、毎月、ウチの薬局では●人
ほどいらっしゃるのですが、そのようなことを仰られるかたはいませんよ」
などと伝えられたら、安心してもらえるのではないでしょうか。

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 さて、まもなく2011年です。

 今年も当メルマガをお読みいただき、ありがとうございました。

 来年も「ジェネリック de リ・スタート!」をよろしくお願いします。
 
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 薬局でジェネリックを勧められて、あるいは患者さんに勧めてみて、
患者さんはどのようなところに不安を感じているのでしょうか。

 こんなことを言ったら笑われるかも・・・といったことでも構いません。
少なからず、同じ不安を抱えている人がいることと思います。
 ぜひ、お知らせいただければと思います。

 また取り上げてほしい話題、感想等、些細なことでも構いません。

 お送り先は、 tamsuke@gmail.com です。
(@は小文字の「@」に変えてお送りください)

 お待ちしています! それではまた次回! (^^)/

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 みたキタ企画では、ジェネリックについてご相談をお受けしています。

●個人的な疑問がある、相談したいという要望(一般のかた)
●ある集まりで、話をして欲しいという要望(一般のかた)
●どうやってジェネリックを進めていくとよいか悩んでいる(薬剤師)

 ご要望があれば相談に応じますので、ご遠慮なくお知らせください。 
 現状から一歩前進できるよう、そのお手伝いができればと思います。

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【ジェネリック】 変えてもたいして安くならない?

2011-08-03 14:13:39 | ジェネリック de リ・スタート!
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 前回から、メルマガの間隔があいてしまいました。すみません。
 ずっと気になっていたのですが、筆(?)が進まず、失礼しました。

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☆ 「ジェネリックに変えてもたいして安くならないのですが」
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 今回はジェネリックにおける「価格」についてです。

 調剤における自己負担金は、大きく「技術料」と「薬剤料」から成っており、
いわゆる“お薬代が安くなりますよ”というのは、後者の「薬剤料」について
述べられたものです。

 昨今は、調剤の際に領収書のみならず、明細書をもらえるようになりました
ので、薬剤料の差はそれを比較してみることで確認することができます。

 また一部の健康保険組合では、ジェネリックに変更することで、どれだけ
安くすることができるかを試算した通知しているケースもあり、そこでも
薬剤料の差を知ることができます。

 患者さん(国民)にとって、とにかく 安いこと!
 これがジェネリックにおける最大のメリットといえます。

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 では、安ければいいのかというと、支払いが減るからジェネリックに変えるか
というと、必ずしもそう話は簡単にはいきません。

 いくらジェネリックは先発品と同等である! といってもです。

 身の回りの物についても同様・・・、1円でも安いほうの店から買うという
のは、どちらから買っても得られる物や、それに付随する価値は同じであると
考えるからです。
 
 皆さんも、常に安さだけを判断基準として消費行動をとっているのではない
と思います。安くても不要なものは買わない、高くても欲しいものは買う、
そんな姿も見られます。

 安いことはけっして悪いことではないのですが、その価格に対して得られる
ものとの比較・バランスにおいて、納得できるかどうかが、購入するかどうか
を決めるうえで重要なのではないでしょうか。
 
──────────────────────────────

 「薬」というものの性質上、価格は二の次、とにかく先発品、ブランド品で
なければ安心できない・・・、そう考えるかたはそれでいいのです。

 先発品を使うことが、最善の医療を受けることだ・・・、そう考えるかたは
それでいいのです。

 それは先発品とジェネリックには有効性や安全性のうえで違いがあると、
先発品のほうが勝っているとの思いに拠るのではないかと思います。

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 ジェネリックに変えてもおそらく大丈夫だと思われるけど、万一ってことも
あるし・・・、ということで価格差によって異なる、とする向きもあります。

 同じ処方にもかかわらず、10円の差でしかない時と、1000円の差が
つくときでは、判断が変わってくるかもしれません。
 
 判断が変わる差額ラインはどこか、100円? 300円? 500円?
 それは個々に異なります。

 同じ金額であっても、数字して見ているときと、それが現実への影響や
感覚としてとらえた時によっても異なります。

 たとえば100円程度の差であっても、それによって何か別の物を買う
ことが出来て良かったと考ると、少ない金額にも価値が感じられます。

 仮に100円安くなったとしても、1万円が9900円になった時と、
300円で買っていたものが200円で買えた時とでは、受ける印象が違って
くるのではないでしょうか。

 また1回の差がわずかでも、年間通じての積算で考えると、ある程度の
まとまった金額になることもあるでしょう。
 それがあるとないとでは違うと思えば、判断が変わるかもしれません。

──────────────────────────────

 3割負担で自己負担金が30円違うということは、70円は医療保険や
税金で賄っていますので、医療費全体では100円異なるということです。

 一見、たかが30円のようで、それが国民全体の集積となると相当の
医療費削減につながります。それによって、今後の保険制度等にも影響
してくるかもしれません。保険料や負担割合が上がってしまうおそれがある
のなら、それを考慮するということもあるでしょう。
 
 保険の種類や自治体による補助、あるいは疾病等により、自己負担が
ゼロという人もいます。自己負担がないので、ジェネリックを勧められても
あえて先発品のままでよい、と考える人もいます。

 しかし、おわかりのように、「どこか」が差額の100円を支払っているので
あり、ジェネリックに変えることで医療費削減に協力することができるのです。
 
 自己負担がゼロだから関係ないのではありません。医療費は発生している
のですから、見えないところで関係しているにすぎないのです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
 ジェネリックであろうと、薬価は「公定価格」といって、薬ごとに決められて
います。それを越えて安くすることもできませんし、値上げ(?)したかのように、
高い価格で算定することもできません。
 
 価格差がどうあれ、ジェネリックを使うかどうか、使用に踏み切るかどうか、
勧める薬剤師による部分も少なくないと思われます。
 
 これまでも健康問題の解決に親身になって係わってきてくれた薬剤師で
あれば、そういう薬剤師が勧めるのであれば安心感が違うと思います。
 
 いくら勧められても、これまであまり親身に係わりがなかった薬剤師で
あったり、相談してもさほど頼りになるふうではなかった薬剤師が勧めてきた
場合は、つい何か裏を感じてしまうかもしれません。

 これまでの係わりや気遣いが、誰でも同じようになされてきたものなのか、
個人に応じてなされてきたのかによっても、異なるでしょう。

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 今度、薬局で調剤を受けるとき、いくらの価格差になるのか(1回当たり、
あるいは年間で)、ちょっと試算してみてはどうでしょうか。 

 それが医療費に換算するとどのくらいの貢献になるのか、考えてみては
どうでしょうか。

 ジェネリックは、その成分を含む薬剤として考えれば、十分、使用実績を
経て、使えるようになった薬剤です。

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 薬局でジェネリックを勧められて、あるいは患者さんに勧めてみて、
自己負担金に関連して、何かご感想やご意見はありませんでしょうか。

 もしあれば、その時のエピソードを添えてお知らせください。

 また取り上げてほしい話題、感想等、些細なことでも構いません。

 お送り先は、 tamsuke@gmail.com です。
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 お待ちしています! それではまた次回! (^^)/

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【ジェネリック】 添加物が違うと治療効果も異なる?

