何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

涙の数だけ大きくなれる!

2009-10-31 23:27:29 | Book Reviews
『涙の数だけ大きくなれる! 明日を生きる「自分へのメッセージ」 木下晴弘・著、フォレスト出版、2008年9月9日

p.45-6 塾をやめたいと申し出る生徒に対しては、私はいつもこう言いました。
「わかった。塾をやめるというのも君の人生における一つの選択だ。もちろんやめてもいい。でもね、明日やめなさい。明日になったらまた、明日やめよう、そう思いなさい。毎日そう思い続けるんだ」

p.47 その道をどう歩むかという方法に関して、あるやり方をとってうまくいかない時は、それをやめて次の方法をとってみるのはいい。肝心なのは、あくまでその道を行くこと。道を捨てないことなんだ。

p.76 煎じ詰めると、仕事というのは問題を解決することなのです。だから、その問題を解決した時には当然のこととして、解決した相手から感謝の言葉が返ってきます。

 単に手間を代行した程度の行為に対する感謝の言葉と、たとえ些細なことでも相手の問題を解決してあげた時の感謝の言葉は、明らかに重みが違う。「ありがとう」に込められた意味が違う。
 こちらで一方的に考えて何かを提供しても、たまたまそれが当たれば幸いだが、基本は相手の要望や困っていることに対して関わり、ただちに解決できなくても、その方向に導いてあげることだろう。


p.95 いつも相手の意見を「それは違うよ」と否定するのがクセになっていたり、見下したような雰囲気で人と接したり、あるいは妙にライバル心をいだいたりしているようでは、人から良い反応は期待できないはずです。

p.153 こうしてやって当たり前のことを、当たり前と思えないほどの情熱を傾けて行う、それを努力と言うんだよ。

p.169-170 私たちが何かの行動を起こした時に得られるものは「失敗」でも「成功」でもなく、「ある気づき」であるということです。
 人間とは勝手なもので、自分の思い通りにことが運んだ時には「成功した」と感じ、自分の思い通りにいかなかった時には「失敗した」と感じる生き物だと思います。
 しかし、「失敗」や「成功」は起こった出来事にその人がつけた「勝手な解釈」にすぎないということに気づいたのです。たとえば、何か自分に都合が悪いことが起こった時、それを「失敗」と定義せずに「この出来事から何に気づけばいいのだろうか?」と考えてみるのです。


 中でも「あるレジ打ちの女性」、「ある生徒の高校受験」、「「ミラー細胞」と佐賀北高校」、「母の足」は感動した。“いい話だった”で済ませてはいけないのだろうが、人にも伝えたいと思った。

★★★★★
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幸福への原点回帰

2009-10-30 23:12:38 | Book Reviews
「幸福への原点回帰」 鍵山秀三郎・塚越寛・著、文屋、2007年12月28日

p.52 周りに一人の理解者もいない中で掃除を始めたとき、私もその効果を期待しなかったわけではありません。ただ、結果を急がなかったということはあります。極端に言うなら、日本から発射したロケットが地球の反対側を飛んでいるハエに当たるかどうかの確率ほどの可能性でも信じ、急がずに掃除を続けてきた結果、今があります。

p.53 微差の積み重ねが、よくも悪くも、やがて絶対差となって表れるものです。

p.56 自社の経営へのプラス効果も考えて公的な場を掃除することを、「偽善だ」と評価することもできるでしょう。しかし私は「偽善であったとしても、善を行わないでいるよりは、世の中のお役に立っているのだから、偽善も結構」と割り切っています。

p.76 やめたいけれどやめられない人というのは、裏を返せば、目指す目標に到達するための努力を怠る人だと思います。「できるならやめたい」くらいではかないませんが、固い意志をもってそれを断行できれば、新しい道が開けるはずです。

p.86-7 深耕を続けていくうちに、まるで地下水の豊かな水脈に行き当たるかのように、さまざまな業界との接点が生まれ、不思議なことに用途もジワジワと広がっていきました。

p.87 儲からないからと、すぐにあきらめて別のものを探すのでなく、そこでふんばって深耕する。どこまで深く耕すことができるか、その知恵くらべこそが商売というものではないでしょうか。

p.103 会社の成長について、私が基準にしているのは、「人を幸せにしながら成長しているか。人を不幸にしながら膨張しているのか」ということです。言うまでもなく、前者が理想の姿、後者があってはならない姿です。

p.116-7 私利私欲が根底にある行為は、発端がどんなに小さなことであっても、そのマイナス作用が次なるマイナスを呼び、それらが積もり積もって大きな悪循環を引き起こすでしょう。

p.121 掃除は、直接の利益をもたらすものではありません。しかし、結果が保証されていないことを、どれだけ一生懸命にできるかが、いい会社をつくるために大事なことではないでしょうか。

p.123 極論すれば、会社経営とは「ファンづくり」だと言ってもよいのではないでしょうか。

p.132 価値のあること、価値観は、時代とともに変わるものです。経済指標や成長率ランキング、シェアランキングといった量や大きさを基準にした価値観を、そろそろ見直すべきではないでしょうか。ランキング争いに躍起になり、ヘトヘトになることに、どんな価値があるのでしょうか。

p.138 私もお金儲けを否定はしません。ただし、他人をだまし、迷惑をかけ、誰かの犠牲のうえに立ったお金儲けは間違っています。そのような行為は、「儲け」ではなく、「搾取」であり「詐取」でしょう。

 人を使って自分のいいようにしようという発想や仕組みは、私腹を肥やすのと同じだ。正当な利益は理解が得られても、不当な評価や扱いをすること自体、自らの品格のなさを示しているかのようでもある。

p.140 消費者が安売りを望んでいるかというと、必ずしもそうではないと感じています。会社の経営姿勢をご理解くださるお客様は、値引きなどしなくても商品を買ってくださいます。

