何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

すごい人の頭ん中

2010-02-28 21:14:10 | Book Reviews
すごい人の頭ん中 すごい起業家」 ビジョネット・編、ゴマブックス、2007年2月10日

p.17-8 社員のモチベーションを上げるためにどうすればいいかっていう、そういう発想が僕は嫌いなんです。なんだか、技術的な感じがするでしょ? そうじゃなくて、僕は、この会社は社員が幸せになるためにあると思っているんですよ。
 元々社員を幸せにするためにこの会社を経営しているわけですから、そのフィールドを準備し、きっかけを提供してあげることが僕の役目だと思っています。

p.33 大切なのは、お客さまのニーズに合った受け皿を開発し、商品を提供するために、みんながどれだけ一生懸命になれるかということです。

p.51-2 組織の実行力をつけるためには、何が有効なのだろうか。
 人材教育をしっかりしておくということですね。よく、指揮命令系統を明確にしておくことが大切だと言われますが、それは間違いです。そんなことをすれば、その指揮命令系統が形骸化して役に立たなくなってしまう。重要なのは、優秀で賢くて誠実な人材を集めて、彼らをいい状態に保つように常に教育しておくことです。

p.55-6 今の儲けを守るため、新しい技術を取り入れないで、再投資をせずにリスクを避けていく。そうすると、競争からは取り残されていくわけです。足下のお金は増えていきますが、将来のお金はなくなっていくという、大きなリスクがそこに潜んでいるということなんですね。
 つまり、その企業の体質に合わせて、ある程度のリスクテイクをしていかなければ、企業の活創造というのは行なわれないということだ。
 企業が創造するためのメカニズムは、儲けたお金のどれくらいを再投資していくかということ。「儲け続けられる経営者とは、リスクを追ってでも今以上を目指す人か、もとからすごく高いところに目標があるのかどちらかでしょう」

p.57 (経営者は)経営が落ち着いているときであっても、しなければならない作業はあるが、いずれにしても、どんなときでも、考える時間を取るようにしなければいけないということだ。

p.72-3 チャレンジをした人は必ず失敗しているわけですから、逆にいえば、失敗した人はチャレンジした勇気のある人。だから、失敗を怖れずにやり続けることです。ただ、あのときああだったよな、って笑えるようになるまで頑張ること。しつこさ、根性、必要なのはこれだけだと僕は思うんですよ。

p.73 社員にいつも言っているのは、会社を拡大するとき、いつ社長に抜擢されてもいいように、常に自己啓発をしておいてくれということ。

p.74 経営では、一つの現象が起きたらそれで終わりではなく、その後ろには何が隠されているのか、そのもとが何なのかということを見極めていかなくてはなりません。そのためには、経営者自ら気づき続けていかないとダメですね。

p.101 いろいろな人の反対意見を参考として聞きながらも、自分の中でそれが不可能だということが納得できるまで考え続けようと思ったんですね。自分の可能性を止めてしまうのは自分自身なんです。ですから、まず自分自身で限界を作らないこと。他人によって、あるいは先入観によって、自分にはできないと思い込まないことですね。これを僕は“青天井の可能性”と言っています。

p.107 短期的成功は比較的実現できる可能性があるが、それを長期的に伸ばしていくことができる人はなかなかいない。
 長期的に生協する人間は、まず“人間力”があるかどうか。何のために自分がこの事業をやるのかという動機から始まって、どういった志や倫理観を持って事業を行っているのか、自分の事業に対する使命感は何か、あるいは度量の大きさ、どんな場面でも冷静沈着に意思決定ができるという力、人を巻き込んでいく能力に至るまで、“人間力”の部分が大きいかなと思います。

p.108-9 起業家として評価されたいというエゴや、お金がほしいというだけで上場を考えるなら、それは株主や資本市場に対する冒涜です。意味がないと思う。
 上場することが良くないというのではない。自分のやりたいことは何か、つまり経済的価値だけがすべてではないということだ。
 社会にとって経済以外の価値を生み出していると同時に、経済的価値もつくっているという両面がクローズアップされればいいですね。

p.125 人は説得しても動かない、納得したら動く。
 人材育成に関しては効率がいいことなんて絶対にないんですよ。

p.128 成長していって、結果人から成功者だと思われる。この成長者になら自分にもなれる、という気持ちを持つことが大切だという。
 「極端な話、過去や未来なんかどうでもよくて、今、輝いていることが大事。未来は今の連続なんだから、今輝いていないと未来もダメなんですよ」

p.178-9 昨日できなかったり想いもしなかったことを、今日思いついたりやれると思ったら、どんどん取り入れていくこと。
 つまり、常に自分の想像を越え、世界中で頂点にいると思われる人を比較対象にして、あの人だったら今どういうふうに考えるか、と想像してみるということだ。

p.181 人間は、自分が好きなことしかやっていない。自分が思ったことしか言っていない。言ったことで自分が洗脳されている。この循環を、どういうふうに自分で発見して、断って、違うところへ行くかということを意識しなくてはいけないですよね。
 今話しているのと同じことを、私は明日違う人にも話すかもしれない。そうすると、それを2回聞いているのは私なので、一番洗脳されるのは私自身なんですね。

p.194 ホスピタリティの基本的な考え方は、レストランでいえば、お金をいただく我々が、お金を払っていただくお客様に感謝の気持ちを持つこと。その気持ちをお客様にお伝えすることが、サービスだとおもうんです。
 お客様に対して感謝の気持ちがあれば、個々のお客様のリクエストに対して、決してノーとはいえないということだ。

p.198 あるとき実際に自分でサービスしてみたら、そのお客様がすごく喜んでくれた、これを経験するしかないんです。

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【ジェネリック】 冬場のジェネリック変更にはご注意を!

