何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

採算性から取り組みを考えないのがいい

2010-12-11 22:44:06 | いいものはいい
ファミマが人口減地区に小型店、買い物難民支援
読売新聞 12月11日(土)14時36分配信

 コンビニ大手のファミリーマートは11日、近くのスーパーの閉店などで日常の買い物が難しくなった「買い物難民」を支援するため、人口減が進む地方の市町村などに、来年にも出店費用を大幅に抑えた小型店を展開する方針を明らかにした。

 品ぞろえを総菜や日用品に絞り込む一方で、足の不自由なお年寄りなどのために商品の宅配サービスなども検討する。買い物難民対策に大手コンビニが乗り出すのは初めてだ。

 コンビニ1店当たりの1日平均の売上高は50万~60万円だが、1日20万円程度でも採算が取れる低コスト運営を目指す。商品は、「地域のニーズに応じた品ぞろえを徹底する」(上田準二社長)考えだ。売り場面積は通常店の3分の1の30平方メートル程度とし、あらかじめ工場でつくった店舗の部材を現地で組み立てることで、出店費用を大幅に抑える。

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 一店舗は採算を考慮した小規模にせざるをえないが、住民の不便さ解消のために、社会の役に立てれば・・・、という方向性に賛成したい。そういう地域は過疎地が多いだろうが、適当な就職先を探している人も少なからずいるだろう。
 ファミマの認知度が上がれば、安心感が生まれ、利用度も上がるだろう。
 採算度外視の取り組みではないだろうが、トントンであれば、実質、それ以上のものが戻ってくると読んでいるのかもしれない。
 
 まず生活に不便さを感じている地域の解消という目的が前面に出ており、そこに照準を当てた取り組みを計画する・・・、これは喜ばれるのではないだろうか。採算が優先で、出店できるかどうかという考え方とは順序が違っているのがいい。
 他のコンビニも追随するかどうか、これからを注目したい。

 
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ツイッター100倍活用術

2010-06-11 21:57:29 | いいものはいい
続けたいことが続くツイッター100倍活用術」 石田淳・宮本真行、サンマーク出版、2010年5月25日

p.27 社員は「お金以外の快適さ」「お金以外の報酬」も会社に求めています。

p.52 これからあなたが続けたいことを、ツイッターを活用してうまく続けていくために鍵となるポイントは、たったの4つです。
 1:「宣言すること」
 2:「記録に残すこと」
 3:「サポーターをつくること」
 4:「行動契約書を作ること」

p.53-4 「自分への言い訳」を防ぐために、ツイッターで「宣言」をするのです。
 宣言した後で「やっぱり今日は、やめようかな・・・・・」と弱い気持ちが出てきても、「あぁ、でもさっき宣言しちゃったから、やらないとまずいよなぁ」と思いなおし、結果的に、決めた行動をその日も続けることができる、というわけです。

p.58 あなたのたった1行の宣言(つぶやき)が、実は「自分が続けるため」だけではなく、誰かのやる気、人助けになることがあるのです。
 確かにひとつひとつの宣言は、すぐには人のためにはならないかもしれません。「自己満足のつぶやき」だと思われるかもしれません。しかし、きっとどこかにいる「同じ目標に向かう者同士」にとっては、そのひとつひとつのつぶやきの集まりが、かけがえのないモチベーションの源泉になりうるのです。

p.61-2 「Twilog」に登録するだけで、自分のつぶやきが日付ごとにまとめられたブログが、自動的に完成します。
 自分の行動記録をつけていくと、それだけでモチベーションが維持しやすくなります。行動を記録しない場合、私たちはつい結果ばかりに焦点を当ててしまいがちだからです。

p.70 あなたのプロフィール欄を見た人が、「この人はこんな人なんだなぁ」と、よくわかる、または親しみを感じるように、そして、「この人は、こんなことを頑張ろうとしているのだなぁ」と伝わってくるものがある。
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昼休みに通学路を清掃

