市民の森は、森の中ばかりでなく周辺でも面白いものが見られる。
森の北側、畑の向こうに何やら面白いものが並んでいる。
これまで何度も通る道なのに気がつかなかったが、剪定されたツゲの木に違いない。
イースター島のモアイならぬ新島のモヤイ像を模したもののようだ。
ツゲ(ツゲ科)
端の方にはウサギと亀や雪だるまらしいものも見える。
そこから少し歩いた場所に初夏には珍しく、鮮やかな紅葉があった。
イロハカエデの仲間のノムラモミジだろうか。
カエデ(カエデ科)
しばらく前に花が咲いていたイロハカエデには既に実がついている。
ほんのり朱をさしているところが綺麗だ。
ハナイカダ(ミズキ科)
ミズキが白い皿のように花をいっぱいつけ始めたが、
その仲間とは思えないほど小さな花をほんの少し葉っぱの皿に載せているものがある。
ハナイカダは雌雄異株で、1枚の葉の上に数個の花が咲いているのは雄花のほうだ。
こちらの雌花は普通1枚の葉の上に1個しか咲かない。
それにしても葉の上に花がつくとは奇妙な形だ。
よく見ると葉の主脈が花のところまで太い。
葉の主脈と花軸が合着していると見ればいいのだろうか。