長尾大志先生の「現場で役立つ呼吸器診療レシピ」(南江堂)を読んでいた。200ページ弱で語り口調で書かれているので読みやすく、2~3日で読了できる。
呼吸器疾患の診療のコツが記載されていて役に立つ。、この本で一番いいのは、「絶対困る間質性肺炎・肺線維症」。何だかちょっとわかった気になる。(著者紹介を見ると、間質性肺炎で学位取得されている)「肺結核・非結核性抗酸菌症の診断と治療」の非結核性抗酸菌症の部分もわかりやすい。呼吸器疾患の各分野をちょっとずつ勉強している非専門医が、その知識のまとめとして使用する本だと思う。
倉原優先生も同様の「呼吸器診療に恐怖を感じなくなる本」(金芳堂)を出されたが、疾患の説明は簡単過ぎるようだ。さすがに薬の解説はわかりやすいが。
脳梗塞で入院して、現在回復期リハビリ病棟にリハビリを継続していた89歳女性。脳梗塞自体はラクナ梗塞で、症状は構語障害だったが、改善していた。一人暮らしで、施設入所待ちのための入院継続だった。息子さん宅に外泊していたが、転倒して左大腿骨近位部骨折をきたして戻ってきた。整形外科病棟に移って、連休明けに手術予定(たぶん手術できるはず)。