何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

「本物」になる仕事のクセづけ

2011-09-29 06:01:55 | Book Reviews
『「本物」になる仕事のクセづけ 船井幸雄・著、海竜社、2007年10月19日

p.21 「君たちは、ナイン・トゥー・ファイブ・パーソン(九時五時の人間)にはなってはいけないよ。それは、アメリカでは成功をあきらめた人のことをいうのですよ。日本がやがて素晴らしい国となるには、一人でも多くの人がナイン・トゥー・ファイブ・パーソンにならず、仕事が趣味になることが大事ですよ」

p.34-5 あなたが上位一割の人財になろうと思ったら、何かでプロになるか、もしくは何人ものプロを使うことのできるリーダーになる必要があります。そのためには、まずサラリーマン意識を捨てなければなりません。

p.43 本当に天才だといえる人には、共通することがあります。それは、努力を怠らない性分で、失敗してもあきらめないプラス思考と粘り強さがあって、そして謙虚で素直な点です。つまり、普通の人でも努力で天才になれるのです。

p.75 物事を善意にくみとることができる人は、この例での先輩の気持ちを正しくくみとることができます。どんな場合であっても、人の気持ちを善意にくみとることができれば、気持ちよく、成長することができると思います。

p.95 あきらかにマイナスな事柄でも、プラスだと感じることは、強者であるための必須条件だと思います。

p.123 本来は、あの人のこの部分が嫌いだ、と思うことは、じつは自分では気づかずに、自分の中の似たような部分を許せていない、という原因からきていることが多いのです。そのため、他人に同じような部分を見ると、無性に腹が立つのです。

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ラッキー

2011-09-28 06:28:02 | Book Reviews
ラッキー いつもいいことが起こる人のちょっとした習慣 中井俊巳・著、PHP研究所、2005年3月30日

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本多静六 人生を豊かにする言葉

2011-09-26 09:40:07 | Book Reviews
「本多静六 人生を豊かにする言葉 本多静六・著、イースト・プレス、2006年5月1日

p.13 まず行うべきことは、自分の「本業は何か」を定義することだ。
 つまり、自分の「本業」を定義したら、そこから逃げないことだ。そして、何があっても投げ出してはならない。逃げるとは、ほかでもない、「成功」から逃げることになる。投げることは、「成功のチャンス」を投げ捨てることに等しいのだ。

p.19 人情を通すと、馬鹿をみることがある。しかし、一貫して「馬鹿正直」で対応したところに、渋沢の偉さがある。どんなに馬鹿をみても、信じるところを曲げない。この一点が凡人にはできないのだ。これを徳といい、偉い人物には徳がにじみ出るのである。

p.29 時節が到来するまでは、コツコツと努力して実力をたくわえておくことだ。

p.57 子孫には、「努力ができる教育」と、「努力をする習慣」と、「努力を試せる機会」の三つを与えたら、あとは本人たちに任せることだ。本人の努力で、みずから必要なだけ財産をこしらえればいいのだ。

p.61 老人自戒七則
(1)名誉やお金や歳にこだわらず努力を楽しむ。ただし、他人の名誉などは尊重すること。
(5)若い人の意見、行動、計画をできるだけ生かし、さらに引き出していくこと。

p.73 老人は、『おれの働くのはおれの道楽で、働くなというのは道楽をやめろということだ。それに、お前たちはすぐ金々と言うが、金なんかおれの道楽の粕なんだ』と言われた。諸君も、職業道楽をやられ、ついでに道楽の粕をためることです。

p.97 人に好かれる交渉術
・人の意見を尊重することは、結論に対する共同責任を負わせるとともに、みんなの感情を損なわないというメリットがある。
・何から何まで自分の考えどおりに運ぶと、実行段階で誰も協力してくれない。
・大事な骨子だけは守って、あとの七八分は他人の意見に花を持たせるのがいい。

p.163 目標の高さはどれくらいがいいのか。静六は、到達できる水準に、理想を加えたレベルと言っている。
 大事なのは、その目標が、あなたのやる気を喚起し、モチベートすることだ。

p.185 老いの人生を豊かにする秘訣
(5)老年時代には、四慎・四快の生活を楽しむこと
 四慎とは、慢心、贅沢、怠惰、名利の四つを慎むということである。そして、四快とは、快働、快食、快眠、快通の生活を楽しむのである。

