何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

気がついたらうまくいってた!心の法則

2010-10-31 22:36:02 | Book Reviews
「気がついたらうまくいってた!心の法則」 若林宏行・著、青春出版社、2010年1月5日

p.68 基本的に私たちは、自分の身を守ることを優先させます。ですから、「~したくない」とか「~してはいけない」と思うのは、もしそれをしてしまったら自分にとって不都合なことや危険なことがあると思っているからなのです。

p.71 誰でも怒られたくないし、傷つけられたくありませんよね。ところが、この「怒られたくない」「傷つきたくない」が、無意識では「怒られる」とか「傷つけられる」となり、怒られていたり傷つけられているイメージが生まれます。それに合わせて恐れや不安の感情や感覚が出てきます。すると、怒られないようにとか、傷つけられないように行動しますので、思いきったことができなくなったり、何もしないほうが良いとなってしまう可能性があります。

p.136-7 経営者の方たちがはまりやすいのは、能力があるという自己証明です。
 自分には能力があると自己証明するには、能力がない人が必要になります。その人との比較によって、自分は能力があると証明しますので、気がつかないうちに無能な人を周りに集めていたり、能力のある部下を完全にコントロールしようとしたり、最悪、邪魔をして潰してしまうのです。有能な部下がいると、自分が能力がない人になってしまう恐れがあるからです。また部下のせいで能力がないと思われたくないので、必要以上に部下のミスを攻撃したり、部下のやるべき仕事に手を出したり、うまくいかなければすべて部下のせいにしたり、うまくいった成果はすべて自分がやったかのように持っていってしまったりします。あげく、部下たちのやる気がどんどんそがれていきます。
 要するに、自分には能力があると証明するために、その職場の人たちの本来持っている能力を活用できなくさせて、無能な人にしてしまうのです。ですから、会社のためといいながら、社長の自己証明のために、会社がうまくまわらなくなってきてしまうのです。

p.166 どうも私たちは、子どもの時の自分を否定することで、今の自分になっていると思い込んでいるようなのです。
 別な言い方をすると、努力し続けていないと、ありのままの自分に戻ってしまうと常に怖れているのです。だからそうならないように、今の自分を否定し続けているのです。

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【ジェネリック】 メーカーが使用に足を引っ張っている?

2010-10-30 13:24:14 | ジェネリック de リ・スタート!
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ★ ジェネリック de リ・スタート!
┃  -治療レベルを下げずに、支払いはリーズナブルに-
┠────────────────────────────
┃       2010.8.22  Sun.   通巻65号
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 みたキタ企画、薬剤師のsukeです。

 このメールマガジンは、ジェネリック医薬品(後発医薬品)が
適切に使用されることを目的として、話題を提供しています。

◆ジェネリックの使用をためらっている一般のかた
◆ジェネリックの適切な使用促進に悩んでいる薬剤師
◆ジェネリックについて興味や関心のあるあなた

 といった皆さんにお読みいただきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆ メーカーがジェネリック使用推進を妨害している?
──────────────────────────────

 そもそもジェネリックへの代替調剤というのは、変更を認める場合、
先発品の処方に対し、医師は処方せん右下にサインをしなければよい
という、たいへん簡単な手続きによって行われます。

 つまり、医師はよく知っている先発品名で処方を書きさえすればよいのです。
わざわざジェネリック名に書き変えて、処方を書く必要はありません。

 その際、一般名(成分名)を用いて処方しても構いません。
 薬局では、一般名をもとに、適切な医薬品を用意します。
 
 なんと単純なことなのでしょう!
 だからジェネリックの使用を増やすことができるのです。

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 ジェネリックが使われるというのに、それでは不足に思う人がいるようです。

