何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

不整脈で困ったら

2012-02-29 22:43:40 | Book Reviews
「不整脈で困ったら」 山下武志・著、メディカルサイエンス社、2009年3月25日

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たった1つ変わればうまくいく

2012-02-27 17:42:24 | Book Reviews
生き方のヒント幸せのコツ たった1つ変わればうまくいく」 鎌田實・著、集英社文庫、2011年11月25日

p.7 いつも上機嫌でいる上機嫌療法というのがあります。上機嫌や、前向きでいることによって、病気がよくなってくることがあります。

p.25 ホスピタリティってなんだろう。
 こころのこもったおもてなしと訳せばいい。人を大切にするこころという意味でもいい。あのホテルはホスピタリティがあふれているというときは、おもてなしのこころが満ちているということ。あの人にはホスピタリティがいっぱいあるというときは、いつも人を大切にする人、人を気持ちよくしてくれる人と理解すればいいでしょう。

p.55 ホスピタリティの必要な職業では、共感することがとても大事です。保険の外交をしているとき、お客さまから辛い話を聴いたときには、アドバイスをする以前に、「大変でしたね。辛いですね」とこころを添わせることで、相手もこころを開き、いいコミュニケーションが始まっていくのです。

p.78-9 癒される時間を持てる人は、人を許せる力や人を喜ばせる力、自分が喜ぶ力を自然に身につけています。いい仕事ができるプロフェッショナルには、癒される時空が大切です。

p.104 自分が向上することが即、ケアを必要としている人たちのこころを豊かにすることになるのですから。
 こうした使命感を持って日々送っていると、仕事に張りが出て、毎日がつまらないと思うこともなくなります。一生懸命取り組んだ結果、相手が幸せになれば、自分も幸せな気分を味わえるのです。

p.112 「公」と「私」は対極の位置にあります。「公」に立つ仕事とは、社会から自分に与えられたものより、より以上のものを社会に返すということ、つまり、「奉仕の精神」に他なりません。

p.118 今うまくいかなくても、長い目で、丁寧に生きていると、状況は急転して面白くなるものです。誰かが手を貸してくれます。お金や物より大切なもの、それは仲間です。お金や物に引きずられて大切なものを見失わないでください。
 お金や物より大切なもの。それはこころの満足。ホスピタリティはマナーという技術とおもてなしというこころを育てます。自然とこころの満足へつながっていきます。

p.120 たとえ自分の思いはもっと別のところにある、人のために犠牲になりたくないなどと思っていても、サポートが必要な人の前に出れば、ホスピタリティのプロを演じきらねばならないのです。
 ホシピタリティの仕事に携わっているときは、人を支え、ケアするプロであるという思いをこころにたたき込み、演技を続けてください。それを長くやっていると、行動はいつの間にかこころから人を大切にするあたたかいホスピタリティ・マインドにあふれた、プロ中のプロとみなされるようになるのです。

p.124・126 家庭の中でも、夫と妻が、やってあげすぎたためにこの隷属の不幸な関係になっている場合があります。引きこもりの息子が、親をおどかし、隷属の関係をつくっている場合もあります。甘やかしすぎていいことはありません。
 初めは自分が主体になって、相手をあたたかくおおらかな気持ちで迎え入れて喜んでもらおうと思っていたのに、だんだん自分が相手の奴隷になって、こき使われてでもいるようなみじめな、不満に満ちた気分に陥っていくことがあります。家庭での介護など、閉ざされたケアの場などでしばしば起こるようです。

p.130 自動車のセールスをする人は、お客さまにこの人と話していると必ず自動車を買わされてしまうと思われると、お客さまに避けられるようになってしまいます。仕事をがんばりすぎて、自分の思いを伝えることが先行しているからです。ホスピタリティを仕事にしている人が、がんばりすぎている気配を見せてしまうと、お客さまに身を引かせてしまうことにつながってしまいます。

p.137 「自分がどんな環境で働いていたとしても、患者さんの話を聞き、その人の言葉、一語一語を丁寧に受け止めていこう。システムが悪いといって、責任を転嫁しないようにしよう。患者さんは精一杯生きているのに、私があきらめてはダメだ」

p.154-5 職業や仕事を自分の立場から見ると、自分が主役になって、お客さまを支えたり、必要な技術を提供してあげていると考えがちになります。
 しかし、そうした考えで人間関係の多い仕事に臨むと、相手が自分の思う通りに応じなかったり、予定が思惑通りに進まないと、不満感や焦燥感を覚えてしまうことにもなりかねません。
 世の中のすべての仕事は、自分が動かしているように見えて、実は人々の求めによって存在し、成り立っているのです。言い換えれば、仕事とはすべて“社会への奉仕”です。
 人々に奉仕できた満足感・充足感は仕事の喜びとなり、自分がこの仕事に携わっていていいんだという安心感につながって、毎日、自信を持っていきいきと仕事に打ち込めるようになるのだと思います。

p.156-7 希望が持てないときは、誰にもあると思います。そうしたとき難しく考えずに、丁寧に日々の生活を営んでいくことが、生きる力になるかもしれません。燃え尽きないコツは、こんなところにも隠れていたのです。

p.157 とっぴな奇をてらったサービスではなく、まずはお客さまにとって快適で地味なサービスを基本にして、時にお客さまを喜ばせたり、感動させるサービスを織り込んでいくことが、またここを利用したいというお客さまの願望を引き出すのではないでしょうか。

p.172 仕事の喜びとは数字で表される成果ではなく、どれだけ「共感」を味わえるかということだと思います。

p.192 一ついいことがあると、人間はいい方に解釈してくれるのです。

p.204 価値観の多様化した現代、何が必要な無駄かを見極めるのは、非常に難しいと思われますが、そんなときは“正しいと思うこと”を実行していくことです。

p.209 失敗のように見える人生を価値ある人生に変えるのは、実は簡単なのではないでしょうか。それは、誰かのために生きてみることかもしれません。

p.211 ホスピタリティを大切にする仕事の究極の目的は、お客さまに幸せになっていただくことです。それゆえ、ホスピタリティに携わる人たちはそのお手伝いをさせていただいているわけです。そして、同時にお客さまの幸せ探しを手伝いながら、仕事の中での、また人生の中での自分の幸せ探しもしていることになるのです。

