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名勝負 - 未来永劫破られない-

2015-05-20 22:15:11 | ウェブ日記
※この記事は「浅田真央選手が現役続行を表明」からの続編となります。




まだ私が競馬を見始める前の、1997年の第115回天皇賞(春)。
サクラローレル対マヤノトップガン対マーベラスサンデーの「三強対決」で盛り上がったレースです。
このレースは90年代屈指の名レースとして有名で、「未来永劫破られない」と言われた大記録が生まれたレースでもあります。

見所はまず1:14の辺りで、NHK実況の刈屋富士雄さんが「あっ、ここにいました。14番のマーベラスサンデーはサクラローレルの後ろ。ピッタリとマークしています」と言うところ。
一番人気サクラローレルをピタリとマークする三番人気マーベラスサンデー、激戦が予感されました。
その次の見所は2:00の辺りからサクラローレルが上がっていくところ。
馬が掛かってしまって(騎手の意に反し前に行こうとしてしまうこと)一気に上がって行ったのですが、これを見てマーベラスサンデーも前に行き、激しいレースになっていきました。
そして2:57頃から最後の直線の攻防に入っていきます。
ここからは全てが見所です。
直線に入って途中まではサクラローレル対マーベラスサンデーのデットヒートが繰り広げられます。
刈屋富士雄さんが「サクラローレルとマーベラスサンデー、武豊(マーベラスサンデーに騎乗している騎手)左の鞭が入る!」と言っています。
しかしその直後!
「外のほうから―」
「外のほうから―」
「外のほうからマヤノトップガン!!外からマヤノトップガン!!」
二番人気マヤノトップガンが物凄い末脚で追い込んできます。
何度動画を見ても毎回鳥肌が立つシーンです。
「交わした!交わした!交わした!マヤノトップガン勝った!」
「最後素晴らしい末脚―王座奪還!!」
「マヤノトップガン、欲しかった欲しかった春の盾、ついに取りました!!」

三強対決の激闘を制したマヤノトップガンが出した優勝タイムは3分14秒4。
それまでのレコードタイムを2秒7(約16馬身)も更新する大レコードタイムでした。

「未来永劫破られない不滅の大レコード」と呼ばれたマヤノトップガンの優勝タイム3分14秒4。
この大レコードタイムが2006年の第133回天皇賞(春)でディープインパクトという歴史的名馬によって破られることになります。




ディープインパクトが出した優勝タイムは3分13秒4。
不滅のレコードをさらに1秒も更新する大レコードタイムでした。
こうして歴史は紡がれていき、また新たな名勝負、新たなスーパースターが生まれていくのだと思います。
フィギュアスケートの浅田真央選手について「もう未来永劫現れない大フィギュアスケーター」と思うとともに、この天皇賞(春)のことが思い浮かんだのでした。
まずは浅田真央選手の競技生活晩年を応援したいと思います。
そしていつの日か、浅田真央選手を超えるような大フィギュアスケーターがまた現れてくれたら嬉しいです。

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