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【世界と違って日本の金価格上昇は本来は不要な日銀政策の結果】やはり頼りは金・・・なのか②

2021-11-15 00:04:33 | 金(ゴールド)
前回からの続き)

 前述のように、現在、ゴールド)の円建て価格が上昇して史上最高値(1グラム当たり7032円、昨年8月)に接近中ですが、あくまでも個人の予測なので投資判断は自己責任でお願いしたいところですが、同価格は近いうちにこれを上回っていくだろうと考えています。理由は、次のようなことから、とくに日本においてはインフレの本番はこれからだからと思われるため。つまり、FRBは結局は金融引き締めができずにインフレを悪化させる(実質金利のマイナス幅が拡大するのを放置する)以外に手がないところ、一方の日銀これに付き合う形で(?)引き続き超低金利政策を維持(あるいはさらに強化?)するため、まあ多少は円高に向かうとしても、それを差し引いても原油などの円建ての輸入燃料・原材料価格は上がるしかないと想定される、ということです。となれば、インフレヘッジとしての金の価値は、ドル圏はもちろんですが、日本においては、短期的には、もっと高くなるというものです・・・

 以前から本ブログでは、世界の主要中銀、なかでも米FRBの過度の量的緩和によって、この先インフレ(通貨価値の劣化)が激化するとの見方に立ち、これに備えるために(国家も個人も)金をもっと保有するべきだと述べてきました。そのあたり、日本については、たとえばこちらの記事において、日銀が異次元緩和によってインフレ(年率2%程度)を起こすからヘッジとしてリスク資産を買え、というのなら、その筆頭格である金を買え、と理解するのが適当、と書いています(・・・って、日銀としては当時もいまも、株や外債(とくに米国債)を買ってほしいはずで、同じリスク資産でも金のほうは(ドル・米国債の信認低下につながるから)買ってほしくはないでしょうけれどね)。

 そんなことから、現下の金価格の上昇には、やはり予想したとおりだな、との思いを深くするものです。ようするに・・・世界(とりわけアメリカ)はインフレのコントロールができなくなりつつあるな、ということです。

 もっとも、日本における物価と金価格の上昇の背景は、他国のそれとはちょっと・・・いや、まったく違いますね。つまり・・・アメリカなどのそれらは、ある意味で、やむにやまれぬ事情―――過剰債務がもたらす金利上昇を食い止めるための通貨増刷―――の結果であるのに対し、日本の場合は、やむにやまれぬ事情―――金利上昇を引き起こす要因―――なんてないのにもかかわらず日銀が本来は不要な通貨増刷をやった結果だ、ということです。

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