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逆境を乗り越えるリーダーの言葉

2012-02-25 21:30:22 | Book Reviews
逆境を乗り越えるリーダーの言葉 ビジネス哲学研究会・編著、角川書店、2011年5月10日

p.23 負けた途端、「もうダメだ」と思い込んでしまう人がいるが、ダメなのは負けたことではなく諦めることなのである。

p.45 新しいことにチャレンジするときに「失敗を恐れない」という気持ちを持つことは大切なことだ。だが、それを「失敗しないように注意する」という考え方にいつの間にか変わってしまうことがある。すると行動が消極的になり、チャレンジ精神も失われてしまう。そうならないためには「失敗」というネガティブな言葉は使わず、「必ず成功させる」という強い気持ちを持つことである。 #RM

p.65 失敗した人に対し、蔑みの眼差しを向ける人がいる。しかし失敗というのは、新たなことに挑戦した人だけが得られる勲章である。

p.73 千載一遇のチャンスが訪れたにもかかわらず、力不足でそれを活用できないことがある。だが、そのようなチャンスというのは滅多にあるものではない。もしかしたら、二度と来ないかもしれない。そうだとしたら、どんなに悔やんでも悔やみ足りないはずだ。このような後悔をしたくなかったら、普段から入念な準備をしておくことだ。

p.103 目標に到達しても安心している暇はない。ライバルたちがすぐそこまで迫ってきているからだ。立ち止まっていればあっという間に追い越され、こんどは後塵を拝すようになる。ゆっくりでもいいから歩み続けること――それが常に優位を保ち続ける秘訣である。

p.105 非難や中傷といった漠然とした攻撃は、明らかな成果には決して勝つことができない。

p.111 大切なのは、ひとつの目標に向かって力を集中させること。そうすることによって、はじめて努力は報われるのである。

p.145 人の先を行きたいなら、限界と感じたところにスタートがあると考え、そこから死にものぐるいで前進していくことだ。

p.169 逆境を不遇と考えるのではなく好機ととらえれば、辛さなど感じないはずだ。

p.173 自分の人生を懸けるような大事は独断専行した方がいい。たとえ失敗したとしても、それなら納得がいくはずだ。

p.177 大切なのは金ではなく、どれだけ社会に貢献することができるか、である。

p.181 ライバルにしてやられることがある。だが報復や復讐は何も生み出さず、ただ双方が疲弊するだけ。まずは協調し、開けられてしまった距離を詰めることが大切だ。だが、その間も相手がライバルであることだけは絶対に忘れてはならない。また同じことを繰り返す可能性が高いからだ。隙を見せずに協調関係を続け、二度とライバルの術中に陥らないことだ。

p.191 掲げていた目標に到達するのが難しいと感じると、「もう少し低くてもいい。最初の目標が高すぎたんだ」と思い込もうとする人がいるが、これは明らかな嘘だ。

p.195 あなたが苦しい立場にあるのは周囲もわかっている。それにもかかわらず助けてくれた恩は絶対に忘れない。そして、それがあなたの評価につながり、やがてそれに助けられる時が来る。

p.198 自信ある自己流は、自信なく正統派に優る。

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幸せの法則

2012-02-23 22:47:47 | Book Reviews
「幸せの法則」 望月俊孝・著、中経出版、2007年9月4日

p.43 何をやったらいいのかわからないから、進めない、行動できない。行動できないからやっぱり結果が伴わない。そういったジレンマに陥っている方も多いと思います。
 そんなとき、「因果逆転の法則」を思いだしてください。先に「結果(夢)」を選択し、強くイメージすると、必要なアイデア、行動力、資金、応援、人との出会いなどの「原因」を引き寄せることもできるのです。

p.45 「夢に挑戦する過程」で、すべて必要なものがやってくるのです。長期的に考えると、今挑戦している夢が叶うとか、実はそれは大きな問題ではありません。
 夢に挑戦し続けるなかで、私たちの成幸筋肉が日々鍛えられて成長し、その筋肉にふさわしい夢が、やがてあなたの前に現われることでしょう。

p.55 「失敗をする」ということは、あなたが「自分の限界を超えて挑戦した証」です。成功への第一歩を踏み出しているからこそ失敗に出会うのであって、決して失敗者だからではありません。
 また、失敗はあなたが無謀だったわけではなく、「あなたの夢が挑戦しないではいられないほど魅力的だ」ということを教えてくれるものなのです。

p.91 叶う夢だから 心に宿る

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ディズニーそうじの神様が教えてくれたこと

2012-02-21 23:29:56 | Book Reviews
「ディズニーそうじの神様が教えてくれたこと」 鎌田洋・著、ソフトバンククリエイティブ、2011年10月28日