 薬局がどのような姿勢でいるかわからないから、何のためにジェネリックを進めようとしているか理解できないから、ジェネリックの使用促進が進まないのではないだろうか。安くなるからといわれて、余計にウマい話には飛びつかないような行動になっているようにも見える。ジェネリックへの不安というよりも、薬局や薬剤師に対する不透明さが使用促進にマイナスに作用しているようにも思われる。

p.144 製造業は秒単位で動いていますし、自社内でコントロールができます。しかし、たとえばサービス業や運送業には、その性質上、どうしても遊びの時間が生じます。雇用者による搾取を防ぐために、最低限の基準を定めておくことは必要ですが、細部まで一律の法で縛ろうとすると、本来守られるべき労働者に、逆に負担を強いることにもなりかねません。

p.145 時間を省くことは、手間ひまを省くことです。手間ひまを省くことによって成長する人はいません。どんなに優れた能力に恵まれた人でも、手を尽くすことなしに人格的な成長を遂げることはできないでしょう。

p.147 経済というのは、人間の生活を支える一要素にすぎません。私たちは決して経済のために生きているわけではないのです。

p.151 本来、店を増やすのは、お客様に価値が認められ、求められて行うことではないでしょうか。

p.153 「業界で一番になろう」「日本一になろう」といった目標を果たしたところで、それが企業や社会に何をもたらすのでしょうか。それを誰が望み、誰が期待しているのでしょうか。

p.155 成果主義では、早く結果が手に入りさえすればよいわけです。人をだましても、ごまかしても、手を抜いてもかまいません。ですから、人々はだんだん手抜きをするようになりました。

 慣れて、コツが掴めて、自ずと省力化できるのならまだしも、省力化が目的となって“やった形”を作るだけで、中身が成長しないのであれば、手抜きや見せかけになるだけだ。そういった背景にあるのは成果主義であり、それも「利益」という成果を求める考え方が強すぎるからだろう。

p.159-60 社員のモラルを高めるためにも、社会的に義憤を感じる熱血漢でなければいけません。

p.164 「人間の真の幸福は自由の中にではなく、義務の甘受の中にある」
 ほんとうの幸福というのは、決して自由きままに生きることではありません。そこには幸せはないと思います。義務は甘んじて引き受ける、さらには自ら進んで引き受ける中にこそ、真の幸せがあるのです。

p.174 鉄道や電話など、官営から民営に転換した組織がいくつかあります。そこで間違えてはいけないのは、民間企業になることと儲けを出すことは別問題だということです。
 株式会社になろうと、公団になろうと、事業そのものの公共性はまったく変わりません。公共事業が民営化されることのいちばんの目的は、公共事業を民間の洗練された上質なサービスのレベルにまで高めることです。株価の上昇も、利益の増大も、本来の目的ではないと思います。

 民間企業のほうが、顧客や社会のほうを向いて工夫もすれば努力もしているだろう、それを民営化する組織に生かすことで、公共性の質の向上を狙ったわけだ。それが、自分たちの優位性を使って独占的な利益確保につなげようとするから、自分たちの社会の中での存在を忘れてしまうから、おかしな出来事が発生してしまうのだろう。

p.179-80 知識というのは、いくらたくさん持っていても、自分で貯金を貯めこんでいるのと同じで、他の人は誰も使えません。しかし手足や体を使って得た知識は知恵となり、ふたたび実践に生かされて、人々の役に立つことができます。それにこそ、知識の価値が生まれるように思います。

p.224 どんなに物知りな人でも、自分が去った後の世を思うことがなければ、愚か者と呼ばれて当然だろう、ということです。浄土真宗の教えも、現世利益に終始するものではなく、将来を良くするために生かすべきと言われているのではないでしょうか。

p.278 鍵山さんが「益はなくとも意味がある」という考え方を尊重されるのも、自分が得をすることよりも、誰かのために役に立ちたいという公の意識の表れだと思います。
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人を残すのが一番

2009-10-29 22:58:46 | 心に残ること
両軍胴上げ!ノムさん「野球屋冥利に尽きる」 10月25日7時0分配信 スポニチアネックス

 【楽天4―9日本ハム】さらば、名将――。パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)第4戦が24日に行われ、今季限りで退任する野村克也監督(74)率いる楽天は4―9で日本ハムに敗れ、同シリーズ敗退が決定。同監督は球団史上初の日本シリーズ進出で有終の美を飾ることはできなかった。1954年の南海入団から半世紀余り。弱者を育て、強者を倒す。その生きざまを体現し続け、野球人生集大成の晩秋が今、終わった。

 吹っ切れた笑顔で札幌ドームの天井を見ていた。4万2328人。敵地の大観衆からノムラコールを受けながら5度、宙に舞った。山崎武、田中ら楽天ナインとかつての教え子である稲葉、吉井投手コーチら日本ハムのメンバーも加わった胴上げ。涙はなかった。55年のプロ野球生活との別れの儀式に、照れ隠しばかりが口をついた。

 「嫌だなと思った。照れくさいやろ。こんな胴上げ初めてだからさ。山崎がヤイヤイと音頭を取っていたな。“重いぞ”って言ったら“分かってます”ってさ。でも、これだけねぎらってもらって、野球屋冥利(みょうり)に尽きる。胸にグッときた」。静かに笑みをたたえ、喜びをかみしめた。

 「わがまま言わせてもらえば、もう1年やらせてもらいたかった。石の上にも3年、風雪5年。中途半端に辞めていくのが心残り。晴れ晴れしい気持ちはない」。近年はミーティングでも同じ内容の発言の繰り返しが目立ち、自軍の選手の細かな情報の把握もおぼつかなかったと指摘される74歳の老将が再びユニホームを着る可能性は限りなく少ない。それでも太く長い野球人生を全うした自負は残った。「人間は何を残すかで評価が決まる。人を残すのが一番。そういう意味では少しは野球界に貢献できたのかなと思う」。野球人として恵まれた時間を送れたことを、誰より自身が分かっていた。

 ONを超えたのかもしれない。
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【ジェネリック】 ジェネリックを通じて医療に参加する

2009-10-29 22:22:47 | ジェネリック de リ・スタート!
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ★ ジェネリック de リ・スタート!
┃  -治療レベルを下げずに、支払いはリーズナブルに-
┠────────────────────────────
┃       2009.9.27 Sun.   通巻28号
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 みたキタ企画、薬剤師のsukeです。

 このメールマガジンは、ジェネリック医薬品(後発医薬品)が
適切に使用されることを目的とするものです。

──────────────────────────────

 友人が胃痛で受診し、プロトンポンプ阻害剤(PPI)が処方されました。
 それまでH2ブロッカーを服用していたのですが、思ったほど改善が
見られなかったことから受診に至ったようです。

 検査(胃カメラ)の予約をして、それまでの間、PPIを服用して様子を
みる・・・、自然な流れのようです。

 しかし、この医療機関、100床弱の個人病院でしたが、なんといまだに
院内投薬だったのです!
 
