東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

和綿、収獲最盛期を迎える

2018年09月19日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 9月も中旬になり、茶綿や和綿の収獲にせいを出しています。今回、みなさんと5月初めに種をまいた和綿を収穫しました。和綿は、雨が多い日本の風土に合っています。1番の特徴は綿が下を向いているため、とにかく雨に強いのです。2,3日の長雨でもしっかりと綿ががくによって守られています。世話いらずの綿です。この田布施でも大正年間頃までは栽培されていたようです。記録によると、江戸時代に今の平生町周辺でで多く栽培されていたようです。

         枝にぶら下がる和綿、これを手でもいで収穫


 一方で洋綿は栽培は難しいのですが、和綿より多く収穫できます。また、繊維がとても長いので紡ぎやすいのです。今、和綿と洋綿の両方を栽培しています。栽培しやすさか、紡ぎやすさか、どちらを選んでよいか迷います。みなさんと相談しながら、和綿にするか洋綿にするか、または両者共に栽培するか決めようと思います。また、田布施農工高校からいただいた羊の毛を洗浄した羊毛もありますし、さらにリネンの繊維もあるので、何を優先的に紡ぐか悩ましいところです。

 はじけた和綿の実     和綿のコットンボール     乾燥中の和綿
  

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