p.41 『ダメだと思っても、信じる心を共有することで、限界を超せる時がある』

p.71 『そうじは、パレードやアトラクションを演出するための、舞台作りなんだ』

p.110 『自分自身が夢を持っていないと、人に夢を与えることはできないよ』

p.119 「夢は、どうすれば叶えられるんですか?」「そうだなぁ、これ!という方法なんてないと思うよ。ただ、一ついえることは『限界を決めない』ということかな」「限界を決めない?」「そう、これがダメだったらやめよう、ここまでできなかったらあきらめよう・・・・・と、自分で限界を決めてしまったら、夢は叶わないかもしれないね」

p.142 「ゲストがゴミを床に捨てるのは、捨ててもいいという環境を、キャストである僕たちが、作っているからなんだ」
 「そうじは、汚れているからするのではなく、汚さないためにするんだ。汚せないくらい綺麗にすれば、捨てることに躊躇するんだよ。そうなれば、ゴミを捨てる人はいなくなる。劇場の舞台に、ゴミを捨てる観客はいないだろう? それと同じで、ここも舞台なんだ。僕らは、舞台を作るためのエンターテイナーなんだよ」


 ふと思ったのが、患者さんはお薬手帳を使用しようとしない、勧めても断られる、悪気はないが平気で持参し忘れる、というのは、それでも構わない、という状況を薬剤師(や医療関係者)が作っているのではないか、ということ。
 薬局のために使ってもらうわけではない。使うと患者さん自身にメリットがあるんだ、使うと使わないとでは明らかな違いがあるんだ、使ったほうがより安全確保につながるんだ、という環境があれば、患者さんは使うだろう。そういう場面をつくるのは誰か。
 患者さんが悪いんじゃない。原因は薬剤師にある。しかも、お薬手帳が登場してから使わないで済ませてきた。使わなくても大丈夫、という状況を作ってきてしまった。これまでは拙かったと反省し、非を認めるところからスタートし、原点に立ち戻ってお薬手帳を使い、患者さんの安全確保を果たす・・・。そこがお薬手帳復活の正規ルートではないかと考える。



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9割がバイトでも最高の感動が生まれるディズニーのホスピタリティ

2012-02-20 23:22:08 | Book Reviews
9割がバイトでも最高の感動が生まれるディズニーのホスピタリティ 福島文二郎・著、中経出版、2011年11月18日

p.34-5 それは「東京ディズニーランドもまた、ひとつの商品である」ということです。ショップで売っている商品はもちろん、パーク内の各エリアやすべてのアトラクション、さらにはキャストのゲストへの接し方も、すべて「商品」なのです。

p.39 本書では、よりわかりやすいように、ホスピタリティを、そのマインドも含めて「相手に対する主体的な思いやり」と定義して話を進めていくことにします。「相手に対する主体的な思いやり」を、もっと具体的にいえば、「自ら相手の気持ちになって、相手の立場に立って、共に考えてあげる気持ち・心」のことです。

p.41-2 サービスとホスピタリティは意味が違うものの、とても近い関係にあります。そもそもサービスとは、お客様へのホスピタリティをもとにつくられたものだからです。「こうしてさしあげれば、お客様に喜んでもらえる」ということをもとにつくった“しくみ”がサービスなのです。

p.71-2 あなたが、お客様にホスピタリティをもって接し、好印象、あるいは感動を与えることができると、お客様は、当然、あなたに感謝し、「この人は信頼できるな」という気持ちを抱きます。同時に、お客様は、あなたの属する組織・会社に対しても、信頼感をもちます。

p.151-2 自主性を規制するような傾向があまり強いようだと、従業員は、ホスピタリティを発揮しようにもなかなか発揮できないものです。従業員は委縮し、息苦しさをつのらせることになります。やはり、人は誰でも、のびのびと働くことのできる職場に魅力を感じるものです。


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魔法の質問

2012-02-19 07:27:02 | Book Reviews
こころのモヤモヤを解き放つ 魔法の質問」 マツダミヒロ・著、サンマーク出版、2006年6月30日

p.1 モヤモヤした気持ちがあるのは、あなたがこれから何かを始めようとしている兆しだからです。いくつかのきっかけさえあれば、あなたは、こころのモヤモヤから解き放たれるでしょう。

p.22 自分のやっていることに不安がなく、そしてそのことに集中していれば、嫉妬することは少ない。自分を過小評価し、他の人と比べてしまえばしまうほど、嫉妬心が芽生えてしまう。

p.30 でも、怒りには副作用がある。怒ることで、感情も麻痺するし、普段は考えもつかない行動に出てしまうことがある。

p.34 教えることが必要なときは、見張っていなくちゃいけない。逆に、受け入れることが必要な場合は、あたたかく見守る。その人にすべてをゆだね、そして求めすぎない。どちらもやはり必要なのだ。

p.36 逃げると、成長は止まり、最終的には同じことを繰り返してしまう。
 逃げるとは、できていると思っているのに、できていないこと。できていないと思っているのに、できていること。

p.42 許すということは、認めるということであり、任せることでもある。幸せに生きていくとすれば、あなたが許していないことを許すといい。
 無理やり許そうとするのではなく、時間がたつのを待ってみよう。「許してもいいかな」と思うときは、必ず来るはずだ。

p.66 非日常をずっと続けると、それは日常となり、非日常のときの楽しさは続かない、ということ。

p.94 相手と距離が縮まるとき・それは、相手のことに共感できたときだ。

p.104 相手にやる気を出させ、やる気を持続させるために、いったい何が必要か。
 それは、権力を魅力に変えて相手に伝えることである。魅力的な人の言うことは聞きたくなる。手伝ってあげたいと思いたくなる。あなたがいくら権力を振るっても、魅力がなければ、離れていってしまうものである。

