少ない人数の内科系医師が土日祝日に入るので、外科医系医師が平日の当直に入ることが多い。水曜日の外科医の時は、山の斜面で写真をとろうとしている時に、転倒して腹部を打撲した66歳女性が救急搬入されていた。CTで小腸あるいは腸間膜からの出血を認めた。数時間後のCT再検で出血量が増加していたため緊急手術になった。
木曜日は別の外科医の時は、まず自宅でヨーグルトを食べていて喉(気管支?)に詰まらせた83歳が救急搬入された。血圧低下・酸素飽和度低下で気管挿管をして人工呼吸を開始していた。
餅だったらアウト(窒息死)だが、ヨーグルトでもそんなに悪化するものなのかと思ったが、画像を見るとちょっとちがうようだ。搬入時のCTで両側肺背側に浸潤影ができている。直前の誤嚥で起きたとは考えにくい。すでに誤嚥性肺炎を来していて、そこに食べたものを誤嚥したので悪化したのかもしれない。
その後に89歳女性の心肺停止が救急搬入されていた。その方はまった治療にく反応がなく、死亡確認されていた。お疲れ様です。
今日は、今年1月に亡くなった病理の教授を偲ぶ会があって、出席してきた。学位研究で3年間出入りさせてもらった。これまでも傘寿を祝う会などがあったが、関係者が集まるのはこれが最後になるだろうか。
当方などは教室の末席を汚すという程度だが、教授になった先生がたや大病院の院長になった先生など、病理で学位研究をされた主だった先生がたが来ていた。
インパクトファクターがほとんどないような専門誌だが、英語論文を2編出して、医学博士をいただいたのはいい思い出だ。