 なんとそれは、ジェネリックを製造販売しているメーカーです。
 なぜ? と思われるかもしれません。

 それは、ジェネリクメーカーは、ジェネリックであれば何が使われてもよいの
ではなくて、自社のジェネリックを使ってほしいからなのです。

 ジェネリックにおいて、特定のメーカーのジェネリックが図抜けて品質がよい
ということはありません。
 一部に若干の工夫や特徴を設けている製剤が見られることがありますが、
だからといって他の製剤と効果の面で優れているというものではありません。

 国民からすれば、どのメーカーのジェネリックでないと困るというケースは
ほとんどないといってよいでしょう。

 しかし、ジェネリックメーカーはそれでは困るのです。

──────────────────────────────

 そのせいなのでしょうか、ジェネリックが処方されていながら、
処方せんの右下に「変更不可」と記載されている処方が散見されます。

 なぜ特定のジェネリックメーカーの製剤を「指定」しなければいけないのか、
ほとんどの場合、処方時点では患者さんに説明がありません。

 処方段階で、自社のジェネリックを「指定」してもらい、
薬局において患者の選択を許そうとしない処方が目立つのです。

 世の中でジェネリックは使用されるかもしれませんが、特定メーカーの
ジェネリックを調達しなければならない薬局や卸はたいへん苦慮しています。

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 ジェネリックの使用促進とは、単にジェネリックの使用量が増えればいい
のではなくて、使用されやすい環境も築いていかなければなりません。

 毎年、新しいジェネリックも登場しますので、その流れは将来に対して
考慮されたものである必要があります。

 医療は国民(患者)中心であるべきなのに、自社の売り上げ拡大のために
その仕組みに介入するジェネリックメーカーは、
使用促進の協力者なのか、妨害者なのか、いったいどちらなのでしょう・・・。

------------------------------------------------------------

 メーカーを指定する処方というのは、もともとは先発品メーカーがとろう
とした手段でもあります。今も、「先発品名+変更不可」で記載されている
処方は、しばしば見られます。

 さらに昨今、先発品メーカーは「医薬分業」に対しても、介入しようとしている
という意見が聞かれます。
 それは何かというと、院外処方から院内処方に戻そうとする動きです。

 院内調剤にすれば、当然、院内採用の薬剤が用いられます。
 院外処方にするから、ジェネリックに変更されてしまう・・・、
ならば院内投薬に戻してしまったらいいのではないか、と考えるようです。

 分業のメリットは失われ、院外処方による情報公開もなされません。

 院内採用が先発品なら、売り上げが見こまれますし、
院内調剤なら、処方動向が把握できます。

 医療機関担当のMRにとって、医師にプロモーション活動をしても、
院外処方がなされてしまうと自身の成績につながらないばかりか、
ジェネリックに変更されてしまうという、いったい何をやっているのか
わからない状態を避けたいという思いのようです。

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 製薬メーカーはテレビで、病気で困っている人を助けたいとか、
健康を応援するなどと、イメージ戦略的なコマーシャルを流していますが、
表向きと実態はかけはなれているように思えます。

 薬局にとっては、医薬分業の否定にジェネリックが絡んでくるとなると、
複雑かつ重大な局面を迎えます。

 メーカーの都合に医療が振り回されることは、何としても避けたいものです。

============================================================

 皆さんも、今のジェネリックの使用状況について、何か気になることは
ございませんでしょうか。
 何でも構いませんので、感じることや思うことがあればエピソードを添えて、
是非お知らせください。

 取り上げてほしい話題、感想等、些細なことでも構いません。

 お送り先は、 tamsuke@gmail.com です。
(@は小文字の「@」に変えてお送りください)

 お待ちしています! それではまた次回! (^^)/

============================================================
☆☆☆【みたキタ企画よりお知らせ】

 みたキタ企画では、ジェネリックについてご相談をお受けしています。

●個人的な疑問がある、相談したいという要望(一般のかた)
●ある集まりで、話をして欲しいという要望(一般のかた)
●どうやってジェネリックを進めていくとよいか悩んでいる(薬剤師)