2011-04-16 22:47:18 | ジェネリック de リ・スタート!
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☆ 「添加物」が違うと治療効果も異なる?
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 今回はジェネリックにおける「添加物」についてです。

 ジェネリックが製剤的に先発品と違うという、代表的な観点が「添加物」に
ついてです。

 「ジェネリックと先発品は同じものか?」と言われれば、違うと言わざるを
えないのは「製剤として」であり、用いられている“材料”が違うからです。
その違いの矛先が、用いられている「添加物」に向けられています。

 主成分(薬効成分)は同じ、その含量も同じ、ただし添加物は異なる・・・

 果たして、それが治療効果にどの程度の影響を及ぼすのでしょうか。

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 例えば、錠剤がどのようなものから出来ているかを考えてみます。

 主成分である物質だけを、ある一定の量を用いて、錠剤の形に固めて
いるのしょうか・・・。

 1錠中に含まれる主成分はmg単位と、ごく微量です。
 たとえば、10mgと言われて、どのくらいの「かさ」だと想像がつきますか?
 ほとんど、ゴミみたいな量で、吹けば飛んでしまうような程度です。

 だから主成分だけで、ある一定の大きさの錠剤を作ることはできません。
 ある大きさにするための材料(=この場合、賦形剤)を加え、
ようやく指でつまめる程度の大きさの錠剤を作ることができます。

 他にも、結合剤、崩壊剤、安定剤、着色剤、滑沢剤、矯味剤、香料などが
必要に応じて用いられます(すべての錠剤に、これらの添加物が含まれて
いるわけではありません)。
 添加物はすべての製剤に含まれているといってもよく、ジェネリックだけで
はなく、先発品にもそれなりに添加物が用いられています。

 ただ、その種類や量が、先発品とジェネリックでは異なるのです。

 1錠に含まれる添加物の種類(数)は、3~4種類程度の薬剤もあれば、
10種類を超える製剤も珍しくありません。
 ジェネリックと先発品で、どちらが多いか少ないかは製剤によって異なり、
ジェネリックのほうが少ないこともあります。
 
──────────────────────────────

 「新薬」とは、薬における主成分(薬効成分)が過去には存在しなかった
ものです。

 既存薬とどう違うのか、作用や副作用について論じるにあたり、
その違いは主成分(薬効成分)によるものとして扱われます。

 作用や副作用の違いが、主成分ではなく、「添加物」に由来する部分が
あるかもしれないとはいえ、良くも悪くも、違いがあれば主成分に由来する
と考えるわけです。

 それはなぜでしょうか。

 「添加物」は、製剤を作るうえで必要とはいえ、「医薬品の作用に
直接影響を与えないと既に確認されたもの」であるからです。

 製剤化にあたり、「添加物」に何を用いてもよいのではありません。

 「医薬品の作用に直接影響を与えないと既に確認されたもの」について、
あらかじめリスト(医薬品添加物事典)に収載されており、その中から
使用することになっています。

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 医薬品に用いられる「添加物」は

 「医薬品の作用に直接影響を与えないと既に確認されたもの」

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 これを思考の根底に据えることで、「添加物」が治療効果にどの程度の
影響を及ぼす可能性があるかについて、考えることができます。

 主成分(薬効成分)の作用には影響を及ぼさないのが「添加物」です。

 基本的に、「添加物」は人体に何らかの作用を及ぼすことはない、
と考えることができます。

 ただし、その「添加物」にも人によって体質に合う・合わないがあります
ので、アレルギーなどの影響が全くないとはいえません。
 
 体質に合う・合わないですから、相性みたいなものといえます。

 ジェネリックに用いられている添加物に合わない人もいれば、
先発品に用いられている添加物に合わない人がいることでしょう。

------------------------------------------------------------

 あるジェネリックに含まれている「X」という添加物が合わないかもしれない
と考えて、そのジェネリックを使わないことにしていても、「X」は他の薬剤に
使用されている可能性は十分あります。
 
 その「他の薬剤」が、先発品かもしれないし、ジェネリックかもしれない。
もし含まれていれば、「X」が合わないと考えていたことが違っていたのかも
しれません。

 薬剤に含まれるある添加物が、体質に合わないかどうかを調べるのは、
容易ではありません。

 これまで、アレルギーを起こす可能性が高い物質として知られている
色素等が含まれていると、薬剤師であれば“怪しい”と睨むことはあります。

 ジェネリックを採用するうえで、そのような色素等が含まれているものは
極力採用しないという判断もできます。

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 さて、医薬品における「添加物」とはどのようなものなのか、
基本的事項はご理解いただけましたでしょうか。

 「添加物」がもたらす影響とは、これまで使用したことのない「添加物」に
遭遇し、よほど体質に合わなかった場合を除けば、アレルギー等が生じる
心配はないと考えてよさそうです。

 確率としてゼロとは言えませんが、かなりゼロに近いものと考えてよい
のではないでしょうか。

 次回は、実際に使用後に寄せられる患者さんからの声も含めて、
ジェネリックにおける製剤としての違いの意味を考えてみたいと思います。

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 薬剤師のかたで、ジェネリックを勧めた患者さんから、
添加物が違うことで安全性が懸念されるといった意見をお聞になった
ご経験はありませんでしょうか。

 もしあれば、その時のエピソードを添えてお知らせください。

 また取り上げてほしい話題、感想等、些細なことでも構いません。

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【ジェネリック】 不純物について

2011-03-24 23:03:58 | ジェネリック de リ・スタート!
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☆ ジェネリックに含まれる「不純物」について
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 前回の予告通り、今回はジェネリックに含まれる「不純物」について
述べていくことにします。

 ジェネリックの品質に関して、しばしば持ち出される話題です。

 ジェネリックの主成分は同じであっても、それを合成するにあたり、
微量の生成物が生じ、バルクによってその種類や量が先発品と異なり、
それがジェネリックの品質におけるひとつの問題である、とする意見が
あります。
 
 はたして、それが治療にどのような支障を及ぼすのか・・・

──────────────────────────────

 医薬品の多くは、化学的に合成されます。薬品と薬品を反応させ、
それは部品を切り離したり、合体させるように、有効成分とされる化合物
を作っていくのです。

 とはいっても、それは家電や車の製造のように、目に見える状況下で
行われるのではなく、大きな容器の中で化合物を混ぜ合わせるといった、
“目に見えない”レベルで進められます。

 合成が行われる過程で、目的とする化合物とは異なる副産物のような
化合物も同時に生成されます。それが「不純物」です。

 不純物は可能な限り取り除き、ある薬理作用を有する化合物を高純度
に集めたものが医薬品の原料(バルク)となります。

 合成方法が異なれば、不純物の種類や量に差が見られても不思議では
ありません。

 純度100%の物質が合成されることが理想なのですが、微量とはいえ、
不純物は合成の過程を通じて混入が不可避です。すなわち、医薬品の
原料(バルク)は純度100%、不純物0%ということはありません。

 そして、これはジェネリックだけの話ではなく、すべての医薬品に共通する
といってもいいでしょう。そう、先発品についてもです。
 先発品といえども、ごく微量の「不純物」が含まれるのです。

 「不純物」の存在を気にするのなら、ジェネリックだけを問題視するのは
ナンセンスでしょう。

------------------------------------------------------------

 「不純物」と言うと聞こえは悪いのですが、含まれる量は“ごく微量”です。

 その量は、仮に体内に取り入れても、「臨床上は許容でき、安全性は
担保できる」量から、さらに少ない量を設定し(その幅を「安全域」という)、
それ以下でないと医薬品として認可されません。

 そのくらい、問題視するような量ではないということです。
 ある許容レベルからさらに「安全域」を設けて、念には念を入れたような、
ごく微量です。

------------------------------------------------------------

 そんなごく微量であっても、不純物の正体を突き詰めて、安全性を評価
すべきではないかとする意見もあります。

 しかし臨床上の使用状況を想定し、患者に使用した場合の曝露量(総量)
や従来からのデータをもとに、不純物について検討しなくてもよいレベルを
設定し、それ以上、時間や費用をかけて検討することを避けようというのが、
日欧米共通のガイドラインでの取り決めとなっています。

 安全性の確認が必要とされる閾値を越えるようであれば、毒性試験が
必要とされますが、そうでなければ不純物の正体追求(構造決定)や
安全性試験は不要とする、というのがグローバルな合意とされている
ということです。
 
──────────────────────────────

 よって、この基準のもとに承認されたジェネリックであれば、
さらにそれ以上、不純物について追求するのは不要といえます。
 基準をクリアしているのに、さらに不純物の多寡を検討し、多い製剤は
問題であるとするような検討は、意味がないといえます。

 基準(規格)を満たしているのに不適切であるというのであれば、
論理的におかしく聞こえるのではないでしょうか。

 よって不純物の量が「ごく微量であっても、看過すべきではない」という
意見に惑わされることがないようでありたいと思います。

 そして、患者さんが不純物に対して不安を抱えているようであれば、
だから「ジェネリックって先発品と品質が違うんでしょ」というのであれば、
微量成分に違いはあっても、グローバルな基準をクリアしたうえでの違い
に過ぎず、問題のないことを説明さるとよいと考えます。

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【ジェネリック】 説明する要点はここだ!

