東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

人間力

2010-06-18 | 私の師匠
いま、プロの役者さんたちに協力願って、新しいタイプの教育カリキュラムを作成中である。したがって、役者の方と意見交換する中で、彼らの人間力のすさまじさに驚嘆している。以前から、映画やテレビの役者さんを観て、感情移入力のすごさに驚いていたが、今は、人間力としての大きさに感銘を受けている。

聞くところによると、役者さんが色々な人間の個性を演じることによって、人の気持ちが分かるようになるらしい。現実の社会で、様々な人と向かい合うとき、色々な人を演じたからこそ、その人の気持ちが分かるようだ。「だから、嘘も見抜けますよ」と言われた。なるほどと頷ける。

さらに、感銘を受けた話を一つご紹介する。郷土芸能の話だ。例えば、獅子舞にしても、これらが各地で育ったのは、大きな目的として、子供が大人に向かって成長するための一里塚として活用されたのである。大人に必要な能力を学ぶために、これら芸能が使われたのだとか。要するに、日常生活と芸は、別個に切り離すものではなく、両者が交じり合ってこそ、お互いが意味を持つのである。

したがって、坊ちゃん劇場の方々は、私の提案した「社員教育への進出」に大いに喜んで頂いた。ミュージカルという芸能を、より市民生活に近い場に移動させようという今回の試みは、これからが正念場だ。

楽しくなるぞー。