東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
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褒められ上手

2011-05-02 | 人生の気づき
日本人は恥ずかしがり屋が多いためか「褒める」「褒められる」ということが得意ではない。褒めることが苦手なのも問題だが、褒められることが苦手というのも困る。

褒められることが苦手とはどういうことだろうか。例えば、「それどこで買ったんですか?素敵ですね。」と自分の持ち物を褒められたときに、「いや、別に安物ですから」など下手な謙遜をされてしまうと、褒めた方が恥ずかしくなる。すると、その時のことがトラウマになって、褒めた人もその人を褒めなくなってしまう。

実際、褒められて嫌な気になる人はそうはいないはず。しかし、照れ隠しのため、必要以上に冷たい態度をとってしまうのは、褒めてくれた相手のことを考えると、好ましいことではない。もっと大きく物事を考えるのであれば、人を褒めること自体で自分自身も心地よくなることを、考えてあげるべきだ。したがって、褒めてもらったら、素直に受けいれてあげるべきだろう。

多くの場合、褒め上手は褒められ上手だが、その反対に、褒められるのが下手な人は、滅多に人を褒めることもない。つまり、褒められることが下手な人は、褒め合うこと自体に慣れていない。したがって、良好な人間関係を築きたいならば、「褒め上手」「褒められ上手」になることが必要かも。

写真は、「褒め上手」「褒められ上手」な牡丹が勢ぞろいしている今治市の「市民の森」。お互いを褒め合っているから、全ての花が輝くんだろうなあ。