東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

挑戦心に訴えよ

2010-06-15 | 経営の気づき
人は、命令によって動く。しかし、本心から動いているわけではない。本心からその気にさせるためには、命令ではなく、その人のもっている「挑戦意欲」に訴えなければならない。

命令だけで動かそうとすると、上司に対する依存心が強くなり、体質として受身的になる。

死の作法

2010-06-14 | 人生の気づき
一昨日、母の友人の葬儀に参列した。家族ぐるみの付き合いであったため、母と私たち夫婦、そして、弟夫婦も参列。この方は、昨年の10月に癌が見つかり、その後、治療を施したが、薬効なく故人になられた方である。

先ず、驚いたのが、受付にて、「故人の遺言にて、香典はご遠慮させてください」との表示である。さらに、話をお聞きするにつけ、人間として見事な「死の迎え方」であったことが分かった。

まず、参列者に対する配慮から、葬儀では香典をお受けしないように親族の方に指示されている。さらに、ご主人に先立たれ、子供さんもいなかったため、身の回りを世話された親族の方に、様々な気配りをされていた。自分が費用を持ち、葬儀参列の衣装を事前に購入させたり、最期を看取ってくれた姪御さんに自分の家を与えている。さらには、菩提寺に対しては、自分の法要のための永代供養まで段取りされていた。

がん治療で苦しむ中、このような手配を完了されていることをお聞きして、人としての死の迎え方を学んだ次第である。人間の最期、死を迎えるときに、何を考えどのような行動をとるか、人としての真の力量が試されるときである。死の直前の力は、飾り物ではなく、真の人間力というべきものであろう。

ご指導ありがとうございました。

101名を突破

2010-06-13 | 私流
真面目な蔵元「亀岡酒造」を応援しようと、「千代の亀101」を立ち上げて、2年を迎えようとしている。日本酒の好きな人たちを101名集めて、色々と仕掛けようとしたが、2年も経たないうちに101名が集まった。いずれも、酒豪の兵ばかりである。しかし、宴席では、誰一人として崩れない。見事な酒道である。

とりあえずは、精鋭が勢ぞろいしたので、今後何かを仕掛けたい。日本酒文化を守るための我らの戦いは、これからが本番である。

本格派ハイボール

2010-06-12 | 私の師匠
焼き鳥屋で飲むハイボールと違って、本格派のバーで出してもらうハイボールは、美味しい。さすが、カクテルの楽しみ方の私の師匠、gのマスターならではだ。。

バーテンダーさんに頼んだカクテルが、自分の口に合わない場合、その品を返すことが出来る。これは、本格派のバーであれば、公然と出来る。しかし、一昨日のハイボールは、お返しするなんて、とんでもない。笑

しかし、一つ、忘れ物をした。上手にハイボールを作る秘訣。今度行ったときに、尋ねてみよう。

(写真は、飲みかけのハイボール。「そうだ、ブログに載せなきゃ」と気がついて、カウンターに置き、写真を撮った)

プロポーションをチェック

2010-06-11 | 経営の気づき
男は、どうしても女性のプロポーションを見て、自分の好みか否か、チェックしてしまう。口では「内面がよければ」と言いながら、実は、しっかりと、プロポーション・顔・目鼻立ちもチェックしている。

実は、会社をチェックする場合は、プロポーションが重要事項になる。「純利益の大きさ」は、足首の締まり具合と一緒。「営業利益」は、ヒップである。バストに相当するのが粗利益。全てが良好な会社に出会うと、身震いしちゃいます。ブルブル。

素敵なプロポーションの会社は、就職してよし。取引先としてもよし。ずっと付き合いたい会社だよね。

蒸発した社員

2010-06-10 | 経営の気づき
サラ金に追われて社員が失踪し、その奥さんから退職金の支払い願いが出たら、どのようにすべきか。経済状勢が厳しい中、起こりうる事件である。法的には次のように説明できるので、参考にして頂きたい。