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きっと、よくなる!2

2012-02-18 10:51:23 | Book Reviews
『きっと、よくなる!2 「お金と仕事」編 本田健・著、サンマーク文庫、2011年1月7日

p.62 「僕が成功できるのはね、幸運の女神と契約したからなんだよ」
 その内容は、いたってシンプルです。「やっることは、すべて手を抜かずやる。その代わり、やるべきことすべてを成功させてくれる」というものです。

p.67 いま世界的天才として知られている人たちは、後天的に自分の才能を磨いているのです。
 もし、唯一必要な才能があるとしたら、そえは、「信じてやりつづける」ことだと私は思います。まわりが何と言っても、自分は続けるんだという意志をもっている人に、ライフワークの神様は微笑んでくれるのです。

p.79 「自分らしく生きる勇気」とは、別の言葉でいうと「普通でいるのをやめる勇気」ともいえます。

p.83 そんな(変化を恐れず、自分らしく生き始めた)ときは、安定をあきらめてでも自分の道を進みたい!という情熱があるかどうかが試されます。

p.95 いま、あなたがひそかに欲しいと思っているものは何でしょうか? それが少しでも、自分の人sネイの質を高めてくれる可能性があると思うなら、迷わず投資してください。

p.103 お金がどれだけ儲かるかではなく、どれだけ楽しんで打ち込めるのかを先に考えておくことです。目先の利益ではなく、自分が一生を通じて、楽しめそうな仕事を見つけることです。その仕事が、あなたにいちばん多くの報酬と喜びをもたらすでしょう。

p.158 直接批判してくる人と話す機会があれば、「なぜ、そのように見えるのか」「それが、すごく悪いように見えるのはなぜか」などと聞いて、誤解を解くようにしています。
 たいていの場合、私にもっとよくなってもらいたいと考えてくれているか、私が彼らの描く理想像にそぐわないので失望しているかのどちらかです。

p.187-8 運をよくしておくための、とっておきの秘訣。
 まず一番目は、自分のまわりを大好きなもので満たすこと。二番目に、自分の大好きなことをやって時間を過ごすことです。三番目は、運のいい人とつきあうことです。四番目は、人を日常的に喜ばせることです。五番目は、感謝することです。

p.215 豊かさの鍵は、「何かをもらったら、お返しする」ということにあると思います。

p.220 歴史をひもといでみると、「こんなのおかしい!」と言って実際に立ち上がり、時代の流れをつくった勇気ある人は、数え切れないほどいます。

p.221 私は本気で決めています。すべてを惜しみなく分かち合うことを。それも、何かを犠牲にするのではなく、たくさんの仲間たちと楽しみながらやろうと考えています。


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グレートカンパニーの作り方

2012-02-17 00:01:20 | Book Reviews
お客も社員もどんどん幸せになるすごい会社 グレートカンパニーの作り方」 五十棲剛史・著、徳間書店、2011年1月31日

p.3 お客さんとの共感性を大切にし、社員も誇りを持って働ける、そのような会社が顧客から高い評価を得て、結果として非常に高い業績を残しているのです。

p.32 ここでいう独自性とは、他社が簡単にマネができないレベルの商品やサービスです。それを本気になって目指している会社は一部しかありません。差別化されているといったレベルではダメ。もっと突き抜けたレベルの商品やサービスを持っている。
 マネできそうだけど、できない。「独自性」をそこにまで発展させることができるかどうか、が今は問われているのです。

p.34 そのときに必要な企業とはどういう会社なのか、ということです。ここで問われるのが、「共感性」だと思うのです。「この会社はつぶれてもらったら困る」「絶対に日本からなくなったら困る」・・・・・。そう言われる会社が生き残るはずなのです。

p.36 これからの時代の「いい会社」とは何か。わかりやすくいえば、それは、働いている社員がまず幸せになれる会社です。あるいは、取引先とのいい関係が築けて、長く付き合える会社です。

p.70-1 定量的成長から定性的成長へ、量から質への転換を図ると、今度は競争相手が変わることになるのです。
 そこでOKUTAが向かったのが、第三の道、でした。「寺社らしさ」の共感度を求める「Z軸」です。競合相手と争うのではなく、自分たちの道として成長を求める。こうなると、競争はありません。独自のビジネスモデルを追求していくのみ、ということになるのです。大事なことは、その企業らしさを感じられるビジネスモデルを磨き上げることだということに、OKUTAはこのときに気がついたのです。

p.79 ブレなければ、それはやがて「らしさ」へと変わっていきます。

p.94 自分たちの会社はこうするんだ、こうやって社会の役に立つんだ、という社会的使命感が明白になっていたからこそ、意志や使命は生まれたのです。問われるのは、その使命感を、損得よりも優先できるかどうか、ということになるのかもしれません。

p.111 スポーツでも、仕事でも。コツコツと繰り返し同じトレーニングを続けることによって、目標を実現し、そしてさらにレベルの高い新しいステージを迎えるものです。チャンピオンやスーパースターはみんなそうしているのです。

p.134 ありがとうはクセであり、ありがとうはスキルなのだ、と言います。

p.189 グレートカンパニーというのは、お客さまから「明確にここに来る理由がある」と言われる会社です。社員にしても、「この会社に居続けたい理由が明確にある」会社です。