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官僚の責任

2011-09-25 18:17:34 | Book Reviews
「官僚の責任」 古賀茂明・著、PHP新書745、2011年7月29日

p.111 私は自問自答してみた。間違っていることをしているとは、まったく思わなかったし――守旧派からすれば悪人に見えるのだろうが――むしろ当たり前のことを当たり前にしているという感覚があった。それが私の行動原理だった。だから私は、周囲からどう思われようと、相手が不愉快に感じようと、自分がよいと信じることをしてきた。

p.112 「はたしておかしいのは私なのか? 自分が特殊なのか?」すでに述べたように私は、「そうすることがベストだ」と思ったからそうした。口はばったいがm「それが日本経済のためになる」との信念があった。「省のためになる」とはまったく考えなかったのは確かだ。だが、国家公務員であるならば、省益の前に国益を第一義とするのは当然だろう。

 「省益のため」ではなく「国民のため」。薬局の利益のためではなく、患者のため・・・、まったく同じではないか。薬局は薬剤師という国家資格によって国民の健康確保のために尽くすという請託を受けているのだから。

p.129 問題は採用制度よりも、そういう志を抱いて入省した人材までもが、いつの間にか典型的な「役人」になってしまう環境にある。人材をまっすぐに伸ばし、育てるべき土壌の貧困ぶり、言い換えれば、人材を殺してしまうシステムにあるといえるのだ。

 薬剤師をサラリーマン化してしまう、医療従事者を単なる勤め人にしてしまう土壌、文化、環境に問題があるということと同義ではないか。それでは将来を背負って立つ人材が進む方向を誤らせてしまうのではないかと。

p.137 役人という人種は、外部からの批判はなんとも感じないのだが、内部の大勢に逆らうことはことのほか嫌うのだ。

p.158 そういう(世の中の仕組みを変えられる)仕事に携わることができず、ただ上から言われたことをやるだけなら、役所ほどつまらないところはない。
 だからこそ、若手に貴重な仕事をまかせる環境を用意してららなければならないし、そうすることが、公務員全体の意識を変えることにもつながるのだ。

p.169 つねに国民のことを考えて思考し、行動しなければならない国家公務員であるならば、少なくとも課長以上の国家公務員は「自分は○○省所属である」との意識は棄て、「自分は国家公務員である」と認識しなければならない。

 少なくとも医療従事者として患者に接する薬剤師であれば、自分は組織の人間である前に、薬剤師であることを自覚し、その責務を果たす存在であると認識しなければならない。

p.185 ところが、政府が弱い企業も保護しつづけ、しかも過当競争させるから、われわれも対抗するために利益をカットし、結果として生活水準を下げなければならなくなる。つまり、業界全体が低いレベルで我慢しなければならなくなるうえ、そうした状態が続けば、五年、十年すると結局は共倒れになってしまう・・・・・。

p.192-3 「価格競争ではなく、オリジナリティで勝負できる製品の開発を進めよう。世界一の製品なら世界一高くてもいいんだって、あらためて感じました」
 そう、いいものは高く売るべきだし、売れるはずなのだ。それができなかったのは、いや、できないと思い込んでいたのは、日本の製造業の現場に「いいものを安く供給することがわれわれの使命」という文化が染みついているからではないか。そして、それを後押ししていたのが、先の自動車メーカーのような大企業を頂点とするヒエラルキーのようなものではないのか・・・・・。

p.197 「ベンチャーなのだから、実績がないのは当然。成長の可能性があると感じさせてくれればいい」


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元気がでる魔法の口ぐせ

2011-09-24 13:24:50 | Book Reviews
「元気がでる魔法の口ぐせ」 中井俊巳・著、PHP、2004年2月6日

p.16 いつも3日坊主になる人は、3日坊主を月に10回やりましょう。そうすれば、1カ月続きます。
 また、はじめればいいのです。

p.29 「もうこれ以上できない」と、あきらめないで、「まだまだできる」とやり続ける人が強いのです。

p.30 今日から、「どうで」をやめましょう。どうでなら、「なら」をつけて、「どうせなら」と言ってはどうでしょう。
 どうせなら、いまからでもやってみよう。どうでなら、がんばってやってみよう。