2008-06-25 23:10:07 | いいものはいい
移動支局 高千穂大の学生 昼休みに清掃活動 東京・杉並 毎日新聞 2008/6.25

 毎日新聞「杉並・高千穂」移動支局が開局中の高千穂大(東京都杉並区大宮2)の学生たちが、昼休みを使ってキャンパス周辺の清掃活動を続けている。

 大学自治会のメンバーが中心となり、6年ほど前から自主的に行っている。毎週水、金曜日の昼休み、学生らが集まり、そろいのジャケットを羽織り、大学正門から京王井の頭線西永福駅に至る約1キロの通学路でごみを拾い集める。一番多いのが、たばこの吸い殻。1年生の時から続けている同大経営学部4年の田中智大さん(21)は「通学途中に吸い殻をポイ捨てする学生もいるが、僕たちの姿を見て『気を付けよう』と思うはず。これからも続けていきたい」と話す。

 大学近くに住む会社経営、冨岡丹蔵さん(88)は「若い人が自ら町を掃除して歩く姿は見ているだけで気持ちがいい。いつもながら頭が下がる」と話していた。

 せっかくの昼休みを、貴重な1時間を、最寄駅から大学までの路上清掃にあてる。好きなことをしていたほうが楽しい、その時間は休息に当てたい、必ずしも清掃する“義理”もない。

 でも始めてみて、続けることでわかったはずだ。やりがいと、楽しさと、見返りじゃないのだと。

 卒業するまでの一時的なこと。部活に勝るとも劣らない、素晴らしい経験となり、変え難い何かを得るに違いない 
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久々にうれしいニュース

2007-10-26 16:47:03 | いいものはいい
平塚のエスカレーター事故:男児、回復できょう退院 /神奈川 10月26日11時4分配信 毎日新聞

 西友平塚店のエスカレーター事故で一時意識不明となった小学3年の男児(9)が、26日に退院する見通しとなった。25日に平塚市の大蔵律子市長が「点滴が外れて常食も取れるようになり、病院内を歩き回っている」と明らかにした。男児は「早く遠足に行きたい」と話しているという。

 正直言って、事態は相当厳しいのではないかと思っていた。ご両親の気持ちを思うと、胸が締め付けられるようであった。

 良かったな、おめでとう! 

 体調が回復したら、遠足に行ってこいよ。それと今後はエスカレーターには気をつけろよ。元気でな!
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最初の一歩は納得できる

2007-10-11 00:21:07 | いいものはいい
<力士急死>時津風親方、斉藤さんの実家を訪ね謝罪  10月10日19時39分配信 毎日新聞

 現役力士を引退して時津風部屋を継承した大相撲の時津風親方(33)=元前頭・時津海=は10日、6月のけいこ直後に急死した序ノ口力士、斉藤俊さん(当時17歳)=時太山(ときたいざん)=の新潟市内の実家を訪ねた。東京都内の時津風部屋に戻った後、両親に謝罪した時の様子を説明。斉藤さんの母親は泣いているようで、時津風親方は「顔も見られなかった」と話した。

 時津風親方は始発の新幹線で新潟入り。午前9時前に斉藤さん宅に着き、仏前に手を合わせた。訪問は、部屋継承直後に最初に自分ですべきことと決めており「一日でも早くと思い(斉藤さんに)約束も取らずに行った」という。時津風親方によると、斉藤さんの父正人さんには「わざわざ遠いところをおいでいただいた」とねぎらわれた。

 新・時津風親方の最初の仕事としては、ヒットではないか。けしてウケを狙ってやっているのではなかろうが。

 TVで「まず最初に“斉藤クン”のところへ・・・」といていたのが印象的だった。“時太山”でもないし、後輩だからといって呼び捨てにすることもない。
 同じ釜の飯を食った間の者として、部屋の先輩を代表して、ということだろう。

 しかし裏返してみると、「かわいがり」をしたことがあるかもしれないし、それに近いことをしたこともあったかどうか。部屋の弟弟子の暴力行為を見て見ぬフリをしていたのかどうか。個人としても反省し、謝罪するところもあったのかもしれない。

 まぁ、多少のことなら、この際、寛大に見よう。でも、今からでも真実を明らかにして欲しい。その次の大仕事はこれだろう。1~2場所くらい、部屋全体で「休場」してもいいのではないか。世間が「そこまでしなくても」ということを自主的に行ってこそ、みそぎをしたと認めて、許してもらえるのではないか。

 落ちるところまで落ちた時津風部屋。すぐに寝込んでしまった先代の時津風親方。せめて遺族に謝罪くらいできなかったのか。そのようなことすら怠る親方に、指導力などあったとはにわかに信じ難い。

