「すごい人の頭ん中 すごい起業家」 ビジョネット・編、ゴマブックス、2007年2月10日
p.17-8 社員のモチベーションを上げるためにどうすればいいかっていう、そういう発想が僕は嫌いなんです。なんだか、技術的な感じがするでしょ? そうじゃなくて、僕は、この会社は社員が幸せになるためにあると思っているんですよ。
元々社員を幸せにするためにこの会社を経営しているわけですから、そのフィールドを準備し、きっかけを提供してあげることが僕の役目だと思っています。
p.33 大切なのは、お客さまのニーズに合った受け皿を開発し、商品を提供するために、みんながどれだけ一生懸命になれるかということです。
p.51-2 組織の実行力をつけるためには、何が有効なのだろうか。
人材教育をしっかりしておくということですね。よく、指揮命令系統を明確にしておくことが大切だと言われますが、それは間違いです。そんなことをすれば、その指揮命令系統が形骸化して役に立たなくなってしまう。重要なのは、優秀で賢くて誠実な人材を集めて、彼らをいい状態に保つように常に教育しておくことです。
p.55-6 今の儲けを守るため、新しい技術を取り入れないで、再投資をせずにリスクを避けていく。そうすると、競争からは取り残されていくわけです。足下のお金は増えていきますが、将来のお金はなくなっていくという、大きなリスクがそこに潜んでいるということなんですね。
つまり、その企業の体質に合わせて、ある程度のリスクテイクをしていかなければ、企業の活創造というのは行なわれないということだ。
企業が創造するためのメカニズムは、儲けたお金のどれくらいを再投資していくかということ。「儲け続けられる経営者とは、リスクを追ってでも今以上を目指す人か、もとからすごく高いところに目標があるのかどちらかでしょう」
p.57 (経営者は)経営が落ち着いているときであっても、しなければならない作業はあるが、いずれにしても、どんなときでも、考える時間を取るようにしなければいけないということだ。
p.72-3 チャレンジをした人は必ず失敗しているわけですから、逆にいえば、失敗した人はチャレンジした勇気のある人。だから、失敗を怖れずにやり続けることです。ただ、あのときああだったよな、って笑えるようになるまで頑張ること。しつこさ、根性、必要なのはこれだけだと僕は思うんですよ。
p.73 社員にいつも言っているのは、会社を拡大するとき、いつ社長に抜擢されてもいいように、常に自己啓発をしておいてくれということ。
p.74 経営では、一つの現象が起きたらそれで終わりではなく、その後ろには何が隠されているのか、そのもとが何なのかということを見極めていかなくてはなりません。そのためには、経営者自ら気づき続けていかないとダメですね。
p.101 いろいろな人の反対意見を参考として聞きながらも、自分の中でそれが不可能だということが納得できるまで考え続けようと思ったんですね。自分の可能性を止めてしまうのは自分自身なんです。ですから、まず自分自身で限界を作らないこと。他人によって、あるいは先入観によって、自分にはできないと思い込まないことですね。これを僕は“青天井の可能性”と言っています。
p.107 短期的成功は比較的実現できる可能性があるが、それを長期的に伸ばしていくことができる人はなかなかいない。
長期的に生協する人間は、まず“人間力”があるかどうか。何のために自分がこの事業をやるのかという動機から始まって、どういった志や倫理観を持って事業を行っているのか、自分の事業に対する使命感は何か、あるいは度量の大きさ、どんな場面でも冷静沈着に意思決定ができるという力、人を巻き込んでいく能力に至るまで、“人間力”の部分が大きいかなと思います。
p.108-9 起業家として評価されたいというエゴや、お金がほしいというだけで上場を考えるなら、それは株主や資本市場に対する冒涜です。意味がないと思う。
上場することが良くないというのではない。自分のやりたいことは何か、つまり経済的価値だけがすべてではないということだ。
社会にとって経済以外の価値を生み出していると同時に、経済的価値もつくっているという両面がクローズアップされればいいですね。
p.125 人は説得しても動かない、納得したら動く。
人材育成に関しては効率がいいことなんて絶対にないんですよ。
p.128 成長していって、結果人から成功者だと思われる。この成長者になら自分にもなれる、という気持ちを持つことが大切だという。
「極端な話、過去や未来なんかどうでもよくて、今、輝いていることが大事。未来は今の連続なんだから、今輝いていないと未来もダメなんですよ」
p.178-9 昨日できなかったり想いもしなかったことを、今日思いついたりやれると思ったら、どんどん取り入れていくこと。
つまり、常に自分の想像を越え、世界中で頂点にいると思われる人を比較対象にして、あの人だったら今どういうふうに考えるか、と想像してみるということだ。
p.181 人間は、自分が好きなことしかやっていない。自分が思ったことしか言っていない。言ったことで自分が洗脳されている。この循環を、どういうふうに自分で発見して、断って、違うところへ行くかということを意識しなくてはいけないですよね。
今話しているのと同じことを、私は明日違う人にも話すかもしれない。そうすると、それを2回聞いているのは私なので、一番洗脳されるのは私自身なんですね。
p.194 ホスピタリティの基本的な考え方は、レストランでいえば、お金をいただく我々が、お金を払っていただくお客様に感謝の気持ちを持つこと。その気持ちをお客様にお伝えすることが、サービスだとおもうんです。
お客様に対して感謝の気持ちがあれば、個々のお客様のリクエストに対して、決してノーとはいえないということだ。
p.198 あるとき実際に自分でサービスしてみたら、そのお客様がすごく喜んでくれた、これを経験するしかないんです。