2010-02-27 17:39:01 | ジェネリック de リ・スタート!
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 みたキタ企画、薬剤師のsukeです。

 このメールマガジンでは、ジェネリック医薬品(後発医薬品)が
適切に使用されることを目的としています。

○ジェネリックの使用をためらっている一般のかた
○ジェネリックの適切な使用促進に悩んでいる薬剤師
○ジェネリックについて興味や関心のあるあなた

 といった皆さんにお読みいただきたいと思います。

──────────────────────────────
★ あけまして、おめでとうございます!
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 新しい年を迎え、いかがお過ごしでしょうか。

 寒いながらも穏やかな天候のお正月を迎えているかたもいれば、
大雪に見舞われておられるかたもいることでしょう。

 それぞれに今年の抱負や期待があることと思いますが、
少しでも描いた状態に近づけるよう、がんばりましょう!

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★ 今年は診療報酬、調剤報酬が改定となります!
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 今年は診療報酬、調剤報酬が改定される年です。

 政権交代がありましたが、ジェネリック使用促進の方向は変わりません。

 医療費が増え続ける中、歯止めをかける方策のひとつとしても、
ジェネリック使用による医療費適正化に大きな期待が寄せられています。

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 薬局においては、ジェネリック使用に関し、現行の処方せんベースから、
数量ベースで評価されるように変更されることが決定しています。

 ただしそれは20%、25%、30%の3段階制であり、使用数量に応じて
調剤報酬に差が生じることになります(どの程度、差がつけられるかは
現在のところ、公表されていません)。

 当初、2012年度までに「数量ベース30%超」が目論まれていました。
今回の段階制は30%に満たない薬局でも評価されることになります。
先の先の話ではありますが、2年後こそ30%超を達成していないと、
薬局として厳しい立場に追いやられるかもしれません。

 今年度は「正念場のラスト2年間」の始まりかもしれません。

──────────────────────────────
★ 冬場のジェネリック変更にはご注意を!
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 昨年末のエピソードより、ご紹介します。

 半年ほど前から血圧降下剤をジェネリックに変更したかたが、
ここ最近、血圧が高めであり、先発品に戻したいと申し出がありました。

 還暦を過ぎたばかりの女性のかたでした。
 戻したいのでしたら、希望は尊重しますが・・・。

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 最近、高めである理由として、下記のようなことが考えられます。

・体調が変わり、これまでの薬剤ではコントロールするのが難しくなった。
・年末で行事も多く、服薬が適切になされていなかった。
・冬場を迎え、気候(とくに気温)の変化に伴い、血圧が高めになった。
・生活や仕事上の理由によって、血圧が変動した。

 患者さんにしてみれば、自身の病状が悪化したとは思いたくありません。
また、自身の服薬態度に問題があったのでは、と疑われるのも、
よほどの心当たりがあれば別ですが、多少、心当たりがあったとしても、
それは主たる要因ではなく、そう言われるのは心外だと考えることでしょう。

 季節的な要因も、昨年は薬の量を問われることがあったとしても、
薬そのものを気にすることもなかった・・・。

 そこで、自分の原因でなければ、薬に問題があると考えるのではないか
と思いたくなるのではないかと思うのです。
 すなわち、「ジェネリックだから効きが悪いのではないか」と。

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 これがジェネリックを使用しているのでなければ、最初から薬そのものの
せいだとは考えないのではないでしょうか。

 薬は最善のものを使っているから、他に原因があるのではないか。
すなわち、季節的なことが原因ではないか、さもなければ、もう少し
このまま様子を見てみようではないかと・・・。

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 ジェネリックは、間に合わせの医療、安さ優先の医療、ではありません。

 主成分やその含量は同一であり、効き目も同等に期待できるという
試験データ(生物学的同等性試験)に裏付けられているのです。
十分、立派な医療が行われている状態です。

 よって血圧が高めであるのは、ジェネリックを使用しているせいであると
考えるのは適切ではないように思われます。

 季節的な要因が最有力ではないでしょうか。

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 このような“誤解”が起こりやすいからこそ、冬場の寒い時期は、
高血圧症のような気候に影響されやすい疾患の薬剤をジェネリックに
変更することは控えておくべきではないかと思われます。

 誤解を招きやすいうえ、何が真の要因かをわかりにくくすることは、
医療上、好ましいことではありません。

 一方、今は一年の中で最もカゼをひいて受診する患者さんの多い時期
です。
 風邪に関する処方に対して、積極的にジェネリックを使用してみては
いかがでしょうか。

 風邪自体、病状は数日間で変化し、収束していきます。
用いられる薬剤は、風邪の原因に効くのではなく、症状を緩和する薬剤
です。そしてジェネリックで効果が十分期待できると思われます。

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 ジェネリックにまつわるエピソードや、みなさんが経験したこと、
また気になっている事例があれば、お気軽にお知らせください。

 取り上げてほしい話題、感想等、些細なことでも構いません。

 お送り先は、 tamsuke@gmail.com です。
(@は小文字の「@」に変えてお送りください)

 お待ちしています!
 それではまた次回! (^^)/

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●ある集まりで、話をして欲しいという要望(一般のかた)
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 ご要望があれば相談に応じますので、ご遠慮なくお知らせください。 
 現状から一歩前進できるよう、そのお手伝いができればと思います。