p.191-2 使命とは、読んで字のごとく、命を使う、ということです。つまり、命がけで、やるべきことを、どんなことがあってもやり遂げるということです。たとえ自分がいなくなったとしても、その形だけは残したいと思えるようなこと。それによって、世の中にいい影響を与えられるようなこと、と言えるかもしれません。

p.192・194 理念というのは、目指すべき、ゆるやかな方向性とでも言うべきもの。それに対して、ミッション・ステートメントは、何がなんでもやりきらなければならないもの。力強さが違います。もし日本語で言うのであれば、経営理念ではなく、企業使命とでもいうべきかもしれません。
 理念をベースに深堀りしてミッション・ステートメントを考えていくのもひとつの方法です。本気になって、本当にやりたいこと、やらなければいけないことをミッション・ステートメントに盛り込むのです。
 そしてもうひとつは、世の中や多くの人々から共感を得られるようなものであること、いつの時代も変わらないものであることが大切です。

p.194-5 これだ、というミッション・ステートメントを作り上げた以上、それを徹底して守り抜く。「いいことばかり言って」「かっこつけようとして」などと言われたとしても、やり抜くんだという意思を持つ。いちばんやってはいけないのは、ミッション・ステートメントは作り上げたものの、言っていることとやっていることが異なってしまうことです。

p.197-8 そして、お客さまの中でもどんなお客さまが最もコアなお客さまなのか。そうしたお客さまは何を一番求めているのか。そこにフォーカスし、突き詰めていく。逆に絶対やってはいけないのは、顧客不在の個性や独りよがりの長所です。

p.199 独自固有の長所を決めたら、次に力を入れるのは、商品力の強化です。それも群を抜いて強いというレベルを目指すことが大事でしょう。

p.203 商品、サービスなどのモノを売る時代はもはや終わったということです。

p.206 やがて、目玉商品戦略そのものに、消費者は懐疑的な見方をするようになっていきました。結局、集客するための手段としてやっているということが、次第に消費者にもはっきりわかってきたのです。

p.213 価値観が多様化してきた今は、働く側の考え方は、ますます多様なものになってきています。成果主義のような、報酬やポストで人のモチベーションを高めるような単純な取り組みでは、社員は動かなくなってきているのです。

p.217 グレートカンパニーを目指すのであれば、採用はマインドを重視したほうがいい、ということになります。多少はスキルが足りなくても、マインドを重視した採用を、中途採用でも意識したほうがいいのです。

p.220 大事なことは、理念やミッションをいかに実現させるかだ、というカルチャーがあれば、社員は自発的に最適な判断ができるようになります。逆に、こういうことをやるためには、こういう手続きが必要だ、こういうプロセスを踏め、とルール化しているような会社では、こうはいきません。

p.220-1 そしてひとつ縛ったら、社員はもはや自分の頭では考えられなくなっていきます。ルールに照らし合わせた判断をするようになる。結果的に、本当に細かなところまで縛らなければならなくなるということです。
 もちろん、ルールをまったく作らない、というわけにはなかなかいかないと思います。しかし、そのルールは、理念やミッションを達成するためのものなのか、あるいはお客さまの目線で作られたものなのか、それをしっかりチェックしておく必要があります。そして、社員にはできるだけ任せる、というカルチャーを作っていくのです。

p.221 ルールに関していえば、何より注意しなければならないのは、「なんでこんなルールや制度があるんだっけ」と思えるものが社内を跋扈していることでしょう。100回に1回の失敗を防ぐために、社内事情で作られたルールや制度によって、社員がガチガチに縛られているケースは実は少なくありません。こうしたものが、歪んだカルチャーを生み出すのです。


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情報の呼吸法

2012-02-14 21:53:38 | Book Reviews
「情報の呼吸法 発信しなければ、得るものはない 津田大介・著、朝日出版社、2012年1月15日

p.50 「ツイッターは『出会い系』ではなくて『出会う系』だ」と言った人がいますが、この表現は本質をついています。目的を持って「出会いたい」という意思がある人にとって、こんなに見事なツールはないと思います。

p.82 ネットの情報は放っておいても大量に入ってきますが、むしろ重視すべきはオフラインでしかアクセスできないオリジナルな情報なのです。

p.83 具体的な話を引き出すために質問にはコツが要ります。もちろん質問項目と質問の流れは事前に考えておきますが、実際のインタビュー中に連想した質問を臨機応変に挟んでいきます。ここでも「連想ゲーム」が威力を発揮します。インタビュー相手が発した固有名詞に何か引っかかりがあったときに、それにちなんだ質問を投げていくのが誰でもできる一番分かりやすい方法です。

p.90 ちなみに相当ひどいことを言われても、僕はまったくへこみません。自分の意見や意図はどうしたって誤解されてしまうものなので、仕方がないと思って気にしないことにしています。

p.130 未知なるものに開かれたマインドを持っている人、つまり好奇心がある人にとってはツイッターの威力は大きい。同じ文脈を共有している人とだけコミュニケーションしたいのであれば、フェイスブックをやればいいと思います。自分の嗜好にあったメディアを使い分けることが重要です。

p.150-1 実は僕は「人脈」という言葉が嫌いなんです。そこに「損得」や「利用してやろう」というニュアンスを感じるからです。ぼく自身いろんな人と会ってつながっていますが、それを「人脈」と思ったことは一度もありません。損得ではなく、お互いに人間として常に興味を持ちあっているような関係でいたい。そのほうが人に期待しすぎず、貸し借りもないので気楽です。

