何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

結果を生んだプロセスに注目

2009-09-14 22:45:24 | 心に残ること
 イチローが9年連続200本安打を達成した。イチローらしく節目は派手にホームランで飾るか、内野安打か、ヒットなら測ったようにセカンドベース上を抜けるセンター前かと思っていたら、遊撃内野安打だった。

 イチローは常々語る。「失敗を重ねないと(安打は)生まれない。それが打撃。それで、奥深くなっていったらいいと思う」(朝日新聞 2009.9.14 夕刊)

 TVでは、「高めた技術にさらに磨きをかけた」とか、「試行錯誤を繰り返し」とか、「常に挑戦し続ける」などとイチローの軌跡を形容する。

 これらのイチロー語録を聞いていて、薬局におけるリスクマネジメントや質の向上にあてはまるフレーズだと思わずにはいられなかった。

 調剤エラーを、自らの失敗だと思うのなら、それに学んで繰り返さないための試行錯誤はどれほどしてきているといえるのか、事例を経験したことで自らの調剤レベルが向上しているのか、より薬剤師としての成長にどこまでつなげられているのか、専門性を高めるところに際限はなく、常に前向きな努力を続けているといえるのか、世界の宝になど程遠いわれわれが、いかに努力をしていないか、それでいてその道のプロのような顔をしていることを思うと、汗顔の至りである。



 イチローは結果のために野球をやっていない。日々、最高のパフォーマンスを心がけ、その積み重ねの中での通過点として結果があるのだ。
 常に結果を求めるような考えでは、結果は得られない。日々のプロセスを磨きあげてこそ、意味のある活動ができるのだろう。
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【ジェネリック】 医師はどこまでジェネリックへの変更を承知しているか?

2009-09-14 22:43:07 | ジェネリック de リ・スタート!
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 みたキタ企画、薬剤師のsukeです。

 このメールマガジンは、ジェネリック医薬品(後発医薬品)が
適切に使用されることを目的とするものです。

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 先週は、地震や台風で驚かされました。

 近年、自然災害によって家屋を失って、緊急避難を強いられる報道
をしばしば目にします。

 幸い、地震の時は本棚から本が何冊か落下した程度で済みました。
が、それでも寝ているときに、頭上にでも落下したら、どうなったか
わかりません。

 台風の影響で大雨に見舞われたときは、ズボンが大濡れで弱りました。
駅から50メートルほど歩いただけなのに、膝から下はずぶ濡れ!(泣)

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 その程度の被害ならまだマシなのでしょう。

 ある日突然、家屋を失い、避難生活を余儀なくさせられた時に、
あると役に立つのが「お薬手帳」です。
 万一ってこともありますから、お作りしておいたほうがいいですよ、
などと勧められた人もいるでしょう。

 しかし、緊急時であれば、持ち物を持って逃げる余裕すらないで
しょうから、被災時に持っていろということ自体、無理な注文をして
いるようでもあります。土砂等で家全体が飲みこまれたような時は、
どうしようもないのですから。

 であれば「お薬手帳」の維持を、患者さんのほうでではなく、
むしろ薬局側が、過去に遡って「お薬手帳」を復元してあげるくらい
であってもいいのではないでしょうか。


 阪神淡路大震災や中越沖地震の時も、「お薬手帳」があれば・・・
などと言っていましたが、逆ですね。患者さんからすれば、薬局に
薬歴が残されていれば助かるのだが・・・。そういった視点になる
ように思います。

 室内では家具が倒れないように固定したりしますが、薬局では
何をさしおいても、薬歴を守ることこそ必要なのかもしれません。
薬なんて入手しようと思えば、どこからでも入手できますので。

 しかし情報だけは他を頼るわけにはいきません。
 「薬」は資産だからと、薬を守ることに目が向きがちですが、
それは薬局側の論理。患者さんの立場になって考えれば、どちらが
重要かと言われれば、おそらく薬歴(簿)なのではないでしょうか。


★★★ さて今回のテーマは、
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 医師はどこまでジェネリックへの変更を承知しているか?(2)
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 TVコマーシャルで、

患者「私の薬、ジェネリックにできますか?」
医者「はい、しましょうねぇ」

 というのがあったのを覚えておられますでしょうか。

 この医者は、たいへん人当りが良さそうで、優しそうな雰囲気を
漂わせているのですが、そもそも医者にジェネリックの希望を
申し出なければいけない(あるいは申し出たほうがいい)という
こと自体が、患者さんにとってまず負担でしょう。

 患者側から申告しなくても、ジェネリックにするかしないかの
選択は患者さんの意思に委ねられている、というふうであれば、
そのような心労をせずに済みます。

 医者が、ある特定の薬剤において、どうしてもジェネリックへの
変更をを避けたいというのであれば、その旨を患者さんに説明すれば
よいのだと思います。

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 よって「私の薬、ジェネリックにできますか?」というのは、
薬局でジェネリックが選択できるような状態で処方してください、
という意であり、ジェネリックに変更することを了承していただけ
ますか、といったお願いなのでしょう。

 そうすると、「しましょうねぇ」というのは、「わかりました、
ジェネリックへの変更を了解しましたよ」ということになります。

 本当にジェネリックにするかどうかは、患者さんが薬局で判断
します。薬局で説明を受けて、ジェネリックで薬物療法を進める
ことに納得できれば、その時点で決断するわけです。

 「では、このジェネリックで薬物療法をしていきましょうね」と
いうのは、薬局の台詞なんですね、きっと・・・。

 そんな薬剤師が登場するTVコマーシャル、どこかで企画されない
でしょうか(笑)

 薬局で患者さんに赴く、そこで薬局側がジェネリックを打診する、
すると患者さんがその意向を示して、薬剤師が説明をする・・・、
その後同意を得て、「では、そうしましょうねぇー」となって、
メデタシメデタシ・・・。

 いかがでしょうか。うまくいきすぎでしょうか・・・。


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世界でいちばん大切な思い

2009-09-14 22:40:16 | Book Reviews
「世界でいちばん大切な思い」 イ・ミエ・著、東洋経済新報社、2003年10月2日
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