読書日和

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広島高等裁判所

2007-05-24 23:04:39 | ウェブ日記
今日は体調が良くなってきました。
まだ喉が痛いのですが、もう何日かすれば治りそうです。
今日はニュースである裁判の話を見ました。
そのことについて、疑問に思うことがあるので書こうと思います。

9年前に、当時23歳の女性とその子供が殺害される事件があり、二審で広島高等裁判所は無期懲役の判決を下しました。
原告である被害者の夫は、死刑を求め最高裁判所に控訴。
ここで最高裁がこれまでの流れを変える判断を下します。
「特別な理由がない限り死刑にするほかない」とし、広島高等裁判所に審議をやり直すように命じました。
形勢が変わり、被告は死刑になる可能性が高くなってきました。
平穏な家庭がある日突然崩壊されてしまった被害者の怒り、悲しみを考えれば、死刑にするのは当然だと思います。
ここで疑問なのが、ニュースに登場した弁護士。
この弁護士は死刑廃絶を持論にしていて、広島高等裁判所での再審についても「死刑にすべきではない」と言っていました。
話を聞いていると、この弁護士は被告を擁護するつもりのようです。
弁護士だから擁護する、と言ってしまえばそれまでですが、限度というものがあるのでは…
原告の気持ちを全く考えていないこの弁護士にはうんざりした気持ちになりました。
被告が友人に宛てた手紙を見ると、到底反省しているとは思えません。
それなのに「被告は反省している」と言っても全く説得力がないです。
なぜ原告の感情を逆撫でするような発言を繰り返すのか、この弁護士に怒りを感じました。
この弁護士は自分の家族が殺されても「被告を死刑にすべきでない」と言うつもりなのでしょうか…


今日は怒りの愚痴になってしまい申し訳ないです。
この裁判の行く末には社会も注目していると思います。
原告の訴えが認められることを願います。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あかねさんへ (読書日和)
2007-05-26 18:43:04
ホント、何が正しいのかわからないですね…

あの弁護士には私もショックを受けてます。

来月に本格的な審議があるようなので、行方を見守るしかないですね。
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うん。 (あかね)
2007-05-25 22:46:42
とてもショックな事件だけに
あの弁護士の態度。。。というか発言には
さらにショックを受けました。
何が正しいのか、ほんとによくわからない世の中で
こわいな。。。と思うときがよくあります。
裁判がどうなるのか、見守るしかできないのですが
判決によって何かが変われば良いのに
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viviandpianoさんへ (読書日和)
2007-05-25 06:40:50
私も傷害致死とは思えません。

あれこそ事実のねじまげですね。

なぜ平然と傷害致死を主張できるのか、理解できないところです。

あと、大事件の後に「責任能力欠如」が頻繁に取り上げられるのも理解できないです。



viviandpianoさんの熱いコメントに驚きました(笑)

私も裁判の行方は気になってます。
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ジョンさんへ (読書日和)
2007-05-25 06:30:25
終身刑がないのは疑問ですね。

弁護士が何を考えているのかわからないです。

死刑廃絶を主張する考え方が、加害者擁護でしかないと思います。

最終的にどのような刑が確定するのか、裁判の行方が気になります。
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死刑への賛否 (viviandpiano)
2007-05-25 00:08:51
世界の趨勢では、死刑は廃絶という国が多いのですね。
そして日本の中にもそうした考えの人はいます。
本音と建前は分からないけれど、
自分の任期には絶対死刑執行の判は押さないと言った法務大臣もいましたし。

しかし現在の日本に「死刑」という極刑がある以上、
私は事実を曲げて刑を軽くするのは欺瞞だと思います。
あれは殺人でしょう。けっして傷害致死ではない。
だから最高裁も差し戻し審を命じたのでしょうし。

もし国民の総意で新しい刑罰のシステムが作られるなら、それもいい。
その際に死刑が無くなっても、それが日本の選択ならいいです。
でも、事実を曲げるのは駄目です。
「やったこと」の責任は、必ず取るべきです。
今はまだ、死刑はあるのですからね。

同様の理由から、私は心神喪失あるいは責任能力欠如による無罪も納得できない。
たとえどんな状態でも「やったこと」の責任は取らないと。

すみません(^^; つい熱くなってしまいました。
私も裁判は注目しています。
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Unknown (じょん)
2007-05-24 23:45:23
難しいところではありますね。
裁判という(表向きは)客観と公平が要求されながら、
同時に実質は被害者の正当な報復の場である裁判という二枚舌な状況のもとで、
弁護士はいかなる考えに則り仕事をすべきなのか。
死刑廃絶論ってのも冤罪の可能性を0にできない以上、
正当性はある(自分には到底賛成できませんが)とは思うんですが、
日本じゃ死刑と無期懲役の間に終身刑が置かれてないですからねぇ…今一説得力がない。
個人的にも極刑が妥当(というかそれ以外ない)と思いますが、
同時に「人が人を裁く」ってコトは色々ナイーブな問題を孕むんだなぁと感じます。
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