なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

卵巣癌

2017年07月06日 | Weblog

 今日は、肺癌の80歳代後半の男性が昼過ぎに亡くなった。地域の基幹病院呼吸器内科から転院して、約3週間になる。肺癌が気管分岐部近くまで浸潤してしたので、急変するかもしれないと予想していた。入院後1週間は不穏で大声を上げていたが、その後はしだいに元気がなくなって静かに過ごしていた。

 今週初めに、整形外科外来を腰痛で受診した40歳代半ばの女性が、著しい貧血(Hb5.4g/dl)で内科外来に紹介された。MCV57,8の小球性貧血で、鉄欠乏性貧血だった。

 内科新患は大学病院から出張で来ている先生で、入院治療の依頼がきた。大学の先生なので外注検査をいろいろ出していたが、普通に慢性の消化管出血か婦人科疾患の出血しかないと判断される。

 話を聞くと、消化器症状はなく、食欲もあった。過多月経があり、外来で腹部エコーで子宮筋腫を認めた。消化管をざっとみたかったので、腹部CTを行った。明らかな消化管腫瘍はない。子宮筋腫はエコーでも指摘されていたが、卵巣腫瘍もあった。

 心不全症状はないが、倦怠感があり、入院を希望された。輸血はしたくないということだったが、慢性の経過なので鉄剤投与だけでも大丈夫かと思われた。血算を再検するまで気持ち悪いけど。

 腹部造影MRIを行うと、右卵巣の腫瘍はまだらに造影されて、卵巣癌が疑われるという読影結果だった。当地域の産婦人科では卵巣癌は扱えない。婦人科の先生に相談すると、がんセンターの婦人科へ紹介してくれるという。

 鉄剤投与(入院後は静注にしていた)4日目だが、顔色は外来受診時の黄白色よりはやや良くなっている(気がする)。

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