2011-02-27 22:24:11 | ジェネリック de リ・スタート!
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☆ ジェネリックについて説明する要点はここだ!
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 先週末は長野市で第43回日本薬剤師会学術大会が開催されました。
7000人を超える参加者がいたとのことですが、会場が分散しており、
地方都市にそれほどの人数が集まっていたとは気づきませんでした。

 せっかく長野まで行くのならと、私が楽しみにしていたのは蕎麦と栗。
 蕎麦は、腰があって香りが強く、細めの麺に濃いめのタレ。
 栗は、季節柄、「新栗」のモンブラン! 「新栗」で作ったものは、
通常時期のものと比べて、ひと味違うのだそうです。

 残念ながらモンブランは逃してしまいました。
 信州の秋は美味しいものがいっぱいです。
 みなさんも信州に行く機会があれば、ぜひお試しください!

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 さて学術大会でジェネリックに関するプログラムは、口頭発表やセッション、
ポスター発表のほか、ランチョンセミナーでも取り上げられていました。

 それらを見て、聞いて、感じたことは・・・

 近年の使用促進に関連して、これまで多くの機会でジェネリックについて
知る機会があったわけですが、どうも薬剤師はジェネリックについて、
うまく患者さんに説明が出来ていないような気がします。

 何を説明できていないかというと、下記4点に大別されるかと・・・。
●「同等」という意味について(「同じ」ではなくて)
●添加物の違いと、それが治療に及ぼす影響
●微量成分(不純物)の程度と、それが治療に及ぼす影響
●価格差が少ないジェネリックを使用する意義

 もう少しというか、改めてというか、薬剤師はジェネリックについて
勉強してみる必要があるのではないかと思いました。

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 患者さんも、ジェネリックについて、かなり知るようになっています。

 しかし・・・

 同じ成分で価格が安い、だけど先発品とは違うものらしい・・・、
わかっているようなのですが、それをどう受け止めて、自身の医療に
当てはめてよいのか、自身の判断材料や基準としての知識には
至っていないようです。

 薬剤師からジェネリックのことを知っていますか? と聞かれると、
知っていますと答えるのですが、では変更してみませんか? と聞かれると
何と答えてよいのか、詰まってしまうようなのです。

 ジェネリックの概要は知っていても、判断や行動に移せない・・・。
 この状態を変えていく必要がありそうです。

 薬局では、ジェネリックについて説明することになっているけど、
それは患者さんが理解して判断できる程度でなければいけないわけです。
 調剤報酬上、「説明することになっている」からとりあえず説明した・・・、
ではダメなんですね。

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 ランチョンセミナーでは、演者の関係者が経験した事例として、
 ある薬局に行き、ジェネリックを希望したところ、

 「品質は保証できませんが、それでもよろしいですか?」

 と言われたというエピソードが紹介されました。

 一同、唖然!

 何かあっても知りませんよー、薬局では責任はとれませんからね、
もし何かあっても、患者さんが変えたいといったのだから、と言っている
ようなものではありませんか。

 本当にそんな薬剤師がいるんかいなー、いったいジェネリックについて
どのような理解をしているのだろうと思わずにはいられませんでした。

──────────────────────────────

 話は元に戻って、上記4点について、薬剤師は自信を持って説明できる
ようでありたいものです。
 
 そうでなければ患者さんの同意が得られないばかりか、不安を抱えたまま
使用しているようだと、ふとしたことがきっかけで、「元に戻して欲しい」と
言われてしまいかねません。

 学術大会では、元(先発品)に戻してもらいたいという訴えに関する発表も
複数見られました。
 
 発表者は気づいています。

 「患者さんにもっと説明しておけばよかった」
 「この話題にも触れて、伝えておくべきだった」

 後から説明するのでは、言い訳のようにも受け取られかねません。

 薬局のために、ジェネリックに変更してもらうのではありません。
 自己負担軽減というメリットや、医療費抑制への協力という観点を前提に、
治療のレベルを変えずに従来の薬物療法を移行しようとするものです。

 患者さんの納得を得ること。まさにインフォームド・コンセントです。

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 ではこれらの説明をどうするとよいか。

 今後、ひとつずつ再考していきたいと思います。
 お楽しみに!

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 薬剤師のかたでは、ジェネリックを使用してみた患者さんから、
明らかにジェネリックにその疑いがあると思われる作用上の違いについて、
何かご経験はありませんでしょうか。

 何でも構いませんので、その時のエピソードを添えてお知らせください。

 取り上げてほしい話題、感想等、些細なことでも構いません。

 お送り先は、 tamsuke@gmail.com です。
(@は小文字の「@」に変えてお送りください)

 お待ちしています! それではまた次回! (^^)/

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●ある集まりで、話をして欲しいという要望(一般のかた)
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 ご要望があれば相談に応じますので、ご遠慮なくお知らせください。 
 現状から一歩前進できるよう、そのお手伝いができればと思います。

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【ジェネリック】 GEならではの副作用について

2010-12-30 17:57:49 | ジェネリック de リ・スタート!
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◆ジェネリックについて興味や関心のあるあなた

 といった皆さんにお読みいただきたいと思います。

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☆ ジェネリックならではの副作用ってどれくらいあるのか?
──────────────────────────────

 ひと雨降るごとに木々も色づき、すっかり秋めいてきました。
 だいぶ凌ぎやすい陽気となり、○○の秋、いよいよ到来ですね。
 (○○には、自分の好きなものを入れましょう)

──────────────────────────────

 ジェネリック医薬品は主成分やその含有量が同じとはいえ、添加物等が
異なることから、「別の医薬品」であり、とくに副作用には違いが見られる、
と考える向きが依然としてあるようです。

 この件に関する話題はこれまでも述べてきましたが、そのような認識が
どうすれば見直されていくのか、アタマの痛いところです。

 製剤として先発品と全く同じ物か、と言われれば、同じものではないと
答えますが、用途や期待する作用はどうかといえば「同じ」と答えます。
副作用は同じか違うかと言われれば、全く同じではないと答えますが、
使用していくうえで、ほぼ同じと考えてよい、と思います。

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 製剤面や副作用面で、全く同じではないにせよ、ほぼ同じと考えてよい、
ということが理解されないのでしょうか。

 その違いは、薬として使用していくうえで、違いを意識するほどのもの
ではない、ということなのです。

 ジェネリックに変えたことによってある症状が見られた・・・、
だからジェネリックに問題があるとするならば、その症状が薬効成分で
説明のできる症状であったとき、ジェネリックに変えたことが原因といえる
のでしょうか。
 
 また先発品でも、普通錠をもとに製造した口腔内崩壊錠は、
まさに添加物等が異なる製剤です。だからといって“全く違う薬”として
扱っているかというと、そんなことはありません。むしろ水なしでも飲める
というメリットを持った同等品として宣伝してきたのではないでしょうか。
 
 添加物等の違いによる副作用が見られるというのであれば、
それはアレルギー症状などの体質に合う・合わないの問題であり、
ジェネリックに変えたら体質に合わないケースがあるというのなら、
先発品は合わなかったがジェネリックなら大丈夫という逆のケースが
あってもおかしくありません。

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 その違いが持つ意味や程度が、臨床上、薬物治療を大きく妨げるような
原因になるかといえば、その心配はほとんどないと言ってもよいくらいの
ものです。

 にもかかわらず、ジェネリックは「添加物等が先発品とは異なるので、
先発品にはない副作用が報告されている」などと騒ぎ立てるのは不当な
評価ではないかと考えます。まさに“重箱の隅”でしょう。

 さらに、それに対して臨床試験を必要だと訴えたり、多数の症例を収集
して、違いを明らかにしようなどというのは、必要のないところに時間や労力、
コストをかけるようなものではないかと思われます。

──────────────────────────────

 たとえば、レストランのあるメニューががどこまで美味しいかどうかを
知りたいときに、いちいち多数の意見を集めて、その評価を分析してから
でなければ、食事に行かないとしたらどうでしょうか。

 もし不安であれば、せいぜい先行して利用したことのある知人に意見を
聞いて、それを参考にすれば十分なのではないでしょうか。

 ジェネリックという基準を満たして承認されているものに対し、
新たな追加試験をしてからでなければ安心できないというのだとしたら、
レストランのメニューについて、調理師免許や開設基準をクリアしている
だけでは安心して食べられないので、さらに調査を必要すると言っている
ようなものではないでしょうか。

