東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

義理母一回忌、そして義理父七回忌の法要

2014年11月13日 | 家族関連

 山口県に帰る前の26日、義母一回忌と義父七回忌の法要でした。家内と結婚してから約30年です。いろいろあったため、私が義母と義父の家に行くのはつらいものがありました。気楽に行けず、行ったとしても毎回針のむしろに座っているようでした。義母と最後に会話したのは、辻堂の病院に入院している義母のお見舞いの時でした。

       お墓に手向ける花を購入              家内とお墓に花を手向ける
 

 法要に先だって、私と家内がお墓にお花を手向けてお寺に行きました。そして、後から来る親族を待ちました。結婚した30年位前、私よりはるかな年長者が法要などを仕切っていました。ところで、私はいつの間にかこれら親族一番の年長になってしまいました。当時、あやされていた赤ん坊達はみんな自立した大人になりました。今回参加した親族を見ていると、世代交代の早さに不思議な気持ちが湧きあがりました。

                   今回出席した男性親族、皆私より年下


 30年位前、何十人も親族が集まっていました。ひい婆さんまでさかのぼる親族まで参加していたのです。昔は遠い親族まで声をかけて集まるのが普通だったようです。そのため、私の知らない親族ばかりでした。隔世の感があります。今の時代、普段親しい従兄弟程度の範囲でしか付き合いがなくなりました。少子高齢化の影響もあって、今後はさらに付き合いも狭くなっていくのでしょうか。

                 今回出席した女性親族、皆私より年下


 法要が無事終わると、親族みんなであらためてお墓をお参りしました。私が幼児の頃、お婆さんに誘われてお墓を一つ一つ回ったことがあります。行きたくなかったのですが、お菓子を買ってあげるとの甘い言葉に誘われて仕方なく行ったものでした。それが今度は、子供達を誘う立場になってしまいました。今回集まった親族は、まだ孫はいません。いずれ、今回の親族に将来生まれるだろう孫が加わると思います。こうして、世代が一つ一つ交代していくことをひしひしと感じました。

          お寺の法要会場                あらためてお墓詣り
 

 今回の法要に外国籍の人が一人加わりました。シンガポールに住む娘の夫E君です。日本語がそれほど堪能ではありませんが、違和感なく溶け込んでいました。娘がしっかりと教えたのでしょう。銀行のIT部門で働いているE君、日本の古いしきたりにさぞかし戸惑ったことでしょう。今、海外の人が親族に加わるのは珍しくありません。時代の変わり目なのでしょう。

    お墓を水をかけている家内の末妹        E君と家内の妹の娘Mちゃん
 

 今回来た親族の中で若いMちゃんやH君、13年前は可愛い女の子と男の子でしたがずいぶんと大きくなりました。Mチャンは今、来春の国家資格取得に向けて猛勉強中です。家内の妹であるお母さんは看護師です。お母さんを見習って立派なリハビリの専門家になって欲しいと思います。20年位後には、私もMちゃんのお世話になるかも知れません。

           参加した親族、今回から私が一番の年長者とは、やれやれ!


 法要が済みお墓参りを済ませると、全員で近くの練馬駅に行き電車に乗りました。そして隣りの駅で降り、みんなで昼食をとりました。そう言えば、30年位前は食事を取るにも大勢だったため、まるでお祭りのようでした。私もまだ若く、知らない方ばかりだったので、食事を楽しめませんでした。しかし、今回集まった親族は、みんな知っている人ばかりです。しかも、話しかけやすい距離に座り、わきあいあいに語り合いました。これくらいの人数が一番落ち付くことができるように思いました。

              わきあいあいに語り合い、食事を楽しむ親族

コメント
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