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日本一心を揺るがす新聞の社説2

2012-02-13 22:09:11 | Book Reviews
「日本一心を揺るがす新聞の社説 希望・勇気・感動溢れる珠玉の43編 水谷もりひと・著、ごま書房新社、2011年5月10日

p.29 人間も、イメージチェンジするくらいなら髪型や洋服を変えるだけでいいが、人間として一回り大きくなるときは、それまでの経験が全否定されるほどに挫折する。それは、より大きな試練にも耐え得る「3階建て」の構造に根本から造り直さなければならないからだ。

p.32-3 「今のあなたは、成功の人生を送るうえでどうしても必要な経験を集めているだけ」

p.38 「常識は賞味期限付きの価値観だ」

p.41 「組織の中ではベテランの能力が、ある日突然陳腐化していくという現象が起きる。だから『今まで何をやったか』ではなく『これから何がやれるか』ということで人の価値が量られる時代なんです」

p.48 転ぶことが失敗じゃない。時には転んだままゆっくり考えればいい。子どもも、大人も、社会も、もっと考える時間があったらいい。

p.61 「『生きたい』と臓器移植を待っている人がいる。かすかな希望を抱いて京都いう日を必死で生きている人がいる。自殺したらそんな人に申し訳ないじゃないか。『死にたい』と言うんじゃなくて、そんな時は『死にたいほどつらい』と言おうよ」

p.69 息を引き取った後、医療処置が行われ、娘が髪を洗い、化粧をした。すべてが終わったあと、ドクターが亡くなった昌子さんに向かって深々とお時儀をした。二女の麻里さんは、「あのドクターの姿が忘れられません。命の重みを知っている人だと思いました。頑張った患者に対する最敬礼でした」と泣きながら笑顔で話していた。

p.73 手塚さんが本当に描きたかったのは、科学万能の、夢のような未来ではなく、アトムの苦悩ではなかったのか。ロボットなのに人間の心を持っていたアトムはよく悩んでいた。対人関係や善悪の葛藤に・・・。
 科学は、いつも人間の心を持ち続け、そして悩み続けたほうがいい。「安全だ」と言い切れるものなどどこにもないのだ。

p.83 なるほど、私たちはお客になった瞬間、もてなされたいのだ。もてなされているという実感、それを感動という形で味わいたいものだ。サービスとはそのためにある。

p.87 商品の魅力は、商品そのものの品質や機能より、その商品が持っている「物語」にある。たとえば、「この商品がどうやって誕生したのか」なんていう「物語」がブランドになっていくのだ。
 人も物もみんな「物語」を持っている。それがその人の、その物の、魅力なのだ。

p.94-5 なるほど、楽しい人生とは、ただ脳天気に生きる快楽主義ではなく、「あなたがいて良かった」と言われる人生を送ること。

p.106 「生徒はお客様である」と考えると、授業中寝ていたり、さぼったりしていても本気で怒ることができないが、「保護者や社会がお客様である」と考えると、お客様にとって望ましい人間に育てることが学校の役割となる。真剣にならざるを得ない。

p.107 「ビジネス」とは、1年間、勉強を教えた生徒が、「先生、勉強が楽しくなりました」とか、「算数が面白くなりました」「国語が好きになりました」など、子どもたちにこう言わしめてこそ、プロの教師であり、子どもは本当の意味で育つのだと思う。その結果、子どもたちの後ろにいる保護者や社会の顧客満足度を上げることができる。

p.110-1 メル友といいなすが、友だけじゃだめです。友情が必要です。熱があるだけではだめなんです。情熱が必要です。
 戦後日本人は、「情事」とか「義理と人情」というように、じくじくした人間関係を嫌い、お互いのプライバシーに踏み込まないような、あっさりとした人間関係を好んだ。しかし、今日のようにカラッカラに乾いてしまった社会にはむしろ「情」という水分を補給して潤う必要があるという。
 「そしてその湿り気は涙ではないか」と五木さんは言う。

p.187 誰かがやらなければならないこと。それを村上春樹氏は「雪かき」と言った。
 つまり、雪かきは誰かを喜ばすためにするのではなく、その道を通る人たちがいつものように、普通に歩いて行けるように事前にやっておくのだ。

p.189 誰も見ていないし、誰からも勝算されることはない。それでも、その地味な作業を誰かがやらなければならないし、そういうことをする人がいることで、実は社会全体はうまく回っている。世の中の仕事とはそういうものなのだ。
 社会からの無言の賞賛を感じる感性を持っていないと、「こんなことやってられるか!」という気持ちにもなるだろう。


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面白いことをとことんやれば、「起業」は必ずうまくいく。

2012-02-11 21:47:23 | Book Reviews
面白いことをとことんやれば、「起業」は必ずうまくいく。 栗原幹雄・著、アスペクト、2008年10月8日

p.17 たとえ創業当時には手作りの味の良さがウリだったとしても、効率を求めていくといつしかシステム化され、その結果、業態は利便性指向型に変わっていくのだと感じていた。

p.35 新しく商売をしようという時に、綿密に“計算”したら、どうやってもやめたほうがいいという結論に達してしまうからだ。

p.50 これも、常識と反対を目指すことによって生まれる魅力だ。

p.52 ただ失敗をしないことを続けていくと、次第に会社の都合でものごとを考えるようになるものだ。次第にお客様不在の論議が会議室で交わされるようになる。僕はもう一度、純粋にお客様に楽しんでもらえるお店を作りたかったのだ。