 ご要望があれば相談に応じますので、ご遠慮なくお知らせください。 
 現状から一歩前進できるよう、そのお手伝いができればと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆☆☆ メールマガジン 【ジェネリック de リ・スタート!】

■発行 : みたキタ企画
■発行人: suke
■ご感想やご質問等の宛先 --> tamsuke@gmail.com
 (@は小文字の「@」に変えてお送りください)
------------------------------------------------------------
■発行システム:『まぐまぐ!』  http://www.mag2.com/
■購読希望(メールアドレス登録・変更)・配信停止はこちら
     http://www.mag2.com/m/0000286496.html
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Comments (4)
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僕の人生を変えた29通の手紙

2010-10-30 09:18:20 | Book Reviews
「僕の人生を変えた29通の手紙 最も高い壁は、自分の心の壁 福島正伸・著、日本実業出版社、2010年11月1日

p.21 「理想はしょせん理想でしかないよ。現実にならないから、理想っていうんでしょ」
 「ろくに理想も描けないままでいるから、ただ目の前で起きる現実に左右されているんじゃない。」

p.47 不満ばかり言う上司に、ついていこうと思う部下はいないっていうこと。だったら、いつも笑顔で不満を言わない上司になろうって決めたの。

p.107 僕は、ただ“空飛ぶ車”のような格好いい車を開発したかったのではなく、ワクワクする商品を通して、人々を笑顔にする瞬間を提供していきたかったってことをね。

p.162 ははは、迷っていたから、決めることができたんだよ。迷うことは、迷わなくなるために必要な時間なんだから、そして迷った人ほど、決めたときには魅力的な人間になるんだ。

p.174 「一日で変わらないものはあっても、一生かければ変わらないものはないから。相手がどんな対応をしてきたかなんて、どうでもいいじゃないの。自分がどうするかを決めるのよ。相手に期待するんじゃなくて、自分自身が変わる努力を続けることが大切だと思うわ」
 「自分が変わる努力。しているんだけどなぁ・・・・・」
 「ねぇ、自分が努力していると思っているうちは、まだ本気じゃないわね。本気で努力をしている人は、いつもまだまだ努力が足りないって言うものよ。そして、相手の思いを超える努力をしたときに、相手も変わるのよ」

p.186 「自分が成長したいと思ったら、どんな相手からでも学ぶことができるはずだよ。でも、相手を思い通りにしようと思ったら、困った人ばかりになる。受け入れられない人がいるってことは、自分が成長できる最高の機会だと思うがね」

p.215 一流とは、その道を突き詰め続けている人たちだ。だから、同じところにとどまろうとはせず、終わりなき道を進み続けている。そこには成功も失敗も関係ない。あるのは、昨日の自分を超えていく挑戦だけだ。


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5%の人

2010-10-29 21:54:42 | Book Reviews
「5%の人 時代を変えていく、とっておきの人間力 清水克衛・著、サンマーク出版、2010年8月20日

p.27-8 「5%の人」ならばどう考えるかと言うと、この人たちは今の不景気を人のせいにはしません。逆にこれは自分が成長するための試練だと思ったり、チャンスだととらえたりします。そしてその機会を活かそうとします。

p.31 この「5%の人」の力を身につけた成幸者の特徴は、魅力的で大衆の意見に左右されない人。さらには人を喜ばせることが大好きで、それを自分の喜びに変えられる、人間力がみなぎっている人だと思います。

p.66 これからは商売でもなんでも、家族意識をもつことが大切だと思うのです。

p.67-8 よくコンビニで、店員の態度が悪いことに腹を立てて怒鳴っているような人がいますが、もしこの店員さんが自分の娘や息子だとしたらどうでしょうか? 決して人前で怒鳴ったりはしないはずです。それどころか、さりげなく助言をしてあげたり、「いろいろ大変だと思うけど仕事がんばってね」と声をかけるでしょう。実際その店員さんは身内ではないにしても、身内のように家族意識をもって接してあげることで、店員さんも気づきを得られ、言った人も店員さんから受けるサービスの質が向上し、双方がハッピーになるはずです。

