東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

褒め方の自然体

2011-05-04 | 人生の気づき
上司でも部下でも、とりあえず人を褒めておくと好感度が上がるものだが、褒めすぎも良くない。その加減が難しい。

たとえば、「歯の浮くようなお世辞」と「めったに褒めない」の二択であれば、どう考えても前者の方が心証がよい。「わかりにくい真実」よりも「わかりやすいウソ」の方が愛されるのが、世の常である。しかし、「歯の浮くようなお世辞」は、時に不快感を催すことがあるので注意が必要。

「歯の浮く感じ」を分析すると、「大げさである」と「絶対思っていないことを言ってる感」が源泉であると考えられるが、前者については、副詞の量を減らすことで軽減される。

たとえば「昨日の企画書すごくよかったよ!」などは、適当っぽさが目立ってしまうが、そういうときは「すごく」を使わない。その代わりに他の言葉を用いると、より真実味が増す。この例で言うと「昨日の企画書、ターゲットとなる顧客像が具現化されていて、うまくいくと確信したよ!」の方が適切だ。