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強運を呼び込む51の法則

2010-02-27 17:26:50 | Book Reviews
「強運を呼び込む51の法則」 本田健・著、大和書房、2009年12月30日

p.25 どんなことが起きても、自分の幸せに変えていこうという気持ちさえ持っていれば、いい運を引き寄せることができます。

p.37 感情のコントロールは、運にとって、もっとも大切な要素です。

p.45 そんな彼らのワクワクエネルギーにつられて、まわりの人は、彼らを応援したくなったり、物を買いたくなったりするのです。

p.63 「3つの運」
(1)上から引っ張り上げてもらう運
(2)横から支えてもらう運
(3)下から持ち上げられる運

p.67 運のいい人は、たえず、いいリズムで動きつづけています。だから運気アップのためには、動きをつくることです。

p.82 幸せになりたい、運がよくなりたいと思うこと自体はいいことです。しかし、あまり強く思いしぎると、かえって、「今は運が悪い」ということを無意識のうちに受け入れてしまうことにもなります。「今は運が悪いので、よくなりたい」という思いの前半部分が潜在意識に深く入ってしまって、ますます運の悪い状況を引き寄せてしまうのです。

p.85 運は、上手に助けてもらう人のところにやってくるのです。自分でできることも、気軽にお願いして助けてもらいましょう。

p.92 運のいい人は、透明感のある人です。自分だけのことを考えず、まわりのことを考えられる人です。そういう人は、自分を後回しにしているわけではなく、自分と他人との境界線をわきまえているのです。

p.111 運の悪い人、今トラブルに見舞われている人にも、あなたの友情の手をさしのべてあげてください。特に、運がいいというあなたは、誰かを助けてあげる力があるはずです。その力を使うたびに、あなたの運気もアップします。

p.117 運がいい人は、自分が勝ちすぎていないか、自分に光が当たっているせいで誰かが陰に入っていないか、ふだんから意識しておきましょう。

p.123 自分を幸せにできるかどうかは、自分の才能が何かを見つけ、それを勇気を持って開発していくかどうかにかかっています。その人らしさを見つけ、才能を研ぎ澄ませ、世の中の人と分かち合えば分かち合うほど、経済的にも、精神的にも、その人は豊かになっていきます。

p.125-6 運がいいということは、平凡な人生とは逆になります。怖いけれど、とことん自分の可能性を追求していきたいという人には、まず最初にやらなければいけないことがあります。
 それは、平凡であることをあきらめることです。
 リスクを冒して飛びこまないと、運をつかむことはできません。

p.128 「お金を失っても、取り返せばいい。名誉を失っても、信用回復に全力を尽くせばいい。でも、勇気を失ってしまったら、人生を失ってしまう」
 あなたを理解してくれる人は、今は、まったくゼロかもしれません。けれど、信念を曲げなければ、きっとあなたのことを応援してくれる人は現れます。
 多くの成功者がそうであったように、勇気さえあれば、あなたはきっと、自分の夢を実現できるでしょう。

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そのお客様をつなぎ止めろ!

2010-02-26 22:47:53 | Book Reviews
「そのお客様をつなぎ止めろ! 特命プロジェクト1000日の闘い 服部隆幸・渋野雅告・著、ダイヤモンド社、2002年11月8日

p.11 顧客と関係なしに運営するようなやり方がいけないのだ。リスクは回避すべきものではなく、マネジメントすべきものなのだ。

 処方せん通りに取り揃えることでよしとしているのは、「処方せんに忠実に調剤している」という口実で、課題に踏み込もうとしていないのではないか。

p.20-1 顧客第一主義と掛け声だけをあげていながらその実、商品を売ることだけを考え、顧客に関しては一切何もしていない企業は、真実ではない顧客密着主義です。ニセモノであり、何の果実も摘み取ることができません。少なくともわれわれは拒絶します。

p.34 商品勉強会はやっても顧客勉強会はやったことがないでしょう。

p.38 顧客と接している時間だけが、販売生産性に関係するわけだもの。

p.56 人間は人間で磨かれる。いや、人間は人間でしか磨かれない。売り場に立つ人は、毎日お客さんと接することで厳しく磨かれていっている。現場が販売員を鍛えている。それに比べてスタッフ部門は、人からきびしく磨き上げていただけるチャンスが乏しい。

p.131 ダメだと思ったらそれですべてがダメになる。ダメだと思った瞬間に勝負はついている。そうじゃない。できない理由、失敗した理由を求めているんじゃない。どうしたら、可能なのか、できるのじゃ、ということだ。

p.149 売上げをつくるにはリニューアルと高級ブランド品を入れることしか考えていない。もちろん特定ブランドのファンというのはありますが、これはデパート本来の力ではない。

p.150 顧客と接点を持つ人は販売員であり、売り場マネジャーなのです。これからはマネジャーや販売員こそが主役になります。これは保守的な体質を持つデパート業界では天地がひっくり返ったような騒ぎになることを意味しています。頭では理解していても、実践に移す人はまずいないのがいい例です。パラダイム変革なのです。
 売り場マネジャーや販売員が顧客を知り、商品を知り、顧客と関係を深めて顧客に商品を提案していく。そこにデパートなどの専門特化流通業の生き方があります。

p.177 よくあの人はうちのお客さまではないと言いますが、その考えは間違っています。あの人はノンという属性を持った顧客であると考えるべきです。この言葉には、次に顧客になっていただくのだという響きがあります。

p.231-2 あなたが売っている商品は顧客から見ればそこらに咲くバラの花と同じこと。何一つ代わり映えはないかもしれない。しかし、顧客と関係ができて顧客学習ができていれば顧客にとってはたった一つの商品になり、店舗になり、販売員さんになる。
 それを実現できるのは関係を深める行為だけです。関係とはリレーションシップとも訳されます。もはや商品に付加価値は期待できず、関係性の中に付加価値が存在している。 #GE

p.237-8 顧客は購入する前は販売員の話を半分疑って聞くものでしょう。売りつけよう、買わせようとしていると考えるから身構えるのです。けれども購入した後では、今度は商品説明を素直に聞きます。両耳を開き、両目を開けてです。そのような顧客に販売員は何をしますか。商品宣伝ですか。いや違いますね。真実の話でしょう。もう売り込む必要はないのだから。

p.286-7 ひと頃組織図を作成する時にお客さまを最上段に置き、社長を最下段に書くことがブームとなった。ワン・トゥ・ワンは組織の逆ピラミッド化そのものだ。お客さまに最も近い部門が組織の底辺にいて、何の権限も与えられずに、上から指図されたとおりに言いなりに従ってきた。しかしこれでは顧客との関係性は深まらない。お客さまと関係を深めることのできる人たち、つまり売り場が主役、経営ユニットになることだ。私はこの選択が間違っていなかったことを知って大変に喜んでいる。 

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半ケツとゴミ拾い

2010-02-25 23:52:42 | Book Reviews
「半ケツとゴミ拾い」 荒川祐二・著、地湧社、2008年12月25日

p.214 なりたい自分、夢や理想を持って今、あなたに出来る事を実際に行動しよう。ただ、それだけのこと。
 それでも、どんなことでもやってみる前に「出来ない」と言ってしまうことがよくある。
 しかし、「出来る、出来ない」というのは、それは違う。
 「やるか、やらないか」それだけのこと。
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天国体質になる!