p.34 失敗が多いのは、それだけチャレンジしているという証拠です。
 失敗した人は、そのとき必ず何かを学びます。失敗の数が多いほど、たくさん学びます。そして、どんどん成長していきます。
 失敗しても、失敗しても、チャレンジできる人が成長を続けます。そして、成功の確率をどんどん上げていきます。成長することが成功なのです。 #RM

p.46 おとなになったあなたは、もう子どものように体は日々大きくなりません。でも、心はまだまだ成長できます。
 そう、心も成長するのです。目には見えないけれど、成長しているのです。「どんどんよくなっている」

p.83 過去の失敗も、挫折も、いやな経験も、すべてあなたという人間の肥料となり、栄養となり、根っことなり、あなたを成長させてきました。だから、起こったことはすべて「よかった」のです。
 いま花が咲いていても、いなくても、まだ実をつけていても、いなくても、成長を続けるあなたにとって、すべてのことは、「よかった」のです。

p.86 素晴らしいことは、平凡なできごとを肯定的、楽観的にとらえる人に起こります。素晴らしいことは、小さなことを喜び、感謝できる人に起こります。

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人生はすべて「逆」を行け

2011-09-23 16:41:56 | Book Reviews
『人生はすべて「逆」を行け』 川北義則・著、ダイヤモンド社、2011年8月25日

p.44 認知的不協和に陥ったとき、人間は認知的共和に持っていこうとする。これは人間が常に自分の都合のいいように考える、ということにほかならない。

p.68 「やる気」というのは感情の領域のものだ。

p.70 失敗はしてはいけないこと、避けるべきことと思っている。これがそもそもの間違いなのだ。なぜかというと、失敗とは「そういうやり方じゃダメだよ」と教えてくれることだからである。これが失敗の本質だ。

p.80 先送りということは「したい」という願望を、金庫の中にしまってしまうことである。「時期が来るまで」というつもりだろうが、それは二度と金庫から取り出されることはない。

p.93 頂上にたどり着けた成功者の話よりも、途中で挫折した失敗者の話のほうだろう。なぜなら成功者の方法は固有だが、失敗者のそれには共通項が見られるからである。

p.111 「自信のある者はあまり怒らない」

p.113 どんな場合も相手の存在を認めることである。意見が合わないのは、いくら合わなくてもいい。性格の違いはちょっとやそっとでは変えられない。そういうことに目を向けるのではなく、相手の意見をよく聞き、否定しないことだ。「なるほど、そういう考え方もあるのか」と肯定してみることも大切なのだ。

p.114 人がイヤな感じを受けるのは、自分の存在がないがしろにされたときである。人間関係でいちばん大切なことは、相手の気分が「どうか」ということなのだ。
 人づきあいがうまくできないタイプというのは、つまりところ二つのタイプしかない。一つは「人の気持ちを考えず、自分のペースで物事を進めようとするタイプ」、もう一つは「何事にも消極的で、否定的に考えたり、そのような態度をとるタイプ」である。この二つを改めさえすれば、どんなタイプの人間とでもつきあえるようになる。

p.118 「迷惑をかけまい」ではなく、「自分もかけるから、相手の迷惑も受け入れる」という態度で臨むのが、もっとも友好的な態度ではないかと思う。

p.130 人間関係をうまくやるため、ということに限ってみれば、人にはあまり「期待しないほうがいい」と私は思う。また、逆の立場になれば「期待してほしい」という態度を安易に取るべきではないと考える。

p.134 どんな間柄であれ、ボールの在り処をしっかり見極めて、向こうにあるときはこちらは「気を使わない」という原則を貫くようにしたい。下手に気を使い過ぎることは、相手に「早くボールを投げ返せ」と催促するようで、かえって失礼に当たるし、自分も疲れるだけで、いいことは何もない。

p.176 「人間が賢くなるのは、経験によるのではなく、経験に対処する能力に応じてである」

p.192 つまり動機が正しくても、結果がマイナスになる可能性があることはやってはいけないのではないか。免罪符の対象にはならない。
 「悪気はなかったんだから」という言い訳は、人の上に立つ者はしてはならない。常に結果を考えながら、最適解を見つけるのがリーダーの役目である。