p.86 自分がそれを正しいと思い、誰かが喜んでくれることがうれしいからやる。決して見返りを求めてやるわけではない。これが自然にできるようになれば、心の“上”です。
 人間ですから見返りを期待するぐらいはいいのです。ほんの少しぐらい“下心”があってもいいから、「まず人を喜ばせよう」ということです。それで、見返りがなくてもがっかりはしない。もし見返りがなければ、「次はもっと、人を喜ばせよう」とコツコツと“カメ”的な努力をする。これが心の“上”へ向かう訓練なんです。

p.89 “失敗したら私が恥ずかしい”ではなく、“成功したらみんなが喜んでくれる”に変えたのです。

p.90 着る服も、知名度も、自分のためではなく、相手のために身につける。これが、心の“上”の影響力です。

p.93 「君の電球はな、どこで光るかあんた知ってるか? たとえば子どもたちがな、絵本を読んでいたとする。外が暗くなると、家の中はもっと暗くなるわ。そしたらどんな物語も途中で絵本を閉じなあかん。でも、あんたの電球1個あるだけで、子どもたちのドラマは続行や。あんたは電球磨いているのやないで。子どもたちの夢を磨いているのんや。子どもたちの笑い声が聞こえんか? モノづくりはモノつくたらあかん。モノの先にある笑顔を想像できなかったら、モノをつくったらあかん」

p.96 自分が信じてワクワクすることを、“カメ的”努力でコツコツやっていれば、必ず誰かがそれを見ていてくれます。そして、同じ思いをもった人が必ず現れるのです。

p.109 商人感覚とは、私の思うに、「よく人を活かすことと見つけたり」とでも言いますか、常に相手を活かし、“何かを生み出すこと”にこだわって案を練るのです。“三方よし”の発想ですから人を追いつめることもありません。

p.136 自分が本当に心の底から満足を得たいなら進む道はただひとつ。自分がすばらしいと信じる仕事をやる、それしかない。そしてすばらしい仕事をしたいと思うなら進むべき道はただひとつ、好きなことを仕事にすることなんですね。

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刑事罰で再発防げぬ

2010-10-29 21:37:40 | よくわからないこと
 ニアミス有罪確定へ 「刑事罰で再発防げぬ」 管制官ら疑問の声 朝日新聞 2010.10.29 朝刊

 ヒューマンエラーは裁けるか――。この問題が焦点となった2001年の日航機ニアミス事故。最高裁は便名を言い間違えた管制官に刑事罰を科す判断を下した。トラブルが相次ぐ管制の現場は深刻に受け止める。一方、「処罰は再発防止につながらない」との声も強い。波紋は医療や製品事故の分野にも及ぶ。

 「あまりにもタイミングが悪い」。国土交通省の幹部は28日夕、最高裁決定を受け、肩を落とした。

 北海道で管制官が旅客機に誤った降下指示を出し、山肌に衝突しかねない危険を招いたばかり。今月上旬には福岡航空交通管制部(福岡市)でも職場体験の中学生に航空機と交信させ、「緊張感が足りない」と批判を浴びた。
 幹部は「単に『しっかりやれ』というだけでは済まされない」と焦りを見せる。

 航空会社の関係者も「管制官は安全の源で操縦以上に大事だ。その意識を末端まで持ってほしい」と厳しい。

 だが、管制官が刑事罰を科されることには、省内や現場の管制官から疑問の声が多い。「ミスをしたら裁かれる。ならば隠してしまおう、と考えることにならないか」

 当事者だけが裁かれることも問題視する。

 ニアミス事故でも山岳接近トラブルでも、管制官の「誤指示」に非難が集まる。だが、元全日空機長で航空評論家の前利明さんが「パイロットの協力でミスを補うことができたのでは」と指摘する。