2010-02-24 19:21:58 | Book Reviews
「天国体質になる! 仕事を楽しむ52の秘訣 鶴岡秀子・著、講談社、2007年6月28日

p.31 お客様に役立てることを嬉しいと感じることができると、すべての仕事は楽しくなってしまうのだと感じます。結局のところ、人間というのは人の役に立ち、「あなたのおかげで助かったよ」と言われて、存在を認められた時に最高の充実感が得られるのだと思います。

p.61 もし、自分だけががんばっている気分になってしまう時があるとしたら、それは危険信号です。それは、周りの人の協力に気がつかない自分がいることの裏返しだからです。

p.114 助けてもらいたい、相手に何とかしてほしいと思っていると苦しくなります。それは相手への依存状態だからです。自立していて相手を助けたい、相手の役に立ちたい、自分にできることはないか、と思っている時、初めて事が進展するのだと思います。

p.182-3 どこかに行って、「居心地が悪いな」と感じることがありますか? もしあるとしたら、それは「成長のサイン」ですから、どうぞ安心してください。
 最初は場違いな場所でも、しばらくすると自分もその場所の住人になることができます。その違和感がなくなる頃には、すっかりその変化が自分のなかで当たり前の状態になったということです。

p.192 本当に大多数の人の言うとおりにしていると成功するのだったら、世の中の人皆が成功してしまいます。でも、実際には成功している人というのは、ある数パーセントの人たちだからです。
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なんとかしてよ店長さん!

2010-02-23 22:58:00 | Book Reviews
「なんとかしてよ店長さん! ジャスコ店長とお客さまとの往復書簡集 高橋晋・著、かんき出版、2000年12月11日

p.2 それまでも定期的なアンケート調査や従業員を通じてお客さまの声を収集したり、売り場でお客さまに直接お尋ねすることはしていました。ただし、私はお客さまとの個別の対話ではなく、多くのお客さまに、店の運営に参加していただける方法はないものかと考えて、この「ご意見承りカード回答公開制度」を始めたのです。

p.3 お客さまにとって「商品の購入は、目的ではなく手段である」ことが、明確になってきたのです。

p.3-4 「お客さまとどのように対話し、どのような信頼関係をどう築くか」について、第一ステップはなず、「お客さまから見える企業」になることから始め、次に「お客さまと対話できる企業」になり、そして「お客さまに進んで評価を求める企業」になることが信頼を得ることになり、最終的には「お客さまを経営の真ん中に置く企業」になるのではないか、と思えるのです。

p.31-2 お客さまは「商品を買うのが目的」ではなく、「使うために買う」のです。お客さまの「目的」や「こだわり」を知らずして、商品の品揃えをうんぬんすることは意味がありません。

p.63 よくあるケースに、設備的な件で「危険な箇所ですので直してください」というカードに「わかりましたが金がありません」という回答をしがちですが、これは大変な誤解を与える恐れがあります。お客さまの命や安全に金を惜しむ企業、とうけとめられかねないからです。

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自分は評価されていないと思ったら読む本

2010-02-21 21:38:32 | Book Reviews
「自分は評価されていないと思ったら読む本」 小笹芳央・著、幻冬舎、2009年12月20日

 本書に限らず、ビジネス書には多くを学ばせてもらっているが、自分は医療機関にいながら一般企業の論理をどこまで当てはめ、どのように活用するとよいか考える。その中でも、利益に関する部分は最大のテーマだ。なぜなら医療機関の多くは民間組織でありながら、公的性格を有しているからだ。それを軽視したり見失った医療機関は、医療を手段にした“企業”であると考えるからだ。

 医療機関や医療提供施設は、儲かる・儲からないとは別に、国民に対して果たすべき責務を負っている。だから、やることをやれば、それなりに自ずと経営が成り立つようにフィーは公的保険で賄われ、点数が定められている。

 利益追求が主目的になるのなら、経済的に見合わないことはやらなくなるか、やっても十分な投資がなされない。それが民間組織として当然というのであれば、医療機能は低下するか、十分なサービスが果たせなくなる。

 国民のニーズに応えられず、評価が低下する医療機関は、ますます収益確保が難しくなり、さらに利益追求の経営を余儀なくされるという悪循環に陥る。

 医療は、そのものが社会貢献の性格を有している。儲かることしかやらないようでは、もしくは儲けることを掲げているようであれば、医療は成り立たない。民間組織の経済的合理性を取り入れることが、従業員に対する教育を減らしたり、その内容が医療から離れるようになると、直接医療の質の低下を招き、間接的に健康に関する判断基準も少なからず影響が及ぶ。健康確保を求める国民は、医療機関の収益確保のために受診するのではないから、そのような運営はもはや患者の視点から離れている。
 そういうこともあって、医療機関(医療提供施設)は、企業傘下であることは好ましくない。仮にそうであっても、親会社の意向や文化が色濃く入り込むようであれば、もはやその組織は内部崩壊が始まったと考えてよいのではないだろうか。

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【ジェネリック】 待ちの姿勢から声を出してみよう

2010-02-20 10:37:20 | ジェネリック de リ・スタート!
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 みたキタ企画、薬剤師のsukeです。