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くじけない人々

2011-09-21 23:06:55 | Book Reviews
「くじけない人々 困難に負けない5人の日本人がいた 秋月菜央・著、経済界新書、2011年7月22日

p.237 (不幸に見舞われれば)誰しも何と不幸な人間だと考える。が、不幸だっていつまでも居すわってその人につきまとっていないのである。やがてその人にも喜びの日が開けてくるのである。


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読むだけで「人生がうまくいく」48の物語

2011-09-19 15:23:04 | Book Reviews
読むだけで「人生がうまくいく」48の物語』 中井利巳・著、成美文庫、2011年7月20日

p.43 いまドン底にいたとしても、あきらめてはいけないのです。あきらめずにいれば、いい日が必ずやってきます。あのときの出来事は、より大きな幸福のために必要だった。そんな日がきっと気ます。幸運は、努力し続ける人にやってくるのです。

p.50 「いつでも、どんなときでも喜びを見つけるんだ。喜びをさがしだすのが難しければ難しいほど、面白いゲームだよ」

p.67 「みんなから馬鹿扱いされても、だからといって自分の信念をあきらめてはいけない」

p.71 幸運は、その幸運にふさわしい努力をした人のところにやってきます。

p.84 「今しかできないことを楽しもう。この現実を否定してしまう夢なら、今は、ひとまず横に置いておこう。大切なのは今、この時だから」

p.103 「朝のこない夜はない」

p.123 助けた相手から、恩知らずの仕打ちを受けるでしょう。気にすることなく、助け続けなさい。
 あなたの中の最良のものを、世に与えなさい。けり返されるかもしれません。でも気にすることなく、最良のものを与え続けなさい。

p.135 「チャレンジして失敗することを恐れるよりも、何もしないことを恐れろ」

p.174 「世の中で自分が一番不幸だ」「自分が嫌いだ」と思っていた少女が、人に役立とうとすることで変わりました。自分も人に喜んでもらうことができる、人を幸福にできる存在だと気づいたのです。

p.196 「一枚一枚のお皿を並べるときに、それを使う人の幸福のために祈りながら並べてはいかがですか」

p.202-3 「わたしたちは、だれも『生きる』のではなく、『生かされている』と考えると、おのずと生き方も変わってくると思うんです」
 生かされているのなら、自分の人生にも意味や使命のようなものがあるはずだ。

p.207 私たちも、多くのお金に代えられない価値あるものを持っています。自分がいただいたものに気づき、それらに感謝しながら生きるとき、心はより豊かになっていきます。

p.220 「神様は、どんな人間にも、一つだけは、他人になち素晴らしい才能を与えてくださっている」「人間の価値とはどのように生きたからの質の問題である」

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ドキュメント東京電力

2011-09-18 12:16:06 | Book Reviews
ドキュメント東京電力 福島原発誕生の内幕 田原総一朗・著、文春文庫、2011年7月10日

p.6 西ドイツは原子力開発に膨大な資金を投入して自前の原子炉「ビブリス型」を完成しているのである。それに対して日本はアメリカのGEとウエスティングハウスの原発を導入して、ついに自前の原発は開発しないままで来た。

p.26 霞が関の官僚たちは、それがまるで生来の体質ででもあるかのように国民に対する不信感を持ち、わかり合うことではなく法律で国民を規制することしか考えない。しかも我が身の安全第一で責任を負うことは一切しない。あんな連中が主導権を握ったらロクなことにならない、と木村は気を揉んでいた。
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これが原発だ

2011-09-16 22:42:38 | Book Reviews
「これが原発だ カメラがとらえた被曝者 樋口健二・著、岩波ジュニア新書194、1991年7月19日
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始めるのに遅すぎることなんかない!