------------------------------------------------------------

 交付されたPPIは先発品で、OD錠(口腔内崩壊錠)でした。

 これといってカプセル(もともとの先発品の剤形はカプセル)が飲めない
わけでもありませんし、日常生活で水分制限を求められているわけでも
ありません。たまたま院内採用薬がそうなっているだけなのでしょう。

 会計で少し待たされ、その後、薬をもらうまでにまた待たされ、
ようやく呼ばれて薬をもらって帰ってきたのだそうです。

 これが医薬分業と比べると、どのような違いがあるのでしょうか。

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 投薬の際、飲み方の説明や簡単な注意があり、薬剤情報提供書の
ような文書が渡されたのだそうです。

 友人はお薬手帳を持っていたのですが、出す機会はなかったようです。

 また投薬の際、窓口にカルテがあるわけではなく、他の医療機関への
受診や併用薬について尋ねられるわけでもなく、「お大事に」と促され、
その場を後にしたといいます。

 薬剤師のかたならお気づきのように、PPIやH2ブロッカーは多くの
医療機関で広く用いられていますから、重複して服用してしまうことが
しばしば見られている薬剤です。

 幸い、友人は手持ちのH2ブロッカーが切れていたこともあり、
重複服用になることはありませんでした。

 昨今、OTC(一般用医薬品)でもH2ブロッカーの成分を含有する薬剤
がありますから、OTCの併用に関する注意があってもよかったと思います。

 少なくとも、服薬管理や指導の進め方やお薬手帳において、保険薬局
であればいろいろ確認がなされたことでしょう。

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 しかし、なんといっても大きな違いは、院内投薬では薬物療法を始める
にあたり、ジェネリックを使えるかどうか、選択できませんでした。

 院内採用の薬をあてがわれるだけです。それが先発品であろうと、
ジェネリックであろうと、従うだけ・・・。選択の余地がありません。

 これが、もし院外処方せんをもらって保険薬局に行っていたら、自分が
服用する薬について、選ぶことができました。

 現在は、ジェネリックというコスト(自己負担)面での選択にとどまって
いますが、そこには医療に参加する機会があった・・・、これは重要です。
 逆に言うと、院内投薬(非分業)ではそのチャンスがないのでした。


★★★ さて今回のテーマは、
──────────────────────────────
 ジェネリックを通じて、医療に参加しよう!
──────────────────────────────

 治療方針を選択するにあたり、たとえば手術をするか、放射線治療を
するか、薬物療法にするか、またこれらをどのように組み合わせるか、
患者側が期待する結果に向けて、それぞれの選択肢についてメリット、
デメリットの説明を受け決定する、という場面があります。

 いわゆる「インフォームド・コンセント」の場面です。

 それまで、すべて主治医にお任せであったことを反省し、患者側は
納得のいく医療を受ける権利があり、尊重されているわけです。

 必要な情報を受けることが出来ますし、疑問点があれば、質問して
説明を受けることも出来ます。
 まさに「医療に参加する」ことのできる重要な機会なのです。

------------------------------------------------------------

 治療方針に関する「インフォームド・コンセント」は、医師と患者の間で
交わされるものですが、薬剤師と患者の間に生じるそれはというと・・・、

 そう・・・

 現在では保険薬局に処方せんを提出したのち、先発品を使用するか、
ジェネリックにするか、それを選択するという場面が該当します。

 薬局側で、一方的にどちらかに決めてしまう、ということはありません。

 患者さんの状況や薬に応じて、どちらかをお勧めする、ということは
あるかもしれません。もちろん、その理由を添えて、です。

------------------------------------------------------------

 現在は、ジェネリックに関する選択は、結果としてコスト(自己負担)の
面にしかその違いが反映されませんが、それでも薬剤師が関わる中で
「患者さんの医療へ参画する機会」として、重要な場面です。

 今後、旧来の剤形とOD錠、また錠剤と散剤といったような剤形の選択
や、10mg錠を半分に分割するか、5mg錠を用いるか、といった選択も
できるようになると、その幅が広がります。

 治療効果に影響しない範囲で、患者さんも希望できるし、薬剤師も提案
することで一緒に最善の薬剤を選択する機会を得て、納得のいく医療を
進めることに将来つながっていくとよいのではないかと期待します。

──────────────────────────────

 本メルマガをご覧になられて、ご意見等がございましたらお知らせください。
取り上げてほしい話題、感想等、些細なことでも構いません。

 お送り先は、 tamsuke@gmail.com です。
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 お待ちしています!
 それではまた次回! (^^)/

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「夢」が「現実」に変わる言葉

2009-10-29 22:16:07 | Book Reviews
20万人に勇気を与えた 「夢」が「現実」に変わる言葉 はじめて、心の底からやる気がわいてきた! 福島正伸・著、三笠書房、2008年11月30日

p.23 本気の人に、人が集まる。世の中は本気の人が現われるのを待っている。ならば自分がまずその一人になる。

p.25 「世界一の苦しみに耐えるってことだよ。ほかの人は苦しくなると、やめるんだよ。私はね、やめなかったんだよ」

p.37 そして、「やる」と決めたら「どうしたらできるか」だけを考える。

p.45 明日は今日の限界を超えるためにいつも必ずやってくる。

p.47 自分がとことんこだわると勝手に自分らしくなって成功する。

p.49 しかし、どんなに大きな失敗も必ず次に活かすことができる。それは、すべての失敗が「過程」に過ぎないから。
 「失敗」はその人を成功に導き、人生を豊かにするために起こるもの。
 成功する人は、失敗から学び続けている人。人生とは、「失敗を次に活かすこと」。

p.57 「できなかった後悔」より「やらなかった後悔」の方がつらい。

p.59 人の価値を決めるのは、勝ち負けよりも生きる姿。

p.65 見えない成長をしていると思えば努力は楽しくなる。毎日努力をすれば、すべてが変わる。

p.73 問題が起きたことが問題なのではなく、問題をどう受け止めたかが問題。

p.89 ミスをしてしまったとき、周りや環境のせいにすると「不満」になる。自分でもっと工夫しようと考えると「出番」になる。

p.97 人は自分を受け入れてくれる人の話しか聞かない。人を育てるとは、どこまで、相手を受け入れることができるかという、こちらの覚悟が問われるもの。

p.115 肉体的な疲れは、寝ればとれる。精神的な疲れは、夢を持てばとれる。

p.119 困難に出会ったときに、どのような人がまわりにいるかで人がどのように育つかが変わる。
 人は環境によって育つのではなく、まわりにいる人によって育つ。

p.122 一時間は有限。でも一時間の使い方は無限。

p.136 手法が行き詰まることはない。だから人間が行き詰まることもない。
 もし「行き詰まった」「もうだめだ」と思ったとしてもそれはただの勘違いかもしれない。

p.152 他人の目を気にするよりも、自分に何ができるかを気にする。

p.191 とてもつらい経験をしたことで、人の優しさがわかり、自分も優しくなれるようになった。つらい経験に、ありがとう!

