東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

古い松下製トランジスタラジオ AT-175 Junior の修理(4/4)

2019年10月25日 | 古ラジオ修理工房

 修理中のトランジスタラジオ、電子回路の修理は終わりました。ここで、修理を終わっても良いのですが、ついでにこのラジオの汚れを落として綺麗にしました。ラジオを三枚開きにして、内部の電子回路を筐体から取り外します。そして、外側の筐体を綺麗に洗浄することにしました。このトランジスタラジオは販売されてから50年以上は経っていると思われます。その積年の汚れを落とすことにしました。

   汚れを落として綺麗にしたトランジスタラジオ、最後の動作確認


 内部の電子基板を取り外した二枚の筐体は、石鹸を付けた歯ブラシでごしごし擦りました。研磨剤入りの歯磨き粉は筐体傷めるため使いません。なかなか汚れは落ちませんが、擦り過ぎると疵をつけるためほどほどの所で止めます。表も裏も綺麗にしました。裏側のカバーに付いていた網は外します。そして、同じようにはブラシを使って綺麗にします。その後、水に浸けるなどして石鹸分を洗い流し、日陰で天日乾燥しました。

歯ブラシでごしごし擦る  バケツに浸して汚れ落とし   日陰で天日乾燥
  

 筐体の洗浄が終わると、電子回路部に付いた端子類の洗浄をしました。音量つまみ,選局摘まみ,イヤホン端子,スピーカー端子,アンテナ端子,AM/SW切り替えスイッチなどです。端子類は一番よく使うため、アルコールで綺麗に汚れを落としました。

   音量端子をアルコール綿で洗浄    AM/SW切り替えスイッチも洗浄
 

 すべての汚れを落とすと、筐体と電子回路を元のように組み立てました。最後にアンテナ端子を半田付けします。そして、単三電池4個を入れました。この時、秋葉原で購入した電池Box(単三電池4個用)を使いました。電池を入れると、野外に出てラジオ放送の受信状況を確認しました。すると、どの放送局もよく入りました。夜は外国放送がうるさいほど入りました。郷土館で修理を依頼されたトランジスタラジオなので、郷土館に来館していただきお渡ししようと思います。無事に修理できてホットしました。

     電池Boxに単三電池4個を入れて、ラジオの受信状況を確認

コメント (13)
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