2011-09-15 22:04:40 | Book Reviews
「始めるのに遅すぎることなんかない! Never too late to start something  中島薫・著、サンマーク出版、2002年10月15日

p.18 特別心配性の人でなくとも、何か始める前など、何が起こるかわからないときには、たいていの人はどういうわけかうまくいかなかった場合を想定するようです。
 何が起こるかわからないのなら、いいことが起こるかもしれないと、私は思うのですが。

p.35 (プロとしての)そのプライドとは「しろうとに忠告されるなんて・・・・・」という低レベルのものではなく、ただひたすら、「強くなりたい、うまくなりたい」ということなのです。

p.38-9 私もビジネスをしていていつも思うことは、いかに周りの人にやる気を出させるか、ということです。会社でも、上司として何が一番必要かといったら、業績を上げることや部下を育てることよりも、まず、部下のやる気を出させることです。人間、やる気が出てこそ、才能も資質も伸びていくものだからです。ということは、逆に、部下のやる気がないとぼやいている上司は、「私のやる気の出させ方が下手です」と自分から宣伝しているようなもので、改善の余地ありです。

p.53 ちょっと頑張ったら大丈夫かもしれないと思うようなときには、頑張ってみる。限界だと思ったときに、あともう一歩だけ進んでみる。そうすれば、ある日奇跡は起こります。

p.61 それは「できない」のではなく、「したくない」「しようとしない」のです。自分の可能性を自分で否定して、それを何かほかのもののせいにしているのです。でも、本当は、ほかの何でもない、自分で自分の邪魔をしているだけなのです。

p.87 期待している人がいて、それに応えたいという人が存在すると、その作用はかけ算になるのです。

p.88-9 強く願うというのは、単に目を閉じて手を合わせて、一生懸命「願いがかないますように」と祈ることではないのです。その夢をかなえるためにはどうすればいいのかをすべて洗い出し、それを一つひとつクリアしていく自分を目の前に思い描くこと。それが「強く願う」ということです。そうして初めて、その夢が現実のものになり始めるのです。







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1分間成功思考

2011-09-14 22:09:47 | Book Reviews
ここ一番に強くなる! 分間成功思考」 西田文郎・著、PHP文庫、2011年8月19日

p.23 この不可能にも思えることを可能にしたのは、彼の「思いの根気」である。根気というと、単純な作業を続ける「作業の根気」を思い浮かべる人が多いかもしれない。だが、大切なのは、実は「自分を信じて思い続ける、思いの根気」なのである。
 自分を信じて思い続けていると、知恵やアイデアが生まれ、困難に出会っても自ずと問題点を解決できる。すると、自然に自信を持った行動ができるようになるのだ。
 自分を信じて思い続ければ、必ずチャンスがやってきて、夢という花は開く。

p.29 「成功するケチ」とは、明確な目標や夢があり、その実現のために自己を抑制し、無駄な浪費を抑えて、自己管理している「積極的ケチ」である。

p.33 あくなきチャレンジ精神と粘り強さを身につけろ! そして、困難などのピンチのときにこそ粘れ! それを乗り越えたとき、運がつかめるのだ。

p.35 しかし、他人や環境に不満を感じている人は、自分は悪くないと思っているために、何の努力もしようとしないのだ。その結果、両者の間には1年後にますます差がつき、10年、20年後にはとてつもなく大きな能力の差ができてしまうのである。何に不満を感じているかが、その人の幸、不幸を大きく左右する。

p.45 「恩を仇で返された人」は安心してよい。恩を仇で返すような心の腐った人間は、いずれ必ずや失敗するのは目に見えているからだ。
 裏切られた人はツイている!

