東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

モーター駆動式の糸紡ぎ機を修理・調整(1/3)

2021年03月04日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 私が持っている糸紡ぎ機は足踏み式です。足踏みしながら糸巻を回転させて糸を紡ぎます。ところで、モーターで糸車を回転させる糸紡ぎ機があるのですね。友達から依頼されて、モーター駆動式の糸紡ぎ機を修理・調整しています。ざっと見て、大きく破損している箇所はないようです。電動ミシンのモーターを流用しているようでした。ただ、電線が傷んでいるため交換する必要があります。面白いことに、糸車とモーターを固定している板は、まな板を使っているようにみえます。どなたかが作った糸紡ぎのようです。あちこち旅をして、修繕のために私のところにやって来たようです。

       最初、湿らせた布で糸紡ぎ機全体を拭き清掃

 最初、湿らせた布で全体を拭き清掃してから各部の点検をしました。紡いだ糸を吸い込む力を調整する木ネジは正常でした。また、モーターの回転を糸車の回転に伝える糸の張り具合を調整する木ネジも正常でした。糸の場所を変えることによって、糸車を低速回転と高速回転に切り変えることができます。現在は高速に設定してありました。続いて、問題ありのモーター周辺の点検に入りました。

 糸の吸い込み調整ネジ    張り具合調整ネジ    問題ありのモーター
  

 モーター周辺で問題が二つありました。一つ目は、モーターに電源(100V)を供給するコネクタです。コネクタに繋がる電線が傷んでいるようにみえます。二つ目は、モーターの回転をコントロールする足踏みレバーです。破線したのか、漏電しないように赤いテープが巻いてありました。以上を考えて、モーター周りの電線を全て交換することにしました。

   コネクタに繋がる傷んだ電線      漏電防止テープ(足踏みレバー) 

コメント
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