p.193 うまくいくことは、問題に鈍感になることだから。

p.199 他人の幸せを考えて、自分ができることを探して尽くすほど、自分のまわりが笑顔で満たされる。自分のまわりがすべて笑顔で満たされた人は幸せである。

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処方鑑査の質を上げるには

2009-10-28 22:23:46 | くすり雑感
 処方鑑査を行い、処方中の目の付け処を押さえることができるにはさまざまな知識や経験が不可欠だが、それらを持ち合わせていても、念入りに、きめ細かく、丁寧に、確実に実施されなければ意味がない。
 つまりそのように適切に実施されるよう、薬剤師を動かすのは使命感や責任感であり、積極性や主体性であると考えられる。強制的に、仕方なしに行なうようでは、形式的な部分を越えて、臨機応変、柔軟な安全管理を望むのは期待薄である。

 患者さんの安全を守ろうとすればそこには限度がないので、常により質の高さを追求しようとする文化が必要になる。それらは言われて行なわれるものではなく、薬剤師の内面から生まれる。すなわち薬局に、自主性や主体性を尊重し、育む土壌があるかどうかがカギを握り、それによって質が追求され、患者さんの安全確保が果たされることが期待される。

 
 一方、患者さんの安全確保を否定することはないものの、薬局側の事情を考慮する意見も聞かれる。薬局で調剤事故を起こしたら、自分たちの信頼や評判を落とし、ひいては顧客離れや売り上げ低下を懸念するものである。

 自分たちの都合が根底にあると、責任を逃れようとするから、これをやっていればよいと、ある行動を規定して強制的に行なわせようとする動きが生まれる。
 患者さんを意識するのではなく、保身的に、内部のハードルをクリアすることを目的として、行動をを迫るものである。

 言われてやるものと、主体的に行なうもの。どちらがモチベーションを高く維持することができ、持続性があり、安全確保につながるか、質的な向上が望めるかは言うまでもない。
 このような行動をすればよいと、意味も考えずに行動をする体制と、患者さんに関心を持って薬剤師として精一杯守ろうとする文化と、どちらが薬物療法の要点に目が向けられ、追求がなされるかは言うまでもない。
 さらには、そのような行動をとることで、どちらが薬剤師の成長につながり、生き生きと活動が行われるか、そこも明白である。
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幸運を呼ぶサイエンス

2009-10-28 21:48:21 | Book Reviews
『幸運を呼ぶサイエンス 「意識」の力は現実を変える 松田綾子・著、グラフ社、2005年9月25日
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「福」に憑かれた男

2009-10-27 22:25:07 | Book Reviews
『「福」に憑かれた男 人生を豊かに変える3つの習慣 喜多川泰・著、総合法令出版、2008年10月8日

p.25 今の状態をどうしても変えなければいけない出来事を起こすことが、人間を成長させる第一歩だからね。

p.40 人知れずいいことを続けることを喜びとしたり、すべての人間を愛することができる人っていうのは、どんな経験も、なりたい自分になるための道具として使うことができるのです。最終的には理想の人生を手に入れることができる人だっていうことなんです。

p.66 目の前のお客が払ってくれるお金に興味を持つのではなく、目の前の人そのものに、その人の人生に興味を持たなきゃダメだよ。お客はお金を運んで来てくれる機械じゃない。

p.67 せっかく縁あって、おまえさんのお店に足を踏み入れてくださったんじゃ。その人が誰で、何をしている人で、その人のために自分ができることはないか、くらいのことを真剣に考えないようでは、本屋どころかどんな商売をやってもうまくいかんじゃろ。

p.68 来てくれるお客さん一人ひとりに、その人の人生に興味を持って接してご覧なさい。その人が誰で、どういうことに興味があって、どんな仕事をしていて、趣味は何か。好きなことや嫌いなことは何であるか。どんなことに悩んでいて、何に苦しんでいるのか。「この人はこれからの人生をどういう人生にしたいと考えているんだろう」ってな具合に、どんなに小さなことでもいいから興味を持って話をしてみるんじゃな。

p.72 「私が興味を持っているのは、あなたの財布の中身だ」という考え方は、相手に伝わります。
 「私が興味を持っているのは、あなたの人生を素晴らしいものにすること。僕はそのお役に立ちたい」秀三のこの思いは、秀三の店を訪れる人の心に響いていったというわけです。

p.73 どんなにそのときの自分にとって都合が悪いことばかり起こっていても、自分に挑戦する勇気を与える人に囲まれているときが人生において最高にツイているとき。

p.87-8 つまり、状況とは自らが工夫してつくっていくものであり、幸せとか成功というのは、それを手にしたときに訪れるのではなく、その工夫を楽しんでいるときに「感じる」ことができるものだということが分かった瞬間だったわけです。

p.95 豊かさというのは、心の状態でしかない。それなのに、それが分かっておらん奴は、何かを手に入れることだと思っている。

p.107 自分の人生を何に使おうとしているのかを考えるのは、本当に重要なことなんじゃよ。それが分かっていれば、手に入ったものを見て不安になることがない。目標を達成したはいいけど不安になるというのは、本末転倒になっているという証なんじゃよ。

p.108-9 おまえさんが、自らの生きる目的をしっかり持ったとき、手に入るものすべてはそれを実現するために必要な道具になる。その道具を手にいれたときに不安を感じることなどはない。

p.119 自分の使命を自覚し、それを達成するために必要なものだから、お金を集める努力をしたり、商売を成功させる必要がある、という考え方。

p.126 そう、僕は本を売りたいのではない。僕が出会った人の人生を応援したいんだ!