p.53 長い人生の中では気が合わない人や腹が立つ人が現われるだろう。しかし、そのときはぜひ、「言わぬが勝ち」を想い出してほしい。そうすれば必ず、最終的にはその相手より上のステージに到達できると私が約束しよう。
 なぜなら、人の悪口や不満を口に出した瞬間、その人以上にはなれないよう潜在意識が働いてしまうからである。

p.65 ほとんどの人は、お金が入ってきたときに「儲かった」と考える。成功者はお金よりも、良い出会いに対して「儲かった」と思うのである。だから、お金以上に出会いに感謝し、大切にする。
 すると自然に緑のパイプはどんどん太くなり、ツキや運も舞い込んでくる。

p.71 自分を「ツイている」と感じている人間の目は生き生きとしていて魅力的だ。「ツイている」と思っているから、チャンスにも恵まれ、秀でたアイデアも思いつき、業績もアップする。
 そういった人間の醸すプラスの空気が他人の心を動かし、評価につながっていくのである。

p.73 ツキの積み重ねが運である。
 ツキはプラス思考でいれば、誰にでもやってくる。しかし、運を手にするには、ツキと楽しみながらする努力が不可欠なのだ。

p.95 人を思う心は、必ずや自分を強く鍛えてくれる。自分を信じるために、誰かを信じろ。それが心を強くする近道なのだ。

p.101 どんなに苦しくとも、その困難に背を向けず、問題や原因をどこまでも追求し続ければ、必ずや困難は克服されると、私は断言する。
 優れた能力や個性は、何かを追求し目標を達成した者だけしか、手にすることはできないものなのだ。

p.111 男の本当のカッコ良さというのは、格好の悪さを気にせず、信念を持って何かに突き進む「格好悪い」ところにあるのである。

p.115 嫌なヤツは反面教師。彼らを見て「こんな人間になるな」「これくらいでイライラするな」「もっと強くなれ!」と、相手の愚かさや欠点を知り、自分の人間性を向上させよう。

p.145 頭の良い人にありがちなのが、知識が勝って物事を分析し過ぎたり、解説し過ぎたりするkとだ。本人にとっては非の打ちどころのない論理であり、それを述べることは非常に気分の良いものだろう。しかし、それを聞かされる方は、鼻持ちならず、決して心地の良いものではない。

p.175-6 また人生とは、死んですべてが終わるわけではない。生きているときは、家族や同僚、周囲の人々に喜びを与え、死んでからも皆に「あの人に会えて良かった」と思われ、その出会いに感謝されるような人生でなければ意味がない。


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福島第一原発事項と放射線

2011-09-13 22:36:17 | Book Reviews
緊急解説! 福島第一原発事故と放射線」 水野倫之・山崎淑行・藤原淳登、NHK出版新書353、2011年6月10日

p.128-9 電球の光を出す能力、つまり「ワット」数にあたるのが、「ベクレル」です。
 その電球の近くにあなたが立っていて、顔が照らされているとします。この時、あなたに当たっている光の量、正確にいうと顔の肌が吸収する量を「グレイ」という単位で表わします。そして、浴びた光によって起こる体への影響を示すのが「シーベルト」なのです。

p.157 その裏には、小さいトラブルはあっても、これまでは最悪の事故は起こしていないという業界の過信もあると思います。電力会社も国も、万一に備えた設備や操作の手順書などをある程度は備えています。でも、結局「ある程度」だったんです。実際ふたを開けてみると、ここまで過酷な自己に対する手当てができていたとはとてもいえません。 #RM

p.163 今回の震災は、そんな転換点の日本を襲いました。ここからどう復興するかは、元に戻すのではなくて、新しい姿を創りだしていくことが何よりも求められているんです。エネルギーもそうです。

p.163-4 そう考えると、やはり今回の事故は起こるべくして起きてしまったのかもしれません。言い方は悪いかもしれませんが、「原発という危険なおもちゃを私たちに扱えるのか?」ということが、今回私たちに付きつけられた宿題です。私たち日本人は、原発という代物を扱えるだけの組織マネジメントができていないということだと思うんです。

 「原発」を「薬」や「薬物療法」による不都合や被害に置き換えてみることはできるのか? 果たしてそのための最善の努力に最もエネルギーを費やしているといえるか? それが後回しにされて、まったく方向性の違うことに躍起になっていることはないか?