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 薬局ではジェネリック使用後の印象や体調変化(有効性、安全性)を
聴取していると思いますので、
○それらの情報をもとに、どのような違いがあるのか、
○それは本当にジェネリックとの因果関係があるといえるのか
 (ただし、使用性や使い勝手の違いを除く)、
○主成分では説明のつかない作用なのか、
○薬物治療を進めていくうえで支障をきたすようなものなのか、

 これらについて説明を求めればよいのだと思います。

 国民は、そのような情報を提供されれば、ジェネリックを使用しようと
するうえでたいへん参考となる情報として、判断がしやすくなるのでは
ないかと思われます。

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 薬剤師のかたでは、ジェネリックを使用してみた患者さんから、
明らかにジェネリックにその疑いがあると思われる作用の上での違いに
ついて、何かご経験はありませんでしょうか。

 何でも構いませんので、その時のエピソードを添えてお知らせください。

 取り上げてほしい話題、感想等、些細なことでも構いません。

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【ジェネリック】 不安の強い場合は無理強いしない

2010-11-29 21:25:20 | ジェネリック de リ・スタート!
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☆ ジェネリックに不安の強い人には無理強いしない
──────────────────────────────

 今年は猛暑続きでしたが、ここに来て秋の気配がしてきました。
 日中汗ばむことがあっても、だいぶ過ごしやすくなってきました。

 秋の花粉症(ブタクサやヨモギなど)で秋の足音を感じる!、という人も
います(実は私です f(^^; が、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。

──────────────────────────────

 今回は、ある薬局から相談を受けた事例紹介です。

 ある胃酸分泌抑制剤(プロトンポンプ阻害剤)をジェネリックに変更された
かたの事例です。
 
 変更して数日すると、どこか胃の調子が良くない気がする、気のせいかも
しれないが、元の先発品に戻してもらえないかというのです。
 具体的にどのように調子が良くないかを尋ねても、「何となく・・・」としか
仰られません。痛みとか胸やけはないが、そんな気がする、とのこと。

 また近々、胃の検査(定期検査)が控えており、結果が悪くても困る、
と仰るのです。

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 このかたには、ジェネリックに変更するにあたり、成分や用量が同じである
ことを説明しているのですが、その時、「でも先発品と違う成分も入っている
でしょ」と、繰り返し仰っていたそうです。

 「でも先発品と違う成分も入っている」、これがこのかたのジェネリックに
対する認識の要点です。
 違う成分が入っているから、どうだと言うのでしょう・・・。

──────────────────────────────

 専門家の中にも、同様のことを仰るかたをしばしばみかけます。

 違う成分が入っている、必ずしも同じ薬とはいえない、効き目も全く同じ
かどうか怪しく、先発品とは副作用の起こり方が違う・・・、そんな印象が
拭いされないようです。

 このような思いを背景に、ジェネリックは先発品とは異なるということを
前面に出す専門家を見かけると、“ジェネリックの製剤的な成り立ちを
あまり良く知らないのではないか”と思ってしまいます。

 添加物が異なるとしても、添加物として用いられる成分は(添加物として
用いてもよいと認められている成分は)薬の効果に影響を及ぼす可能性が
極めて少ない物質として定められているものであり、その定められた範囲
の中から添加物に使用されているのです。

 また製造工程で含まれる可能性のある微量成分も、とうてい作用を及ぼす
ことのない限度量以下でなければ、医薬品として承認されないのです。

 つまり、医薬品(ジェネリック)として承認されているということは、
これらの条件をクリアしたものである、ということです。

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 ただし、ごくまれにその添加物について、体質に合わないという人が
います。だからジェネリックは安心できないと・・・。

 ん? 何かおかしいと思いませんか?

 そのかたにとっては、体質に合わない添加物が使用されている薬剤で
あれば、ジェネリックでなくても先発品であろうと体質に合わないのです。

 つまり、特定の成分が体質に合わないということは、先発品であるか、
ジェネリックであるかとは無関係である、ということなのです。
 先発品かジェネリックかを問題にして論じることに意味がないのです。

──────────────────────────────

 「でも先発品と違う成分も入っている」、そこに不安が凝縮されています。
 
 そのようなジェネリックへ変更することに強い不安を抱えている患者さんに
対して薬剤師は、既に他の多くの患者さんが同じジェネリックを使用している
ことや、これまで明らかにジェネリックが問題であると思われるケースがない
こと、使用後の訴えの大半(ほとんどすべて)がジェネリックという薬が持つ
作用や性質とは無関係であることを、使用開始前に説明することが必要かと
思います。

 それでもなお、ジェネリックについて、そこに思いが帰着するほど、不安の
強いかたに対しては、不安を抱えてまでお飲みになられることはないと、
お薬代は高くなってしまうのは残念ですが先発品のままにしておきましょうと、
無理強いしないよう、“その時”を待つのが賢明ではないかと思います。

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 薬剤師のかたでは、ジェネリックを使用してみた患者さんから思わぬ訴え
を受けた経験が少なからずおありではないでしょうか。

 何でも構いませんので、その時のエピソードを添えてお知らせください。

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【ジェネリック】 薬剤師との信頼度との関係は

2010-11-14 21:47:06 | ジェネリック de リ・スタート!
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☆ 薬剤師の信頼度とジェネリック使用との関係
──────────────────────────────

 今年度も半年が経過しようとしています。

 調剤報酬改定にてジェネリックが数量ベースで30%以上使用される
ためのインセンティブとして相当のものが付与されましたが、どの程度、
進展しているのでしょうか。
 
 現状はおよそ20%程度とはいうものの、
30%まではかなりの開きがあるようです。
 10%の差は、一薬局だけで解決する問題ではありません。

 果たして着実に差が縮まり、2012年度開始までに30%のハードルが
越えられそうな勢いが見られ、越える目途がたつのでしょうか。

──────────────────────────────

 ジェネリックの使用促進、歩みは遅いようですが、それでも以前より
だいぶ使用されるようになってきた気配を感じることもあります。

 それはどのような場面でかというと、ジェネリックに関する調剤エラーの
報告が増加してきている、という現象を通じてです。

 どういうことかというと、旧来の調剤は、処方せんに記載されている通り
に取り揃えることを基本としていたのに対し、ジェネリック時代の調剤は、
ジェネリックを取り揃えるか、先発品を取り揃えるか、考えるプロセスが
入ったことで、ジェネリックと先発品との「取り違い」がしばしば見られる
ようになったことです。

------------------------------------------------------------

 ジェネリックを調剤すべきところ、先発品を取り揃えて、そのままお渡し
してシマッタ・・・(つまらないシャレで、すみません)

 一方、変更不可のため先発品を調剤すべきところ、ついジェネリックで
調剤してシマッタ・・・、といったことです(繰り返すと面白くも何ともない・・・)。


 患者さんは帰宅後、薬袋を開けて薬の違いに気づいて連絡をいただける
ケースもありますが、中には疑問を持ちながらも薬局を信じて、
そのままお飲みいただいているケースもあります。
(少しでも疑問に感じることがあれば、面倒がらずに薬局に連絡するように
しましょう)

 先発品を渡されていたケースでは、以前も飲んだことがある薬であると
気づいて、そのままお飲みになられていることが多いようです。

 ジェネリックを渡されていたケースでは、思わぬことでジェネリックを飲む
ことに直面し、しかし飲んでみると別段、体調にこれといって不都合もなく、
ジェネリックに変更しても心配することがないのだと、
図らずも身をもって実感されているようです。

──────────────────────────────

 ジェネリックと先発品を取り違えたという報告は、昨年もあったのですが、
慣れてきてその報告が減ると思いきや、増えてきている・・・。

 どうやら、ジェネリックはまだまだ普及途上にあるように思われます。

 薬局においては、調剤に先立ち、処方せんを見たら
・処方せん右下を見て、ジェネリックで調剤してよいのか、先発品で調剤
するのかを確認する。
・ジェネリックで調剤する場合、薬歴を見て、既に使用している薬剤があるか
確認する。
・既に使用している薬剤がなければ、患者さんにお勧めするジェネリックに
ついて説明する。