p.129 感情を伝えられた人の起こす行動は、また別の人に同じ感情を与え、同じ行動を起こさせる原動力となり、連鎖していきます。

p.145 つまり、「合格(パス)」を手にするのがテストの目的ではなく、「いざ、実際に使いはじめたときに、困ったことが起こらないかどうか試す」ために行なうのであり、そういう不具合が現れた場合は速やかに直す。

p.160-1 人はみな、仕事をして生きている。自分にできることを一生懸命やってその見返りとしてお金をもらうことが働くことだと思っている。ところが、自分にできることを一生懸命やっているつもりが、いつの間にか自分の都合だけでものを売ろうとしたりするようになってしまう。そしてそれが一生懸命仕事をしていることだと勘違いしてしまうようになるんだね。


 薬局が、来局者の健康問題の解決にかかわることを通じて、生活を支援することをテーマに掲げたら、処方せんの有無にかかわらず、相談を受けることを基本としていることが重要だ。処方せんを待っているのは、それによってお金を支払ってくれる人を待っているようなものではないか。

 調剤もできる体制は必要だが、それ以前に頼られることが先決だ。薬局の構造や設備もそのコンセプトを具現化したものにするのがよいのではないだろうか。


★★★★★
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薬害肝炎とのたたかい

2009-10-26 22:26:38 | 薬害は人災だ
「薬害肝炎とのたたかい 350万人の願いをかかげて 薬害肝炎全国原告団出版委員会・編、桐書房、2009年10月31日

 本書籍は、薬害根絶フォーラムにて薬害C型肝炎被害者が書店店頭に並ぶよりも早く、発刊のアナウンスをしており、さっそく1冊購入して読んだ。

 原告の声というのは、どの薬害であっても切実だ。さぞ悔しかっただろう、辛かっただろうと思っても、その気持ちを本当にわかってあげられない気がする。ひとつタイミングが違っていれば、自身にもふりかかっていたかもしれないのだ。幸い、たまたまフィブリノゲン等を使用されなかったのは、ある意味偶然にすぎない患者のいかに多いことか。1本使用ロットがズレていれば、助かった人もいるだろう。


◆薬害訴訟は、薬害被害者として自身が受けた災害にたいする是非を問うものであると同時に、いかなる薬害であろうとも二度とおこさない、すなわち根絶をはかるためものもでもある。

◆しかし、薬害を根絶する・・・、それは医療従事者の課題でもあるし、願いでもあるはずだ。さまざまな薬害を繰り返してきながら、重い過去を引きずっている医療従事者は少ないことはないか。

◆主治医は命の恩人なのか、優しくみえて不勉強で安全性への感度が鈍かっただけなのか、よくわからないところがあるのではないか。

◆薬害とは、不可逆的な二度と元の身体には戻らない、昔の生活が戻ってこないほどの被害の大きさである。合わないようにするにはどうしたらよいか、合わせてしまったらその時点でどうしようもなくなってしまう。
 最小限に食い止めるのは「根絶」ではない。完全に未然防止をしなければ、「根絶」にはならない。
 副作用にも似て、使用してみなければわからなかった側面や状況があれば、「根絶」はできない。改めて、薬が絡む災害にもかかわらず、薬剤師としての無力感、ふがいなさを感じずにはいられない。

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出会いを生かせば、ブワッと道は開ける!

2009-10-25 21:28:40 | Book Reviews
「出会いを生かせば、ブワッと道は開ける!」 中村文昭・著、PHP文庫、2008年3月19日

p.55 営業マンが売ることができなくて、伸び悩んでしまう理由は、「売れない理由を考えながら売っているから」なのです。

p.66 「今日の前にある困難、辛いこと、嫌なことは、未来から振り返ってみれば全部ちっぽけなことなんだ」

p.78 大局着眼、小局着手
 大きな目標や夢をまずは全体像として定めた上で、それに辿りつくための、今目の前に広がる課題に懸命にうちこんでクリアしていく日々の積み重ねが大切。
 大きな夢に向かうには、小さな行動が大切。

p.116 人間関係においてまず大切なのは、「安心」と「信頼」を得ることです。

p.157 叱られるということは、あなたに何かまだ至らないところがあるから、ということではありません。
 つまり、あなたにはまだ“進化の余地があるのだ!”という、大切なメッセージなのです。

p.261 「きついことを言う人」と、「きついことを言ってくれる人」との、微妙にして大いなる受けとめ方の違いが、あなたを運のよい人間に変えるか、そうでないかを決定するのです。
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処方鑑査に関する規定

2009-10-24 23:27:05 | くすり雑感
 薬剤師法24条は、疑義照会に関する条文として知られる。

 薬剤師は、処方せん中に疑わしい点があるときは、その処方せんを交付した医師、歯科医師又は獣医師に問い合わせて、その疑わしい点を確かめた後でなければ、これによって調剤してはならない

 当たり前だが、疑問に思う点があるからこそ、処方医とコンタクトをとる・・・、すなわち疑義照会が行われる。何も用事がないのに、処方医に連絡することはない。

 つまり、処方鑑査が行われたからこそ、疑義照会が行なわれる。薬剤師法24条だけ読むと、疑義照会について規定しているように思われるかもしれないが、実は「処方鑑査」と「疑義照会」はセットになっていると解釈することができる。

 処方鑑査をしなければ、疑義照会など行われない。
 処方鑑査をしても、そこで気づきがなければ、疑義照会には至らない。

 処方鑑査を行い、そこで疑義が生まれるかどうかは、処方に対する視野の広さや深さによって変わってくる。処方に対する目は、薬剤師の知識や経験、患者の健康問題に対する使命感や責任感の強さによって変動する。それらは義務でなければ、積極性や主体性も関係してくる。消極的な取り組みからは、処方鑑査レベルの向上は期待できない。

 経験だけは時間や数による部分が大きいので、ただちにどうしようもないが、知識は薬剤師の努力次第であるし、使命感や責任感、あるいは倫理観は感性や良心、教育によって培われる。

 それらが備わって熟成されて、処方鑑査の質が上がり、疑義照会の意味も高まるのではないだろうか。
 
 調剤終了後、疑義照会を忘れていたという報告がある。しなければいけないと知りつつ、忘れたり省いたりすることはまれだろう。多くは、しなければいけないことに、調剤時は気づけなかったのだろう。

