東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

職業病

2011-05-19 | 経営の気づき
人は、長年従事した仕事によって、ものの見方や考え方が変わってくる。先日、私の息子(娘婿)と飲みに行って、そのことが本当に実感できた。ことの内容は次のとおりだ。

二次会のバーに行って、いつもの席に着席すると、左前方で、ボトルが青白く光っている。私は、どこから光を照らしているのかと、周囲を見回した。その様子を見た息子は、「お父さんどうしたの?」と尋ねる。私が状況を説明すると、彼は、「触ってみればいいよ。動かせば何か分かるよ」と言う。

なるほどと、私がそのボトルを動かすと、下から光が出ているのが分かった。原因はこれだった。

彼の仕事は、機械をいじる仕事であり、ものを分解したり組み立てたりするのが仕事だ。一方、私は、動くと言うよりも考えるのが仕事。頭で答えを導き出す癖があるため、すぐに体を動かそうとしない。この二人の差が現れた今回の出来事。面白いものだね。