①通常は、就業規則において、「14日以上の無断欠勤は懲戒解雇とする」と記載してあり、懲戒解雇が可能である。
②失踪の事実を、社員の労働解約の申し込みの黙示の意思表示と解釈し、退職扱いは可能であ。この場合、解雇予告・解雇予告手当ての問題は生じない。
③社員の奥さんから退職金支払請求があっても、本人の真意が確かめられないため、効力は生じない。
④奥さんに対しては、法律上「直接払いの原則」があるため、賃金・退職金を支払うことは出来ない。

こんな暗い話は嫌だよね。でも、会社側としては、後々、自社の落ち度にならないように、適切な対応が求められる。

山を数える

2010-06-09 | 経営の気づき
私のたまっている仕事は、山のように動かない。消化しても次々と乱入するため、その山は小さくならない。因みに、今たまっている仕事、中でも重要案件を数えてみると次のとおりだ。

【新規事業の確保】
・第二創業として新規事業を興すに際し、どの分野に照準を絞るか、進出分野を明確にする案件。
【事業の積極拡大】
・出来上がった中期経営計画をもとに、具体的な年間計画を作成している案件。
・今後の経営針路を明確にするために、経営戦略を作成している案件。
【経営再建】
・資金ショートの恐れがあるため、対策措置を施している案件。
・私が関わって1年間を経て順調に推移しているため、この流れを確実にする体制を整えている案件。
・再建計画が完成したので、今度は、プランを金融機関に説明し、協力を依頼する案件。
・早急の黒字転換を目指して、売上拡大の実行策を考案している案件。
【社員教育】
・演劇のプロと組んで、新スタイルの教育カリキュラムを開発している案件。
【講演】
・予約の入っている講演・セミナーは3件にて、すでに準備は終了。

以上、一部をご紹介したが、山のような仕事をこなした後は、小さな楽しみが待っている。それは、6月19日の奥道後ホテルの「オールディーズ」。久しぶりに、腰を振って踊るぞー。私の場合、必ず仕事の後は、オアシスが必要だ。

目覚ましビル

2010-06-08 | 雑談
我が家の前にあるマンションは、目覚ましビルだ。ワンルームマンションなので、独身者が多い。したがって、朝の目覚めも一苦労なのである。

6時40分に鳴り始める目覚まし時計は、7時15分頃まで鳴り続ける。しかも、けたたましい音で。

若いっていいなぁ。

商売繁盛の兆し

2010-06-07 | 雑談
パキラは、花が咲きにくいと言われている。しかし、私の事務所では、2年前に見事に咲いた。

そして、今回は、芽を発見。事務所が商売繁盛する兆しかな。

実は、近々にプレスリリース出来そうなことが、待ち構えている。全国初の試みになるこの仕掛け、私のいまの一番の夢かな。

選手交代

2010-06-06 | 雑談
10年愛用した鞄が、そろそろ寿命だ。何しろ、底の形は崩れて、誰かにもたれていないと、一人で立っておれない。しかも、縫い目が避けて、小さいものだと中に収めているものが落ちるかもしれない。

選手交代は、何の世界でも寂しいが、仕事用具としての鞄も一緒だ。とうとう、あなたも選手交代だね。ダックスからミラショーンへ、ブランドも変わった。

お疲れ様。

一つの重み

2010-06-05 | 私流
インターネットの普及によって、「一つ」のもつ重みが減ってきた。そして、「iPad」の登場によって、さらに加速度的に減少化しそうである。

以前は、旅に出る際、カバンの中に忍ばせる1冊の本をどの本を選ぶか、迷ったものである。しかし、電子書籍で多数の本を持参出来るとなると、一冊の本を選ぶ必要はない。たくさんある蔵書の中から、そのときに気の向くものを一つ選べば済む。事前の選択が必要ないということが、便利なのか、味気ないことなのか、人によって感触は変わるであろうが、とにかく、「一つ」の持つ意味は時代とともに変わってきた。

作って遊ぶ

2010-06-04 | 人生の気づき
最近の子供は、室内で遊ぶ子が多い。しかし、私の幼い頃は、外で遊んだ。しかも、遊び道具やルールは自分で作るのが原則であった。思えば、危ない遊びも随分しでかしたものだ。