 このようなプロセスを組み入れて、調剤を進めることが必要です。
 多くの薬局では、既に承知しておられることでしょう。
 
 であれば、いかにこのプロセスを確実に(忘れずに)実行するか、です。

------------------------------------------------------------

 ジェネリックと先発品を併存する薬局が多いと思います。

 どちらを調剤するのが適切か。その使用割合が偏ってくると、
つい「思いこみ」が生じて、処方せん右下を確認した気になってしまい、
多く使用しているほうに医薬品で調剤を進め、気づかないままお渡しして
いるケースが多いと思います。

 薬剤師は、毎日、多くの調剤をしていることで「思いこみ」を誘発しやすい
状況に置かれているといえます。

 しかし、患者さんは自分が服用している薬のことしか見ていませんから、
違いにすぐ気づくことができます。いつもと同じかどうか、わかります。

 患者さんに、ご自身の服用薬についてよく知っておいてもらうことは、
薬の作用や注意事項のみならず、薬剤名、外観なども理解してもらう
ことで、薬をお渡しする段階で、ジェネリックと先発品の「渡し間違い」を
未然に防ぐことにもなります。

──────────────────────────────

 取り違い防止は、患者さんと薬剤師の接点がポイントとなります。

 薬をもらうときは、必ず薬を確認しましょう(薬剤師と患者さん、お互いに!)。

 薬をきちんと確認しない、おざなりな確認に留まっている薬局は、
患者さんにとって“要注意”の薬局かもしれません。

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 皆さんも、今のジェネリックの使用状況について、何か気になることは
ございませんでしょうか。
 何でも構いませんので、感じることや思うことがあればエピソードを添えて、
是非お知らせください。

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【ジェネリック】 メーカーが使用に足を引っ張っている?

2010-10-30 13:24:14 | ジェネリック de リ・スタート!
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☆ メーカーがジェネリック使用推進を妨害している?
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 そもそもジェネリックへの代替調剤というのは、変更を認める場合、
先発品の処方に対し、医師は処方せん右下にサインをしなければよい
という、たいへん簡単な手続きによって行われます。

 つまり、医師はよく知っている先発品名で処方を書きさえすればよいのです。
わざわざジェネリック名に書き変えて、処方を書く必要はありません。

 その際、一般名(成分名)を用いて処方しても構いません。
 薬局では、一般名をもとに、適切な医薬品を用意します。
 
 なんと単純なことなのでしょう!
 だからジェネリックの使用を増やすことができるのです。

------------------------------------------------------------

 ジェネリックが使われるというのに、それでは不足に思う人がいるようです。

 なんとそれは、ジェネリックを製造販売しているメーカーです。
 なぜ? と思われるかもしれません。

 それは、ジェネリクメーカーは、ジェネリックであれば何が使われてもよいの
ではなくて、自社のジェネリックを使ってほしいからなのです。

 ジェネリックにおいて、特定のメーカーのジェネリックが図抜けて品質がよい
ということはありません。
 一部に若干の工夫や特徴を設けている製剤が見られることがありますが、
だからといって他の製剤と効果の面で優れているというものではありません。

 国民からすれば、どのメーカーのジェネリックでないと困るというケースは
ほとんどないといってよいでしょう。

 しかし、ジェネリックメーカーはそれでは困るのです。

──────────────────────────────

 そのせいなのでしょうか、ジェネリックが処方されていながら、
処方せんの右下に「変更不可」と記載されている処方が散見されます。

 なぜ特定のジェネリックメーカーの製剤を「指定」しなければいけないのか、
ほとんどの場合、処方時点では患者さんに説明がありません。

 処方段階で、自社のジェネリックを「指定」してもらい、
薬局において患者の選択を許そうとしない処方が目立つのです。

 世の中でジェネリックは使用されるかもしれませんが、特定メーカーの
ジェネリックを調達しなければならない薬局や卸はたいへん苦慮しています。

------------------------------------------------------------

 ジェネリックの使用促進とは、単にジェネリックの使用量が増えればいい
のではなくて、使用されやすい環境も築いていかなければなりません。

 毎年、新しいジェネリックも登場しますので、その流れは将来に対して
考慮されたものである必要があります。

 医療は国民(患者)中心であるべきなのに、自社の売り上げ拡大のために
その仕組みに介入するジェネリックメーカーは、
使用促進の協力者なのか、妨害者なのか、いったいどちらなのでしょう・・・。

------------------------------------------------------------

 メーカーを指定する処方というのは、もともとは先発品メーカーがとろう
とした手段でもあります。今も、「先発品名+変更不可」で記載されている
処方は、しばしば見られます。

 さらに昨今、先発品メーカーは「医薬分業」に対しても、介入しようとしている
という意見が聞かれます。
 それは何かというと、院外処方から院内処方に戻そうとする動きです。

 院内調剤にすれば、当然、院内採用の薬剤が用いられます。
 院外処方にするから、ジェネリックに変更されてしまう・・・、
ならば院内投薬に戻してしまったらいいのではないか、と考えるようです。

 分業のメリットは失われ、院外処方による情報公開もなされません。

 院内採用が先発品なら、売り上げが見こまれますし、
院内調剤なら、処方動向が把握できます。

 医療機関担当のMRにとって、医師にプロモーション活動をしても、
院外処方がなされてしまうと自身の成績につながらないばかりか、
ジェネリックに変更されてしまうという、いったい何をやっているのか
わからない状態を避けたいという思いのようです。

------------------------------------------------------------

 製薬メーカーはテレビで、病気で困っている人を助けたいとか、
健康を応援するなどと、イメージ戦略的なコマーシャルを流していますが、
表向きと実態はかけはなれているように思えます。

 薬局にとっては、医薬分業の否定にジェネリックが絡んでくるとなると、
複雑かつ重大な局面を迎えます。

 メーカーの都合に医療が振り回されることは、何としても避けたいものです。

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 皆さんも、今のジェネリックの使用状況について、何か気になることは
ございませんでしょうか。
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Comments (4)

【ジェネリック】 少し慣れてきたのではないでしょうか

2010-10-15 23:19:06 | ジェネリック de リ・スタート!
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 みたキタ企画、薬剤師のsukeです。

 このメールマガジンは、ジェネリック医薬品(後発医薬品)が適切に使用
されることを目的として、話題を提供しています。

◆ジェネリックの使用をためらっている一般のかた
◆ジェネリックの適切な使用促進に悩んでいる薬剤師
◆ジェネリックについて興味や関心のあるあなた

 といった皆さんにお読みいただきたいと思います。

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☆ ジェネリックを使い始めて、もうどのくらい経過したでしょうか。
──────────────────────────────

 残暑お見舞い申し上げます。

 猛暑日続きの地域もあるようですが、いかがお過ごしでしょうか。
 熱中症にはくれぐれもご注意ください。予防薬はなく、生活上の注意が
何よりですから。
 
──────────────────────────────

 ひと頃に比べて、ジェネリックについてこれといって大きな話題もないと
いうか、落ち着きを見せているような気もするのですが、
みなさんはどのように思われますでしょうか。
 
 当初はいろいろ心配されたかたもおられると思いますが、
時間の経過とともに、別段の心配もないことが理解され、
徐々に浸透してきたように思われます。

 最近は、変更後に気になることがなかったかをお訊ねしても、
なーんにもないと仰るかたが大半です(すべてと言ってもいいくらい)。
 少しずつ使用してきたことで、使用する薬剤の範囲を広げても、
別段の違和感がないことを“体感”してきたのかもしれません。
 
------------------------------------------------------------

 薬局側でも、ジェネリックの調剤が定着しかかっているようです。
 その一方で、「処方せんの記載に基づいて調剤する」という長年の習慣
が抜けきらない様子も見受けられます。

 というのは、処方せんを見て、まず薬の名前を見にいってしまうのです。
 
 ジェネリックへの変更調剤が可能かどうか、変更する場合に、これまで
何を使用してきたか・・・。
 これらは些細なことなのですが、これらを確認し忘れたまま、
調剤を進めてしまうケースがときどき見受けられます。
 
 その結果、ジェネリックへ変更すべきところ先発品をお渡ししていたとか、
ジェネリックへ変更不可となっているのにジェネリックをお渡ししていたと
いった事例が、散見されます。
 