 ニアミス事故では、上昇中の便に急きょ、降下の指示が出た。接近トラブルでは、最低高度の規定よりも低く飛べとの指示だった。「いずれも不自然な指示。『本当にそれでいいのか』と聞き直すことはできたはずだ」

 山岳接近のトラブルでは、管制官のミスを対地接近警報装置が救ったとも言える。日本ヒューマンファクター研究所の桑野偕紀所長は「安全は機会と複数の人間によるシステム全体で保たれるという考え方が大事だ」と指摘する。

 「被害者の感情も考えて」

 「国際的な流れに逆行する最高裁の判断だ」

 医療の現場でヒューマンエラーを研究している自治医科大学の河野龍太郎教授(医療安全学)は、「ちょっとしたミスは不注意で起こるという認識は誤り。人間はミスをおかす。だからミスを前提に安全なシステムを構築する、というのが国際的に主流な考え方で、医療の現場も同じだ」と話す。

 今回の決定が判例となり、うっかりミスをした医師らが刑事処罰を受けることで事態をおさめるという風潮が広がることを心配する。

 事故が起きた時に、刑事罰は面積してでも真実を語らせ、再発防止を目指すべきだとの考え方は、航空や鉄道の分野では以前から議論されてきた。前原誠司・前国交相は8月、原因究明のための調査を捜査より優先させると表明。製品事故などを扱う消費者庁も、個人の刑事責任を追及する警察などの捜査が優先されがちな現状を見直そうと、専門家らの検討組織を立ち上げた。昇降機や食品、製品といった幅広い分野をカバーする新しい調査組織も模索されている。

 だが、大切な家族を失った遺族や、深刻な傷を負わされた被害者の中には「誰かが処罰されなければ浮かばれない」との思いもある。

 首都大学東京の前田雅英教授(刑法)は「免責して再発防止をはかるという議論も理解できるが、被害者や遺族の感情も考える必要もある」と指摘する。今回の決定は、「ほかの過失犯と比べても妥当。管制官には業務上の注意義務があり、それに明らかに違反していれば処罰は当然だ」と話す。
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 日頃から最大限のミス防止の努力をしていたのであれば、刑事罰を課すのは適当ではないと思うが、ずさんな体制による出来事ならば、職種によって刑事罰を免れるというのは理解されにくいのではないか。

 絶対正確な業務をしろ、などというのは愚の骨頂。ミスをしてはならないとすることが、ミスではないと反省しなくなる傾向を生み出し、原因があいまいになり、再発防止につながらない。 

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金運の咲かせ方

2010-10-28 21:34:29 | Book Reviews
心と財布がもっと潤う 金運の咲かせ方」 ざむ姫、グラフ社、2010年5月5日

p.21 今までの人生の流れは自分で創ってきたのだから、これからも自分で創っていけると知ること。

p.75 お金を払うたびに、心の中で「ありがとう」とつぶやいてください。これは、自分のなかで「お金というのは、本当にありがたいものなのだ。私が今からお金を出して買うものは、素晴らしいものなのだ」という自分自身に対する教育なのです。

p.84 新しい思い込みを作ってあげること。
 たとえば、お金のブロックになっていた過去の思い込みが「お金持ちは恥ずかしい」だったら、「お金持ちは素晴らしい」に変えてあげればいいんです。

p.90 今まで繰り返してきたうまくいかなかったパターンは、あなたのなかの思い込みが作り出しているもの。男の子の防止と同じように、どんなに場面が変わっても、それを創り出している原因を手放さなければ、また同じような影に遭遇してしまうかもしれません。

p.191 「私なんてムリ」を見つけたら、「私だからイケル」に書き換える。「年齢が高いからムリ」を見つけたら、「経験を積んでいて素晴らしい」に書き換える。新しい信念の種を、一つ一つ植え直していきましょう。
 そこに、「常識的にはこうでしょ」は、通用しません。この場合の常識というのは、多くの人が共通して持っている思い込みのことです。「常識的にはこうでしょ」というのは、事実ではないのです。