p.17-8 社員のモチベーションを上げるためにどうすればいいかっていう、そういう発想が僕は嫌いなんです。なんだか、技術的な感じがするでしょ? そうじゃなくて、僕は、この会社は社員が幸せになるためにあると思っているんですよ。
元々社員を幸せにするためにこの会社を経営しているわけですから、そのフィールドを準備し、きっかけを提供してあげることが僕の役目だと思っています。
p.33 大切なのは、お客さまのニーズに合った受け皿を開発し、商品を提供するために、みんながどれだけ一生懸命になれるかということです。
p.51-2 組織の実行力をつけるためには、何が有効なのだろうか。
人材教育をしっかりしておくということですね。よく、指揮命令系統を明確にしておくことが大切だと言われますが、それは間違いです。そんなことをすれば、その指揮命令系統が形骸化して役に立たなくなってしまう。重要なのは、優秀で賢くて誠実な人材を集めて、彼らをいい状態に保つように常に教育しておくことです。
p.55-6 今の儲けを守るため、新しい技術を取り入れないで、再投資をせずにリスクを避けていく。そうすると、競争からは取り残されていくわけです。足下のお金は増えていきますが、将来のお金はなくなっていくという、大きなリスクがそこに潜んでいるということなんですね。
つまり、その企業の体質に合わせて、ある程度のリスクテイクをしていかなければ、企業の活創造というのは行なわれないということだ。
企業が創造するためのメカニズムは、儲けたお金のどれくらいを再投資していくかということ。「儲け続けられる経営者とは、リスクを追ってでも今以上を目指す人か、もとからすごく高いところに目標があるのかどちらかでしょう」
p.57 (経営者は)経営が落ち着いているときであっても、しなければならない作業はあるが、いずれにしても、どんなときでも、考える時間を取るようにしなければいけないということだ。
p.72-3 チャレンジをした人は必ず失敗しているわけですから、逆にいえば、失敗した人はチャレンジした勇気のある人。だから、失敗を怖れずにやり続けることです。ただ、あのときああだったよな、って笑えるようになるまで頑張ること。しつこさ、根性、必要なのはこれだけだと僕は思うんですよ。
p.73 社員にいつも言っているのは、会社を拡大するとき、いつ社長に抜擢されてもいいように、常に自己啓発をしておいてくれということ。
p.74 経営では、一つの現象が起きたらそれで終わりではなく、その後ろには何が隠されているのか、そのもとが何なのかということを見極めていかなくてはなりません。そのためには、経営者自ら気づき続けていかないとダメですね。
p.101 いろいろな人の反対意見を参考として聞きながらも、自分の中でそれが不可能だということが納得できるまで考え続けようと思ったんですね。自分の可能性を止めてしまうのは自分自身なんです。ですから、まず自分自身で限界を作らないこと。他人によって、あるいは先入観によって、自分にはできないと思い込まないことですね。これを僕は“青天井の可能性”と言っています。
p.107 短期的成功は比較的実現できる可能性があるが、それを長期的に伸ばしていくことができる人はなかなかいない。
長期的に生協する人間は、まず“人間力”があるかどうか。何のために自分がこの事業をやるのかという動機から始まって、どういった志や倫理観を持って事業を行っているのか、自分の事業に対する使命感は何か、あるいは度量の大きさ、どんな場面でも冷静沈着に意思決定ができるという力、人を巻き込んでいく能力に至るまで、“人間力”の部分が大きいかなと思います。
p.108-9 起業家として評価されたいというエゴや、お金がほしいというだけで上場を考えるなら、それは株主や資本市場に対する冒涜です。意味がないと思う。
上場することが良くないというのではない。自分のやりたいことは何か、つまり経済的価値だけがすべてではないということだ。
社会にとって経済以外の価値を生み出していると同時に、経済的価値もつくっているという両面がクローズアップされればいいですね。
p.125 人は説得しても動かない、納得したら動く。
人材育成に関しては効率がいいことなんて絶対にないんですよ。
p.128 成長していって、結果人から成功者だと思われる。この成長者になら自分にもなれる、という気持ちを持つことが大切だという。
「極端な話、過去や未来なんかどうでもよくて、今、輝いていることが大事。未来は今の連続なんだから、今輝いていないと未来もダメなんですよ」
p.178-9 昨日できなかったり想いもしなかったことを、今日思いついたりやれると思ったら、どんどん取り入れていくこと。
つまり、常に自分の想像を越え、世界中で頂点にいると思われる人を比較対象にして、あの人だったら今どういうふうに考えるか、と想像してみるということだ。
p.181 人間は、自分が好きなことしかやっていない。自分が思ったことしか言っていない。言ったことで自分が洗脳されている。この循環を、どういうふうに自分で発見して、断って、違うところへ行くかということを意識しなくてはいけないですよね。
今話しているのと同じことを、私は明日違う人にも話すかもしれない。そうすると、それを2回聞いているのは私なので、一番洗脳されるのは私自身なんですね。
p.194 ホスピタリティの基本的な考え方は、レストランでいえば、お金をいただく我々が、お金を払っていただくお客様に感謝の気持ちを持つこと。その気持ちをお客様にお伝えすることが、サービスだとおもうんです。
お客様に対して感謝の気持ちがあれば、個々のお客様のリクエストに対して、決してノーとはいえないということだ。
p.198 あるとき実際に自分でサービスしてみたら、そのお客様がすごく喜んでくれた、これを経験するしかないんです。