 いくら名横綱が創設した部屋とはいえ、これだけの不祥事を起こせば、部屋が取り壊されるくらいでもちょうどよいと思う。名門なら、何をしても許されるというのではファンも納得しないだろう。

 次の再生に向けた行動が臨まれる。部屋の復興は焦らず進めてほしいものだ。
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資生堂「ノルマより信頼」

2007-01-16 13:53:48 | いいものはいい
 気に入って買った新着のスーツを着て授業参観に出かけた母親が、同じ服を着た母親と遭遇して、一転、恥ずかしさと悔しさにさいなまれる、「どうして、買う際にそのことを確認しなかったのだろう」と。
 販売員も売ったら終わり、買ったら終わりではない。歯の浮くような言葉で喜ばせて買わせても、帰宅してみたら逆の評価になるようであったら、後で「売りつけられた」と販売員に不信感を持つ。
「顧客不満足の実践解決法」兼村美徳・著、繊研新聞社、p.88-9

 目先の利益(売り上げ)でなく、もっと幅広い視野を持って、本当の顧客を作っていくことがいかに大切か。


資生堂「ノルマより信頼」 必要のない商品を買わせればマイナス
 (朝日新聞 2007.1.15 より一部転載)

 「商品・サービスなど企業活動の『品質』はたし算ではなく、かけ算。一つでもゼロがあれば、すべてがゼロになる」

 前田社長は「ノルマによる売り上げの『上積み』なんて、必要ない」と言い切る。なぜ、脱「たし算」なのか。

 むやみに「たし算」による成果を求めたところで限界はある。「大切なのは、今日買わなくても『資生堂と一生付き合いたい』というお客さまを増やすことだ」。
 カギはお客さんの信頼だ。だが、「ノルマの影響で大切なお客さまを失っていた」と前田社長は考える。BCがノルマ達成に向けて、がんばれば、がんばるほど同社の売り上げは伸びる。だが、お客さんは必要のない商品を買わされかねない。

 顧客を大切にすることに異論はないだろうが、ノルマ廃止に代表される、一見、売り上げの確保を横に置くような考えには抵抗が強かったようだ。資生堂に見る「売り上げが減ったらどうするんだ」、「BC(ビューティーコンサルタント)がなまける」などと批判は、その不安の強さを示すものだろう。だから「売る」「買わせる」ことを企業は“正しい”と信じて疑わない。

 買う・買わないの決断は、売る側が制御できるものではないから、いかにその判断に持っていくかは、その価値を顧客側が納得しなければならない。また、一時的に無理矢理買ってもらったところで、無理した分は、ツケを負わせることになる。不満の火種を残すことになる。

 然るべきことをすれば、買ってくれる(売り上げが発生する)保証がない。その中での資生堂の舵取りは、英断だろう。目先の売り上げで利益が得られても、継続しなければ意味がない。むしろ目先にとらわれるあまり、不満を残すようでは顧客離れにつながる。繁栄を望むようで、自傷行為でもある矛盾を感じる。

 資生堂の今後は注目されるが、ただ羨ましく見ているだけでなく、自分を取り巻く環境においてもぜひそうあって欲しいと願わずにはいられない 
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ルールを越えて国民の声に応える

2006-12-06 22:30:34 | いいものはいい
 NHK-TVによると、緑茶飲料において原産地表示されているものとそうでないものがあり、表示されるようになるのだという。ところが野菜サラダに見る原産地表示の実態はというと、容器に対してキャベツとレタスが50%ずつだと表示しなければならないが、これにドレッシングがかかると表示しなくてもよいのが現行法なのだという。

 キャベツ40%+レタス30%+トマト30%の場合も不要、当然、ミックスサラダであれば見た目もよくて、栄養バランスも良さそうに見えるのだが、原産地表示は不要なのだという。

 消費者は、こういう食の安全が問われるご時世もあって、すべての素材に対して原産地表示がなされていることを歓迎する。表示のあるものを選択して買う者すらいる。

 加工食品の表示基準というものについて、詳細は知らないが、そういう実例で解説されると矛盾だらけの、意味の薄いルールだと思われる。いったい何のための原産地表示なのだろうか。

 そういう声に応えて、店側で自主的に表示をするところも出てきているようだ。とかく規則遵守を逆手にとって「ルール違反でないからしない」という風潮が強い。決められた通りにやっているとまで開き直られることすらある。