p.60-1 ただ、三十年間も飲食店業界に携わり、一〇を超える業態を作ってきた経験から、一つだけ指標にしているものがある。それが「四格のバランス」だ、四格とは、品格、価格、店格、人格のことだ。この四つの「格」のバランスを取ることが大切だと考えている。
 そのバランスとは品格を一〇〇とした場合、価格は九〇。つまり商品の質からすると、相場的に少し割安な価格で設定する。店格は、少し高めの設定で一二〇。さらに接客を意味する人格は一五〇ともっとも高くする。この一〇〇、九〇、一二〇、一五〇のバランスが、もっともお客様に喜んでいただける黄金律なのだ。

p.68 人は未知の味を知ってもあまり感動はしないが、他の店よりもおいしいものには感動するものなのだ。これはマーケティングや新商品開発をしていく上では重要な感覚なので、ぜひ覚えておいてほしい。

p.73 仕事をしている以上、必ず何かの問題にぶち当たるのだが、一言でいえば、その問題自体を楽しむこと。それが一番、手っ取り早くて、ブレないやり方だと僕は思う。

p.92 一店だけの場合、そこに訪れるお客様は、流行にもっとも敏感な「オピニオンリーダー」の層に支持される。彼等はオープン間もなくから通ってくれて、いろいろ意見を言いながらお店作りに協力してくれる人たちで、それだけに、誰も知らない「私だけのお店」だと思っている。

p.113 一つの事業は生まれたと同時に四つの段階を順に追っていくことになる。①創業→②成長→③再構築→④再安定成長という流れだ。④の安定成長期が終わると再び③に戻り、④にいたる。以後、③と④を繰り返しながら存続していくことになる。
 それぞれの期間は業態によって一年ほどの短期間で推移するケースもあれば、五年、あるいは十年、三十年といった長期のサイクルになることもある。難しいのは各プロセスごとに経営方針を変更しなければならないということだ。

p.128 その(嫌なヤツとつきあう)極意とは、嫌なヤツと最初に仲良くなる、ということだ。といってもべたべたするわけではない。一生懸命、その人の話を聞く、話をするということだ。

p.131 ニーズに応えていこうと努力するのは、結果的に「みんなに来て欲しい」という発想でいるからだと思う。
 だから万人にウケる発想より、「オリジナリティ」重視の発想が大切だと考えている。

p.132 「オリジナリティ」はお客様を増やすための戦略ではない。本当の意味は、「半分の人に嫌われる」ということだと僕は考えている。オリジナリティを目指すなら、最初に半分の人を切り捨てる発想が必要なのだ。

p.135-6 あえて半分の人に嫌われて、「オリジナリティ」で勝負するということは、他との比較ではなく「これじゃなきゃ」と選ばれる魅力を備えるということだ。

p.161 商売は心理学だ、と常々僕は言っているが、つまり商売とはお客様が想像もしていなかった商品やサービス、接客によってお客様の心を摑むということだ。

p.169-70 マニュアルを一度、把握したら、あとは自分の判断でもっとも自分が適切だと思う接客、対応を心がけてくださいとお願いしている。なぜならマニュアル重視の教育では、人はそこに書いてあることしかできなくなるからだ。

p.172 マニュアルを超えたプラスアルファの価値を生み出すということは結局のところ、その人個人が持っているよい面をどんどん発揮してもらうということだ。

p.183 僕は本書の中で、繰り返し、仕事は面白くなければならないと言っている。僕が言う面白さとは、自分が楽しめれば他はどうでもいいというものではない。むしろその正反対だ。他人を喜ばせることが僕にとっての面白さなのである。

p.204 “やらされ感”で仕事をしていては、成果は上げられないのは目に見えている。

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ビジネスマンのための「人物力」養成講座

2012-02-10 23:12:11 | Book Reviews
『ビジネスマンのための「人物力」養成講座 人はあなたのここを見ている 小宮一慶・著、ディスカヴァー、2012年1月1日

p.4 一般に、社員教育で間違っているのは、「意識改革」を「意識教育」から始めようとすることです。

p.6 いま、「行動を変えれば、人物力が上がる」と言いましたが、それでは、「人物力」とはどういうことでしょうか。トータル的には、わたしの定義は、「長期的にわたって尊敬される人」というものです。

p.10 ドラッカーは、「ほんとうにいい会社は宣伝広告しない」と言っています。

p.13 会社をつぶした社長を少なからず知っていますが、たいてい「明るく、元気、大ざっぱ、見栄っ張り」です。一見、勢いがあり、〈人物〉のように見えることもありますが、ほんとうに生き方を勉強していないので、長続きはしないのです。

p.66 目先のどちらがコストが少なくてすむのか、儲かるか儲からないかではなくて、何が正しいか、正しくないか、を考えることができるのか? お客さま、地域、社会に対する気配りができるのか? そうしたことが、ちょっとしたところに、必ず表れるものなのです。

p.73 「人をもてあそべば徳を失い、物をもてあそべば志を失う」

p.81 自分なりの価値観をきちんともち、それがぶれないこと――〈人物〉の条件です。


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運命の流れを変える!しあわせの「スイッチ」

2012-02-09 20:52:04 | Book Reviews
運命の流れを変える! しあわせの「スイッチ」 あなたの人生、これでいいのだ! ひすいこたろう+ひたかみひろ・著、王様文庫(三笠書房)、2012年1月20日

p.7 僕らはついつい、このままではいけないと考えてしまいがちです。何かを成し遂げるためには、「変わらなきゃ」と思っています。それは裏をかえせば、いまの自分を「否定」していることになるのです。
 心を自由にする方法は、簡単です。あなたの人生で、いままで起きたすべてのことを、「これでいいのだ」って受け入れることです。それが旅の出発点であり、幸せになるための「スイッチ」です。

