花好き・旅好き80代の北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だったが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり外国は見合わせている。

今年もよろしくお願いします

2011年01月03日 | 日記
年末から昨日まで、主婦としてバタバタと忙しく、新年のご挨拶が遅れてしまった。
こちらの天候は、年末からは雪も降らず穏やかで、今朝も晴天。
外は6時で-10度程度。庭には雪が積もっているが室内は22度。
窓辺では秋に鉢に上げておいた椿やアザレア、ゼラニウムなどが、柔らかな日差しをたっぷり浴びて咲き誇っている。

          

今年は日本経済がもう少し立ち直り、社会全体が明るい雰囲気を取り戻して欲しいのだが、どうだろうか。
今年は選挙があるが、自分としてもどう投票しようかと悩んでいるので、国民の判断が気になる所だ。
だが、現在の様々な問題の根源は、戦後ずっと政権を握って来た政党が作って来た事を考えると、絶対に後戻りさせる訳には行かないとは思うのだ。

個人的には今年も菜園や庭で野菜や花を栽培し続けたい。もう1度、サツマイモにも再挑戦したいと考えている。
一方、パークゴルフをしたり、旅に出たりと、元気な内にできるだけ生活を十二分に楽しみたいとも思っている。
去年は、登山には2回行ったが、今年もまた行きたいと思う。

ところで、元旦に、高齢者専用有料賃貸住宅にいる92歳の伯母の所に行って来た。
1年2か月前に1人息子に先立たれてからは、80代の妹さんが身元引受人になって来たのだが、伯母の話によるとその彼女が、乳がんで12月に入院したというのだ。
『以前からシコリがあるのは分かっていたが、乳がんとは思わずに放置して来た。すると大きくなって膿が出て来るようになり、また足も浮腫んで歩けなくなった。それで病院に行ったところ、乳がんで、既に全身に転移していると診断された。』と話したというのだ。
医者には、手術はしても意味ないし、抗がん剤も高齢なので使えないと言われているそうだ。

何という事だろうか。私には全く考えられない話である。
以前彼女は、夫婦で貰っている僅かな国民年金の内、毎月1人分は貯金して、1人分の6万円程度で生活していると言っていた事を思い出した。
その時私が貯金の目的を聞くと、『死んだ後、子供たちから、何も残っていなかったと言われたくないから。』と言っていたのだ。
ひょっとして、自分はもう歳だから、医者に行って治療費をかけてまで生き延びる必要はないと思っていたのではないだろうか。
伯母が見舞いに行ったら、『自分は、今でもがんになったとは思っていない。』と言っていたそうである。
彼女には私と同世代の子供が2人いるらしいが、そんなに無理して家計を切り詰め、命を軽んじざるを得なかった親たちの生活に気が付かなかったのだろうかと、情けなく思う。
新年の挨拶らしからぬ内容になってしまったが、これも日本の高齢者の1つの姿なのだろう。

そんな訳で、彼女に何かあれば、血はつながっていない姪の私が、伯母の面倒を見ざるを得ないのではないかと思っているのだ。
伯母も不安らしいので、一昨日は私が相談に乗るよと伝えて来た。
伯母は92歳の今、長年の農作業で腰が曲がってしまったため、「最近、足が前に出なくて、歩きにくくて困った。」というが、他にはどこにも問題がなく元気なのが私には嬉しい。
伯母には、100歳を目指して生き抜いて欲しいと願っている。
コメント (8)
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