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技術の伝え方

2011-09-12 21:30:45 | Book Reviews
組織を強くする 技術の伝え方」 畑村洋太郎・著、講談社現代新書1870、2006年12月20日

p.20 本書における「技術」とは、「知識やシステムを使い、他の人と関係しながら全体をつくり上げていくやり方」を指します。これは逆に言うと、他の人との関係によって何かをつくり出さないものは技術とは呼ばないという意味です。

p.31 技術導入の問題点は、技術に伴う思想や「気」といったものがなかなかうまく伝わらないことで、これがもとで技術的な失敗や事故も起こったりすることがあります。

p.43-4 「何が起こるかわからないけれど、何か起きる恐れがある」場合、以前だったら技術者はつくりっぱなしにしないで、実際に使用している現場に足を運び、何か問題は発生しないかチェックをしていました。しかしいまはシュミレーション技術が発達した結果、「自分たちはシュミレーションなどでわかったうえで、ちゃんとつくっているから問題ないはずだ」と思いこんで、つくりっぱなしにしてその後の検証も行わないでいることが大きな事故やトラブルにつながるのです。

p.51 同じことができるようになったということは、知識・考え方・技・行動がほぼ同じにできるようになったということを意味します。
 組織間の伝達もこれと基本的に同じですが、伝わったものの中身が多少異なります。A組織が持っていた技術がB組織に伝わったかどうかは、組織内の個人の行動は多少違っていても、A組織と同じことをB組織ができるようになったかどうかで判断することができるという点は同じです。個人のケースが異なるのはその中身で、A組織の持っている文化や考え方・行動様式・価値観あるいは気(その組織の中にいる者の判断を左右する雰囲気のようなもの)とほぼ同じものができたとき、技術が伝わったとすることができるわけです。

p.53 伝える側が最も力を注ぐべきことは、伝える側の立場で考えた「伝える方法」でを充実させることではありません。本当に大切なのは、伝えられた相手の側の立場で考えた「伝わる状態」をいかにつくるかなのです。
 つまり、結果として相手の頭の中に伝えたい内容ができる状況をいかにつくるかという視点が伝える側に欠けていることが、期待したとおりに伝わらない最大の原因なのです。

p.66-7 「伝わる・伝わらない」は伝えられる側の知識を吸収しようとする意欲に大きく関係しているということです。
 試験などの強制によってむりやり覚えさせる方法もありますが、それはしょせんは試験用の強制的な学習であり、きちんと身につくものではありません。

p.76 もっと知りたい、できるようになりたいと、受け手の頭の中に受け入れの素地ができれば、その後の伝達ははるかにスムーズに進むでしょう。 #EDU

p.80 組織としての技術の伝達と個人の成長
 できあがったものを伝えようとしても伝わらない。技術を欲しいものが自分でむしり取ると伝わる。

p.84-5 とくに伝達することを意識していないものの、すべての活動を通じて自然に伝わったり、伝わってほしいものもあります。それは「価値観」や「信頼感」「責任感」といった「企業文化」「気」です。組織の活動の中で「価値観」が共有されていないと、言葉が伝わらない。判断や行動に統一性が保てないなどのいろいろな不都合が生じます。

p.85 黙っていてもあいつがやってくれるという「信頼感」や、自分がやらなければならないという「責任感」は、なかなか強制しようとしても伝えられるものではありません。しかしこれらは伝えるというより組織の中にいる者が自然に感じ取って身に付けていくものです。実際、正しい企業文化を持っている組織では、その中にいる人に正しい文化が自然に伝わるものです。

p.94 ふつうどこの会社も基本的には同じですが、標準になるスペックを決めて「このスペックに合っていれば問題なし」という考え方をしています。これはたしかに正しいのですが、実際にはスペックに合っているのに顧客からクレームが来ることはよくあります。こんなとき、「スペックに合っているのだから自分たちはどこも悪くない」という言い訳に利用する人もいるから困ります。
 ところが、同社ではこの発想を転換して、「顧客からのクレームがないのがよい製品」ということを考え方の基本にしています。そして、形だけのものでは意味はないとして、スペックに合っているかどうかを調べる最終検査を一切行わない工程を実現し始めたのです。