 患者さんは見慣れない薬剤をもらったことで、混乱や不安を感じています。

 薬局側には、“同じ成分なのだから、体調への影響はさほど心配ないだろう”
という思いがあるかもしれません。しかし、それは一方的な思い込みです。

 その思いが、つい、患者さんには、“訴えに対して軽く対応している”、
“あまり反省しているようには見えない”といった好ましくない印象を与えて
しまっているようです。

 気持ちはわからないでもないのですが、患者さんの立場に立って考えれば
すぐわかることでしょう。

============================================================

 皆さんもその後、ジェネリックについて、何か気になることはございません
でしょうか。
 何でも構いませんので、感じることや思うことがあればエピソードを添えて、
是非お知らせください。

 取り上げてほしい話題、感想等、些細なことでも構いません。

 お送り先は、 tamsuke@gmail.com です。
(@は小文字の「@」に変えてお送りください)

 お待ちしています! それではまた次回! (^^)/

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 みたキタ企画では、ジェネリックについてご相談をお受けしています。

●個人的な疑問がある、相談したいという要望(一般のかた)
●ある集まりで、話をして欲しいという要望(一般のかた)
●どうやってジェネリックを進めていくとよいか悩んでいる(薬剤師)

 ご要望があれば相談に応じますので、ご遠慮なくお知らせください。 
 現状から一歩前進できるよう、そのお手伝いができればと思います。

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【ジェネリック】 使い始めて何か変わったことは?

2010-10-04 22:36:06 | ジェネリック de リ・スタート!
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☆ ジェネリック、使い始めてお変わりありませんか。
──────────────────────────────

 暑中お見舞い申し上げます。

──────────────────────────────

 ジェネリックを使い始めて、ある程度の期間(たとえば3カ月とか)を
経過されたかたで、その後体調はお変わりないでしょうか。

 「変わりがない」というのは、二つの観点で考えます。
 ひとつは、効果の観点で、不都合なことがないか、です。
 
 もともとジェネリックは薬効成分も、その含量も同じですから、
先発品以上の効果が見られることはありません。

 一方、効果が見られなくなった・・・、ひょっとしたらジェネリックのせいでは
ないかと考える意見はときどき聞かれます。
 しかし、それも先発品がジェネリックにない作用や特性を有している
わけではありませんので、先発品を使っていても、同じような状態に至った
可能性が十分考えられます。
 
 「不都合なこと」というのは、明らかな違いを持って、自覚症状や検査所見
などを総合して、効果がられないといえるような違いがあるかどうか、です。

 いかがでしょうか。
 
------------------------------------------------------------

 もうひとつは、安全性の観点で、「変わりがない」かどうか、です。

 何らかの持病を抱えていない人や、健康診断を受けても別段の指摘を
受けていない、いわゆる健康な人でも、毎日の体調が同じかというと、
そんなことはありません。

 お腹の調子が変わったり、少し便秘気味な被もあったり、頭痛がしたり、
眠気を感じたり、疲れを感じたり、他にも日常的な体調の違いはあると
思います。

 しかし、それでただちに受診するほどのこともなく、一時的に何らかの
薬を飲むことがあっても、その後回復して、何ごともない普段の生活に戻る
ことができます。

 そのような「誰にでもある」体調変化を差し引いてもなお、おかしいと
感じるほどの異状がみられる・・・、それがないかどうかです。

 いかがでしょうか。

──────────────────────────────

 昨日で、日本の広範な地域で、梅雨明け宣言が出されました。
 
 これからしばらく、暑い日が続きます。

 これまで高血圧症のために服薬していたかたで、毎日家で測定していた
血圧が、若干、下がってくる傾向が見られるかもしれません。

 逆に言うと、秋口になると、血圧が上がり気味になることもあります。

 これらは、いずれもジェネリックはもちろん、薬のせいでかというと、
ただちにそうとは考えにくいといえます。まず疑われるのは、気候です。

 今はそういう季節だということも念頭において、少し長い目で体調を
見ていかれるといいかもしれません。

============================================================

 皆さんも何か気になることをご経験されてはいませんでしょうか。
 調剤を受ける際にジェネリックについて感じることや思うことがあれば、
お知らせください。

 また、どんなことでも構いません。
 こちらのほうにもエピソードを添えて、是非お知らせください。

 取り上げてほしい話題、感想等、些細なことでも構いません。

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【ジェネリック】 取り組みを通じて薬局を選ぶ

2010-09-20 07:33:44 | ジェネリック de リ・スタート!
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☆ この時期、体調を崩さないよう、お気をつけください!
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 まさに梅雨の真っ只中、雨が降っていなくても、厚い雲におおわれて、
湿度が高く、蒸し暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
 体力を必要し、体調を崩しやすくなる季節でもあります。
 
 頬やわき腹などにポツポツと、痒くてピリピリするような赤いものが出きたら、
帯状疱疹かもしれません。そのときは、すぐに受診してください。
早い対応ほど、治療効果が期待できます。

──────────────────────────────
☆ ジェネリックの取り組みを見て、薬局を選ぼう!
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 ジェネリックに関連し、最近寄せられた薬局に対する苦情から、
3つご紹介します。

◆まず最初は、薬局でジェネリックの希望が出来ると聞いていたので、
薬をもらう際に薬剤師に話をしたら出来ないと言われたというものです。

 話をうかがうと、その医療機関は病院のようでした。診察や会計が済み、
院内の薬局で薬を受け取る際に、窓口の薬剤師に相談したようです。

 つまり医薬分業をしていない、いわゆる「院内投薬」の医療機関でした。

 処方せんを受け取り、街の薬局で薬をもらい、説明を受け相談する、
医薬分業に踏み切っていない医療機関の場合は、採用医薬品の範囲内で
薬を用意しますので、先発品かジェネリックかの選択が出来ません。
  
 そのような医療機関を受診して、かつジェネリックを希望する場合、
診察時に院外処方をお願いすることが先決です。
その際に、ジェネリックを希望している旨も添えて相談する必要があります。

 それを口に出すのが面倒というか、気が重いという人もいます。
「ジェネリック医薬品希望カード」を持っていても、医師の機嫌を損ねては
いけないと、提出(意思表明)をためらうかたもいるようです。

 ジェネリックに消極的な医療機関や医師も少なからず存在します。
 医薬分業をしているかどうか、そしてジェネリックについて患者の意向を
尊重しているかどうか、これがこのケースでのポイントです。

──────────────────────────────

◆次は、ジェネリックに変更したら、服用する薬の数が増えてしまった、
という訴えです。

 ジェネリックになって安くなったのはいいけれど、これまで先発品は
1回1錠飲めば良かったのに、ジェネリックに変更したら1回2錠飲まないと
いけなくなってしまったというのです。

 お薬の名前を聞いてみると、先発品は1錠10mg、ジェネリックは1錠5mg
でした。成分の量について言うと、計算は合いますね。
 しかも、錠数が2倍に増えても、ジェネリックのほうが安いのです。
 
 ところで、そのジェネリックに1錠10mgの錠剤が存在しないかというと、
実はあるのです。ただ、その薬局では5mg錠しか在庫を取り揃えてなく、
10mg錠を用意してないのです。

 ならば、薬局に希望していまからでも用意してもらえばいいでしょう・・・、
いえ、そんなことは、本来なら薬局がすべきことだと思います。

------------------------------------------------------------

 なぜ、その薬局は10mg錠も取り揃えようとしないのでしょうか。

 本当のところは当該薬局にたずねてみないとわからないのですが、
単に不親切であるとか、対応が後手になっているという理由ではなく、
ある“疑い”があります。

 それは、あえて揃えようとしないか、仮にあっても5mg錠で対応しようと
しているのでは、という疑いです。

 揃えようとしないのは、その薬局が在庫品目数を増やしたくないという、
患者さんには直接関係のない理由であることが推察されます。

 また、あっても5mg錠で対応しようとするというのは、薬局で取り扱う
ジェネリックの錠数(数量)が多いほど調剤報酬上の評価が得られるため、
あえて錠数が多くなるように取り繕うという、つまり「薬局として儲かるから」
という理由が考えられます。
 薬局の都合を優先しているのですから、身勝手といえば身勝手です。