p.192 どんな人がハッピーリッチなのかと聞かれたら、ズバリ、「自分のなかにある無限の資源に気がついていて、それを活用し続けて富を生み出している人」


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伝える力

2010-10-27 21:51:25 | Book Reviews
「話す」「書く」「聞く」能力が仕事を変える! 伝える力 池上彰・著、PHPビジネス新書028、2007年5月2日

p.36 三十数年間に及ぶジャーナリスト生活を振り返って、一つ明らかにいえるのは、よけいなプライドを持っている人は「そこまで」だということです。意味のないプライドが邪魔をして、成長できるせっかくのチャンスを自らみすみす逃してしまうのです。実にもったいないことです。

p.39 お客は、商品を選ぶのではなく、商品を売りに来たセールスパーソンを選んでいるのです。

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命の授業

2010-10-26 22:13:13 | Book Reviews
「命の授業」 腰塚勇人・著、ダイヤモンド社、2010年5月27日

p.70 人は生まれたときから「人を喜ばせる存在」

p.131 とあるお医者さんから、こんな話を聞きました。それは治療していて「治りやすい患者さん」と「治りにくい患者」さんがいるというのです。治りにくい患者さんに多い事故の原因は「もらい事故」の患者さんだそうです。
 そうした患者さんは、治療していても出てくる話は「相手の悪口」が多く、治療している側の先生には、「悪い気が流れている」のがわかるそうです。
 すなわち「相手の悪口」を言うときというのは、相手にすべての責任を押し付けてしまっていて、それが「その患者さんが持っている自然治癒力」を下げていると、先生は言っていました。

p.148 「聴く」という漢字は「耳」+「目」+「心」という字だとも教えてもらいました。

p.150 「悪口を言っていると、よけいに悪いことが身の回りに起きる」
 逆に「ありがとう」と言っているとこれまた「嬉しいこと」が起きる気がします。つまり、「自己中心的になり他者に犠牲を払ってもらう」か、「結果的に自己犠牲になろうとも他者に利益をもたらそうとできるか」で、前者は「共倒れか最後に大きなしっぺ返し」をもらい、後者は「お互いに幸せ」になれるのです。

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チーム・バチスタの栄光( 下)

2010-10-25 20:50:03 | Book Reviews
「チーム・バチスタの栄光(下)」 海堂尊・著、宝島社文庫600、2007年11月26日
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チーム・バチスタの栄光( 上)

2010-10-24 16:56:12 | Book Reviews
「チーム・バチスタの栄光(上)」 海堂尊・著、宝島社文庫599、2007年11月26日
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運営方針の差か

2010-10-24 11:53:21 | 思いつくまま
中日、分析力の勝利 日本シリーズへ備え万全  産経新聞 2010年10月24日(日)00:06 
 自然発生的にできた歓喜の輪。そして胴上げが6回。「俺も、やらない予定でいたんだ。でも選手が胴上げしてくれるって言うんだもん」と落合監督が珍しく相好(そうごう)を崩した。

 追いつ追われつのシーソーゲームは同点で迎えた九回1死一、二塁から、4番和田の左越えの一打でサヨナラ勝利。3年ぶりのCS突破は、勝つための準備を決して怠らない、落合中日の真骨頂といえる結果だった。

 「オレには、資金のことは一切頭にない。金を出すのは、オレじゃないからな。それでも、選手が力を出せる。その環境を作らないといけない」

 情報分析のためのスコアラーは10人。他球団の倍近い人員だ。セの5球団には各担当を置き、試合前の練習から徹底マーク。今CSも初戦の巨人先発を中3日の東野と見抜き、ミーティングで分析。レギュラーシーズン終了から中17日のブランクをモノともせず、一回から4点を奪った。「あれがすべて。あそこをスッと入って、流れがこうなった」と落合監督。パのCSにも2人のスコアラーが密着、日本シリーズへの備えも万全だ。

