庵KM

技術屋OBの環境問題独り言

経済問題。交通問題。健康問題。そして、日本の国創り問題。快適社会問題。

アメリカの金融政策は金利上昇、日本はゼロ金利維持。

2018-02-10 | 経済問題

トランプ大統領が年間の予算計画である教書を提出したが、財政赤字が従来の2倍くらいに膨れ上がる計画である。

収入の計画は、大半がアメリカ国債の発行によって賄われるが、アメリカのFRBは超金融緩和政策からの出口段階に入っている。

アメリカ国債が市場で十分に消化されるには、金利が上昇する必要があるので、すでにアメリカの金利上昇は必須の状況になっている。

これを受けて不安感が増加し、アメリカの株式市場は大幅な暴落を続けて、市場最高値から転落を続けている。

ところが、日本の超金融緩和政策は、日銀の方針を維持したうえで、ゼロ金利に誘導する政策を実行している。

物価上昇目標は2%のママを掲げているが、いつになったら目標に近づくのか、不安だらけの不透明な超金融緩和路線である。

アメリカの株価急落と、日本のデフレ経済への逆もどり、金融緩和の出口政策の不透明という状況の中では、日本の株価も急降下だ。

トランプ氏も安倍晋三も、経済政策に関しては、落第に匹敵するが、北朝鮮の強硬政策のおかげで、支持率はなんとか保っているようだ。

金正恩に足を向けて寝られないだろう。