 そこを問い質しても薬局は本心を明かさないと思いますので、相談しても
取り揃えてもらえないようであれば、迷うことなく薬局を変えるとよいと
思います。

 自身の利益を優先するという姿勢は、他の場面の判断においてもコスト
意識を持ち込んだり、過度に取り入れている可能性があります。
患者さんの薬物療法を優先しない薬局なら、避けてはいかがでしょうか。

──────────────────────────────

◆次は、知らぬ間にジェネリックに変更されていたという事例です。

 慢性疾患で、長く受診を続けている患者さんのご家族のかたが気づき、
知らせてくれました。
 患者さん本人は、主治医から薬を変えるような話など聞いていないし、
薬局からもそんな説明を受けていないと言うのだそうです。
 そこである日、ご家族のかたが調べてみると、いつのまにか一部の薬が
ジェネリックに変えられていた、ということが判明しました。

 主治医も薬局も説明はしたものの、患者さんご本人が忘れてしまった、
という可能性がないわけではありません。しかし、物忘れがひどくなるような
疾患の患者さんではありません。

 いったいいつ、どうして、そうなってしまったのだろうか、というのです。

------------------------------------------------------------

 これは、主治医や薬局に聞いてみるしかありません。処方がどのように
記載されているのか、そこから調べてみるとよいでしょう。
 
 しかし、今となって、過去の説明に対して「言った・言わない」の水掛け論に
なってはどうしようもありません。いまからでもいいから、改めて説明を受け、
希望を明確に伝えるとよいと思います。

 この事例でもう一点、ご家族が気にされていたのは、変えられたジェネリック
すべてが同一メーカーのものであった、ということです
 
 その医師や薬局は、そのメーカーと何らかの関係があるのではないか、
ジェネリックに変更したのは、支払いが安くなるなどと言いながら、
実は自分たちに何らかの利益があるがためにそうしたのではないか、
と言うのです。

 これも外部からは調べようがありません。
 ただ言えることは、その疑いはひょっとしたら的を得ている可能性がある、
ということです。

 医療側の利益のためのジェネリックではありません。そのような疑いが
濃厚なのであれば、そのような医療機関や薬局を利用し続けることを再考し、
他に移ることを検討してはどうでしょうか。 

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 皆さんも何か気になることをご経験されてはいませんでしょうか。
調剤を受ける際にジェネリックについて感じることや思うことがあれば、
お知らせください。

 どんなことでも構いません。エピソードを添えて、是非お知らせください。

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【ジェネリック】 日本ジェネリック医薬品学会第4回学術大会が開催されました

2010-08-16 21:44:18 | ジェネリック de リ・スタート!
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☆ 日本ジェネリック医薬品学会第4回学術大会が開催されました!
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 6月12、13日、今年は大宮市で開催されました。
 いかにも梅雨空の蒸し暑い中、約1000名の参加者で賑わいました。

 医療従事者もさることながら、メーカー関係者が多かった印象です。

 シンポジウムや口頭発表が中心で、ポスターのみの発表は昨年より
少なかったのは残念でした。

------------------------------------------------------------
 
 参加したシンポジウムでは、壇上から熱い主張がなされていました。
 
 これまでもそうなのですが、結局、現在のジェネリックの使用状況や
識者の見解が述べられ、多々、刺激を受けるのですが、
 現実に目を向ければ、医療従事者が、とくに薬局薬剤師が熱心に
取り組まなければダメですよ、ということで総括されてしまいそうです。

 だからといって、薬局薬剤師が明日からすぐにでも導入できそうな話は
少なかったような印象でした。

------------------------------------------------------------

 「積極的な取り組みをせよ」ということは、みな、十分わかっています。

 問題は何を、どのようにやるか、です。
 
 最低限、愚直に国民にお勧めし続けることに尽きると思いますが、
それに伴って発生する質問や相談に応じるだけの準備(対応力)がないと、
「お勧め」があたかも“やぶへび”のようになりかねません。

 それがわかっていてもできない「消極さ」を生んでいる一因のように
思われます。
 
 お勧めする、打診するという部分にエネルギーを要するというのは、
国民の了解というプロセスが不可欠であり、
そこが最大の“関門”であるということです。

------------------------------------------------------------

 今回の学術大会での発表は、医療従事者、メーカー関係者、行政、
大学関係者らで占められていましたが、国民(患者)の立場からの発表は
ありませんでした。

 ジェネリックは国民に自己負担軽減を与え、ひいては国の医療費抑制
を狙うものです。国も国民の意向を抜きに、ジェネリック使用を強制する
ことはできないのです。

 国民と直接接するのは「国」ではなく医療従事者ですが、医療従事者が
何らかの行動をとるにしても、「国」も国民の思いや不安と直接向き合う
機会があってもよいように思いました。

 単に、アンケートや各種調査からこのような結果が出ていると、
そのデータ解析によって間接的に国民の様子を推測して済ませているの
ではなく、国民にアプローチするような取り組みがあってもいいのでは
ないかと思いました。

──────────────────────────────

 来年の第5回学術大会では、今年度の診療報酬等の改定から1年余
が経過し、いよいよ「成果について議論したい」と次期大会長の先生が
述べておられました。

 このように変わった、進展が見られた、これまでの取り組みが結実した
様子が見られている・・・、これまでの伸び悩みを突き破ったような内容
で溢れる大会を望んでおられるようでした。

 少なくとも医療従事者は、とくに薬剤師はボトルネックとまで戦犯扱い
されてきていますので、ラストチャンスといった危機感を持って、
これからを過ごす必要があるように感じました。

------------------------------------------------------------

 ジェネリックが進展しなかったとしたら、それも問題ですが、薬剤師が
見違えるような動きをしないのか、できないのか、それも将来に向けて
問われる大きな問題ではないかと思います。

 一薬局だけが頑張ってもダメですし、皆がやっているからと、自分だけ
はそれほどやらなくても差し支えないなどと思っていてもダメです。

 短期間に変わる方策もありませんし、一時的に“瞬間最大風速”を
もたらしてもダメです。持続的にジェネリックが使用されるような社会を
作っていくことも視野にいれた活動をすべきではないかと思います。

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 国民(患者)の皆さんにおいて、調剤を受ける際にジェネリックについて
感じることや思うことがあれば、お知らせください。

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【ジェネリック】 ジェネリックを使っていないのに加算が算定されている?

2010-07-18 23:54:54 | ジェネリック de リ・スタート!
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☆ 新年度になって、調剤報酬改定の余波が・・・
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 いつも薬をお飲みのかたにおかれましては、お手元に届いていますで
しょうか、保険者からの通知・・・。
 ジェネリック使用時の差額(減額の目安)が記載され、変更を促す・・・。

 薬局でも差額はわかるのですが、
尋ねられて“即答”できるほど簡単には答えられていないと思いますので、
通知をじっくりみていると、なんとなく次からは考えてみようというかたも
多いようです。

──────────────────────────────

 一方ではいまだにジェネリックに変更せず、従来からの薬剤であったり、
先発品だけを使用したいと考えるかたもいます。

 その方が、日頃利用していない薬局に行ったときのこと。

 薬局に行くと、ジェネリックを使用することもできるがどうするかと
尋ねられたのだそうです。つまり、ジェネリックを勧められたのです。
 しかし、その方は希望しない旨を伝えました。

 薬局では患者さんの意向を尊重しますので、先発品によって調剤を
行います。いつも通りのお薬であることを確認し、いざ会計へ。

 そこで問題が起こりました。

------------------------------------------------------------

 “あれっ、いつもより会計が少し高いような気がするんだけど・・・”
 
 その方は、計算が間違っているのではと思い、薬局に確かめます。
 薬局では、まちがっていないはずだと思いながらも、
万一ということがあってはいけないので、確認します。

