なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

日直の代役

2019年06月15日 | Weblog

 今日は日直で病院に出ている。もともとは他の病院の先生がバイトで来る日だったが、都合が悪くなった。個人契約なので、代わりは来ない。

 他院の経営する施設に入所している認知症の66歳女性が急性腎盂腎炎で紹介されてきた。そちらで入院にする予定だったらしいが、頻拍(PSVTらしい)もあるのでという紹介だった。紹介してきたバイトの先生は診療情報提供書からみると循環器内科らしい。

 そこは年配の循環器内科の先生が常勤でいるが、時間外は対応していない。当院の循環器科も時間外は対応していないが、受けてから考えることにした。病院車で当院に連れてきた時は、幸いに洞調律になっていた。

 その他は36歳女性の急性腎盂腎炎、88歳女性のBPPV(何度か既往があり、頭部MRI異常なし)が入院した。

 朝方に心窩部痛で受診した31歳男性は、金曜日当直の先生(外部の病院のバイト)が造影CTや血液検査を行ったが、異常は指摘できなkなった(心電図も異常なし)。朝病院に来て診察した時には鎮痛薬で症状軽快していたので、少し外来で経過をみて、帰宅として週明けに内視鏡検査を予定することにした。

 その後、水を飲んだら痛くなった(?)という訴えもあり、治療を追加した。結局経過をみるために入院になった。点滴とPPI・鎮痛薬を継続して、月曜日に内視鏡検査を入れた。

 内科クリニックから紹介されたタール便の75歳女性は、Hb6.3g/dlと貧血が目立ち、正球性貧血でここ1週間の経過で以前のHb11g/dlから低下していた。当院では時間外の緊急内視鏡はできないので、地域の基幹病院に転送させてもらった。(小球性貧血ならば輸血を入れて、週明けまで経過をみることも考えていた)

 肺炎の88歳女性は食事摂取もできて肺炎が軽度なので、外来で抗菌薬点滴(セフトリアキソン)に通ってもらうことにした。認知症で入院すると抑制が必要になるのもあるが、こちらが疲れたのもある。

 

 今月あった高尿酸血症の講演会に行けなかったが、来月にもあるので、そちらには出ておきたい。「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」が出ているが、そこまで購入しなくてもいいと思う。フェブリクを販売している製薬メーカーのパンフレットでなんとかしよう。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする