トランプ大統領が採用した核戦略は、ロシアの小型核兵器の保有に脅威を感じた、アメリカ軍部のいいなりになっている様である。
北朝鮮の核保有を軍事的な圧力で止めることもできず、経済制裁の方策しか機能しなくなっている。
小型の核兵器ならば、ポイントを絞った破壊ができるから、先制攻撃の口実さえ見つければ、核攻撃のボタンを押しやすいという読みだ。
大国間の核戦争は起こり得ないという想定が、小型の核兵器の開発によって、バランスが崩れるリスクは、どの様に想定しているのか。
北朝鮮のみならず、小型の核兵器を保有できるとなれば、核拡散防止条約を水面下ではないがしろにして、秘密の核保有を助長しかねない。
アメリカとロシアが、小型核兵器開発競争を活発化すれば、確実に核戦争の勃発の可能性は高まる。
日本はその様なアメリカの新核戦略に、歓迎の意思表示をするとは、トランプ氏並みの、単細胞思考である。
慌てて、全面的な賛同ではないと路線を修正したが、日本の要人が、「核抑止力の意義」を理解していない、愚人の集合である。と証明した。