なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

90歳前後の入院

2014年07月25日 | Weblog

 今日は非結核性抗酸菌症の89歳女性が入院した。一昨日に発熱で受診して、肺陰影の増加を認めたが、前の入院がいやだったらしく入院しないと主張した。しかたなく3日分の抗菌薬内服で経過をみて、今日再受診としていた。今日は連れてきた娘さんに押し切られた格好でしぶしぶ入院となった。通常の細菌性肺炎の併発だと見込みはあるが、NTM自体の悪化では難しいだろう。

 昨日肺炎で入院した89歳女性は、夜間不穏で結局夜をナースステーションで過ごした。幸いに解熱して食欲良好だった。点滴が困難(抜かれる)ので入院継続でも抗菌薬経口で行く予定だったが、家族と相談して外来治療となった。来週の眼科外来予約に合わせてほしいというので、同じ日に内科外来の予約を入れた。もし外来治療が難しい時は、再入院の約束にした。

 3日前に肺炎が治って施設に戻った92歳女性は、また発熱で再入院した。胸部X線で明らかな陰影増加はないが、酸素飽和度が低下しているので、数日で出てくるのかもしれない。

 発熱で救急搬入された91歳女性は、泌尿器科外来に通院していたが、肺炎もなく尿路感染症と判断された。認知症でとにかく両手が良く動く。ふたりで押さえないと何も処置できない。グループホーム入所中で、家族は外来治療でもと言っていたが、多分施設側の要望で入院となった。この患者さんは、前に入院を担当した内科の若い女性医師に依頼した。

 それにしても、みんな女性だ。

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