p.95 結果重視の考え方でいくと、扱っている技術が変わった場合にも、形式的ではない実践的な対応がすぐにできます。スペックという基準がないので、全体を見ながらシステム全体がうまく機能するかどうかを確認することが常に求められるからです。その点からいうと、これは技術の変化にも対応しやすいやり方だと思われます。

p.98 実際は現在、きちんと暗黙知を表出しないと、その大切な知識が断絶してしまう状況に多くの企業は追い込まれています。

p.104 標準には、先人たちの成功や失敗、あるいは迷いなどといったものがすべて含まれています。こうすれば目的のものをうまくつくることができるという方法が、具体的な数値などと一緒に示されているのです。過去の経験や知識のエッセンスが凝縮されているのですから、これに従えば当然、先人たちが過去に経験してきた大方の失敗を簡単に回避することもできます。

p.106 (知識学び、深く幅広い理解へと到達する)そのスピードを速めたければ、相手がより高度な知識が欲しくなる環境を、伝える側がつくってやるしかありません。人間は必要性を感じると自分から知識をとりいれることを渇望するようになります。初心者のときに十から二十の知識で足りるのは、裏を返せばその程度の知識で十分にできる仕事しか与えられていないからです。
 それでも仕事に慣れてより高度なことを任されると、より多くの知識が必要であると嫌でも感じるようになります。人によってはそのとき、伝えられるのを待っているのではなく、自分から主体的に知識を取りに行くという行動を起こすようになるのです。

p.112 「はじめに全体を見せ」ることが大切だということは前述しましたが、その後も「全体を意識する」ことは非常に重要です。たとえば自分のやっている仕事が、目の前の課題を解決することだけではなく、自分が参加しているプロジェクトの中でどんな意味があるのか、会社の中でどんな意味があるのか、もっと広げれば社会の中でどんあ意味があるのか、そうしたことを意識できればどんどん仕事の幅も広がってきます。

p.114 「技術を伝える」ときは、伝える側がとにかく正確に論理的に真面目に伝えなくてはと考えて、まず形式をちゃんと伝えようとしがちです。
 逆に言うと、そうした人たちは、自分たちはきちんと形通りに伝えたのだから、あとは伝わらない相手の方が悪いと思いがちですが、これは大きな間違いです。
 たとえばほとんどの教科書は「きちんと形通り伝えよう」とのみ考えてつくられているわけですから、おもしろくないのは当たり前です。

p.149-150 つまり集団でやることの基本は、「個の独立」なのです。
 本書では、伝えられる相手が自発的に行動して獲得することが伝達の基本であると繰り返してきましたが、「個の独立」というのは、技術を正しく伝達することにとどまらず、企業活動を活性化させることにもつながる大前提なのです。

p.151 一人ひとりが理解している共有知の幅や深さが、組織としての力を決めると私は考えています。つまり、組織を強くするには、個人知を充実させることもさることながら、共有知をいかに幅広く深いものにするかが重要になるのです。

p.161 (個人知を表出して共有知とし行動を行ない、さらに個人知を出して・・・と繰り返す)この考え方は、野中郁次郎さんが提唱している「セキモデル(SECI)」と非常によく似ています。野中さんは組織的知識創造理論の生みの親として知られる人です。セキモデルというのは、ナレッジマネジメントの一つの手法です。これは、個人の知識の共有化を図り(共同化、Socialization)、暗黙知を創造し(連結化、Combination)、さらにその知識を新たな暗黙知として習得する(内面化、internalization)というプロセスを繰り返すことで組織的知識創造が行われるというものです。

p.172-3 離れた場所で注意深く見守っていながらも本人の自由にやらせてくれるのが良き師匠や先輩の特徴です。好き勝手にやらせているように見えて、致命的な失敗を起こさないようにしっかり見ているのです。一方、ダメな師匠や先輩は自分の考えややり方を直接的に後輩に伝えようとして最初から後輩の行動をやたらと制約しようとします。そのため後輩は経験できることが少なくなり、獲得できる技術の幅も狭くなります。

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ゾーンに入る技術

2011-09-11 16:55:54 | 薬害は人災だ
『ゾーンに入る技術 「驚異の集中力」が最高の能力を引き出す!』辻秀一・著、フォレスト出版、2011年4月23日
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