 気づけなかったのは、処方鑑査の進め方、取り組み方に問題があったといえそうだ。「しなかった」のは「出来なかった」のだ。疑義に気づけなかったというのは、薬剤師の力量に問題があったのではないだろうか(さもなければ、処方鑑査を行う環境がそれを阻んだのかもしれない)。

 改めて、薬剤師法24条は疑義照会に関する規定であるが、同時に処方鑑査を求める規定でもある。それも、適切で、質の高さが要求されているといえる。
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夢を力に

2009-10-24 19:42:24 | Book Reviews
私の履歴書 夢を力に」 本田宗一郎・著、日経ビジネス人文庫、2001年7月1日

p.76 発明・くふうというのはずいぶん骨のおれることだろうばとお思いでしょうが、私にとっては好きでやっているのですから全部苦労とは思いません。世に言う“惚れてしまえば千里も一里”というやつで人さまが見れば苦しいようでも本人は楽しんでいるのです

p.97 私に言わせれば「若いやつはアプレで困る」という人がいるが当の本人はどのくらい古くさい思想の持ち主であるか身のほど知らずだと言いたい。としよりは自分たちのやったことをよく反省し、現代に合致しているかどうかを考えたうえでなければ若い人を批判する資格はない。

p.101 ふだんは経営者と従業員は一心同体だなどとおだてておいて、困ってくると旧軍隊のように転進とかなんとか言ってごまかし通そうとする。私はつねづね従業員は全部経営者である、だから経営に参加する権利と義務があると言っている。生産調整をしなくてはならぬようなときにも、はっきり実情と今後の対策を明示して全社員がいっしょに困難を克服することにしている。こういう姿が労使一体というのではないかと思う。

p.114 政府が介入すれば企業の力は弱まる。

p.138 クルマのありようを総合的に考えるべきものを、部分最適の積み重ねで全体最適になると思い込んでしまった。手段であるはずの技術が目的になっていた。

p.152 三日間くらい、寝不足続きに考えたとしても間違いのない結論を出せるようでなければ、経営者とはいえない。平常のときは問題ないが、経営者の決断場の異常事態発生のとき、年齢からくる粘りのない体での判断の間違いが企業を破滅させた例を知っている。

p.250 いい品物かどうかはメーカーが判断するのではなく、大衆が判断してくれるものであるということを決して忘れてはならない。

p.258 電子工学の時代になって、一生やったって覚えられる量は知れています。
 一口に電気と言っても、一生かかっても覚えきれません。だから、覚えた、覚えないと言って点数をつけるほうがおかしいのです。先生は全部しっているかと言ったら、そんなに知らないと思うのです。

 確かにその通り。専門を極めようとすれば、わからないことがたくさん出るだけでなく、周辺の知識がなければ理解できないことばかりだ。わかっているようなフリをしているだけで、わかっていないのだろう。

 だからといって、わかるはずがない、覚えられるわけがない、と諦めるのも違うのではないか。わからないことを少しでも解消するとともに、わからない時の対応を身につけつつ、新しい道をkり開いていく・・・、できるできないではなく、続けていくことは必要だろう。その過程で、何かを拾うことができ、発見できるのではないかと思う。

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社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!

2009-10-23 21:54:53 | Book Reviews
『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』 石原明・著、サンマーク出版、2006年2月10日

p.20・24 「経営とは投資である」
 経営というのは本来、投資して、それを大きく発展させることによって、より大きな収益を上げていくことだからです。

p.29 会社のお金の使い方として「経費」という考え方がありますが、経費=必要なものにお金を使うこと、と考えると、どうもそれとは違ったお金の使い方が「投資」なのだということがわかると思います。
 経営における「投資」とは、不確実なものや手段にお金を使うということなのです。

p.40 組織化というのは何かというと、「情報や知識が社内で共有化されている」ことであり、同時に「組織としての力を発揮できる状態になっている」ということです。

p.42 社長がすべきことは、先のことを見据え、どういうふうに舵取りをしていけば会社がもっと発展するかを考えること

p.43 うまくいかない状況が生じたということは、もうそれまでのやり方は通用しなくなったということ

 薬局も調剤報酬が伸びない中、人件費・医薬品費が増加し、ジェネリックの負担もあって厳しい中で経営努力を強いられているという。経営が厳しいのは、環境のせいか、それともやり方のせいか。例えば分業推進時代か調剤バブルの経営を引きずったまま、過去の論理を踏襲しているのだとしたら、それは経営に問題があったのではないだろうか。

 また活動基盤を医療提供施設に置かなければならないのに、会社の論理で薬局をやることを曲げないところに、国民が期待しない・評価しない・薬局に足を運ばない原因があるのではないか。


p.50-1 他社よりも利益が上がるしくみの勝てるビジネスモデルと、売れる仕組みのマーケティングを合わせたものを、私は「儲かるしくみ」と称しています。両方揃ってワンセットです。

p.53 経営者がなぜ儲かっているのか説明できない会社に「儲かるしくみ」はない

p.61 成功している会社の(仕事や)商品について見てほしいのは、「生涯利益」です。成功している会社は、「生涯利益」の高い商品を選んでいます。
 生涯利益というのは、お客さん一人当たりからトータルでいくらかの利益が得られるかということですが、ひとつは単価が高いもので、もうひとつはリピート性の高いものです。

p.62 シャンプーや洗濯用洗剤のように、消耗性の高いものなのでリピート性が高いように思いがちですが、目新しいものが発売されると、すぐに乗り換えられてしまいます。このように競合が多く一生懸命フォローしなければリピートしてもらえないものは、リピート性が高い商品とは言わないのです。

