庵KM

技術屋OBの環境問題独り言

経済問題。交通問題。健康問題。そして、日本の国創り問題。快適社会問題。

歴代の厚生労働大臣は高校生にも劣る論理能力だ。

2018-02-20 | 暮らし・健康問題

今回の働き方改革では、厚生労働省が従来の悪弊を断ち切って、硬直的な残業依存の企業経営者に、将来の日本社会での豊かさを維持する、創造的な勤務体制を作り出し、働き過ぎを止めることにあった。

しかし実際に法案化する段階で、残業時間の規制を月あたり100時間以内に抑えることすらできず、最後は首相裁断に依存している。

その一方で、企業のわがままの裁量労働制を、実際に勤労者の意見や実態もないがしろにしたまま、適用業種の拡大に通じるようにした。

大企業のレベルでも、勤務時間をルーズにして残業代不払いなどが横行する【旧態依然たる業務命令】の弊害がこの数年に目立つ。

その影響で過労死になった事例が頻繁に起きているが、この生命にかかわる重要な課題にも関わらず、所管の労働大臣には認識がない。

前労働大臣の時に作成された、「裁量労働制での勤務時間」は、一般労働者よりも少ないとの比較などは、労働省のお粗末ぶりの典型だ。

こんなずさんな調査で、都合の良さそうな箇所だけを数値比較するなど、論理性は全くなく、高校生レベルでもおかしいと解る。

それを、上司の管理者と労働次官•労相が見逃し、忖度によって、首相に国会で答弁させる資料にするなど、嘆かわしい能力のお粗末さだ。

国民の命を大切にしない内閣は、即刻、退陣に値する。