お盆の15日、酔っ払った男が14階から消火器を噴射させたうえ、
地上に投げ落とした。
どんな事情があったのだろうか。
クズ(マメ科)
地面を這い草木でもフェンスでも絡まって伸びていく蔓は、
あちこちに根をおろし芋状の葛根を作る。
葛根から出来る葛粉はクズ湯、クズ餅、クズ切りなどで昔から親しまれている。
最近は馬鈴薯澱粉の混ざったものが多く、
100%葛粉は本葛と呼ばれ高級品だ。
近所の至る所で見かけるのに変なものだ。
まこと我が命 常ならめやも
繁殖力の強さから嫌われて、この花の姿を見せず刈り取られることも多い。
目いっぱいズームしても花の顔まで無理でしたが、おーちゃんに
しっかり見せていただけました。
詳しいことは知りませんが、葛の根から葛粉を取り出すのは
大変な作業なのだそうですね。それに、このすごい勢いで伸びる
蔓を管理するのは並大抵ではないかもしれません…
繁殖力旺盛なくずを見ていると、夏のエネルギーを感じます!
本当に厄介がられて、花を愛でる事がありませんね。
畑の傍に大きな山桜の木があり、すっぽり葛に覆われています。
来春桜を愛でるためには取り除いてあげなければなりませんが、木が大きすぎて!
以前はこれを草木染の染料に使っていました。
本葛粉は大変高価ですが、奈良へ行った時は必ずお土産に買って、お料理に使かっていました。
私の住処は葛飾区・寅さんの故郷ダー~ヨ。
★行々子(ぎょうきょうし=ヨシキリ)何処が葛西の行き止まり (一茶)
と詠んだように葛飾は葦葭の生い茂る原で、葛 (くず・かずら)の繁茂していたことにちなむ「葛繁」が語源だという。又ある人は「葛敷」だとも。
屑でなくて良かった縄文人
やはり人手がかかる作物はだんだん希少・貴重になるのですね。
たしかに伸び放題でなく根が大きくなるように管理するのは容易ではなさそうに思えます。
大きな山桜に絡むと、枯れても取り除くのは大変そう。
寅さんも旅の空でクズの花を見て柴又を思い出していたのでしょうか。
あ、本当だ~。
良く見ないと花を見過ごして、
うざったい草だなぁ・・・って思われちゃう悲しい草ですよね。生命力が旺盛なのが災いしちゃったという例ですけど、太古の昔は、きっと大切にされたと思います。
だって、葛の近くを通ると、ほんのり甘い香りがするんですもの。好奇心そそられてしまいます。
昔ですが、この葛のつるを使って、リースを作ったり、籐のかごならぬ「葛のかご」みたいなものを作りました。
ご近所さんも一緒だったのですが、「面白いことするねぇ。葛をそうやって編むなんて」と感心されたことを思い出しました。
クズの花を見たのは初めてでしょうか。それとも今まで気づかなかっただけかもと。
葛も片栗粉と同じ運命を辿っているのですね。本物の片栗粉も稀少で高価です。
葛と言ったらやはり吉野本葛ですね。あそこの葛まんじゅうも高価だけど美味しい。
大きいはと蔓が蔓延るのでうざったいと思われるのでしょうが、花はきれいだし香りも良いですね。
葛のかごは図的なものができたことでしょう。
昔は蔓を農作業にも使っていたそうで、根も含めて利用度が高く、そう邪険にされていなかったかもしれません。
大阪のかたは、吉野の葛はおなじみでしょう。いろんな食べ方があって美味しいですね。