 薬も錠数も日数も、その他計算方法も合っている・・・。
 
 どこも間違っておらず、正しい旨を伝えるのですが、
患者さんはどうもすっきりしません。

 そこで役に立ったのが、調剤に関する「明細書」です。
明細書は今春から領収書とは別に交付されるようになったものです。

 これまでもらっていた薬局の明細書を持っていたので、比較してみた
ところ、原因がわかりました。

──────────────────────────────

 「後発品調剤体制加算」が算定されていたのでした。

 これまで利用していた薬局では、それが算定されていない・・・、
 今回利用していた薬局ではそれが算定されていたのです。
 
 患者さんは、“自分は後発品を希望していないのに、後発品に関する
お金が請求されるというのはどういうことなのか”と疑問に思いました。

 そこで、薬局に申し立てをします。なぜこの加算が付けられているのかと。
自分は後発品を希望していないのだから、加算が付けられる対象ではない
のではないかと。

 残念なことに、その時、その薬局で居合わせたスタッフは、その加算の
意味をうまく説明できなかったのだそうです。

 結局、“よく理解できないが、けっして間違っていないということを言いたい
らしい”、“先発品で調剤を受けているのに、高くなるのは腑に落ちない”
という印象は残ったようです。

------------------------------------------------------------

 その後、不満の残るその患者さんは、その薬局を利用すると支払いが
高くなると、コトある毎に周囲に話したのだそうです(スピーカーですね)。

 不満はすぐに拡散します。
 それを聞いた人は、“あの薬局は他よりも高い”と受け止めたことでしょう。
 当初の薬局の説明に問題があったとはいえ、
その薬局の評価は不本意な結果になってしまったのです。

 少なくとも、ジェネリックについて熱心に取り組んでいる薬局のほうが、
調剤報酬上では評価されている薬局のほうが、悲しいことに“悪い印象”を
持たれてしまったのです。
 
 ジェネリックに熱心な薬局を利用することで、変更が出来て、
支払いを減らすことができて、喜んでいる患者さんもたくさんいるでしょう。
 
 しかしその患者さんにとっては、支払いが高くなり、あいまいな説明を
受けて、逆の評価になってしまいました。

──────────────────────────────

 薬剤師のみなさんは、きちんと説明できますでしょうか。

 調剤報酬という仕組みで決められた通りに計算しているので間違いない、
とつっぱねていたのでは納得が得られにくいのです。

 その加算は、ジェネリックについて熱心に取り組んでいる薬局を評価した
ものであり、先発品以外にもジェネリックのニーズにも対応できるよう、
多くの薬を取り揃えていることに配慮したものであって、
患者さんがジェネリックを使用しているかどうかとは関係のない点数である
こと、そのために先発品だけを使っている患者さんに対しては
支払いが若干増えてしまうことについて、理解を求めることになります。
 
 苦労している薬局、熱心な取り組みをしている薬局のほうが、
評価が下がってしまうというのは、たいへん残念なことです。

 むしろ、積極さをアピールするチャンスでもあったのですから、
自信を持って対応すると良かったのだと思います。

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 みなさんも、年度が変わって何か違いを感じておられませんでしょうか。

 お気づきの点がございましたら、エピソードを添えて、是非お知らせください。

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Comments (2)

【ジェネリック】 ジェネリックに対する姿勢で薬局を評価する

2010-07-05 18:48:20 | ジェネリック de リ・スタート!
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 みたキタ企画、薬剤師のsukeです。

 このメールマガジンは、ジェネリック医薬品(後発医薬品)が適切に使用
されることを目的として、話題を提供しています。

◆ジェネリックの使用をためらっている一般のかた
◆ジェネリックの適切な使用促進に悩んでいる薬剤師
◆ジェネリックについて興味や関心のあるあなた

 といった皆さんにお読みいただきたいと思います。

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☆ ジェネリックに対する姿勢で薬局を評価する
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 研修会終了後の懇親会で、ある薬局のかたとお話したときのことです。

 この薬局は、地域薬剤師会の活動に対して積極的でなく、どちらかというと
非協力的という評判だったのですが・・・。

 ジェネリックの使用状況は数量ベースで10数%、後発品調剤体制加算を
算定したいのだけど・・・、と苦悩している様子でした。

 待合室にポスターを貼ってはいるものの、とくに患者さんに働き掛けは
していないようです。
 というか、門前医療機関から控えるように言われているとのこと。

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 窓口で話題を振り向けてみることはもちろん、パンフレット等の配布も
控えているというのです。

 なぜなら、もしそのような行動をしていることが門前医療機関にバレたら、
医師との関係が保てないから、という考えなのです。

 ただし患者さんのほうから希望が寄せられた場合であれば、その時は
対応するのは構わないのだそうです。

 患者さんのことを思わないわけではないが、門前医療機関の医師との
関係維持も重要である、だから前向きな取り組みはしないのだそうです。

 あまりにも門前医療機関の意向に沿った判断を肯定しているので、
唖然としていると、「どうしたらいいでしょうねぇ」と相談してくるのです。

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☆ 待っていては始まらない、それどころか悪化の一途かも
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 ひところに比べてジェネリックメーカーのテレビCMは減りましたが、
健康保険組合によるジェネリック使用推奨の動きも見られるようになりました。
それらによって国民のジェネリック志向が刺激され、窓口で希望を申し出て
くるようになることを期待しているのです。

 「果報は寝て待て」? 
 
 これは何も行動を起こさず、そのうち風向きが変わるのを期待して、
ひたすら「待ち」の姿勢で過ごす・・・、という意ではありません。
 すぐに結果が出なくとも、すべき行動を続ける中で、その時が訪れるのを
期待する、ということかと思います。

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 患者さんは、他の医療機関や薬局を利用する機会もあるでしょう。

 もし、そちらでジェネリックについて勧められ、希望を叶えてもらったら、
薬局間に見られる姿勢の較差をどう評価するのでしょう・・・。

 患者さんは「他の薬局を利用する時もジェネリックについて相談してみよう」
と思うでしょうか。それとも「次からはジェネリックに熱心に向き合ってくれる
こちらの薬局にいつもの処方せんを持ち込んで、相談してみようかな」と思う
のではないでしょうか。

 その薬局も、「あちらの薬局でご相談ください」と言うのではなく、
「あちらのクリニックの処方せんをこちらにお持ちいただければ対応しますよ」
と持参を勧めるのではないでしょうか。

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 さらに、そのような出来事を経験し、いきさつや実際を周囲の人に話す
と思います。うれしかったことも、残念だったことも話す・・・。

 薬局によって違いがあることがわかり、家族や知人、周りの人に評判が
クチコミで広まります。

 その結果どうなるか。

 門前医療機関の医師を慮った薬局では患者離れが進み、
ジェネリックに前向きに対応した薬局の評判は広がる・・・。

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 案の定、水面下で薬局に対してジェネリックの使用促進を抑えつけて
いる医療機関は、分業開始して数年来、患者さんが増えていないそうです。
もちろん薬局も、です。

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 さて、この例からどんなことを学ぶことができるのでしょうか。

●待合室の片隅に形ばかりに、ジェネリックのポスターが貼ってある薬局

●ジェネリックについて、患者の意向をたずねてこない薬局

●患者さんの生活や事情がどうあろうと、処方通りに服用するよう伝えて
くる薬局

●患者の味方になるわけでなく、医者への気遣いをする薬局

 もしみなさんがおかかりの薬局に、このような兆候が見られたら、
要注意ではないかと思います。
 そんな薬局は避けたほうが賢明でしょうし、薬局はそうならないよう、
「他山の石」とすべきでしょう。

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 みなさんも、このような薬局は要注意だ、逆にこのような薬局であれば
皆に勧めたい・・・、そんな評価ポイントをお持ちではないでしょうか。

 みなさんが着目する「良い薬局」「避けたい薬局」、是非お知らせください。
できればエピソードも添えて。

 もちろん、ジェネリックにまつわるエピソードやこれらについてもお待ち
しています。

 取り上げてほしい話題、感想等、些細なことでも構いません。

 お送り先は、 tamsuke@gmail.com です。
(@は小文字の「@」に変えてお送りください)

 お待ちしています! それではまた次回! (^^)/

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☆☆☆【みたキタ企画よりお知らせ】

 みたキタ企画では、ジェネリックについてご相談をお受けしています。

●個人的な疑問がある、相談したいという要望(一般のかた)
●ある集まりで、話をして欲しいという要望(一般のかた)
●どうやってジェネリックを進めていくとよいか悩んでいる(薬剤師)

 ご要望があれば相談に応じますので、ご遠慮なくお知らせください。 
 現状から一歩前進できるよう、そのお手伝いができればと思います。

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