東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田布施町 放課後学習 成器塾 羊の毛を洗浄,フェルト細工ほか(前半)

2019年10月11日 | 子供の育成関連

 前回の放課後学習成器塾は後半、田布施農工高校に行って羊や牛などの動物を見学しました。その時、この春に毛刈りした羊の毛をいただきました。今回の成器塾では、そのいただいた羊の毛のゴミを取り、良い毛だけを選別して、最後に専用洗剤で洗浄しました。そして、洗浄した羊の毛をカーディングしてフェルト細工に使いました。

   田布施農工高校でいただいた羊の毛、ゴミを取り良い毛だけを選別


 ところで、羊の毛を洗う洗浄液の作り方に悩みました。一番簡単なのは、通常の洗濯に使う液体洗浄剤を使うことです。混ぜるだけですぐに洗浄液として使えます。しかし、その液体洗浄剤にはいろいろな化学物質が入っています。例えば、芳香剤,殺菌剤,柔軟剤などです。子供が使うことを考えて、今回は自然に優しいと言われる無添加固形石鹸を使いました。ただし、固形のためとても面倒です。お湯に溶かす前に粉にしなければなりません。今回は包丁で削って粉にしました。また、粉を残さないように溶かさなければなりません。面倒ですが、これらを子供に体験学習してもらいました。

 固形石鹸を削って粉に  石鹸を袋に入れて溶かす   羊の毛を押し洗い
  

 粉にした固形石鹸をいったん袋に入れます。そして、熱めのお湯に浸けて石鹸を溶かします。これでやっと、羊の毛を洗える洗浄液が出来上がります。羊の毛は、ごしごし洗ってはいけません。基本的に押し洗いです。以前、早く洗おうとして洗濯機を使いえらい目にあったことがあります。何度か洗った後、天日乾燥させます。その乾燥させた羊の毛を、カーダーでカーディングするとふわふわの毛になります。その毛を紡いだのが毛糸です。また、ごしごし擦ってできるのがフェルトです。今回は、あらかじめ洗浄して天日乾燥させたた羊の毛を使いました。そして、カラフルなフェルト細工の学習をしました。

       洗浄後天日乾燥した羊の毛をカーディングしてふわふわに

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