花好き・旅好き80代の北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だったが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり外国は見合わせている。

台湾の旅 (8)

2009年03月24日 | 海外旅行「台湾」

最後に旅行中、ガイドが細切れに話したことや、私が目にしたものの中で印象に残った事を幾つか書いて置くことにしたい。

①定額給付金のこと
ガイドは、台湾では既に昨年末に、1人3、600元(日本円に換算すると10、800円)の定額給付金が商品券で支給されたという話をしてくれた。金額は日本を参考にしたらしい。
私はこの金額は日本と比べて高いなと思った。何故なら平均して台湾人家庭の収入は日本の半分なのだ。だから物価も半額といった所からだ。

②ビンロウのこと
山岳地帯がほとんどの面積を占めている南投県にバスが入ると、ガラス窓で囲われた小屋に、シースルーで透け透けの服装をした若いお姉さん達が座っていた。実はこれ、ビンロウ(売り)娘なのだ。
ビンロウは椰子に似た高い木から取れる実だが、口に入れて長時間噛んでいると眠気が無くなったり、神経が興奮する作用があって、長距離トラックの運転手などに好まれて来たらしい。ただし、唾液は真っ赤になる。
しかし最近、ビンロウを噛んでいると口に癌ができる比率が高まると発表され、表向きは売買が禁止されたようなのだが、相変わらず馴染みのビンロウ娘を求める運転手がいるらしいのだ。軽い麻薬というところだろうか。
今では高いビンロウの木の根元に、低いバナナの木が植えられていた。

③台湾の墳墓
台湾でも立派な墓が多く見られた。
聞くと、全て個々人の墓で、死後、土葬にするか火葬にするかは個人の自由意志に任されているそうだ。
最近では、国が奨励している事もあって「樹木葬」を選ぶ人が増えたのだそうだ。これは木箱に骨を入れて埋め、自然に風化させるのだという。ガイドも「人は自然に生まれて、自然に死ぬ」のだから、樹木葬が良いのではと話していた。
キリスト教の信者が多い町では、十字架が付いた墓も見られた。(下写真は線路の傍に作られていたキリスト教の墓)
日本では、まだまだ死後について口にすることはタブー視されているが、少子化、核家族化、都市化の流れ中で、早急に考えなければならない問題の1つだと思った。

④台湾の温泉
実は台湾にも温泉が沢山ある。しかしこれまでの台湾人は、他人と一緒に風呂に入る習慣が無かった。
ところが最近、北海道に旅行した人達が、温泉旅館の良さを知るようになったのだそうだ。
知本という東南の町で日系企業が経営する温泉に寄ることになっていた。内湯の人は要らないが、スパに行く人には水着が必要だった。私はその朝、ホテルの売店で急遽、適当な水着を買った。(日本の半額で買えた)
そこは95度もの湧水が出るのだという。
フロントや建物、スパ、庭もリゾート風に立派に作られていた。
金魚(熱帯魚かも)が泳いでいる浅い浴槽に足を入れると、一斉に20匹以上が足に吸い付いてくる仕掛けもあった。変な気分だった。
バイキング形式の昼食もその温泉のレストランだったが、料理の種類、味付け、見た目など、どれを取っても今回の旅行の中では最高だった。やはり日系企業だと納得した。

   

 写真は温泉の庭の木に寄生していたランの花 


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1 コメント

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Unknown (あばた)
2009-03-24 10:36:53
sonataさん、こんにちは♪
あばたと申します。マサエ。さんちやコスモさんちでお会いしておりました。
台湾旅行だったのですね。
今の時期、季候もよくて絶好の観光日和だったのではないでしょうか。
「定額給付金」台湾の実行力が凄いですね。日本のそれを参考にしてから給付までの日数が日本のそれとは雲泥の差がありますね。
「ビンロウ」って初めて知りました。ん~~、これは感心しませんね。変にハイテンションな人がお口の中を真っ赤にして笑ってる様を想像したら・・・かなり怖い..・ヾ(。><)
厳しく取り締まるべきでしょうね。
sonataさんのセカンドライフ、一緒に楽しませていただきたいなと思います。
今後ともヨロシクお願いいたします (#^.^#)
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