p.33 「まわりが認めてくれないってクサるなよ、オンリーワンとなるよう精進しようや」

p.41 「天は自分の才能を見込んでこの世に送り出してくれた。だから、いつか必ず社会の役に立つのだ」

p.42-3 歴史に名を残している人だって、劣等感の塊のような人がほとんどです。
 何もできない、劣っている・・・・・そう悩んだらこう考えよう。
 いつか世の中のためになることを絶対にやる。だったらいまはその準備期間だ。大丈夫、きっとうまくいく。

p.55 天才とは、いまに集中すつ力です。

p.62 「大変」なとき、それは「大」きく「変」わる大チャンスなのです。

p.82-3 大きくなることだけが成長じゃない。小さなことに意識を向け、小さなことをしっかり味わえるようになることが、これからの時代の成長です。
 千利休は、でがらしの茶の味がわかるようになることが、茶の極意だと考えていたそうです。甘くもなく苦くもない。でがらしの味、それを「淡味(たんみ)」といいました。「淡味」を味わえるようになってこそ一流である、と。
 「淡味」 水のありがたさ、タンポポのかわいらしさ、そんな小さな日常に感謝できる心を養っていくことがこれからの成長になります。

p.87 見逃している自分のよさに気づくためにも、家にこもっているだけではダメ。人前にでることです。

p.108 ハプニングからハピネス(幸せ)は生まれます。

p.144 「人が死んだあとに残るものは、集めたものではなく、与えたものである」(ジェラール・シャンドリ)

p.146-7 死が不幸ではなく、死の瞬間に後悔すること。それが本当の不幸です。
 行きたいところがあるなら、行こう。やりたいことがあるなら、やろう。伝えたいことがあるなら、伝えよう。

p.159 可能性というのは「これまで」ではなく、「これから」ということ。

p.231 人生、ツイていないときこそ、ホントは一番ツイているのです。人は、ツイていないときにこそ、実力をつけているからです。

p.232 「不遇の時代が長いほど、自分の中に蓄積されるものは大きい」(東山魁夷)

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仕事に幸せを感じる働き方

2012-02-08 22:55:04 | Book Reviews
「仕事に幸せを感じる働き方 変えられないことを変えようとせず、あなたができることをやろう 横山信治・著、あさ出版、2010年12月18日

p.45 お客様第一主義を唱えるのはすばらしいことです。お客様目線のサービス提供も大切です。しかし、そのために自分が給与をもらっている会社はつぶれてもいいのですか。会社がつぶれて給与が入らなくなったら、生活できません。家族も困るでしょう。
 今働いている会社に貢献せずに、お客様中心主義を唱えるのは間違いです。自分を不幸にする、家族を幸せにできないお客様中心主義は、プロとしておかしいことです。

 私はそうは思わない。つぶれても構わない、お客様第一主義を貫け、そう言っているのではない。それが天秤にかけられること自体がヘンだと考えるからだ。それは同じ流れにあるのであって、二律背反するものではないと考えるからだ。だから、この文章に出会ったときは胸苦しくなった。

p.47 日頃、会社に不平・不満を言っていたりする人の企画は、上司としても取り上げにくいものです。直接言っていなくても、態度にあらわれる不平・不満を上司は見逃しません。

 心情的にはわかるが、その意見が何を見据えてのことかよりも、自分の立場を考えているのだとしたら、その上司は“小さな人物”としかいいようがない。

p.60 「仕事がつまらない」と思う不満の本質は、仕事に原因があるのではなく、仕事に対するあなたの考え方に問題があります。

 これも一方的な決め付けのような言い方だ。究めれば面白さが湧いてくるのも仕事。一方、仕事を作業化するなど噛んでも噛んでも味がでないようにしているのは誰なのかを考えたことがあるのだろうか。

p.78 仕事を楽しい、好きだと思えるためには、「人の役に立つ」喜びを感じることが大事です。たとえば、「提案書を作る」というのは、「作業」でしかありませんが、その提案書を持って、取引先でプレゼンテーションをすることをイメージしてみましょう。
 提案書を作る作業の向こうに何が見えるかで、喜び、やりがいが大きく変わります。

p.105 負荷は、本人が「やりたい」と思わなければかけられません。そこにはやはり「やりたい」「好き」という思いが必要なのです。

p.119-120 では、どうすれば、嫌いな相手を好きになれるのか。嫌いな相手をすぐに好きになるのは、無理です。人間の感情はそう簡単に変わりません。ここでもまずは現状認識です。
 あなたが嫌いなAさんは、どんな人で、どんな行動が嫌で、どうしてほしいかを考えてください。そして、すべてを受け入れたうえで、Aさんのためではなく、自分のために、Aさんが喜ぶ行動をしましょう。

p.120-1 次に、嫌いな人のよい面を、無理にでも探しましょう。よいところがまったくない人はいません。よいところを見つけたら、それを声に出して言ったり、紙に書きます。この行動は、嫌いな相手のためにするのではありません。あなたが幸せに生きるために行うのです。

p.172 私の上司である北尾吉孝は、「不景気のときは売上を伸ばそうとするのではなく、シェアを上げろ」と言っています。不景気のときは競合他社も弱っているので、売上拡大は難しくてもシェアを上げるのは容易。そして景気がよくなったとき、一気に攻勢をかける。いったん優位に立ったシェアは、そう簡単に崩せない。



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