一つは、パラシュート。ナイロンの風呂敷を切って、パラシュートを作り、高く上まで上げるために、缶の中にパラシュートを入れ、放り投げる。すると、上の方でパラシュートが開き、ゆらゆらと降りてくる。

あるいは、ロケット弾。アルミの鉛筆キャップに、セルロイドの下敷きを小さく切って詰め、さらに灯油を入れて火をつけると、空に向かって飛んでいく。

そして、手裏剣。電車のレールに釘を並べて置き、電車が通った後、ぺしゃんこになった釘を回収する。それを4本、糸で縛りつけると十字手裏剣が完成する。しかし、これは、もはや時効ではあるが、本来ならば、列車往来妨害罪で捕まるところである。

いずれも楽しい思い出である。

感動サービス

2010-06-03 | 経営の気づき
羽田空港のレストランにて、感動サービスに出会った。ワインが美味しくて感動したのではなく、「えっそこまでして頂けるの!!!」という超感動的なサービスを提供して頂いたのである。

その内容は次にご紹介する簡単な出来事だが、我々夫婦からすれば、心がウルウル状態であった。今回は、富士山見物に来た旅行だったが、悪天候のため、全景の富士さんには出会えなかった。しかし、サービス業の気配りの必要性を学ばせてもらった。

家内が所要のため席を中座したところ、オーダーした品の2品目がなかなか来ない。約20分中座した家内が戻っても料理が来ないため、ウェイトレスさんに尋ねた。「2品目の品はまだですか」と。すると、ウェイトレスさんは、「申し訳ありません。料理が出来たのですが、奥様が中座されたまま長らく帰ってこられてないので、再度、作りなおしました。もうすぐ出来上がりますので」と、満面に笑みをたたえて答えられた。

即座に「ありがとうございます」。そして、帰るときにも、そのウェイトレスさんに、二度「ありがとうございました」と繰り返した。

確か「レストラン」の語源は、「走るのを休む」だったと思うが。まさに、私の急ぎの心を沈められた出来事であった。レスト ラン。




5月31日、摂氏2度

2010-06-02 | 雑談
一昨日、富士山の5合目(標高2400メートル)まで行った。なんと、気温は2度。上を見上げると、雪が天を舞っている。さすが、富士山は、春がまだ遠い。

夏と違って、今の時期、観光客は少ないが、それでも、次から次へと観光バスが押し寄せる。しかし、夏の最盛期には、富士山有料道路の通行も制限され、一般の自家用車は通れない。通れるのは、観光バスやタクシーあるいは緊急車両だ。

制限解除される車両の中に、自転車が入っているのは頷けるが、何故か、一輪車も混じっている。まさか、一輪車で上る人はいないと思うのだが・・・笑

情報を制する

2010-06-01 | 経営の気づき
自分の置かれている環境を認知する能力は、生物全体の中で、人間が最もその力が劣っている。例えば、カメレオンは、敵が迫ってくると、身を守るために、とっさに体の色を変える。しかも、周囲の背景に色を合わせて、自らが外敵から見えないように、変色させる。

カメレオンだけでなく、動植物はそれぞれが、環境の変化に対応させる力を持っている。しかし、人間は、そのような力が無い。その力の無さを補うのが、情報力である。意識的に仲間集団を作り、仲間内で情報交換することによって、環境の変化を把握する。

生きるために必要な力、環境認知能力。しかし、人間にはその力が無いから、その補う力として、情報力が誕生した。とは言え、全ての人間を一まとめにして論じるのも、危うい。何しろ、最近は、情報力の格差が格段に広がってきたのであるから。

したがって、情報活用型人間と情報不活用型人間に、二分類しておくことが必要かもしれない。

因みに、私の強い情報分野は、夜の世界である。ネオン街を楽しむための情報収集については、自信がある。何しろ、愛媛県酒造協同組合の方から、「熊本県の組合から視察に来るのですが、日本酒と焼酎を出している居酒屋で、良い店を紹介してもらえませんか」と尋ねられた。もちろん、すぐに、某店を紹介させて頂いた。まだその頃は、現在のように、焼酎ファンがさほど多くない時である。