読書日和

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ありがとうございますの言葉

2017-01-17 23:25:01 | ウェブ日記
今日は帰りにスターバックスに寄りました。
ホットココアを飲んでひと息つきながら、綿矢りささんの新作「私をくいとめて」を読み進めようと思いました。

注文をして受け渡し口で待っている時、私の一人前はヨーロッパ系の外国人男性でした。
その人のメニューは作り出してから1分くらい放っておく時間があるらしく、次のように言っていました。

「ワタシのメニュー、1プンクラーイ、オイタママニシテルジカンガ、アリマース。
ソノアイダニ、ツギノヒトノ、(私のほうを見ながら)コノヒトノメニューヲ、ツクッテアゲテクダサーイ」

ゆっくりとした、欧米的日本語で「待機時間を使って私のメニューを先に作ってあげてくれ」と言っていました。
私はヨーロッパ系外国人男性の唐突なこの言葉に驚き、どう反応を返したものかと逡巡しました。
そして反応するタイミングを逃してしまい、少し会釈したくらいで特に何も言えませんでした。
しかし心の中で、それはまずいだろうという気持ちが湧いてきました。
自分のメニューが作るのに時間がかかることを気にし、1分くらい放っておく時間を使って私のメニューを先に作ってくれと気を使ってくれたのです。
お礼を言うべきだと思いました。
そして私のホットココアが先にでき上がり、受け取り口で受け取った時にヨーロッパ系外国人男性のほうを見て、ココアを少し掲げて微笑みを浮かべながら「ありがとうございます」とお礼を言ってみました。
ヨーロッパ系外国人男性は驚いたような、嬉しいような表情を浮かべていました。
目を見開きつつ、見開かれた目と口許には笑みが浮かんでいました。
その表情は「いやいや、どうってことないよ」と物語っていて、こちらとしてもお礼を言って良かったと思いました。

やはり良いことをしてもらった時の「ありがとうございます」の言葉は大事だと思いました。
日本人同士なら「すみません」と言う場合もありますが、外国人が相手の時は「ありがとうございます」のほうが分かりやすくて良いかと思います。
日本語の最も綺麗な感謝の言葉であり、日本人同士の時もなるべく「ありがとうございます」のほうを使いたいです
コメント (8)
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