庵KM

技術屋OBの環境問題独り言

経済問題。交通問題。健康問題。そして、日本の国創り問題。快適社会問題。

厚労省は裁量労働制の実施を1年先送りするが・・?

2018-02-21 | 暮らし・健康問題

厚生労働省が、「裁量労働制の実情調査」を3年前に実施しているというが、調査結果の資料をいい加減な比較で済ませていた。

比較の仕方が論理的におかしいと指摘されて、その非論理制は認めたが、再調査はしないと強情を張っている。

それでは、調査の原票を公表すべきだと、野党各党が一致して迫ったが、厚労省大臣は調査票はすでに廃棄したと言い訳をした。

ところが、厚労省には地下倉庫があって、よく調べてみたら、ダンボールに30箱以上もの原票が保管されていた。

国民の税金を使って、重要な調査を実施したというのに、データの整理がずさんで、そのデータのお粗末さも理解しないでいる。

しかも、大事な原票の存在にも認識がない態度で、平然としている。

勤労者の健康と命に関わる重要な法案を作成するのに、こんな国民軽視の官僚と政治家が、働き方改革の法案が作れるはずはない。

政治家と官僚の責任者の総入れ替えを図り、現在の労働環境の実態から「調査のやり直しを決意」するのが、働き方改革の入り口である。

安倍政権の国民軽視と傲慢な政治姿勢を、改革することから始めよ。

一年の先送りなどで、ほとぼりを冷まそうとは、根性が腐っている。