東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

光市 戸仲,冠梅園周辺の史跡調査歩き(4/4)

2021年03月06日 | 歴史探訪他ウォーキング

 日向ぼっこしながら冠梅園で休憩しました。休憩を終えると、冠梅園を降りてコバルトラインに沿って歩きました。風がまだ冷たかったのですが、上り坂を登っていると体がポカポカしてきました。ゴルフ練習場を過ぎてしばらくすると、タイワンフウの林の中を歩きました。枝が落ちた幹が目のように見えます。そのため、夜にここを歩くとたくさんの目に囲まれたように感じて怖いかも知れません。タイワンフウの林を抜けた峠に、お地蔵様12が見えてきました。ここからは、誰も歩かない寂しい山道に入りました。

           冠梅園頂上から見下ろした周防灘

 その山道は、室積と岩田方面を結んだ古道だったのではないでしょうか。通りすがりの旅人の安寧を願うため、その古道の峠にお地蔵様12が安置されたのだと思います。歩いていると、段々のような地形が山道の山裾にありました。食糧難の時代には田んぼや畑が営まれたようです。

   綺麗なしだれ梅     タイワンフウの林    峠のお地蔵様12
  

  しばらく歩いていると、「自然観察道 はぎの平」と掲示された道しるべが立っていました。この板の方向に山道を分け入ると、コバルトライン一番の景色を望めるはぎの平に行けるようです。山道は少しずつ広くなって、舗装された道路に出ました。千坊台団地に着いたようです。

    矢印の方向に「はぎの平」        室積中学校を通過
 

 千坊台団地をかすめるように歩きました。光市には、お地蔵さんが何体もほぼ規則正しい間隔で安置された古道がある一方、千坊台団地のように碁盤の目のように住居が建てられた新しい道路があります。その新しい道路には、お地蔵様は安置されていません。私は、お地蔵様やお堂がある古道の方が何となく好きです。幼児の頃、祖母に連れられてお地蔵様やお堂やお寺によくお参りしたことがあるからでしょうか。

       戸仲,冠梅園周辺の史跡調査で歩いたルート

コメント
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