 薬局が門前にあること、マンツーマンであることは、ラクして集客しよう、再来を期待するものであるが、利便性に頼っていると、本質を果たす薬局が地域に出来れば、化けの皮が剥がれて評価が落ちることになる。やがて利便性しか見ることのない客層になるだろう。それではスタッフのやりがいも生まれない。

p.68-9 人は基本的に、買うように勧められることを嫌います。
 消費者はいろいろあるものの中から興味を持ったものを自分で納得いくまで調べ、そして気に入ったものを自由に選んで買うことを楽しんでいるのです。

p.70-1 多くの経営者は、情報化社会になったと口では言っていても、この変化を正しく理解していません。
 こうした変化は、自分の社員たちがどうやってモノを買っているかを、ちょっと気をつけて見ていればわかるはずです。誰も他社の営業マンの話など聞いていません。みんなネットで検索したり資料請求して、自分で判断して買っています。

p.80 経営者の多くは、よい商品が売れる商品だと思っています。でも、それは間違いです。実はよい商品が売れるのではなく、よさそうに見える商品が売れるのです。
 お客様が最初に商品を買うのは、まだ商品を使っていないときです。だから、できるだけよさそうに見せることが大切なのです。

p.94 自分のビジネスターゲットを明確にしておくこと。
 ごく簡単な例で言えば、普通のものよりは価格は高めだが、安全な食品を提供するというビジネスモデルがあったとします。それが、売上げが落ちたときに安売り広告を出してしまったらどうなるか、考えるとわかると思います。

p.96-7 商品構成には「集客のための商品」と「利益を上げるための商品」が必要なのです。集客の商品は安くて付加価値のあるものがいいでしょう。
 最初から高額な商品を勧めるのではなく、買いやすいものの情報から出していき、成功体験をしてもらってから、段階的により大きな利益を生む商品の情報を出していくことが大切です。

p.104 実験マーケティングも、なぜ行なうのかといったら、投資する場所を探すためです。ですから、当たったら、思いきって投資していかなければ意味がありません。

p.109 会社を発展させる方法は一にも二にも見込み客を増やすこと・・・、にもかかわらず、そのための投資をしようとしない社長がいるとすれば、その社長は社長であっても、もはや経営者ではなくなっているわけです。

p.121 よい人材を採用したいなら、採っていいのは新卒の中でも上位25%だけなのです。

p.138 自分たちの仕事が人々の役に立っているという実感とプライドを感じられる仕事を、彼ら(学生)は求めているのです。もっとわかりやすく言えば、仕事に「生き甲斐」を求めているのです。

p.149 余剰人員といっても、それは「今は戦力化していないけれど、たとえば二年後には必ずお金を稼いでくれる人たち」というような意味です。つまり、これから戦力になっていく人をどれだけ採用して教育することができるかということで、それが会社の体力を表すのです。

p.153 売上げが上がれば間違いなく社内の雰囲気はよくなるのですが、雰囲気をよくしたからといって売上げが上がるわけではありません。そこをマーケティングのない社長は勘違いしているのです。
 社員が業績を上げられないのは、社員の責任ではなく、そういう環境を作ってしまった社長の責任です。

p.155 社員にクリエイティブな仕事をしてほしいなら、クリエイティブな仕事ができる環境とプライドを、経営者が提供しなければいけません。

p.156 経営者は時代の変化に誰よりも敏感でなければなりません。もし世の中が変わったことを理解できなくなったら、経営者は引退すべきなのです。

 処方せんを持って調剤を受けに行く先は「薬局」であって、「会社」ではない。売上げや収益拡大を最優先とする会社の論理が見えるのなら、そういう薬局から薬をもらうべきではない。患者のことよりも、患者のお財布の中身に興味があるのだろうから。自分たちの都合に意識が向く経営者に残された使命は、引退であろう。

p.170-1 人は最初にふれたもののレベルによって、「それはこういうもの」というその事柄に対する初期設定ができ上がります。
 仕事の場合でそれを決めるのは、最初に出会う「人」です。その人が、どの程度のクオリティーを仕事に求めているかによって、「仕事ってこういうもの」という基準が初期設定されるからです。

p.176 どんなによい教育制度やマニュアルがあっても、それが正しく評価制度と連動しなければ絶対に浸透しない

p.l79 多くの人は、努力と成功は正比例すると考えています。頑張っただけ結果が出るという考え方です。でも実際には、努力をしても結果が伴ってこない時期が必ずあります。でもそのときに腐らず、あきらめず、努力を続けることで、先行した努力に追いつくように結果が急激な伸びを見せるのです。私はこの結果の描くラインを「成功曲線」と呼んでいます。

p.180 実は、人間を「頑張ろう」と思わせるのは環境なのです。
 人は、プレッシャーに見合うだけの環境が整えられたときにはじめて、負荷を成長の糧にすることができるのです。

 設備ばかりでなく、自分たちの責務を果たすことに投資をしない考えや、顧客に係わって仕事量が増えることで残業が増えるなど、労務費増加を懸念し、それを削減することに頑張らせようとする経営は、スタッフの成長を阻むばかりでなく、結果として業績も伸ばせないだろう。

p.194 システムとは設備投資である。
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【ジェネリック】 あえてジェネリックを勧めないケース

2009-10-22 23:43:29 | ジェネリック de リ・スタート!
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ★ ジェネリック de リ・スタート!
┃  -治療レベルを下げずに、支払いはリーズナブルに-
┠────────────────────────────
┃          2009.9.21 Mon.   通巻27号
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 みたキタ企画、薬剤師のsukeです。

 このメールマガジンは、ジェネリック医薬品(後発医薬品)が
適切に使用されることを目的とするものです。

──────────────────────────────

 今日はシルバーウィークのまっただ中、いかがお過ごしでしょうか。

 こんな時でも、こんな時だからこそ(?)、出勤されているかたも
おられるでしょう。

 本当は休日のはずの知人から、どうしても仕事が片付かないから
出勤しているとのメールがありました。お疲れさまです。

 働きすぎて過労死という悲劇になるようでは困ります。
 
 休む時は休む! とは言うものの、休むときだけは力強く宣言し、
一方、日頃十分なことを行ってきておらず、進歩がみられないというの
では、やがて仕事も行き詰ってしまいかねません。

 そんな状態を、いわば“不勉強死”とでも申したらいいのでしょうか。
 組織自体が何をやってもパッとしないというのであれば・・・。
 無から有は生まれませんので、日頃の努力不足を指摘されないようで
ありたいと思います。
 
──────────────────────────────

 今週、先発品を使用したら体調変化がみられたので、ジェネリックに
戻してもらうという事例がありました。
 
 その高齢の患者さんは、以前よりある医療機関よりセンノサイド系の
下剤(ジェネリック)を使用し、便通をコントロールしていました。
 
 たまたま別件であるクリニック(内科系)を受診し、ついでにその下剤の
処方もお願いしたのです。ところがそのクリニックの医師は、ジェネリック
には消極的な医師でした。

