(前回からの続き)
先述のように、「アベノミクス日本」は今年で7年間の周期を終え、来年からは「日本」が主導する新しい時代が始まるものと考えています。その際の原資となるのが・・・目の前に積み上がった円貨の山となるでしょう。次の周期のスタートとともに円はドルやユーロなどの外貨に対して大きく値上がりするはずです(?)。それは、アベノミクス各位が高値で掴んだせいで発生した各種リスク資産の巨額の評価損のかなりの部分を埋め合わせてくれるとともに、外国の企業や権益等をいまよりもはるかに安価で手中にできる巨大な購買力をわたしたちにもたらしてくれます。その円を元手に日本は、アベノミクス周期の人災から徐々に立ち直り、自身そして世界の発展に本来の力を発揮するようになるでしょう。
というわけで、これにより安倍晋三氏そして黒田東彦氏がそれぞれ真の「経済成長王」「最大の経済成長に導いたセントラルバンカー」として歴史に名を残せるよう、お二人の「名誉」のためにも切に願うものです・・・って、はたして間に合うのか?そしてそれ以上に、その気がおありなのか?あたりは正直、微妙な印象。むしろ逆で、ご自身の「名誉」(?)を後世に伝えるために「マイナス成長王」「異次元セントラルバンカー」の称号を付けた銅像を建ててほしいな~って思っていたりして?
(「『マイナス成長王』として歴史に名を残していいのか?安倍首相」おわり)
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