東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

上手な叱り方

2011-05-13 | 失敗の気づき
人を叱るのは難しい。叱るときは、ついつい感情的になりやすいが、感情的になっては駄目。そして、叱ったあとのフォローをしなければならない。叱られた人は、気分的に落ち込んでいるはずだから、そのフォローをしておかないと、叱った意味がなくなる。

そして、特に重要なのが、教育的な効果を出すための叱り方だ。その場合には、本人自身に考えてもらう必要がある。即ち、失敗の原因を考え、改善策を考えさせ、最後に、その改善策の実行を決意させなければならない。この一連の流れが消化できるならば、今回の失敗は、成功に向かう一里塚となる。

実は、私自身が、叱り方を失敗した体験によって、これらのことに気づいた。要するに、失敗を何回も経験しなければ、成功の果実は手に入らないと言うことだ。このことを、叱る側と叱られる側が認識できていれば、失敗を犯すことは、何の問題もない。