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【米実業家イーロン・マスク氏、和平案提案も…】ウクライナ「開戦」もうすぐ1周年:急がれる現実的な和平案①

2023-01-23 20:04:56 | ヨーロッパ
 ホントみなさん、どのような着地点をイメージしているのでしょうかね。このままだと共倒れになっちゃいますけれど、いいのでしょうか・・・?

 来月で開戦1周年を迎えるウクライナ戦争の情勢ですが、客観的な現状は・・・何だかんだ言ったところで、ロシアの優位は隠せない、といったあたりでしょう(?)。実際、同国軍は、ウクライナ東部のルハンスク州をほぼ支配下に置いたほか、ドネツク州などでも戦闘を優位に進め、2014年以来実効支配を続けるクリミアとの陸の回廊を形成しつつあります。

 これに対し、ウクライナそしてこれを支援する欧米各国はドイツ製のパワフルな戦車レオパルト2の供与で反撃・・・等を検討しているようですが、たとえこれらが戦場に投入されたところで(こちらの記事等に書いた事情から)中途半端なスケールに留まらざるを得ないため、まあ戦いを多少は長引かせる効果?はあるでしょうが、形勢逆転はまず期待できないでしょう。となれば、ウクライナに残された道は・・・少しでも早く―――人的・物的ダメージがこれ以上大きくなる前に、ロシアと停戦して和平の取り決めを結ぶこと以外になさそうです・・・(?)

 そのあたりの具体的なイメージとしては、少し前になりますが、昨年10月、アメリカの電気自動車大手テスラモーターズ社の最高経営責任者などを務める実業家のイーロン・マスク氏がツイッターに投稿した和平案が参考になるかと思います。その内容は(ロシアが多くを支配下に置いたとする)「ウクライナの東南部において国連の監視下で再選挙を行い、その結果で示される住民の意思によってはロシアは撤収する」「クリミアへの水供給を保証したうえでこれをロシアの一部として正式に承認する」「ウクライナは中立を維持する」というもの(詳細は同氏の投稿をご覧ください)。氏はこれに賛否の投票を呼びかけました。

 わたしは、この投票に参加していませんが、個人的にはこれに「賛成」です。というのも上記提案は、こちらの記事等に書いた自身の和平案とほぼ同じであるうえ、ロシアあるいはウクライナのいずれに帰属等するかの意思決定を住民に委ねる、というところに筋が通っている面があると感じるためです。ちなみに自身案では、パイプラインで欧州各国に供給されるロシア産天然ガスのウクライナ領内通過分を上積みする・・・ことで同国が得る同通過料収入を増加させ、実質的な敗者のウクライナ(ゼレンスキー現政権)がメンツを保つことができるようにする、という内容を加えていますが。

 なお、マスク氏の案についての賛否は同月4日に締め切られており、同時点で「賛成」が40.9%、「反対」が59.1%という結果になりました・・・

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