 8人の1軍用の打撃投手は左右4人ずつ。試合前に「全員が左も右も練習できる」(落合監督)ようにするためだ。勝つための先行投資は惜しまず、現場がこれを生かす。監督7年目でBクラスなし、4度目の日本シリーズ進出の結果が、すべてを物語る。
--------------------------------------------------

 久々にナイター中継を見た。ジャイアンツの重量打線に対し、中日の投手陣がものすごく慎重にコントロールミスに気をつけて投げているように感じた。ジャイアンツの投手がそうでなかったわけではないのだろうが、一球一球を大事にしているように伝わってきた。

 落合監督やドラゴンズが、選手の育成を重視し、その力を最大限に活かそうとしていることが、最後に花開いたようだ。他球団も、大なり小なり、それを考えないはずはないと思うが、他の観点との優先度、バランスや力の入れ具合といったものなどが、きっと異なるのだと思う。

 観客動員数や親会社の都合などといった試合の勝敗とは直接関係のないものが入り込む余地を最小限にとどめ、監督以下、現場を信用し、任せる。何を差し置いても、選手を育成し、その力を発揮することに迷いなく取り組もうとした、いわば運営方針の勝利だったのではないだろうか。
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抗癌剤

2010-10-22 23:30:14 | Book Reviews
「抗癌剤 知らずに亡くなる年間30万人 平岩正樹・著、祥伝社新書001、2005年3月5日

p.67 政府の総合規制改革会議議長を務めるオリックスの宮内義彦氏は、「製薬会社も株式会社でうまくいっているのだから、医療にも株式会社を導入させるべきだ」と宣う。儲からない分野に手を出さないのは、企業としては正しい選択であろう。だが、医療は、儲かるか儲からないかとは別の論理で動くべきだ。

p.144 「どんなに辛い治療でも、頑張ります」と患者は声を絞る。私は返事に窮した。抗癌剤治療に必要なのは、頑張りではない。リスクの理解である。

p.195 「副作用に苦しむ抗癌剤治療は、失敗した治療」

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少女パレアナ

2010-10-20 21:28:17 | Book Reviews
「少女パレアナ」 エレナ・ポーター・著、角川文庫、1962年7月20日

p.41 「なんでも喜ぶ」ゲーム

p.43 喜ぶことのほうを考えると、いやなほうは忘れてしまうのよ

p.57 パレアナはためいきをつきました――義務という言葉はいやな言葉だと思ったのです。「叔母さん、お願いです」と呼びかけました。「それを喜ぶには、どうしたらいいんでしょう――義務ということをです?」
 「あたしはあのギム、ギム、ギム、っていくことに、なんのうれしいことがあるのか、知りたかっただけなのに」


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ちょっとアホ!理論

2010-10-17 18:54:32 | Book Reviews
「ちょっとアホ!理論 倒産寸前だったのに超V字回復できちゃった! 出路雅明・著、現代書林、2006年6月8日

p.55 「ちょっとアホ!」の天敵である「常識」という奴だったのです。

p.141 こうして私たちは、自分たちが楽しみ、お客さんを楽しませることで、知らず知らずのうちに「差別化」を手に入れていたのです。

p.204 「嘘の楽しい」とは・・・・・・・、ごく一部のお客さんに、すごいって言われたこと! 業界や取引先に、すごいって驚かれたこと! 自分も気持ちが良かったこと! とまあそんな感じで、意味のない自己満足と一銭の得にもならない優越感などに浸り、まさに「嘘の楽しい」を満喫していたのでした。

