横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

森のまわりの面白いもの

2008-05-03 08:23:54 | 近所

市民の森は、森の中ばかりでなく周辺でも面白いものが見られる。


森の北側、畑の向こうに何やら面白いものが並んでいる。
これまで何度も通る道なのに気がつかなかったが、剪定されたツゲの木に違いない。
イースター島のモアイならぬ新島のモヤイ像を模したもののようだ。


ツゲ(ツゲ科)
端の方にはウサギと亀や雪だるまらしいものも見える。


そこから少し歩いた場所に初夏には珍しく、鮮やかな紅葉があった。
イロハカエデの仲間のノムラモミジだろうか。


カエデ(カエデ科)
しばらく前に花が咲いていたイロハカエデには既に実がついている。
ほんのり朱をさしているところが綺麗だ。


ハナイカダ(ミズキ科)
ミズキが白い皿のように花をいっぱいつけ始めたが、
その仲間とは思えないほど小さな花をほんの少し葉っぱの皿に載せているものがある。


ハナイカダは雌雄異株で、1枚の葉の上に数個の花が咲いているのは雄花のほうだ。


こちらの雌花は普通1枚の葉の上に1個しか咲かない。
それにしても葉の上に花がつくとは奇妙な形だ。
よく見ると葉の主脈が花のところまで太い。
葉の主脈と花軸が合着していると見ればいいのだろうか。


姫たち

2008-05-02 07:51:49 | 近所

ヒメオドリコソウ(シソ科)
春先からずっと咲き続けているヒメオドリコソウ。
姫とついているのは踊子草より小さいからだろう。

木でもそのようなものがある。


ヒメウツギ(ユキノシタ科)
姫空木は、ウツギより少し先に咲く花がやや小ぶりということのようだ。


空木は茎が中空の植物のことなので、~ウツギという名前のものがいろいろある。
ウツギといてもユキノシタ科の花ばかりでなく、
スイカズラ科のタニウツギ、バラ科のコゴメウツギ、フジウツギ科のフジウツギなどもある。


ヒメコウゾ(クワ科)
家の近所はクワやヒメコウゾの木も多い。
ヒメコウゾは和紙の原料になるコウゾの小さいの?
と思ったらヒメコウゾとカジノキの交配したものがコウゾだそうで、姫のほうが親とは・・?


雌雄同株異花で黄色いほうが雄花、赤い糸が伸びているのが雌花で夏には赤い実が出来る。

金蘭、銀蘭

2008-05-01 06:12:34 | 近所

花の少ない雑木林の中でひときわ目立つ金色の花。


キンラン(ラン科)
60cmぐらいもある立ち姿が美しく、花つきも良いキンランが咲いたのだ。


数日前の蕾の状態。


この株は花数が少ないせいか唇弁がよく開いている。


ギンラン(ラン科)
そう遠くないところに20cmぐらいの高さで花も小さいギンランが咲いていた。


同じ仲間のキンランと比べて花はほとんど開かない。
一つだけわずかに開いているがシベを確認できるほどではない。


後ろに見えるのはミミガタテンナンショウだろうか。