 このメールマガジンでは、ジェネリック医薬品(後発医薬品)が
適切に使用されることを目的としています。

○ジェネリックの使用をためらっている一般のかた
○ジェネリックの適切な使用促進に悩んでいる薬剤師
○ジェネリックについて興味や関心のあるあなた

 といった皆さんにお読みいただきたいと思います。

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★ ジェネリックについて、お互いに“待っている”?
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 ジェネリックについて代表的なメーカーである沢井製薬が、
10月にインターネットを利用して薬剤師と患者さんに対して行った
アンケート調査の結果について、先日報道されました。

 患者さん側の意見として、
・91.5%が後発品を「処方・調剤してほしい」

 そして、
・21.0%が「自ら頼んだこともないが、医師・薬剤師から勧められたことがある」
・57.8%が「自ら頼んだこともないし、医師・薬剤師から勧められたこともない」


 後発品の処方依頼したことのない人においては、
・45.7%が「医師や薬剤師から、特に何も言われたことがないから」

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 一方、薬剤師は、全体の
・21.7%が「説明はしていない」
・51.7%が「患者から尋ねられたら説明する」

 後者では、保険薬局の薬剤師に限っていうと62.5%と高率!

 説明するつもりはないわけではないが、患者さんから申し出があるのを
待っているとは! 興味があれば患者さんから申し出てくるに違いない、
申し出がないというのはそこまで関心が高くないのではないか、
そんな理解で「待ちの姿勢」でいるのだとしたら、なんと消極的なのでしょう。

 患者さんにしてみれば、薬剤師のほうからこそ、ジェネリックの話題を
出してもらえることを待っているのではないでしょうか。

 薬局側は忙しいから、声をかけないのもやむをえないのでしょうか?
 
 ポスターを貼って促しているから、次の行動を起こすのは患者さん側で
あるとでもいうのでしょうか。
 ジェネリックについて説明をすると、一人にかかる時間が長くなって、
他の患者さんをさらに待たせてしまうので気が引けるというのでしょうか。 

──────────────────────────────
★ ポスターを貼るだけで、ジェネリックの十分な促しと言える?
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 たとえば、飲食店でお勧めのメニューがあった際に、
「○○入荷しました!」、「○○始めました!」などと掲示して、注文を促す
ということもありますが、それにはその掲示を見てもらわねばなりません。

 目立つように、容易に目に入りやすいようになっていることが必要です。
そうでなければ、店員が声を掛けることが大切だと思います。
「○○が入ったのですが、よろしければどうですか?」などと。

 ましてや、「あと、残り○人前しか残っていません」などと言われると、
逃すまいと多くのかたがオーダーされるのではないでしょうか(笑)。

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 さすがにジェネリックについて、残数僅少を理由に勧めるということは
ありませんが、声掛けが重要であることは間違いありません。

 また掲示するにしても、薬局にある多くの掲示物の少なくとも半分以上
がジェネリックのそれで占められるくらい、まるで待合室の中が
“ジェネリック一色になったよう”に掲示されるくらいであると、
薬局の力の入れようがわかるというものです。

──────────────────────────────
★ 声を掛けるきっかけは、「新たな処方」から
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 声掛けにあたり、ジェネリックの使用を勧めるにあたり、
◆これまで使用していた薬剤をジェネリックに変更する
◆新たな処方に対してジェネリックを勧める

 という2つのきっかけがあります。

 お勧めする(したい)のは後者です。
 なぜなら「変更」すると、意識したくなくても、無意識に、
これまでの薬剤と“比べて”しまうからです。

 新たな処方では、それがありません。であれば、後者の機会において
最初からジェネリックをお勧めするとよいのではないでしょうか。

 「今日は新しいお薬が処方されていますね。ジェネリックでご用意して
よろしいですか?」と確認して、調剤を進めればよいと思います。

 臨時処方や処方変更(A→B)、追加処方などがチャンスです。

 そこに「第一歩」があるのではないかと思います。
 
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また気になっている事例があれば、お気軽にお知らせください。

 取り上げてほしい話題、感想等、些細なことでも構いません。

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保険薬局基礎のキソ

2010-02-20 10:33:58 | Book Reviews
「保険薬局 基礎のキソ 窓口対応の足しになる本 菅野敦之・著、薬事日報社、2010年1月20日
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夢の見つけ方

2010-02-20 00:04:54 | 心に残ること
 鶴岡秀子さんのセミナーに参加。「夢の設計図の描き方」を読んで、直接話が聞けるチャンスに恵まれた。

 以下、講演を聞いて取ったメモを転記しておく。
----- ----- ----- -----
・「お金は感謝の投影である」と思って、小さい頃から「人生ゲーム」を楽しんでいた。

・自分は、不幸に気がつかないのか、鈍感なのかわからないが、天国体質と言われている。

・夢を見つけるにあたり、ハナから勝手に自分には無理だとあきらめていてはもったいない。もし、必ずうまくいくとしたら、あなたは本当に何をやりたかったのか。

・過去の延長に夢があるのではない。ドリームが先、ハウは後からみつかる。

・時間は未来から送られてくる。過去からではない。夢を持つと、未来までの間に必要なコマが、臨場感を持って流れてくる。
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 夢を設定するにあたり、何にフォーカスするかを間違えてはいけない。

・間違えた場所にフォーカスすると、間違えた通りに辿りついてしまう。

・目的と目標の違い。目的は、どこまで追求しても達成できないもの(限界がない)。目標は数字に置き換えることができ、時間をかければいずれ達成できるもの。

・経営者やリーダーの中には、目標ばかりを追って目的を忘れてしまう人がいる。

・目的と目標は、それぞれ分けて掲げる。
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 どういうマインドでいると、夢を引き寄せることができるか。

・やりたいと思っていることをやりとげている人たちが、成功者であり、天国体質を持っている。

・セルフイメージの高い人のほうが、いい仕事をしてくれる。彼等は、仕事の出来栄えの基準が高い。これぐらいやらないと仕事をやったことにはならない、普通にやったのでは気が済まないとか。