 一方、ルールはルール。ルールが国民の意図するところに沿えないのであれば、国民の声に耳を傾け自主基準を設け、実施していこうとする人たちもいる。こういう文化こそ、大事にしたいものだ。安ければいい、口に入れば(何でも)いい、そういう考えの消費者もいるだろうが、それでは自分の健康も守れないし、周りもそれに巻き込んでしまう。

 自主的にすればいいのだから、法律は変えないで、店側の自主規制に任せる・・・、そうではないだろうと思う。前向きな取り組みが広まって法律の矛盾も解消され、事態が改善されていって欲しいと思う。スーパーマーケットに行ったのなら、自ら安全な食品を選択することから始めていこうと思う 
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宅配便の顧客満足度

2006-12-05 14:55:34 | いいものはいい
ヤマト運輸が4年連続トップ、宅配便サービスの顧客満足度

 J.D. パワー アジア・パシフィックが12月4日に発表した宅配便の顧客満足度調査の結果によると、「ヤマト運輸」のサービスが最も高い総合評価を獲得し、4年連続でトップとなった。
 ヤマト運輸は、「料金」以外のすべての項目で最高の評価を得た。特に「配達員」「配達業務の確かさ」といった受け取りに関する評価が高く、総合評価を押し上げた。
 ヤマト運輸の後には、「佐川急便」「郵政公社」「日本通運」と続いた。佐川急便は「料金」について、ヤマト運輸を上回る評価を得た。また郵政公社は「配達業務の確かさ」で、佐川急便と日本通運を上回った。

 本件は、J.D.Powerによるプレスリリースによる。
 1000点満点において、ヤマト運輸644ポイント、佐川急便602ポイント、郵政公社597ポイント、日本通運596ポイントだから、たいした差がないようにもみえるが、他3社はいわばどんぐりの背比べ状態のようにも見えるが、グラフで見てみると、クロネコヤマトが、飛脚、ゆうぱっく、ペリカン便と水を開けている様子がわかる。

 なかでも、「配達員」「配達業務の確かさ」といった、人でなくてはできない部分に評価を得たことが評価されると思われる。値段の安さや機能もサービスではあるが、そういったいわば物理的な側面はその気になればどうにでもできるものである。
 しかし、人を介しての部分は、相当教育を行い、社内文化が育まれなくては達成できないものであり、この業界では「1日の長」がある証しともいえよう。

 日頃、道路ですれ違っても、佐川急便トラックの運転の荒さや、日通の事務所前の路上喫煙の凄さを見ても、この結果は納得のいくところがある。TVコマーシャルで見るように、幼稚園での交通安全教室にヤマトのトラックやスタッフが参加していることでも、社会貢献や安全確保の姿勢がわかるし、それがトラブルによる配達遅延の減少やイメージアップなどにもつながることとして、評価できると思う 
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飲酒運転撲滅ポスターに拍手

2006-09-14 13:31:16 | いいものはいい
「飲酒運転禁止」キリンがポスター10万枚を飲食店へ (朝日新聞) - goo ニュース

-----転載ここから
 「飲酒運転禁じられています」――飲酒運転による死傷事故が多発するなか、キリンビール(本社・東京)がポスター約10万枚を作製し、来月から全国の営業マン約1000人に持たせて得意先の飲食店などに配ることを決めた。ポスターには社名を入れず、他社製品を扱う店にも張れる形にした。

 ビールメーカー各社はすでに未成年者の飲酒防止キャンペーンを実施しているが、営業活動で飲酒運転防止を打ち出したことはなかったという。

 そんななか、今春から東京・自由が丘で飲食業組合と同社が「STOP! 飲酒運転」と書かれたポスターの配布に取り組みだした。飲食店側から反発の声も出たが、組合員の半数弱がドアなどに張ってくれたという。

 「一時的に売り上げが落ちても、作り手としての責任を果たしたい。今こそ取り組む時期と判断した」と同社。今後は都の飲食業者の組合ともタイアップし、ポスター配布を進めていく。
-----転載ここまで

