「プラスチックの海洋汚染対策」の必要性は、既に説明がされているが、日本の国民を含めて、多くに人がその危機の現状を知らない。
今のままのプラスチック利用では、将来の世界中の海洋には、プラスチックごみの破片、粒子が、汚染物資が膨大に蓄積してしまう。
これはプラスチック材料の耐久性が、格段に高くて、今の科学では「半永久的にそのまま存在し続ける」特性があるからだ。
単純に考えても、【増える一方のごみ】と考えれば、【いつかは人間に害を及ぼす量に達する】のは確実だ。
今あるデータから推定しても、2050年頃には、海洋生物の重量よりも、プラスチックごみの重量が上回るとの推定試算がある。
これを防ぐには、直ちに、「プラスチックごみ」の海洋への流入を徹底的に削減するしかない。
その第一弾は、使い捨てプラスチック製品の大幅削減、できれば廃止であり、どうしても使う必要性があれば、海中生分解性の製品である。
第二弾には、不法投棄を防ぎ、「最終処分では燃焼させて処理」できる『バイオマスプラスチック製』に切り替えることである。
どちらの技術も日本の企業力を発揮して行動開始すれば、新技術開発、製品化は、実行可能な目標である。
政府が主導的役割を果たして、インセンチィブを創設すれば、『日本は、プラスチックの脱石油化』の先頭を進める力がある。