・どうしたらセルフイメージを高めることが出来るか。たとえば、毎日小さな約束を作って、それをクリアしていくことを続ける。そのうちに、自分が信じられるようになる。やがて、自分に自信が持てるようになる。

・自分を信じていない人を、他人が信じられるか。自分自身を信用しているかどうか、お客さまには伝わってしまう。
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 どうやって、その夢に一歩を踏み出すのか。

・自分軸(自分の判断軸)をつくる。それが出来ないと、他人の評価を気にしてしまう。

・「真ん中も右からみれば左」。立ち位置が違えば、同じものも違って見える。どういう位置に立つと違って見えるのか、興味が湧く。いろいろな立ち位置の人の意見を聞くことで、自分の位置がわかる。全く違う意見でも、わかりあえるようになる。自分の軸を持ったうえで、他人に接するのがよい。

・自分に許可を与えることができる。お互いを応援し合うと成功確率が高くなる。一緒に頑張るからうまくいく。成功者は群れを成して飛ぶ。
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 夢を引き寄せるために・・・

・未来を描いて、その未来を思いついた日から今日までの足取りを語り、これからを語ると、共感できる。

・本気の人は感謝しかない。

・人間は、進捗する姿を応援する。

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 夢とは、まきこみたい人にもメリットのあるアイデア。

・何かを始めるのに自信なんていらない。自信がないから出来ないというのは勘違い。今からやろうとしているんだから、自信なんかあるわけがない。

・転んだら、また立ち上がればよい。転んだ回数より、立ち上がる回数が1回多ければよい。やりながら、立ち上がりながら、自信がついていく。

・実績のレバレッジ。「結果の出るやり方を行う」「経験を積む」、魔法の方法はない。
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今、この人を見よ!

2010-02-19 22:50:40 | Book Reviews
「佐高信が褒める 今、この人を見よ! 佐高信・著、光文社、2001年5月30日

p.263-4 小倉(寛太郎)さんがそれまでの歴代の経営者に対して、すべて抵抗していたわけではない。入社時の社長、松尾静麿には、いつも敬意をもっている。

 松尾は、安全については「臆病者といわれる勇気を持て」と説いた。

 「一、安全性、二、定時性、三、快適性 これが運航乗員の守るべき柱だ」と松尾は口を酸っぱくして主張したのだが、次の社長になって、四番目に経済性という柱が加わった。

 そうなると、たとえば目的地の空港が天候が悪い場合、臆病者と言われる勇気を持って代替飛行場へ行くと、よけいに燃料がかかるし、着陸後にホテルへ案内してその費用もかあkると考え、まあ、大丈夫だから当初の目的空港に着陸してしまおうとなってくる。これが1977年秋のクアラルンプールの事故につながった。

 「企業である以上、経済性は無視できませんが、やはり経済性ばかりいったら自己は防ぎようがなくなってきますし、臆病者といわれる勇気も萎えてしまいます」と小倉さんは語る。

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先発品まがいのジェネリックからの脱却

2010-02-18 21:51:49 | 薬局経営
 なぜ保険薬局で後発品への変更の説明を受ける人が少ないのか。保険薬局は後発品の使用促進に消極的だと言われてしまうのか。

 これまでは後発品調剤体制加算4点の算定条件は、処方中に1品目でも後発品が含まれている処方せんが応需処方せん全体の30%以上とされていた。
 その中には、後発品使用促進が開始される以前から先発品と思われていた薬剤が含まれている処方せんが多い。処方中にこれらがあれば算定要件クリアにつながる処方せんとなるので、それ以外の薬剤まであえて後発品に変更を促してこなかったのではないか。後発品使用促進は、国の医療費削減を意図された施策でありながら、薬局の行っている行為は、自身の収益を睨んだ行動だったともいえそうだ。後発品使用促進が進展しないのは保険薬局が積極的でないと追求されようと、非難の矛先を向けられようと、30%をクリアしていれば、十分ではないかもしれないが最低限のことをやっていると自身を許していたのかもしれない。もっと積極的でない薬局が他にあるのではないかと・・・。
 
 しかし約80%超の薬局が4点を算定している。皆が他の薬局のせいにしてきたようにも見える。であれば処方せんベースで30%クリアしていることだけでは、最低限のことを行なっているとは言い難い。
 よって処方せんベースの評価でジェネリック使用促進を図ってきたにもかかわらず、使用量を十分増やすに至らなかったのは先発品まがいの後発品の存在に頼っていたことが大きかったと思われる。処方中に1品目でもあればいいのだから、処方を見た瞬間にそれ以上勧めなくても済むことがわかるのだから。「薬局にとって」勧める必要がないのであれば、「説明を受けたことがない」患者が多いという調査数字もさもありなんと思う。

 来局時に後発品を勧めるためには、まず後発品とはどのようなものであるかを理解してもらい、それを使用することについて同意を得て、使用する後発品を選択しなければいけない。通常の調剤に加えてこれらを行うにはたいへんな労力を要することも、消極的にならざるをえない一因だろう。
 簡単な説明すぎても理解は得られないだろうし、よくわからない説明であれば使用する決断も生まれない。時間をかけるあまり、1人の患者に要する時間の積み重ねが他の患者の待ち時間に影響することにもなり、苦情や評判を気にする薬局では相当の圧力にもなる。そこが「待っても食べたい、並びができるラーメン屋」とは違うところである。病人を待たせて平気でいるには、相当の事情や状況がなければ難しい。

 処方せんベースでもいいから、加算算定のハードルを処方せん中1品目から2品目にすれば、現状より進展は見られていたかもしれない。いずれ2012年には数量ベース30%にすると言われているのだから、算定要件は「処方中1品目」であっても、自主的に「処方中2品目」(あるいはそれ以上)として取り組んできた薬局は、今改定によって、少なくとも20%を超えているのではないだろうか。