 ここ最近、連日のように飲酒運転事故のニュースが取り上げられている。警察はさっそく夜の検問強化をしているようだが、後を絶たないケースもあるようだ。

 そんな中、キリンビールは飲酒運転撲滅のポスターを、しかも自社に限らぬポスターを作製したという。酒類製造販売関係会社としてこの素早い対応に、感心させられた。

 飲酒運転は個人や同席者を含め、周辺のモラルの問題だ、アルコールそのものには問題があるのではないと、そこで思考を止めていた会社はとてもこのポスターのような発想には至るまい。
 飲酒運転撲滅の決定的対応は、飲まないことだ。飲まないことを奨励すれば、売り上げが減るから、それを助長するアクションは酒類製造販売会社には“あるまじき行為、ありえない発想”と思っている向きが強いのではないだろうか。またそれは自分たちのみならず、飲食店にも影響を与えることになるので、波風を恐れて余計に考えることを避けてきたことはないだろうか。

 誰もアルコールそのものや酒造メーカーが悪いとは思っていないだろう。このポスターの発想の原点は、日頃の自分たちの存在理由や活動は、誰(何)を基本に見据えての活動かどうか、という部分で大きく異なっているのだと思う。

 国民や、安心して生活できる社会を基本において、そこに関わる企業(組織)としてできることは何か、すべきことは何か、といったものと、民間企業なんだから利益を上げることや株主への配当などを活動の基本に見据えて活動をするか、要は自分たち中心の発想かの違いと言ったら、どうだろうか。

 こんなにタイムリーに、素早い行動ができるということは、過去の教訓があったのか、日頃から暖めていたものがあったのか、何らかの素地があったのかもしれない。
 いずれにせよ、一見、自分たちの不利になるようなことであっても、率先して責任を果たすことを優先する価値判断に、私は賛同するし、大きく評価したい 
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熊本県立美術館に行く

2006-06-11 22:55:49 | いいものはいい
 先日、熊本出張のついでに、熊本県立美術館に立ち寄った。美術にはさっぱり疎いのだが、見たいのは絵画や彫刻などの作品ではなく、美術館そのもの、つまり建物だった。建築に対しても素人なのだが、同美術館は、以前NHKで前川國男さんという建築家が立てた“作品”のひとつだということで、もしチャンスがあれば・・・と思っていたのだった。

 熊本城跡の一角にあるそれは、新緑の中、斜面に深く入り込むような形で作られていた。玄関脇に、確かに前川さんが建てたことが記されている。

 建築といっても、何でも建造物を作ればいい、ってもんじゃない。一度作れば、老朽化するとか、それなりの事情が無い限り、何年もその場にありつづけるのが建築物だ。建てるにあたり、建築家にはプロデュースする責任がある。売れさえすれば、どんな建物でもいいなんてことはない。

 美術館であろうと、オフィスであろうと、マンションであろうと、建築物であれば外してはならない、建物として備えるべき、果たすべき、不易なものがあるのだという。経済優先の考え方が、その基本をないがしろにし、蝕む動きを見せることに対して、「もう黙っていられない」と、自らがお手本を示し、建築ってそんなものじゃない、と訴えていたようである。前川さんにしてみれば、その場しのぎで建てた程度のものは建物じゃないということのようだ。

 その建物を使う人、住む人、訪れる人、それらの人々へ愛情を注ぎ、「人を幸福にする建築」を目指した・・・といった番組だったように思う。そのような思いは、無形の力として、さぞかし周囲に訴えるものが大きかったに違いない。
 昨今の耐震偽造問題で問われる人たちは、前川さんのことなど知らないのだろうか。自分が建築家として世に残す建造物に、愛着を感じないのだろうか。そこに住む人たち、利用する人たちに思いをはせ、豊かさを演出することにやりがいを見いだせなかったのだろうか。

 今回、熊本では時間がなくてゆっくり見ることができなかったが、またチャンスがあれば行って見ることにしよう。美術作品も、一層の輝きを見せて、そこに展示されていることを、さぞかし光栄に思っているのではないだろうか 
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自転車屋は安全を売る

2006-02-20 22:58:28 | いいものはいい
 春から中学生になる娘の自転車を買いに行ったときのこと。

 娘は背が低いほうなので、26インチの自転車ではチト不安定である。ところが、自転車といったら、26インチもしくは27インチが主流であり、24インチは店頭に置いてあるとはいえ、ごくわずかだ。
 今が伸びざかりだから、そう遠からず26インチだっていいときがすぐそこまで来ているとはいえ、やはりとっさのときにハンドルをきったり、交差点で止まったり、万一、事故が起きては困る。

