横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

京都・広沢池

2008-05-20 08:03:47 | 京都

日曜日に京都で小学校のクラク会があったので、とんぼ返りで行ってきた。
昼前ごろJR太秦駅から北へ向かい、
千代の古道、山越、広沢池、直指庵、大覚寺・大沢池、JR嵐山駅まで
北嵯峨をぐるっと回ってきた


アカメガシワ(トウダイグサ科)
山越あたりは、桜で有名な佐野藤右衛門さんの植藤造園など造園業が多い。
通りがかりにウツギや山ツツジのほか、アカメガシワの新芽を見ることができた。


広沢池(ひろさわのいけ)は子供のころからよく訪れた場所で、
たまには友人たちとボートに乗ったこともあった。


道路を挟んで池堤を降りたところの児童公園も昔からあった。
学生時代には夜に付近を歩き回った後、木製のブランコに腰掛けて話し続けたこともある。


アメリカフウロ(フウロソウ科)
池の傍のアメリカフウロやコメツブツメクサも昔から咲いていたのだろうか。
まったく記憶がない。当時は花に興味がなかった。


池の西畔の道路沿いに児(ちご)神社がある。
成田山新勝寺を開創した寛朝大僧正が後に嵯峨広沢の地に遍照寺を建立した。
僧正が池畔で座禅をするとき侍児が傍に座っていたそうだが、
僧正が亡くなったとき悲嘆した侍児は後を追って広沢の池に身を沈めた。
それを哀れと感じた近在の人が慰霊のためにこの社を創建したと伝えられる。


廣澤山遍照寺は池から少し南へ行ったところにある。
寛朝総状が創建した当時は池の北側、遍照寺山の山麓にあり、
真言宗仁和寺流の根本道場として名声を高め広大な寺領と荘厳な伽藍を有したという。

ここは私の中学1年の担任の先生が住職をしておられたお寺でもある。


テイカカヅラ(キョウチクトウ科)
花などを眺めながら池に戻る。


児神社から少し北へ入ると観音島というごく小さな島があり、小橋で渡れる。
ここは時代劇のロケ地として数多く利用されている。


この壹美白弁財天社の祠のほか、千手観音像がおかれている。


右に広沢池、左に田畑を見て北へ進む。
道路は舗装されたが、景観は昔とあまり変わらない。


ナワシロイチゴ(バラ科)
池を過ぎると右側は山裾になり、後宇多天皇陵へ続く。

残りは明日に。