東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田布施コットンクラブの活動、織物の歴史と玉巻きほか

2019年10月19日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 今回の田布施コットンクラブは、場所を変えて郷土館で活動しました。最初、かつて田布施で行われていた綿作り,綿繰り,紡ぎ,そして織りの歴史について少しお話をしました。そして、明治頃の綿作り~反物作りまでの工程や使われた古い道具の実物を見ていただきました。また、当時田布施で織られた反物のサンプルを見ていただきました。当時、縞だけでなく紬なども織られていたことが分かります。織った反物を染めた田布施の紺屋についてもお話をしました。単に糸を紡いだり織ったりするだけでなく、その歴史や伝統も知っていただけたのではないかと思います。

          玉巻き器を使って、インド産の手紡ぎ糸を玉に


 続いてインド産の手紡ぎ糸を、いつものように玉巻き器を使って巻き取りました。また、今月収穫した和綿や茶色綿の綿繰り作業などもしました。今回三人の方が遠方から見学に来られました。もしよければ仲間に加わって、綿栽培~布作りの活動を楽しんでいただければと思います。また、本人の希望によってはワークショップや放課後学習指導などの活動も楽しんでいただければと思っています。

 右側の手紡ぎ糸を、左のように玉巻き   素手による綿繰り(綿の種を取る)
 

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