 患者さんの訴えを聞き、先発品を処方したのです(ジェネリックへの
変更不可処方でした)。
 患者さんは、両剤が先発品とジェネリックの関係であるのなら
まぁいいかと先発品を使用したのですが、腹痛が見られ、やはり今後は
元のジェネリックを使いたい、と訴えて来られました。

 先発品のほうが(腹痛をきたすほど)効果が強く、ジェネリックの作用
はそれに比べてマイルドだった・・・、ということではないと思います。
食べたものや他の要因があって、たまたま腹痛を訴えたにすぎず、
先発品に何らかの問題があったということではないと思われます。

 せっかく順調に生活が出来ているのに、医療費を上げてまで先発品に
することはないでしょう。

 たかが下剤・・・・・、と思われるかもしれませんが、高齢者にとって便通
の維持は結構、優先順位の高い治療目標(プロブレム)になっていること
が多いと思います。

 患者に合っているジェネリックがあるのなら、また先発品であっても
過去の治療経緯を考慮して病状や体調の維持に重要な役割を果たして
いる薬剤については、処方変更は慎重にすべきなのでしょう。


★★★ さて今回のテーマは、
──────────────────────────────
 あえてジェネリックを使わないケースとは?
──────────────────────────────

 医療費を抑え、医療制度維持のためにとジェネリックの使用促進が
呼びかけられている昨今ですが、患者さんからジェネリックへ変更する
旨の申し出があれば、また処方中に先発品があれば、何でもジェネリック
に変更してもよいでしょうか。

 変えるのは簡単ですが、その後の結果を考慮せずに変更するという
ことはありません。変えることで、何らかの不利益を被る恐れがあるの
なら、変更希望を受けてもあえて変更を見合わせる判断を提案するのが
薬剤師の役割かと思います。

 では、どのようなケースがそれに当たるのでしょうか。

 たとえば退院直後のとき。
 せっかく“退院”にこぎつけることができたのですから、再入院を避け、
より病状の安定を求めることが優先ではないでしょうか。ジェネリックに
変更することで体調を損ねることを心配するというよりも、何らかの
体調変化があった際に、何が原因として考えられるか、考慮する要素を
減らしておきたいと思います。やがて経過を見ながら、少しずつ
ジェネリックに変更していけばよいと思います。

 また薬剤が、わずかな血液中の薬の濃度の違いによって大きな薬効
の差につながる可能性のある性質を有する場合です。
 代表的な薬剤が、けいれん発作を抑える目的で使用される薬剤です。
 けいれん発作がコントロールできているので、普通の人と変わらぬ日常
生活が送れるのですが、発作を招くことで生活のみならず、ときに仕事
にまで影響を及ぼす可能性を考え、変更には相当の慎重さが求められ
ます。むしろ、避けるほうが賢明なのかもしれません。
 
------------------------------------------------------------
 
 そして冒頭の例のように、患者さんの体調を維持するにあたり、その薬
のおかげで体調がコントロールされているようなケースも挙げられます。

 これまで苦労して今の体調に落ち着いているような場合、通常なら、
変更しても差し支えないと思われるケースであっても、そこに至るまでの
紆余曲折を考えると、慎重にならざるをえないこともあります。
 そういうケースほど、日常的な体調変動まで、ジェネリックが影響した
のではないかと思いたくなってしまうかもしれません(たとえそうでなくても)。

 患者さんにしてみると、病状の悪化は自身のせいであると後悔したくない
心境かと思います(患者さんのせいだと言っているのではありません)。
 自身は最善の生活をしていても、外的要因で図らずもそうなってしまった、
と、誰しもがそう思いたくなるのではないでしょうか。

------------------------------------------------------------

 少しでもジェネリックへの変更による“動揺”を避けるために、想定される
不安を感じる事態に対して、予め心配するものではないことを伝えておく
ことが重要かと思われます。

 「ジェネリックに変更したことで、日常的な体調変化も、ついジェネリック
のせいではないかと考えたくなるかもしれませんが、本当にジェネリックが
影響しているケースはまれで、多くは単なる日常的なこと(先発品を使用
していても見られること)にすぎないので、必要以上に心配しないようにして
くださいね」などと、勇気づけておくことも必要かもしれません。

 「いつまでも異状が続いたり、これまで経験したことのないほどの程度で
あれば、そのときはまずご相談ください」と伝えることもあるでしょう。

 薬剤師自ら焦ってしまったり、不安を見せると、それが患者さんにまで
伝わって、ジェネリックへの信頼を損ねてしまうことになりかねません。

 薬剤師は落ち着いて対応すべきかと思います。

──────────────────────────────

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取り上げてほしい話題、感想等、些細なことでも構いません。

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会社を辞めずに年収を倍にする!

2009-10-22 23:24:47 | Book Reviews
「会社を辞めずに年収を倍にする! ノーリスクな副業・起業・独立のためのパーフェクトガイド 藤井孝一・著、講談社、2009年6月8日

p.76 もし、月に数十万円レベルを稼ぎたいのなら、売る仕組み自体を自分で作り上げるか、これまで他の人が扱っていないような商材を扱うといった工夫をすることです。

p.78 もしあなたが「本当に大きく稼ぎたい」と考えるなら、「小さく生んで大きく育てる」という言葉を思い出すことです。最初から大きな投資をするのではなく、まず小さなビジネスから始めて、それを大きく育てていくほうが、リスクも小さく、成功する確率は高くなります。

p.94 ビジネスにする以上は、単に自分の趣味を追及してもお金にはなりません。「どうすれば世の中に役立てられるか」「どうすればお客さんを満足させられるか」という発想をしないと、商売にはなりません。

p.172 仕組みを作るために人を雇ったり事務所を借りたりするのは、ビジネスに必要な投資です。起業家としてのマインドが育っていないうちは、お金を使うのがもったいなくて、この投資がなかなかできません。しかし、この段階で投資をするから、ビジネスは成長するのです。

p.175 儲けの一部をきちんと投資に回さなければ、ビジネスは決して伸びません。

p.176 「借金をして投資して、その儲けから金利を払った残りが預金の金利より大きければ、預金よりも投資をしたふがトク」

p.182-3 「ヒト」「モノ」「カネ」は事業を始めるために必要なものですが、では「会社勤めをしながらビジネスを立ち上げ、軌道に乗ったところで会社を辞めて独立する際に必要なものは何か?」と問われたら、最終的には「度胸」と答えるしかありません。
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