ワニグチソウ(ユリ科)
ワニグチソウは市民の森のごく一部で見られる。
2個ペアで下がった花筒を2枚の苞が包むのが普通らしいが、3個の花筒に3枚の苞のこともある。
2枚の苞の姿が神社に吊るされた鰐口に似ているのでワニグチソウと呼ばれたとされているが、
そのように見えないのは私の感受性の不足か。
ぼんやり見ているとホウチャクソウに似ているが、
花筒の姿を見るとアマドコロに近いと理解できる。
ホウチャクソウ(ユリ科)
4月24日の記事 ホウチャクソウなど で見たように ホウチャクソウはチゴユリの仲間。
そしてワニグチソウはアマドコロやナルコユリの仲間なのだ。
花筒の先端のほうだけが6つに分かれている。
そして、花の芯から伸びたメシベの花柱にオシベの花糸が寄り添っている。
正面から覗かせてもらうと、
花筒と合体した6本の花糸が先のほうで分離して葯が花柱を取り囲んでいるのだ。