 2010年改定は数量ベースで20%、25%、30%の段階制である。30%に満たない「20%以上」でも加算がつくのは、厚労省の温情かもしれない。2012年改定では30%のハードルに一本化されても文句はいえないだろう。
 保険薬局は、先発品まがいの後発品で加算が支えられてきたし、これからもそうである。それが黙認されているのも、厚労省の温情だと理解できる。薬局側では旧来通りにしているだけで、何の苦労もいらない(かった)のだから、不労所得を許してもらっている(いた)ようなものだ。ある後発ビタミン剤など、同一成分内で最高薬価であることもあり、事実上、先発品的な位置づけにある薬剤である。医療費削減の観点からすればそのような薬剤を加算対象から外すことにも一理ありそうだが、数量ベースを稼ぐうえで相当の影響が及ぶから、現場の反発や混乱を思うと見直しは難しいのかもしれない。
 
 保険薬局は、いよいよ先発品まがいの後発品に依存していられる状況ではなくなった。現状を前進させなければならないが、それに水を差すかのように、薬価の逆転現象が起きている薬剤を、数量ベースカウントの対象から外すことが決まった。薬価の逆転現象が起きている薬剤の中には、一部、先発品まがいの後発品も含まれており、それらが評価の対象から外されたのはある意味、当然ともいえるのではないか。
 
 先発品まがいのジェネリックに頼るだけでは、今後、加算算定につながらない。算定が強く意識されることで、それは「医療費削減のため」や「患者のため」ではなく、「薬局の収益のため」の取り組みになっているところが、事情はわからないでもないが、釈然としないところである。
 変更に至るには薬剤師の職能が活かされてこそなので、加算算定は薬剤師の取り組みが評価されたのだと理解する向きもある。しかし、それは患者に働きかけて達成されてのこと。水面下で処方医に手を回して、後発品の処方を依頼しようとする動きもあるらしい(それも1日3回服用製剤を中心に)。そうなれば処方を隠れ蓑に、「処方されているから」を理由に患者への説明から逃れ、半強制的に後発品調剤を進めていくのだとしたら、患者はその事実を不本意に受け入れざるをえない。いや、勘の鋭い消費者は、そのからくりを見破っているかもしれない。後発品使用は、患者の同意を前提に、薬局で使用を選択できると理解していた国民は、その事態をただちに理解できないのではないか。

 薬局の尽力や薬剤師との共同作業で後発品を使用し自己負担が下げられたのではなく、医者の方針によって進められるものと理解するとしたら、後発品使用促進が進められる過程から薬剤師の存在は消える。それでは薬局が国民から評価されるチャンスをみすみす失うことになってしまう。数量ベースに伴う段階的加算は経済誘導的要素もあるとはいえ、単純に薬局の評価やご褒美だと受け止めていてはいけないのだと思う。

 多くの患者に対して汗をかいた結果ではなく、裏で医者に対して働きかけたことへの努力?が評価されるとしたら、筋違いもいいところだ。そのほうが効率的だからと正当化できるか? 個々の患者に対して、体調や経過、処方に応じて後発品使用を促していく必要はないのか。医療とは「個」に向き合うのが原則であれば、もともと非効率な取り組みであって当然なのだと思う。
 
 もうこれ以上、先発品まがいのジェネリックに頼ることはやめようではないか。薬剤師が責任をもって、患者さんに勧めるに相応しい後発品を探し、推奨していく・・・。薬剤師の将来は、その先に開けているのではないだろうか。
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小さな会社の社長のための問題解決マニュアル

2010-02-17 22:00:11 | Book Reviews
「小さな会社の社長のための問題解決マニュアル」 福島正伸・著、PHP研究所、2007年7月6日

p.2 問題をこまったことだと受け止めれば、仕方なく対処するようになってしまいますが、問題を成長の機会と受け止めれば、勇気が湧き、その問題に対して積極的にかかわっていきたくなるでしょう。そして、自分が積極的にかかわるほど、問題が解決できる可能性が高くなっていきます。
 さらに、問題を成長の機会と考えることは、根本的な原因を環境や他人のせいにするのではなく、自分自身に見出すことでもあります。そして、自分を変え、成長することができれば、今後さらに大きな問題や困難が起こったとしても、それらを乗り越えていくkとができるようになるのです。

p.17 一時的な勝ち負けを競ったり、他人の真似をしたりすることは、本当の自分らしい成功から遠ざかってしまうことになります。大切なことは、他人と比較することではなく、自分らしく、自分の道を歩いているかどうかだからです。
 自分らしくなること以外に、本当の成功への道はないと私は確信しています。

p.20 事業を成功させるための考え方として大切なことは、将来が今より楽になるように考えることです。つまり、いつか苦しまなければならないとすれば、今苦しむようにします。事業をはじめてから苦しむのではなく、はじめる前に苦しむのです。

p.20 大切なことは、1日目に何人が来店されたか、その売上がいくらかではなく、来店されたお客様がどのような気持ちで帰ったかということです。

p.21 一つひとつの仕事を何気なくやるのではなく、人生を賭けてやることだと思います。

p.24 着実な人ほど目立たない。しかし、着実な人が目だったときには、もう誰も簡単には追いつけないレベルになっています。

p.26 効果的な手法を選ぶ基準があります。それは、自分がやる気になったかどうかという基準です。
 どちらの手法が効果的かで迷っているとすれば、自分が本気になって取り組めそうな手法を選択すればいいのです。自分が本気になれなければ、どんな手法も成果につなげることはできないからです。

