参院選が終わった。自民党は「政権選択」の選挙ではないというが、勝てば逆のことを言うのだろうから、用意されていた言い訳のようだ。国民はこれまでの実績を見て、行く末をどちらに託したいと考えているかの選択をしたのであり、安倍政権にNoをつきつけたと理解される。
もはや自民党は「改革政党」などとは誰も思っていない。小泉首相になって少し雰囲気が変わっただけである。改革は改善が前提であり、改悪や悪化はそう呼ばない。
自民党は「改革」か「逆行」かと国民に問いかけきた。これまでを作って動かしてきたのが自民党であり、国民はこのままではやりきれないから、変えて欲しいと思っている。自民党のこれまでに辟易していたのだから、さらに自民党に任せているのでは少しも「改革」にならない。自民党というプラットフォームの中で「改革」ができるとは思わないし、して欲しくない。自民党こそ、国民の想いに「逆行」してきたと思うから、このテレビCMには大きな感覚のズレというか、違和感があった。
政権選択でないとしても、安倍政権の成績評価、信任度が今回の結果である。結果を求めて、やるべきことができていなかった。小泉政権の後を受け、恵まれた中での船出だったはずだ。歴史的大敗でも退陣しない総理大臣のいる国は、世界中から“美しくない”国どころか、不可解な国に映っているだろう。それを新しい国にするには、もはや体質転換を図るべきではないかと思う。
どの党が政権をとろうとも、国民が求めるものは同じだ。自民党が、自分たちの立場は変えず、変わらず、権力を握ったまま新しい国にするというのは、国民に変われと言っているようなものだ。自民党が率先して、現体質を一掃することこそ、未来への希望が開けてくるような気がすると思うが、そんなふうには見えない(見せない)。それを民主党をはじめ、野党がその感覚を持っていないと、この勢いも持続しにくいように思う。
もはや自民党は「改革政党」などとは誰も思っていない。小泉首相になって少し雰囲気が変わっただけである。改革は改善が前提であり、改悪や悪化はそう呼ばない。
自民党は「改革」か「逆行」かと国民に問いかけきた。これまでを作って動かしてきたのが自民党であり、国民はこのままではやりきれないから、変えて欲しいと思っている。自民党のこれまでに辟易していたのだから、さらに自民党に任せているのでは少しも「改革」にならない。自民党というプラットフォームの中で「改革」ができるとは思わないし、して欲しくない。自民党こそ、国民の想いに「逆行」してきたと思うから、このテレビCMには大きな感覚のズレというか、違和感があった。
政権選択でないとしても、安倍政権の成績評価、信任度が今回の結果である。結果を求めて、やるべきことができていなかった。小泉政権の後を受け、恵まれた中での船出だったはずだ。歴史的大敗でも退陣しない総理大臣のいる国は、世界中から“美しくない”国どころか、不可解な国に映っているだろう。それを新しい国にするには、もはや体質転換を図るべきではないかと思う。
どの党が政権をとろうとも、国民が求めるものは同じだ。自民党が、自分たちの立場は変えず、変わらず、権力を握ったまま新しい国にするというのは、国民に変われと言っているようなものだ。自民党が率先して、現体質を一掃することこそ、未来への希望が開けてくるような気がすると思うが、そんなふうには見えない(見せない)。それを民主党をはじめ、野党がその感覚を持っていないと、この勢いも持続しにくいように思う。