 店頭はもちろん、カタログだって24インチは種類も限定的だ。困った。娘は、新しい自転車での通学を夢見て、お気に入りの自転車が欲しくなる。まったく、せめて平均身長くらいあればいいものを・・・。

 店員いわく、「 われわれ自転車屋は、安全を売る商売だって教わっているんです 」だという。

 娘の願いに弱い親の懐につけこんで、儲かるものなぞ、勧めようとしない店員。カタログの中から、候補を2つ見つけて、提案してくる。そんな姿に娘も何かを感じたのか、車体の色だとか、当初の自分の希望を変更して、提案の2車種の一方で納得する。たった1台の自転車のために30分もつきあってくれた、その店員。
 久々に気持ちのいい買い物ができて、満足して自転車屋を後にした 
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箱根駅伝総合優勝を祝ってあげよう

2006-01-03 22:33:01 | いいものはいい
上位波乱のスキ突く、亜大が鮮やか逆転…箱根駅伝復路 (読売新聞) - goo ニュース

 身内も知人も亜細亜大にいるわけではないが。

-----転載ここから
亜大が鮮やかな逆転で、初の総合優勝を手にした。
 逆転劇の下地を作ったのは、8区の益田稔。順大・難波祐樹の異変などで上位がばたつく間に、5位から2位に一気に浮上した。
 9区の山下拓郎は、区間賞の快走で駒大から首位を奪取。42秒差をつけて、アンカーの岡田直寛にタスキをつないだ。
 岡田は駒大の猛追を受けながらもペースをまったく崩さず、安定感のある走りで先頭を守りきった。
-----転載ここまで

 確かに、順大のアクシデントがなければ、優勝はなかったかもしれない。駒沢大ですら、半ば諦めかけていたはずだ、8区の途中までは。テレビも、駒沢大がここから追い上げを見せて、両校でデッドヒートを演じて・・・とそんな雰囲気だった。

 9区で亜細亜大が追い上げ、逆転して10区に襷を渡すあたりから、なんか自分まで興奮してきた。聞けば、亜細亜大は過去に3位が最高の成績だというではないか。

 きっと学内では大盛り上がりをしているのではないか、と想像した。取らぬタヌキ・・・ではいけないが、それでも祝勝会か、優勝祝賀会の準備なんて、考えていなかったのではないだろうか。急遽、設営したのではないかと思う。

 優勝が決まった1時間ほど後、車で大学の周囲を走ってみた。案外、静かだ。何事もなかったかのような、穏やかな冬の晴れ間がのぞいていた。
 正門もひっそりと、まだ冬休み中だよ、と言わんばかりに、冷たそうだった。守衛さんも、赤ら顔じゃなかった。祝い酒でも差し入れしてあげればよかったかな。

 せめて、垂れ幕くらい出してあげればいいのに・・・。TVを見ていなかった人にも知らせるべく、殺風景な校舎がもったいなく思えた。学校側も用意していなかったんだろう。優勝候補と騒がれていなかったし、仕方ないともいえるけど・・・。あの後、大至急用意していることと信じる。

 武蔵境駅・南口のヨーカドーだって、数本の垂れ幕を掲げているけど、せめて1本くらい、お祝いに出してあげればいいのに・・・。ちょっと残念だった。北口の商店街の中に、せめて1軒くらい、どこよりもいち早くお祝い行事を出したところがあったと信じる。学校周辺の食堂は、せめて新学期が始まったら、1週間は半額セールをしろよ。陸上部は当然、無料だ。いや、大盛り、おかわり自由でやってほしい。

 野球部の不祥事で、昨年はなんとなく暗かった亜細亜大も、活気を取り戻すに違いない。ヒーローがいなくたって、まさにみんなで勝ち取った箱根駅伝総合優勝。

おめでとう!
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ジェネリックであれば、みな悪いのか

2005-10-21 16:25:46 | いいものはいい
 後発医薬品(ジェネリック医薬品)は、どうか評判が悪い。信用回復が見られない。ときに、後発品には未知物質すら含まれる、という発表すらある。

 先発品だって、添加物や賦形剤レベルまで広げて、すべて既知物質から成り立っているのか? 確かに未知物質と言われると不安は残る。何の成分であろうと、先発品の組成を基準とし、少しでも外れたらダメというのなら、先発メーカーに対して製造工程に関するすべてを公開せよ、となぜ言わないのか。

