花好き・旅好き80代の北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だったが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり外国は見合わせている。

「2度目のオーストラリアの旅」(8)

2017年12月04日 | 海外旅行「オセアニア」オーストラリア
≪「ピナクルズ」の夕日鑑賞≫

「ワイルドライフ・パーク」を40分程見学した後、一路「ピナクルズ」を目指した。
途中、「塩の山」を見た。地中から次々と塩が吹き上がって来て、畑や林を浸食して行くのだと言う。農地を失った農民もいるらしい。植林をすればいいのかどうか私には分からなかった。



やがて、バスが止まり、低い潅木林の中を歩いて行くと、突然背が低い石の林が現れた。「ピナクルズ」だ。
赤い夕日に染まった赤い景色だった。「荒野の墓標」と言われているらしいが、それがピッタリ来る景色だった。
この景観は、数万年前、この地域が海底だった時、細かく削られた貝殻などが堆積して石灰岩層が作られていた。やがて陸地となり、長い年月の自然の風雨で浸食されて今の景観が生まれたという。つまり、今も刻一刻と形を変えて行っている訳だ。

さらに砂地を先に進むと、少し背が高かったり、台座の様になっていたりと面白い景観が広がっていて、観光客も多くいた。
写真を撮っている間に、夕日が勢いを増して沈んで行った。空の雲が夕焼けに染まった。
真っ暗くならない内にバスに急いだ。







          

3時間かけて「パース」に戻る途中の「ピナクルズ・モーテル」で、夕食を食べた。メニューは「カボチャのスープ」「ステーキ」「ヨーグルトケーキ」だったが、スープがぬるくて不味かった。
そこを出発して間も無く、人工的な明かりが無い場所でバスから降りて、星空を仰いだ。無数の南半球の星々が美しく輝いていた。うっすらと「天の川」も見えたが、時期的に「南十字星」は見えなかった。

前に「シドニー」で三日月を見た時、北半球と南半球とでは三日月の見え方(形)が同じなのかどうなのか、疑問が湧いた事があった。今回ガイドに聞いてみると、「北半球で右端に見える三日月は、赤道付近では下に寝ているように見え、その時南半球では左端に見えるのです。」と教えてくれた。

翌朝は3泊した「パース」から「メルボルン」に戻る。朝早いので、スーツケースを整理して早々に寝た。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「2度目のオーストラリアの旅... | トップ | 「2度目のオーストラリアの旅... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

海外旅行「オセアニア」オーストラリア」カテゴリの最新記事