p.205 儲かっていないということは、お客さんを喜ばせていないということでもあり、結果的に仲間や自分も喜ばせることはできないということだったのです。儲かりさえすれば何でもいいのかと言う訳ではないのですが、「嘘の楽しい」にだまされていると、儲かるか儲からないかに関係なく楽しくないし、たとえはじめは儲かっても、きっと結果的には儲からず、何もかもがダメな方向に向かうのだと思います。

p.206 私が言いたいのは、「金儲けが全てだ」とか「儲ければそれで楽しい」ということではありませんので、誤解のないようにお願いします。私が言いたいのは、たとえ世間的にカッコイイと言われようが、儲かってなければ、絶対に楽しくなくなるということです。
 私の場合で言いますと、「大切な仲間と一緒に楽しみたい」というのが「本当に楽しい」なのですが、仲間を喜ばせるためにも、絶対に「儲け」は必要なのです。
 だって儲かってないと給料もあげられないし、会社が潰れたらどうしようもないし、何より業績が悪いと不安になり、暗くなり、仲間と楽しもうなんて思えないものです。

p.211 自ら工夫して楽しんでいるからこそ楽しくなるのですが、そういったことを続けていると、不思議と楽しい出来事が周りから起こりだすのです。
 仲間同士で与え合う楽しみ、お客様からもたらされる楽しみ、お取引先様からいただく楽しみ、何故か不思議な楽しみが周りから起こりはじめます、結果的に言えば、売上が上がり、儲かり出すことによる楽しみもそうです。自分たち自身が楽しむことを大切にして、一生懸命に仕事をしたからこそ儲かるという結果がもたらされたのだと思います。

p.215 その「楽しい!」の奥義は簡単で・・・・・・・、人を喜ばせること!です。

p.217 楽しいことを得るために、苦労して頑張っても、楽しいことは訪れないのです。どんなことも、元気に明るくちょっとアホ!に、楽しく顔晴っているからこそ、もっと楽しいことが訪れるのです。

p.283 でも私は、本当に一番楽しいことは、自分や仲間や会社が「成長」することなのだとつくづく感じております。
 1つ1つの経験や人との出会いを経て、自分が大きくなることほど、楽しいことはないのではないかと感じています。

p.298-9 私たちの脳には「理屈脳」と「感情脳」があり、「理屈脳」の特徴をひと言で言えば、リスク管理脳である。つまり、自分の利益を最優先に考える。この脳で商売をしていると、①仕事がつまらない、②チャレンジできない、③人に好かれない、という3つの「ない」がついてくる。口ではいくら顧客満足と言っても、それを理屈で考えているうちが、単なる戦略であり、お客様に本当の満足も、喜びも与えられない。
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自分の壁を破る人破れない人

2010-10-16 22:44:06 | Book Reviews
『自分の壁を破る人破れない人 「生きる」にもちょっとした技術がいる 渡部昇一・著、三笠書房、1998年9月20日

p.5 物事を簡単に諦めるという傾向は最近の人によく見られることである。これはその人がこれまでに一つの事に真剣に取り組んだことがあまりないために、自分にできることとできないことがわからず、必要以上に臆病になっているにすぎないのではないか。「できない理由」など探し始めたらきりがない。そこをグッと押さえて、やるための意義を見つけていくことが人生の醍醐味なのである。

p.7 人生でいちばん大事なことは何か、一つあげよと問われたら、私は躊躇なく「できない(やらない)理由を探すな」と言いたい。

p.29 研究生活を送るためには、束縛や拘束はなるべくないほうがいい。

p.82 それはともかく、児玉源太郎にせよ、チャーチルにせよ、自分の地位だとか、自分の利益などといったことにはこだわっていない。私利私欲で動くのではなく、視点を常にグローバルに据え、国のため、国家のために体を張っているのである。このようなことから、本物のプライドは生まれてくる。プライドというのは、自分を超えたものの価値を認めて、その原則に従って生きているという誇りなのである。それが備わったとき、自然と気品や品格が人間に出てくるのだ。
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