12月に伐採したこならの原木にしいたけ菌を植え付けました。伐採してから2ヶ月後に植え付けると良いらしいのですが少し遅れてしまいました。雨が止んだ時間を狙って作業しました。人が品種改良したしいたけなので野生のキノコに負けてしまいます。そのため、原木を埋め尽くすように20cm位の間隔でしいたけ菌を植え付けしました。しいたけ菌は、円頂部が無い円錐形のような形をしています。駒とも言い、それを原木に打ち込むのです。今年は5本程度の原木にしいたけ菌を植え付けしました。
電動ドリルで開けた穴に、しいたけ菌を植え付け
最初電動ドリルを使って、決まった直径で深さ2cm位の穴を原木に開けます。穴が開くとすかさずしいたけ菌の駒を差し込みます。そして、その駒を木槌を使って穴の中に叩き込みます。原木に隙間なく駒を打ち込み終わると、残りの原木にも駒を打ち込みます。原木が何十本もあると、とても疲れる作業です。とくに腰と腕が疲れます。休み休み作業すると良いでしょう。
電動ドリルで穴あけ 穴にしいたけ菌の駒挿入 木槌で駒を打った後
今は電動ドリルを使って効率的に作業できますが、20年位前は穴あけ専用ハンマーを原木に振り下ろして穴を開けていました。そして、同じハンマーの背部を使って駒を穴に打ち込んでいました。駒を植え付け終わった原木は、雨粒が直接当たらない湿った日陰に並べて置きます。大切に管理しておくと、しいたけ菌が駒を中心に菌糸を伸ばしてきます。そして、2年後頃に美味しいしいたけを収穫できます。今年度収穫したしいたけは一昨年菌を植え付けた原木から生えたしいたけなのです。
木槌でしいたけ菌の駒を打ち込む 駒を打ち込んだ原木を並べる