p.28 真の競争は他人とするものではなく、昨日の自分とするものです。

p.30 たとえば、資金繰りで苦しんでいたときに、仮に当面の資金の目処が何とかついたとしても、社会に必要な会社になっていなければ、またいつか資金ショートしてしまうでしょう。
 将来、同じ問題で苦しまないようになるためには、根本から企業のあり方を見直すことを考えなければなりません。そのとき、大切なのは今までの思い込みに打ち勝つことです。つまり、自分が当然と思っていることに疑問を持ち、自分の考え方や行動パターンまで変える努力をすることです。
 その基準が、お客様は喜んでいるか、本当に社会に必要とされているかどうかです。自分の会社の利益だけを考えていると、お客様は去っていきます。

p.33 すべての失敗とは手法の失敗に過ぎません。手法の失敗は、そこから必ず学ぶものがあるので次の挑戦の糧になります。

p.35-6 夢の条件として大切なことは、それを考えるだけでワクワクすること、つまりワクワク感です。
 そして、ワクワク感を高めるためには、夢が実現したときにどのようなことが起こるかを具体的にイメージすればいいでしょう。

p.37 世界一の企業になると決めたら、今やっている仕事が世界一のレベルでやっているかどうかを考えればいいのです。
 事業に迷いが生じたら、夢を基準に判断すればいいのです。

p.71 相手が自分に対して、どのような行動をとるのかは、今まで自分が相手にどのような行動をとってきたのかで決まります。たとえ、すぐにお客様に喜んでいただけるような貢献ができなくても、あきらめずにアイデア、情報を提供し、お客様に貢献し続けましょう。

p.75 経営者にとって大切なものは、労働時間よりも新たなことを考える時間です。

p.77 立地に頼るほど、事業は難しくなります。立地でビジネスが決まるとすれば、それでは、資金力のある大企業には勝てないことになります。そうではなく、たとえ立地が悪くとも、お客様にきていただける魅力のあるお店をつくればいいのです。

p.79 強い企業とは、どこよりも改善、向上に積極的な企業です。

p.103 そこに価値と感動があれば、お客様にはどれほど費用がかかったとしても喜んでいただくことができると思います。

p.105 価値と感動のレベルが高ければ、高価格でも「これは安い!」といいながら代金を払ってくれるのです。

p.107 お客様は、感動的なサービスを受ければ、必ず売上として返してくれます。その意味では、過剰サービスとは、まだまだサービスが足りない状態、もしくはお客さまの求める方向がみえていない状態なのです。
 いくら努力をしても売上につながらないような場合は、お客様が価値と認めてくれるまでの努力が足りないと考えるべきなのです。

p.119 自信とは本気になることです。絶対に実現すると決めて、どんな困難があってもそれを乗り越えていくことです。そして、本気になるほど四六時中考えるわけですから、物事に対して緻密になっていきます。それによって成功確率はどんどん高くなります。これが自信です。

p.121 お客様の立場からいうと、価格と比較して得る価値の方が大きいと感じられるかどうかです。「これは安い!」とお客様がいえば、それができているということでしょう。

p.139 問題が起きたことが問題なのではなく、問題を次にどう活かすかが、本当の問題なのです。 #RM

p.145 自立型人材の育成法をメンタリングといいます。メンタリングには、次のような3つの段階があります。
 第1段階は見本になること。第2段階は、信頼すること。第3段階は、支援すること。支援とは、相手を楽にすることではなく、やる気にさせるきっかけをつくることです。そのポイントは、相手のレベルに合わせて成功体験を積ませるサポートを続けることです。
 このように考えて行動すれば、人は必ず成長します。

p.190 経営の判断基準は利益ではなく、ビジョンとポリシーです。

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薬価の逆転現象

2010-02-16 22:44:28 | くすり雑感
 来年度より先発品より薬価の高いジェネリックを使用している場合、数量ベースのカウントから対象外になることになった。
 ジェネリックが医療費抑制を目的としているのだから、ジェネリックを使ってさえいれば先発品より価格の高い薬剤でもよいと考えるのは、身勝手という“空気が読めない”状態だと思う。現在でもそういう逆転現象が起きているジェネリックがあるが、先発品ではないかと思われている向きのある薬剤もあり、処方せんベースの数字を稼ぐだけで、医療費削減には貢献しないという“狡さ”が感じられる。逆転ジェネリックを積極的に使用していると言うのは。ジェネリックを使用しているという意味で正しくもあり、その目的に照らし合わせて適切ではないような気がする。

 ただ、現行では逆転現象が起きていないのに、薬価改定によって「逆転」組に移行してしまう薬剤は、とばっちりを受けたようなものではないだろうか。先発品が廉価販売されたことで値崩れを起こし、勝手に価格暴落されたら、たまったものではない。そういう薬剤には同情できる。

 「逆転」組に入ってしまうことがメーカーにとってコントロール不能である。逆転しないように、ジェネリックも適度に実勢価格を下げるようなことを求められるといたら、それもおかしな話ではないか。

 またジェネリックとは名ばかりの、先発品まがいのジェネリックにも、使用促進の観点からはみれば問題があるのではないか。医療費抑制の観点から見れば、バイアスピリンのような最低価格帯の薬剤はともかく、歴史的な経過の中で先発品が存在せず、同一成分・含量・剤形の薬剤の中で最高価格帯にある先発メーカーが製造販売するジェネリックはジェネリックから除外されてもいいのではないだろうか。

 ジェネリックであれば何でもよいわけではない、価格も重要だ、というのであれば、数量ベースという視点は必ずしも適切ではないことになる。1日薬価が対して安くならなくても、使用量が多ければいいのだ。数量はしれていても、1日薬価が大きく安くなるのであれば、その点でも評価されてもいいのかもしれない。

 あまりいろいろな条件を用意して、いずれもハードルであるとするならば、わかりずらい仕組みになるので、今回は数量ベースという評価になったわけだが、今後は金額ベースの観点も議論されてもいいのかもしれない。

 2012年を待たずして、数量ベースによる評価が導入された。しかし、20%以上にもわずかずつの段階的評価をするという、ある面では前倒しに、ある面ではゆるやかに30%に満たなくてもよいと規定されていく。
 
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