 医師会幹部は、「吸収率や溶け方、切れ味が、どうしても先発品のほうが優れている」といい、総じて、ジェネリック=粗悪 的な評価をしている(他にも、ジェネリックメーカーの情報不足も指摘している)。溶けずに、そのまま排泄されるものが見られる、という。確かに、昔はそういう報告もあったのは確かだ。

 しかし、一部のことをもって、総じて評価するのはいかがなものか。合格は合格、不合格は不合格ではないのだろうか。いいものとダメなものをはっきりさせればいいのではないか。

 もし溶け方が先発品より優れていた場合はどうなるのか。吸収率も当然、上回るくらいだとする。当然、切れ味が悪いはずがない。そういうものだって、あってもおかしくないのだろうか。

 先発品をたくさん製造しているメーカーが、ジェネリックを手がけたとする。製造工程は、自社の先発品に用いたノウハウを使って製造したとする。その製剤も、ダメだというのか。その工程は、新規物質には認めても、既存物質には認めないのか。
 後発品であればすべてダメなのか? またジェネリックメーカーで製造されただけで、粗悪品的なレッテルを貼られてしまうのか? それでは、まるで差別のようにも思われる。

 ジェネリックメーカーも、これまで本気でジェネリックをよくしようとしてきた動きが不足しているのかもしれないが、いささか言われる筋合いのないバッシングにも会っているような気がするのだが、さて・・・
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青木選手の200本には価値がある

2005-10-11 19:21:27 | いいものはいい
ヤクルトの青木、史上2人目の200本安打達成 (読売新聞) - goo ニュース

 まずは、おめでとう!、青木選手。

ヤクルトの青木がシーズン200安打達成=イチロー以来、史上2人目の快挙

-----ここから引用
プロ野球ヤクルトの青木宣親外野手(23)は11日、横浜21回戦(神宮)で1回に門倉投手から右前打を放ち、史上2人目のシーズン通算200安打を達成した。1994年に210安打をマークしたイチロー(オリックス、現大リーグ・マリナーズ)以来の快挙。
 青木は6日にセ・リーグの最多記録を更新(193安打)。8日にはイチローに続く両リーグ歴代単独2位となり、9日の試合で199安打まで伸ばしていた。青木自身は今季143試合目、残り2試合の時点で大台に到達。イチローがプロ野球記録を樹立した94年は130試合制だった。
 プロ2年目の青木は今季、開幕からレギュラーに定着して、俊足と巧打で安打を量産。打率も8月9日以降はリーグトップを維持し、初の首位打者獲得は確実。新人王の資格もあり、これも選出が有力視されている。 
(時事通信) - 10月11日19時1分更新
-----引用ここまで

 まず、第一打席で達成した、というのがいい。打順が一番で、少しでも多く打席に立てるような配慮もあったとはいえ、第一打席でクリアしたのはあっぱれ。

 23歳の若さ、早稲田大卒、プロに入ってまだ日が浅いのがいい。鳥谷と同期らしい。

 ドラフト4位の選手だった、というのもイかす。逆指名したわけでもなく、1位指名でもなく、スカウトの目に触れて発掘された選手、というのがいい。

 今年から交流戦もあり、見ず知らずのピッチャーと対戦したうえでの実績というのがいい。幅広い投手と渡り合ったうえでの成績というところに、また一つ価値があると思う。

 残り2試合を残して達成というのもgood! 最終戦でやっとの想いで・・・ということでも立派な成績には違いないんだけど、まだ残り試合を余しているところがいい。

 とにかく、おめでとう 
 来年も今年に恥じない成績が続けられるよう、期待する。本人が一番良くわかっているだろうけど。
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銀河高原ビール、惜しいけど仕方ない?

2005-08-25 21:22:19 | いいものはいい
銀河高原ビールが会社清算へ (朝日新聞) - goo ニュース

 なくなるのは惜しい、なんて言っている自分がよくないんだろうけど、惜しい。存続させたいのなら、せめてオマエだけでも買い続けていればいいじゃないか、それもせずに文句言うな、と言われそうだ。

 モルツのスーパープレミアムが生産が追いつかないくらいだというから、必ずしも値段の高さが原因じゃないのかもしれない。受けなかったのか、知名度が低すぎたのか。

 銀河高原ビールが置いてあるから、ある焼肉屋にはしばしば通ったものだが。やはり、惜しい。全国展開するというのは、並大抵じゃないのかもね。



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